Power & The Glory~You'll Never Walk Alone.

セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第3節】vs東京ヴェルディ~1人多くなったら苦しかった初勝利!

セレッソ大阪 vs 東京ヴェルディ

3月9日(土)16:00 K.O.   at ヨドコウ桜スタジアム

 

①スタメン

シーズン開始早々、ケガとコンディション不良で

揃わない前線。レオ・セアラはベンチには戻ってます。

 

       上門

  為田       クルークス

    奥埜   香川

       田中

 登里 舩木   西尾  毎熊

     ジンヒョン

 

前節、ケガのL・フェルナンデスに加えて、

カピシャーバもコンディション不良。

前節も投入された為田と昨シーズン苦しんだ

クルークスが代わりを努めます。

 

②試合経過

試合開始早々は東京Vさんのハイプレスに苦しみます。

なかなかの運動量でプレスを掛けてきます。

攻撃もロングボール入れると、そのセカンドボールを

徹底的に回収することで、セレッソが後手を踏む結果に。

前節、赤鹿さんのプレスを回避したセレッソの中盤相手に

運動量で上回って押え込んだヴェルディの出足が素晴らしい。

ただ、あの運動量は90分続けることが出来ない戦術なので、

焦らずに時計を進めることがここは大事です。

 

19分 香川のサイドチェンジに毎熊がボールを持ち上がり

   クルークス経由で再び受けた毎熊のクロスに

   上門のシュートも枠外。

 

クルークスと毎熊の関係は昨シーズンと同じなので、

急な出場とは言え、ある意味、安定。

 

20分 今度は偽SBの登里からスペースに為田が走り、

   クロスに奥埜がシュートするも枠外。

 

相手の疲れが見え始める20分前後から、

上手く両サイドを使った攻撃は出始めます。

カピ&フェルナンデスがいなくなったことで、

シンプルなサイド攻撃でリズムを作ります。

昨シーズン終盤に行き詰った攻撃パターンですが、

東京Vさんには初めてなので、ちょうど良い感じ。

 

40分 ロングボールに奥埜がめちゃくちゃ上手い

   体の使い方からのバックヘッドでクルークスに

   ボールを繋ぐとクルークスがそのままエリア内に

   持ち上がり躍動します。相手DFを翻弄して

   振り切った後の優しいクロスに香川がヘッドで

 

ゴーーーーーール!!!!!!

 

昨シーズンの攻撃パターンでの先制です。

でも、昨シーズンとの大きな違いは駿汰が入ったことで、

香川&奥埜がエリア内に侵入出来るようになったところ。

ここ昨シーズンに足りていなかったとこでした。

 

前半はこのまま0-1で折り返します。

 

後半、始まってからはセレッソが少しボールを持って

追加点を奪いに行きます。1点で勝てるチームではないので。

ところが攻勢を強めたところに落とし穴が。

 

52分 ロングボールに2枚抜け出されて、1回目はジンヒョンが

   前に出て決死のブロックもそのこぼれ球を押し込まれて

   ゴーーー?オフサイド?最後は、VARの結果ゴールです。

 

VARを見ると最終ラインの凸凹がよくわかりますね。

この辺が2人にとって成長せねばならぬ点です。

ライン統率力はCBの最大の仕事ですので。

 

さて追いつかれたセレッソですが、

その後に試合を左右する出来事が。

ジンヒョンのパントキックに稲見がブロックしてしまい、

2枚目の黄紙でなんと退場に。黄紙は厳しい気もしましたが、

1枚もらっている人がやるプレーではないですね。

 

これで守備を固めに入る東京Vさんと

どうやってこじ開けるのかのセレッソ

明確な構図になります。

 

ただこうなると案外、難しいのはセレッソになることが

よくある話であり、攻めあぐねいていると、

むしろ東京Vさんの方に得点のチャンスが多かったです。

ところが、

 

89分 CKから舩木のヘッドはGKのファインセーブ遭うものの

   そのこぼれ球を開いてDFを激しく肩をぶつけてボールを

   奪ったレオ・セアラが中央に向いたところで、

   相手DFに倒されてPK獲得。

   このPKをレオ・セアラが確実に決めて

 

ゴーーーーーール!!!!!!

 

1人多いセレッソが苦しんでいたなかでの勝ち越しです。

相手DFはすぐに足を緩めて、実際には倒れるほどでは

ありませんでしたが、エリア内で足に掛かっている限り、

そりゃレオ・セアラは倒れますわな。

そして足が掛かっている限り、PKと言われても仕方ないです。

 

この後は、休み明けの鳥海も投入して守り切ります。

気になったのはそのすぐ後のプレーで、

右サイドをボールを持って東京Vさんの選手が来た時に

セレッソ側は相手選手を3人で囲んでいる状況にも関わらず、

柴山が相手選手を押して倒してFKを与えるシーン。

3:1の状況。

相手はライン際に逃げるドリブルで

危険でも何でもないシーン。

かつ、相手は一人少ない状況なので、

同点にするにはセットプレー頼みの状況。

そこで意味なくファールする柴山。

小菊監督、これは怒るべきです。

勝ったから良かったものの、

あのセットプレーで同点にされたら、

とんでもなく酷いプレーです。

というのも柴山を見ていると、選択にいくつか

自己中な選択があって気にはなっていたので。

このプレーで思わず「有り得ない!」と思いました。

 

その後の攻撃も押えて、今シーズンの初勝利になりました。

 

③雑感

兎にも角にも今シーズンの初勝利良かったです。

やはり勝つまでは不安なのがシーズンの開幕なので。

ただ実際にはケガ人(コンディション不良)続出で

スタメンを組めない状況下なので、苦しい試合となりましたが、

最後は地力の差で勝てたところでしょうか。

 

前線は役者が揃わないとやはりファイナルサードでの

迫力が余りなく、特に相手が10人になってからの方が、

苦しくなるという、産みの苦しみを味わいました。

サイド攻撃しか手段を持たないセレッソにとって、

サイドを睨まれたブロックを作られると手段がないですね。

そのためのブエノの獲得だと思いますが、

今日はまだまだ片鱗を見せることは出来なかった感じです。

またサイド一辺倒にならぬように、ブエノには

中央で違いを作ってもらいたいです。

 

得点は皮肉にも放出候補となりながらも残留した

クルークスの個人技からのクロスになりました。

クロスも良かったですが、クロスの時に4人中が

揃っていた攻撃は非常に良かったと思いました。

クルークスも中に人が揃うと昨シーズンとは違った結果を

残せるかもしれないですね。昨シーズンはクルークスのクロスに

中はレオ・セアラ1枚。何度も見たシーンです。

彼も中盤の薄さに苦しんだ1人かもしれません。

 

ケガ人が次節はどれだけ戻って来るかわかりませんが、

レオと鳥海のセンターラインは復帰してもらいたいところです。

レオは今日は普通にプレーしていたので行けそうかな?

 

さて、今晩は世界最高のゲーム。

クロップラストシーズンの極上の頂上決戦。

いや、明日は有休取って、万全の態勢で挑みます!

楽しみー。