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セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第24節】vsヴィッセル神戸~組織的プレスが出来ないチームの現在は・・・・。

セレッソ大阪 vs ヴィッセル神戸

8月6日(土)19:00 K.O. at ヨドコウ桜スタジアム

 

①スタメン

さすがのハードスケジュールにスタメンを変えてきましたね。

そして相手を見て、こちらが休ませ時との判断。正解です。

(川崎さんには思わぬ底力見せられてしまいましたが。。。)

 

TOPはタガートと上門。SHも中原とパトリッキ。

どちらか言うと60分から出てくる選手達です。

ボランチも原川&徳真で奥埜を休ませます。

最終ラインも陸、西尾、鳥海、舩木。

サイドバック以外は2チーム大作戦です。

 

②結果

 セレッソ大阪 3 ー 0 ヴィッセル神戸

   22分 アダム・タガート(セレッソ大阪

   31分 鈴木 徳真 (セレッソ大阪

   87分 加藤 陸次樹(セレッソ大阪

 

③試合展開交えながら雑感。

いやー、楽な試合でした。この試合で負ける理由が見当たらない。

現在フットボールの潮流である組織的プレスが出来ないチームは

いくら優秀な選手を集めても通用しない時代になっています。

ティキ・タカはもう死語です。

 

神戸の前線の中途半端なゆるーーーーーいプレス。

大迫とイニエスタが中途半端に単独でプレスに来ることで、

バランスが崩れるとジンヒョンからピンポイントのパス。

何度も何度もチャンスを迎えます。

ブロックを作って守るなら守る。

プレスを掛けるならチームで連動してプレスを掛ける。

どちらかにしないと、あの大迫とイニエスタ

プレスなのかよくわからん動きではチャンス作り放題です。

 

それとは全く逆にセレッソの守備のシーンでは

神戸のボールホルダーがもたつくや否や一瞬で3人に囲まれます。

この立ち上がり数分の圧倒的な差を見ているだけで、

今日は楽勝だなと思って見ていました。

 

ただ、原川が16分に肩を痛めて交代のシーンは少し心配です。

もちろん、代わりは奥埜なので、戦力的には全く落ちませんが、

やはりアクシデントによる交代はリズムを崩すことがあります。

 

そしてジンヒョンのキックからチャンスを創出するも

右サイドは高徳がさすがのプレーで中原に仕事をさせません。

中原にとっては久しぶりの先発やったのに相手が悪かったですね。

少し悔しい思いをする結果になりました。

故に、開始早々は少し神戸へも反撃のチャンスを与えましたが、

次第に攻撃の重心を右から左へ移行してパトリッキを走らせます。

 

少しリズムを取り戻したところで、

中途半端な大迫&イニエスタのプレスを嘲笑うように

先制はお手本のような組織的プレスから。

右サイドで中原がプレスを掛けると、たまらずGKへバックパス。

するとGKには原付スピードのパトリッキが猛プレス。

するとギリギリ蹴りだしたボールを奥埜へのパスになります。

奥埜はすぐにタガートにパスを入れると、そのままシュートで

 

ゴーーーーーーール!!!!!!

 

神戸さんに教えてあげたい組織的プレスです。

そしてその後も左で何度もプレスで相手のボールを引っ掛けて

カウンターを繰り出し追加点も時間の問題かと思っていたら、

追加点はCKから。

CKのこぼれ球を奥埜が再び、キッカーの徳真に戻します。

すると、どどどどどフリーの徳真がクロスを上げようと

ルックアップしたら、誰もディフェンスに来ない神戸さん。

あ、いいの?みたいな感じで、シュート練習並みに

ゆっくりとゴールを見ながら放ったシュートで

 

ゴーーーーーーール!!!!!!

 

いやいや、こりゃ神戸さんは重症ですね。

あれだけの時間とスペースがJ1であったら、そりゃやられますよ。

私が神戸サポさんなら、徳真にボールが入った瞬間に

誰か走れよ!と怒りモードです。

そして徳真の嬉しいJ1初ゴールです。

試合に出続けることで、明らかに成長している選手。

J1のスピードにも少しづづ慣れて来ています。

名古屋戦の苦い思い出から、少しづつ成長している姿を

見ているだけに嬉しい初ゴールです。

 

さてさて、こうなるともう空気的に楽勝ムードです。

 

後半に入ると、あれ、ペース少し落として来たかな?

セレッソがミッドウィークを見据えてか少しペースダウン?

プレスを弱めて、ブロックを作って守りながら、

カウンター狙いに徹します。

そんな中、ペースダウンを感じさせない有効な動きを

繰り返す選手が一人。上門です。

いやいや、鬼のプレスで会場のハートを鷲掴みにしていましたね。

全体的にはペースダウンもこの選手一人の動きで、

神戸さん的には前半と同じようなプレスを受けている感覚でしょう。

 

おかげでこの後もカウンターチャンスから

パトリッキが加藤がチャンスを迎えるもゲームを決めきれないまま

時計の針を進めます。

それでも

86分 FKから加藤がやっと頭で決めての

 

ゴーーーーーーール!!!!!!

 

さすがにバースデーと言うことでプレゼントもらいましたね。

本当は52分に決めておかないいけません。

 

ミッドウィークに想定外の苦しみを見せた分、

今日は確実にリーグ戦連勝を収めてひと安心です。

 

しかし、冒頭にも書いた神戸さんの緩々の前線の守備。

それと対照的に猛プレスを繰り返す上門。

前半の20分くらいに肩で息をする大迫の横を

涼しい顔で通り過ぎる徳真等を見ていると、

これで勝ち点落としたらもったいないレベルだと思いました。

セレッソより神戸さんの酷さの方ばかり目に付きました。

少なくともイニエスタは今の潮流に合っていません。

アンフィールドの奇跡」でのメッシがそうだったように、

組織的プレスが主流となる現代において、

歩いて守備をしない選手がいるチームは組み易しです。

時折、派手なプレーで魅了するかもしれません。

ただ継続的に勝利につながるかと言うと大きな疑問です。

あれだけジンヒョンに前線へパスをつながれているのに、

誰も連動しない中途半端なプレスを敢行する大迫とイニエスタ

ジンヒョンからしたら、十分に前線をルックアップして

パスを出せる訳ですから、楽しくて仕方ありません。

いやいや、素人が観ても有り得ないですよ。

吉田監督が上門を見て何を思うかですね。

 

さてさて、セレッソに話題を戻して、上手く選手を休ませる

ことが出来て、川崎さんとのリターンマッチですね。

前節はコロナ反攻にあって苦戦しましたが、今節、

結構、選手を休ませたので、勝ちに行く気満々を感じます。

まずはリーグ杯を勝ち上がって週末の東京戦を迎えたいです。

東京さんは今節と違って、いつもわずかな差で勝敗を

分ける伯仲する相手ですので、上手くローテも交えながら、

戦い抜きましょう。

真夏の方が強さを発揮できるチームなので勝てるはずです!