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セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第5節】vsコンサドーレ札幌~空振り合戦?!の強運はどちらへ?

セレッソ大阪 vs コンサドーレ札幌

3月20日(土)16:00 at ヨドコウ桜スタジアム

 

①スタメン

キヨが戦線離脱。

攻撃のタスクにおいてほとんどこの人の個人能力に

託されていた感じがあるので、こうなるのは時間の問題でした。

ティーナみたいにチームとしてのタスクが決まっていて

無理をせずに与えられたタスクをやり通す中では、

シーズン通してケガも少なく安定することが出来たキヨも、

今みたいにキヨにすべての攻撃のタスクをすべて任せられると、

ファールも多く受けるし、結果が出ないと責任感の強い

キヨはもっともっと強度の高いプレーを追い求める。

恐らく元のスぺ体質へ逆戻りするかもしれません。

もしそうなるならばこれもフロントの犠牲の1つです。

キヨがロティーナの2シーズン目に、1シーズンケガ無く

やり通せたことに非常に満足していたコメントが頭によぎります。

他には乾、B・メンデス、進藤がスタメンに復帰します。

次は乾が攻撃のタスクにおけるすべてを期待されると

同じ道を歩まないか心配です。

 

    山田    B・メンデス

乾                中原

    奥埜      原川

 

山中  西尾      進藤   陸

      ジンヒョン

 

②結果

  セレッソ大阪 2 ー 2 コンサドーレ札幌

    25分 山田(セレッソ大阪

    30分 岡村(札幌)

    62分 メンデス(セレッソ大阪

    76分 中島(札幌)

 

③試合展開

試合開始はマンツーマンでどんどんボールホルダーに

襲い掛かる札幌に対して、球際でなんとか勝てていたセレッソ

デュエルで勝つと縦への早いパス。

ここに戻ってきたB・メンデスが何度が裏を狙います。

残念ながらオフサイドで好機にはつながりませんでしたが、

GKがエリア外まで出てくる札幌さんの超々ハイラインを見れば

どこのチームもそのスペース狙いますわな。

ただ、GKの足元の技術を見る限り、ミシャは無理させ過ぎでしょ。

ミシャの理想はわかるが、選手の得手不得手が合っていないよなー。

なーんて思って見ていたら、

 

24分 GKのパスを原川がカットして乾へパス。

   乾のパスに上手く反応した山田が決めて

   ゴーーーール!!!!!

 

上手く相手のバタバタに乗じて先制します。

実はデュエルで勝って優勢だったのは10分ほどで、

次第に2人、3人と人数を掛ける札幌さんに主導権を

奪われつつある展開での得点なので助かった先制です。

まあ、セレッソ側の球の出どこは限られるので、

そこに人数を掛けるように次第になって来て

追い込まれていった感じはさすがミシャといったところでしたが、

逆に先述の通り、ミシャの無理強いで失点するという皮肉な結果です。

 

これで劣勢になっていても、相手の圧を受けて

ハイラインのカウンター狙いで試合を進めれば

なんとかなるかと思っていたら、CKからアッサリと失点。

ジンヒョンが出て空振りしたので、仕方ありません。

 

こりゃ、一気に押し込まれる気配。

毎試合出るジンヒョンのファインセーブは

16分に出しちゃってるから厳しいなー。

でも、空振りしたからチャラでもう1回あるんちゃう?!

 

1-1のまま前半終了し、後半は札幌さんが圧倒的な

主導権を持ってセレッソを崩しに掛かります。

ジンヒョンのファインセーブに期待するしかない展開に

まさかの強運が下りてきます。

 

61分 最終ラインのバックパスにB・メンデスが追っていると

   札幌の岡村がまさかの”空振り”。

   そこにB・メンデスが一気にプレッシャーを掛けて、

   相手のクリアに跳ね返ったボールはゴールに吸い込まれます。

 

失点を待つばかりの展開でのまさかの勝ち越しです。

しかし、

今度こそ守りを固めて。。。。と思ったらアッサリと同点にされます。

 

ということで、内容的には終始札幌さんペースも

強運が舞い降りてのドローといったところです。

とは言え、強運をモノに出来ない、もどかしさの方が大きいです。

 

④雑感

なんか札幌さんの極端な戦術ばかり気になって観ていました。

最終ラインはハーフウェイライン付近において、

GKは自陣の真ん中近くまで位置取り。

そしてとにかくピッチを狭く狭くしてスペースをなくす。

距離感を縮めたところにマンツーマンで仕掛けて、

競り合いになるや否や、2人目、3人目と来てボールを奪う。

相変わらず面白い監督さんですねミシャは。

このハイリスクハイリターン戦術は観ている方は面白いが、

結果はどうしても五分五分な感じもします。

 

さてセレッソ側は札幌さんの戦術とスペースへ走るのが

得意なB・メンデスの復帰で久しぶりに縦ポンに

移行できていたので、この形の方が小菊さん向きです。

ただ、今は瀬古が抜けて守備が弱くなっているので、

ここのバランスが良くないのは明らかです。

2度のリードを守り切れないのは苦しいです。

ここはヨニッチが入ることである程度は解消するのかな?

どちらにしても、もう少し守備の安定は図らないと

なかなか成績が上がってこないです。

川崎さんや横浜さんみたいに格が1つ上のチームは別として、

今のセレッソのレベルだと、まずは失点をもう少し減らさないと。

ヨニッチの加入がその一端を担えば、もう少し楽に試合を

締めることが出来るようになるかもしれませんね。