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セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【セレッソ大阪】育成型?!どこの部分???

復活ついでにセレッソ大阪も更新しておきます。

結構、間が空いたので何から書こうか迷いましたが、

やはり、私の感じる『違和感』にフォーカスしてみました。

 

シーズンオフには新戦力が多く加入しました。

期待の大型MFヴィトール・ブエノ、

札幌からはルーカス・フェルナンデス、田中駿

川崎からは登里享平、浦和からは平野祐一

と計算の立ちそうな選手達が入る一方で、

徳真と松田陸は揃ってガンバ大阪へ。

昔はセレッソで活躍した途端に強奪されるイメージでしたが、

セレッソで居場所を失った選手がガンバへ行くのは

「時代」だなと感じます。

そして、

藤尾は町田へ完全移籍。中島は仙台へレンタル移籍。。。

他にも若手はどんどん育成型レンタル。

他にも気になるIN/OUTはあるのですが、

ここがとても気になっています。

ティーナを解任した時にセレッソが掲げた

スローガンは『育成型』。

どこが?

前を助っ人で固めて、

中央をベテラン、奥埜、香川、清武で固めて。

喜田のポジションには田中竣汰、平野祐一を補強。

かろうじて山田が帰って来て、

北野と二人で育成候補ではありますが、

前線の助っ人陣を見ると、簡単ではないですね。

もちろん競争あっての成長ではありますが、

昨シーズン、もうフィットが見込めない

クルークスが出続けていた小菊監督の元だと、

期待出来ると思う方が不思議です。

正直、終盤の試合は何も手にするものが無かった時点で、

若手にもっと機会を与えても良いかと思っていましたが、

いつもと変わらぬスタメンにクラブとして

「育成型」を掲げているのにどうかな?と思っていました。

 

小菊監督もスタートからだと3年目。

もう言い訳が効かない年数に入っています。

とは言え、少し同情する点もあるなと思っています。

戦術はそれなりに高いものがあると思っています。

だけど、戦術だけでは嵌る時は良いが、

嵌らないと勝てなくなるのも特徴でもあり、

他にその代表格では城城監督とかが思い浮かびます。

私はラファ・ベニテスと言う、もっと典型的な戦術監督が

真っ先に浮かぶのですが(苦笑)

そして何故か夏くらいまではフルにメンバーも変えて

フォメも変えて、脳みそフル回転に工夫しているのに、

何故か夏を過ぎて優勝争いから脱落すると、

急に無策になる謎もあります。ここはマジで謎です。

モチベーションを失うと、燃えない性格なのか???

最近、クロップの「燃料が切れた」コメントを聞いたので、

プッツリと緊張の糸が切れると、監督業と言うのは

もう一度、火を付けるのは大変なのかもしれないですね。

少し話が逸れましたが、言いたかったのは、

毎年、コンセプトが違う選手を集めて、

ゼロから何とかしろ的な補強に見えて仕方ない。

それを監督(現場)に押し付けた所で、

結果は見えているような気がしています。

 

J2オールスターズで90分プレスを掛けまくる1年目。

助っ人3人衆+香川達ベテランに頼る2年目。

もう全く違うチームやん。

そして今年は助っ人が足りないなら、

もっと加えてやれ的な補強で、

もう前線は外国籍の助っ人軍団で攻めたら、

何とかなるやろ?と言うようなチーム編成。

ここにチーム戦術を落とし込むのって、

素人目に見ても大変そう。。。。。

どうしても、すぐに現場(監督)の責任にされる傾向にあるが、

これで指揮を取らされる監督の方が可哀想です。

ほら、イングランドでも赤い悪魔やロンドンの青いクラブが

それなりに名将を集めても、クラブの方針に右往左往されると、

やっぱり成績は下降線を辿ってしまう訳でして、

やはり、監督だけでは決まらないのです。

監督は現場の長なので目立ってはしまうだけです。

レッズはやはり、クラブ、監督、スタッフ、選手、サポーター、

すべてが同じ方向を向いたことで、最高の9年間を

過ごすことが出来た訳であり、やはり、一つでも欠けると、

クラブと言うのはなかなか成功しないものです。

私はそれで言うと、セレッソは「フロント」が

この中では一番幼稚だと思う訳です。

それはユンさん、ロティーナの解任劇を見ても明らかであり、

一貫性やスローガンと全く異なる補強を繰り返すことで、

現場は混乱状態。それを一手に受ける小菊監督と言った

構図が見えるので、どうもスッキリしません。

特に、レオ・セアラ、カピシャーバ、クルークス、

ブエノ、L・フェルナンデスの構成は

小菊監督に全く合わない構成だと思っており、

1年目に見た構成が最も力を発揮できる構成だと思っています。

要するに監督の持つ個性と正反対の補強を続けるフロント。

しかも、聞こえの良い「育成型」という、

どちらか言うと小菊監督に合っているような言葉を使いながら、

正反対の人事異動も非常に不快感を感じています。

結局、ユンさんもロティーナも小菊監督も

幼稚なフロントの犠牲者なんですよね。

 

とは言え、前半は小菊監督の脳みそフル回転で

最適解を探す仕事が昨シーズンも面白かったので、

楽しませてもらいますが、その先は見えている気はします。

やはり、毎シーズンにゼロから作り上げるチームは

1年間トータルでみると、必ず足りないところが出て来ます。

早くセレッソのフロントにも有能な人材が生まれることを

夢見ながら、今シーズンも応援していきます。