Power & The Glory~You'll Never Walk Alone.

セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第26節】vs浦和レッズ~”意志統一”された逃げ切り。

セレッソ大阪 vs 浦和レッズ

 

今日はミッドウィーク開催なので短縮ver.で。

 

この試合のハイライトは後半ですね。

もう素晴らしいの一言です。正直、『圧巻』です。

これだけ短期間に修正できるものなのかと。

これならば札幌さんと広島さんに払った高い授業代の

元は取れるのではないでしょうか?

 

先制は素早いセットプレーから為田のクロスに

陸次樹が合わせて先制点です。

相変わらず難しいボールの方がゴールが決まる選手です。

そして課題となっている先制後の勝ち方。

今日は選手交代ではなく意志統一で見事に変えてみせました。

 

キヨのコメントで

「状況を見て押し上げるなら全体で押し上げる。行かないなら、

 裏に蹴って割り切ってブロックを作るこを意識した」

とありますが、このコメント通り、

裏に蹴って割り切るプレーは本当に徹底されていました。

ゴールに向かうプレーはカウンターを受けやすいが、

割り切って裏に蹴るボールでカウンターは受けませんからね。

そして、相手ボールのスローインのリスタートへプレスを

欠けるところから守備がスタート。

交わされても両ボランチサイドバックが万全の態勢で

ブロックを築いているので、スピードを落とします。

そしてスピードが落ちたと思った瞬間に、

ハイプレスを掛けていた前衛が戻ってきて後ろから

サンドイッチしてボールを奪う。

リプレイを見ているかのように何度も何度も繰り返し

時計の針を進めていきました。

特に後ろから戻ってきた選手が何度ボールを奪ったかな?

なかなか1試合で何度も繰り返されるボール奪取ではないです。

 

そして60分過ぎのマイボールのCKでも徹底されていました。

前半にリスタートで痛い目に遭っている浦和さんは

すぐにポジションに付いて待ち構えています。

しかし、セレッソの選手は誰もピッチの中にいません。

みんな、お外で飲水中。

もうアディショナルタイム並みの時間稼ぎです。

 

まだまだあります。

80分過ぎのパトリッキが抜け出してカウンターのシーン。

いつもなら一気に押し上げて追加点を奪ってきた、

セレッソの必勝パターンでもあります。

しかし、パトリッキ以外は誰も上がらない。

パトリッキは3人のDFを押し下げるだけで終了。

時間稼ぎと相手の攻撃のリズムだけを潰します。

そんな必勝パターンを殺してまで徹底して組織的に守りました。

山中も無理な攻撃参加は避けて、まずはDFからを

しっかりと守っていました。

 

これだけ意思統一を徹底したことで、危ないシーンは記憶にありません。

完全に試合をマネージメントして、ウノゼロ以上に強さを発揮しました。

本当に強かった。その一言です。

試合に合わせて比較的、柔軟性は持ち合わせていた小菊監督ですが、

試合の締め方だけがどうしても上手く行かずに苦しみましたが、

今日のこの試合で見事に進化してみせました。

残り試合がますます楽しみになりました。

 

いや、この試合はヤバいですね。