7月30日(土) 19:00K.O. at ヨドコウ桜スタジアム
①スタメン
山中が出場停止明けで戻ります。
CBはヨニッチと鳥海、FWには加藤&山田。
②結果
5分 ヨニッチ(セレッソ大阪)
71分 上門 (セレッソ大阪)
③雑感
正直、堅守を誇る福岡相手だったので、得点が入らないと
ジリジリと追い込まれる展開を予想していましたが、
先制点はセットプレーからあっさりと入ります。
山中と言うこれまた特上のキッカーに合わせたのはヨニッチ。
ゴーーーール!!!!!
相手が堅守からの速攻型のチームなので、
こうなると楽に試合を運べます。
ゆっくりと構えれば、それほど相手の攻撃は怖くありません。
唯一、セットプレーだけが怖かったですが、
流れの中から、失点する空気感はほとんどありません。
奥埜のパスミスで怖いシーンがあったくらいですかね。
セレッソは構えた状態からのディフェンスは得意中の得意。
上位3連戦でも証明した強度を誇るので、
福岡さん相手だと運動量、強度、組織で上回る
セレッソが何度となく手のボールを奪うシーンが増えてきます。
特に奥埜と徳真の中盤は強かったです。
ほんで、得点より守備の期待と貢献が高いFWの2人が
サンドイッチすることでほとんど自由にさせません。
むしろ奪われてのカウンターの恐怖の方が高いくらいでは?
そしていつもの通り、山田&加藤コンビはどフリーでもシュートを
外しまくってヤキモキさせられますが、
60分が近づくと、試合を決めるメンバー交代があるので、
とにかく60分まで失点しないことが大事です。
(もうちょいマグレでも入らないものかと思いますが。。。。)
そして、仕上げメンバーとして上門、パトリッキ、北野と入ると、
これまたいつも通り、前への推進力が一気に増して、
今日は上門が最後の仕上げの
ゴーーーール!!!!!
意外に繊細なゴールに少し驚きでした。
なんか力任せのホームランのイメージしかなかったので。
もう、こうなればさすがに余裕の試合運びでの連勝です!
特に山中が戻った左サイドは圧巻でした。
山中のヒートマップがFWより高い位置になっていました(笑)
おかげで陸はある程度落ち着いて守備に集中することが出来ますし、
時折、攻撃参加した時には非常にアクセントになります。
どちらにしても山中は攻撃の方が本当に生き生きとしますね。
そして4-4-2の守備の強度はさすがです。
途中に書いた通り、得点より守備力期待の2TOP。
そして得点は入らないものの、ゴールに迫る力はあるので、
相手守備陣からすると本当に厄介な存在です。
そして60分にはやや守備強度は落ちるものの、
得点力が高いメンバーを投入することで、
確実に60分以降の追加点を狙います。
とにかく60分以降で入るメンバーでの得点確率が高いです。
ただし試合の締め方としてはどうなんでしょう?
ややギャンブル的な要素はあります。
ただ、強度は落ちると言っても、プレスを掛けることは
戦術として浸透しているので、一番しんどい時間に
あのプレスは相手からすると鬼ですね。
ただ、上位とやると痛い目に合っているのも事実なので、
このバランスがこれからの課題ですね。
やっぱりタガート&パトリッキだと
加藤&山田より守備強度は落ちるが得点力は高い。
ここの使い方が今後のカギを握りそうです。
④ここまでの話
改めて強さを示したこの試合ですが、小菊監督の今シーズンの
特徴を生かしたチーム作りがここまで成果を生み出しています。
特徴とは5人交代制とW杯によるハードスケジュールです。
これによって、
1つの完成されたチームを作るより、
少し落ちても同じレベルの2チームを作るチーム作りが
ここまで成功しています。
今日の試合もかなりの暑さの中のゲームでしたが、
前半終了時のスタッツを見ると、セレッソの方が圧倒的に
走行距離が上回っています。
そのプレスは非常に徹底されていて、誰が出ても
同じ強度でサボらずにプレスを掛け続けます。
加藤&山田が先発なのではその強度が少し高いだけですが、
得点力よりプレスを掛け続ける2人を先発で使い続けるほど、
プレスを優先しているのは明らかです。
毎熊と為田も同じですからね。得点よりプレス。
そしてプレスを掛ける上で、90分のペース配分は不要です。
全力で掛け続けることが可能です。
それを実現しているのが先述の同じレベルの2チームです。
そしてその相乗効果として、もう一つ大きな効果が
カップ戦の強さです。
ミッドウィークに開催されるカップ戦は
どこのクラブもメンバーを落として戦う傾向にあります。
しかし、同じレベルの2チームを有するセレッソの場合は
スタメンを多く入れ替えても、それほど力が落ちません。
故に、カップ戦では明らかに強さを示しています。
リーグ杯、天皇杯も十分に勝ち抜ける可能性を秘めています。
ここまで来たらセレッソめっちゃ強い。言うことないやん!と
思うかもしれませんが、涼しくなって来て、カップ戦も終り、
ある程度、コンディションが整いやすい秋口になると
逆に1つの完成されたチームを持つクラブの方が強さを
見せてくるかもしれません。ここはデメリットではあります。
特にあれだけ決定機逸の山田&加藤コンビではしんどいです。
その時にはキヨが戻るから違いを見せてくれるのかな?
ここからは夏の連戦で相手が走れない時に勝ち点を稼いで、
どちらか言うと不利になる秋口には
キヨ、タガート、メンデスと言った、
違いを見せれる選手達が万全になると、
上手く1年を乗り切れるのかもしれませんね。
もしここまで上手くマネージメント出来たのであれば、
小菊監督はもう一つ階段を上がる可能性はあります。
しかし、そう考えると改めて乾は本当に不要でしたね。
クラブとして契約解除は本当に良かったです。
今のセレッソの考え方からすると邪魔でしかありません。
さて、次節も余り走れない神戸さんだけに、
鬼プレスで圧倒するゲームを期待します。
変に能力が高い選手が揃ってはいるので、
調子に乗ってプレスに行ったところを
剥がされてピンチを迎えないようにだけ注意です。
そこだけ注意すれば今のセレッソが負ける理由がありません。
いよいよコミュニティシールドでプレミアも始まりました。
ライバルであるシチズンズにまずは先勝。
今シーズンも熱い戦いになりそうです。
スパーズのコンテ&超強力補強も加わり、
三つ巴の展開も予想されるプレミアです。
寝不足になりそうです。
またプレミアリーグの2足の草鞋はブログが少し
サボり気味になりますが、よろしくお願いします。