Power & The Glory~You'll Never Walk Alone.

セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第27節】vs鹿島アントラーズ~繰り返される赤い壁。

セレッソ大阪 vs 鹿島アントラーズ

9月16日(土)18:00 K.O.  at 県立カシマサッカースタジアム

 

①スタメン

固定メンバーで行きます。代表帰りの毎熊も先発で出場。

 

②結果

 セレッソ大阪 0 - 1 鹿島アントラーズ

  13分 鈴木(鹿島)

 

③試合の流れ

いつも上り調子で「優勝」も見えた時に繰り返される赤い壁。

苦手の名古屋さん撃破で、今度こそはと挑んでみたものの

またもや完璧に跳ね返されてしまいました。

この壁を越えぬ限りはタイトルは掴めませんね。。。。。

 

さて、立ち上がりの集中力欠如は一向に改善されません。

「た」を入力した瞬間に予測候補で、

「立ち上がりの集中力」が出る私のPC。

どんだけ続いとんねん!という感じです。

相手のハイプレスに対して、攻め手を悩んでいたのはわかります。

もうそんな時はロングボールでまずは安全に行きましょう。

しかし、今日は喜田は鈴木に対して散々でしたね。

何度もフィジカルで上回られて、ピンチになっていました。

フィジカルで勝てない選手に真っ向勝負するのではなく、

上手く勢いを殺す等の技を身に付けないとですね。

 

集中力の欠如で先制を奪われると、苦しむセレッソですが、

更に苦しめられる事件が。

24分 長い長いVARを経てピィトゥカが退場に。

1人少なくなって有利???

いやいや、セレッソはリトリートタイプに滅法弱くて、

それまでのハイプレスの方が、すり抜ければチャンスがあるので、

むしろ、苦しい気がします。

そして、赤鹿さんは退場者を出してからの意志統一は見事。

動じずに1点を守り切る体制を構築します。

そして、1点を守ると決めた時の赤鹿さんはさすが。

時間の使い方の上手さ、赤紙後にやや判定が不安定になっていた

主審に対する、プレッシャーによる相手へのカード誘発。

言葉が悪いかもしれませんが、

「上手く試合を壊して時計を進める」

これもフォットボールの世界。

やっぱり、セレッソにとっては高い壁だと実感させられます。

 

セレッソに話を戻すと、守備のブロックを作る相手には

なかなか崩す術を持っていません。

クルークスがコンディションが良くなくて、カピの個頼み。

前半はチャンスらしきチャンスもなく終了。

 

後半に入り、調子が上がらないクルークスに代えて北野。

そして、後で触れるがめっちゃ納得いかない上門に代えて

渡邊りょうが入ります。

 

ここから、毎熊の突破力を生かして右サイドを活性化します。

毎熊、代表に行って何か覚醒したのか????

ドリブルでガンガン突破して、フィニッシュまで行きます。

まあ、シュートは入らないにしても、あれだけ守りを

固められた相手に対して、毎熊の突破は有効的でした。

もちろん、相手が1枚少なくなっていたので、

RSBも攻撃に参加することもわかりますが、

何か一皮むけたような毎熊でした。

とは言え、毎熊の突破が脅威になるや否や、

赤鹿さんはそこにカウンター発動用にカイキを置いて、

毎熊をけん制する辺りは本当にやらしい。

上手く勢いを削がれた感じです。

 

これで毎熊の覚醒を止めると、後はカピシャーバだけを

抑えれば、何とかなる状況を作られます。

こうなって勢いを削いでしまえば、

 

最後はヨニッチを入れてパワープレーをやりたいとなれば、

むしろカウンター発動でヨニッチが守備に走り回る状況。

本当に試合巧者ぶりを存分に発揮されて、

なす術なく赤い壁に跳ね返されてしまいました。

 

セレッソにとって、この壁を越えない限り先はない。

改めて実感するゲームになりました。

 

④雑感

やっぱり最後の高い壁は越えられませんでした。

引いた相手に多くの手段を持たないセレッソにとって、

10人になってむしろ試合巧者ぶりが高まった赤鹿さんは

100回やっても勝てないなと思うような試合でした。

 

セレッソで言うと、やっぱり選手層が薄いんですよね。

試合の流れを変えれる選手がベンチにいない。

「小菊監督がー」的なコメントがヤフコメ辺りによく見掛けますが、

ベンチを見た時に流れを変える一手があるなら教えて欲しい。

渡邊りょうは独特の間合いは面白いけども、

やっぱり、最後の精度が悪くてJ1の壁にぶつかっていますね。

もちろん、シーズン途中の難しい移籍なので、

本当の勝負は来シーズンだと思いますが、

少なくとも今シーズンは有効な1手にはなりません。

北野はリードしている場面でのカウンターでは威力を発揮しますが、

引いた相手を崩すには何も出来ないです。

何かを見た記憶がありません。

唯一の希望は毎熊の覚醒で右の一手が増えたことくらいかな。

 

引いた相手に崩すときに、上門の役割は何?

これはベンチの指示か上門が展開を読む力がないのか、

非常に疑問が残ります。

『上門、一度でも引いてボランチのボールを受けたことある?』

TOPでレオ・セアラとずーーーーっと張ってるんですが、

ボールを持たれる相手や攻守の切り替えの速いゲームだと

レオ・セアラと同時に裏を狙う動きは確かに非常に有効です。

相手がレオ・セアラに気を取られると、一気にチャンスを迎えます。

でも、引いた相手にレオ・セアラと並んでTOPに

張ったところで、何が出来るのでしょうか?

しかも赤鹿さんのCBは伝統的に強靭です。

レオ・セアラとのバトルも上等な強さがあるので、

レオ・セアラの近くで張ったところで、

それほどチャンスボールも転がって来ません。

それでも頑なにTOPに張っている意味は?

陸次樹が重宝されていた理由がよくわかりました。

恐らくシュートやエリア内の動きは上門の方が良いです。

しかし、陸次樹は組み立ての場面で引いて、

ボランチからの縦のボールを受けて返す動きを挟んでくれます。

この1つの動きでサイドスペースを作りやすくなります。

しかし、先述の通り、上門がボランチの縦のボールを

受けるシーンって記憶ありますか?

この動きがないので、香川が相手の守備陣に睨まれた状態になり、

さすがに何ともなりません。

故に、後はカピと毎熊の個の力に賭けるしかない状況に

追い込まれてしまっています。

(本当は毎熊ではなくクルークスだと思いますが、

 今日はクルークス自体が良くなかったので)

 

そしてこの試合で10本もあったCKですね。

やはり、どれだけ強いチームでも引いた守りを崩すのは

容易ではありません。

そんな時に勝ち切るチームはこういったCKで

難しい戦局を変えてしまいます。

前にも書いた通り、セレッソにとってCKはピンチであって、

チャンスにならない。非常に苦手としています。

ユンさんの時はこのCKからの得点で厳しい局面を

何度も打破して見せました。

ソウザからの健勇は完全なる得点パターンとなっていました。

やはり、優勝を狙うには今日のような難しいゲームを

セットプレー一発でモノにする強さが必要です。

ここはベンチワークの仕事もあるので、

是非とも改善願いたいものです。。。。。