Power & The Glory~You'll Never Walk Alone.

セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第8節】vsFC東京~対ポゼッションには無類な強さ。

セレッソ大阪 vs FC東京

4月15日(土)16:00 K.O.  at 味の素スタジアム

 

①スタメン

毎熊はケガから復帰したものの、今度は前節負傷の為田が欠場。

引き続きカピシャーバをSH起用です。中盤には原川が復帰。

最近、徳真が良くなかったので、原川の復活が期待されます。

徳真は昨シーズンの終盤で能力はわかっているので、

少し休めばまた戻ってくるでしょう。

 

        レオ・セアラ

カピシャーバ            毎熊

       香川    奥埜

          原川

山中               陸

      鳥海    ヨニッチ

        ジンヒョン

②試合結果

  セレッソ大阪 2 ー 1 FC東京

    59分 奥埜 (セレッソ大阪

    68分 渡邊 (FC東京)

    84分 奥埜 (セレッソ大阪

 

③試合経過

開始早々、東京の強襲はしっかりと耐えて、

徐々に反撃へと移ろうとした矢先にハプニング。

カピシャーバがモモ裏を押えて座り込みます。

そのままクルークスと交代になります。

 

この交代が実に最悪でした。

クルークスと山中の組み合わせは本当に最悪。

マチュアレベルのパスミス連発の連携の悪さに

青色吐息の左サイドとなってしまいました。

 

ただ、その完全に死んでいる左サイドを横目に

中央の3枚は思いっ切り躍動します。

原川が復活してくれていて良かったー。

ポゼッションしたい東京さん相手にハイプレスが

思うように嵌り出します。

 

23分 これもハイプレスから最後は左サイドで原川が

   ボールを奪い、DF2枚を交わす香川へスルーパス

   香川も更にDF2枚の間を通すパスに抜け出た

   レオ・セアラ!もDFのブロック。

 

24分 山中のミドルがありましたが、後半にもあったかな?

   この時は左でクルークスがフリーにも関わらず、

   可能性のないミドル。これは小菊監督修正願います。

   試合展開上、無理にでもシュートが欲しい場面はあります。

   しかし、この場面はむしろリズムが非常に良い展開。

   完全にセレッソペースの時間帯で打つシュートではありません。

 

42分 ジンヒョンのロングフィード一発で

   こぼれ球を香川が拾って、レオ・セアラへ

   レオ・セアラは距離があるもののミドルシュートは枠外。

   その前の松木のミドルに刺激を受けたミドルでしたね。

 

前半はスコアレスドローで終了。

ピンチは不用意なボールロストからのカウンターと

松木のミドルに抑え込むことが出来ていて、

代わりに何度か中央のハイプレスからボールを奪う流れ。

香川、奥埜、原川の関係が非常に良い前半でした。

 

46分 ジンヒョンのロングボールのクリアボールを

   原川がしっかりとプレスで奪い、

   毎熊経由で陸が逆側の香川にパス。

   香川が絶妙なタイミングでクルークスに出すと

   狙いすましたシュートはバーに嫌われます。

   いやいやGKが微かに触っていますね。ファインセーブです。

 

56分 中央のFKを奥埜が始めると、原川が運びながら山中へ。

   その山中のクロスから森重のクリアを香川が狙うも

   再び、森重がブロック。

   

57分 その流れからのCKで毎熊がフリーで狙うも

   枠を捉えられず。ただ流れは来ている。後はゴール。

 

58分 左サイドでレオ・セアラがファールをもらうと、

   そのFKは山中。56分と同じように雨のピッチを

   利用したワザと手前でバウンドする早いボールを送ると

   奥埜が上手く触って

 

ゴーーーーーール!!!!!!

 

上手く56分の伏線回収です。しかも良い時間の流れでの得点。

非常に価値ある先制点です。のはずが、

 

67分に渡邊にとんでもないゴラッソなゴールを決められます。

こちらは4枚揃って、相手は一人だったので、

まさかあれを決められるとは驚きです。

ただ流れは悪くないので、絶対に勝ち越しましょう。

 

75分には途中交代で入ったクルークスに代えて上門。

さすがにクルークスと山中の相性悪すぎました(苦笑)

ただ、これが決勝点のキーポイントになるとは。

 

83分 中央で受けた香川が左サイドの山中へパス。

   その瞬間に左サイドの裏を取った上門へ。

   完全にフリーで抜け出た上門のグラウンダークロスを

   奥埜が浮かさないように確実にミートして

 

ゴーーーーーール!!!!!!

 

この後は3枚の交代を使い切っていたこともあり、

どうするのかヒヤヒヤしていましたが、意思疎通が明確でした。

今日はイライラするような時間稼ぎの嵐。

そうそう、こういう時間で変に追加点狙いに行って、

何度も何度も何度も繰り返し痛い目に遭ってきましたが、

今日はメンバー交代なしでも、追加点はいらないんだ、

1点を守るんだの意思疎通で最後まで守り切りました。

後は時間を使い切っての勝利です。

 

④雑感

東京さんがポゼッションにこだわっているようで、

こういった相手には無類の強さを誇るセレッソです。

全盛期の横浜さんや川崎さんとやっても五分以上の成績です。

昔の守りを固めて、Dオリベイラ1本の方が怖かったです。

その時は逆に東京さんには全く歯が立たなかったので。

ありがとうアルベル監督と言ったところでしょう。

 

セレッソは左サイドが終始チグハグだったことや

オリベイラ松木と言った個人で勝負を決めることが

出来る選手がいることを考えると、もちろん、完勝出来る

相手ではありませんが、全体を見るとセレッソペースでした。

中でも香川、奥埜、原川の中盤がこのセレッソペースの立役者です。

香川のキープ力の素晴らしいパス出し。

奥埜は相変わらず、攻守に渡り素晴らしいバランスを取れば、

今日は復活の原川がポイントで確実にボールを刈り取る動き。

そして頻繁なポジションチェンジは相手を混乱に陥れました。

最後の得点シーンは、

4-4-2みたいなライン取りで、

ダブルボランチの位置に香川と原川が。

そして2TOPの位置に奥埜が入っていました。

この3人が状況に応じて常に良いポジションを取る関係性は

本当に形が出来て来たなと思います。

それにしても奥埜は誰と組んでも良さを引き出しますね。

蛍を出した時、セレッソの中盤はどうなるかと思いましたが、

奥埜がいることで、本当にセレッソの中盤が安定します。

そしてFWとしての能力もあるので、得点も取れる。

そして常にチームで一番の走行距離で13kmは必ず走る。

これだけ良い選手がセレッソにいる幸せですね。

香川が輝き始めたバックに奥埜ありです。

 

札幌さんとやった時は驚異のマンツーマンで良さを

殺されてしまいましたが、あんな戦術はミシャくらいしか

やって来ないでしょうから、これからもこの変幻自在の

中盤には期待していきたいです。

 

後は為田のケガが軽傷であることを祈ります。

いやいや、ほんま今日の左サイドは酷かった。

相性の悪い相手だと、負け試合になっていたくらいです。

その中での光明は上門のLSHですね。

明らかに左サイドが元に戻りましたので。

少なくともクルークスはLSHでは使えません。

為田、カピシャーバの不在が続くようなら、

手段の1つとして試していきたいなと思いました。