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セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第4節】vs清水エスパルス~左に現れた救世主。

セレッソ大阪 vs 清水エスパルス

3月12日 14:00 K.O. at IAIスタジアム日本平

 

①スタメン

ここに来て大きく変えてきました。

前節、当ブログで「限界」と斬った加藤&丸橋の名前は

スタメンから消え、代わりに山田&山中を使います。

山田は昨シーズンから出ているので上積みはありませんが、

山中は劣化激しい丸橋から脱却のチャンスです。

又、ケガで出場が危ぶまれた西尾もスタメンです。

 

      山田

          キヨ

 為田           中原

     奥埜   原川

 

 山中  鳥海   西尾  陸

      ジンヒョン

 

②結果

  セレッソ大阪 3 - 1 清水エスパルス

    45分 オウンゴール

    54分 高橋(清水)

    57分 奥埜(C大阪

    83分 上門(C大阪

 

③試合展開

試合結果だけ見ると完勝みたいですが、

内容は清水さんの拙攻に助けられたところに

左に救世主現ると言ったところでしょうか?

 

開始からセレッソの時間帯です。

相変わらず中盤の強さと活性化した左を中心にボールを握ります。

この試合、ケガの出遅れでコンディションが上がらなかった

奥埜が少し戻りつつあるのが助かりました。

そして後ほどの主役となる山中の活躍も光ります。

 

だけど、ボールを持って攻め上がるもののシュートまでいけない。

清水さんが何故か自陣でプレスを掛けるような守備をしてくるので、

美味しいスペースが沢山あるにも関わらず決定機がない。

バイタルであれだけスペースあるのに何も出来ないものかと

イライラが募ります。

相手の話ですが清水さんの守備のコンセプトが良くわからん???

自陣はやっぱりブロックを作って守った方がいいと思いますよ。

ロープレス?は聞いたことないです。

まあ、それでも攻撃に連携が低いセレッソは崩せないままで、

30分過ぎから次第に清水がボールを奪えるようになって来ます。

清水の攻撃は非常に縦に速い攻撃を仕掛けて決定機を作ります。

ただ、こちらはラストパス&シュートの精度がイマイチでした。

どちらも、成績通りで何だかなーと思っていた前半終了間際、

 

44分 山中が縦に仕掛けて相手DFを剥がすとそのままクロス

   山田がヘッドで合わせたのかと思いましたが、公式はオウンゴール

   山中の見事の高速で曲がって落ちるクロス1本で先制します。

 

良い時間帯に先制です。このまま1-0で前半終了します。

しかし、後半開始早々、清水が圧を掛けるとアッサリと同点にされます。

しかし、今日は左が神でした。

 

56分 またもや左でスペースがある状態でボールを受けた山中が

   アーリー気味にクロスを入れると中で奥埜が合わせて再び勝ち越し。

   このボールも鋭く落ちてますよね。TAAを思わせるようなクロスです。

   決めた奥埜もよく走り込んでくれました。今日も安定の13km走行です。

 

その後、清水が前掛かりになるとこをカウンター気味に攻めて

チャンスが来るものの、為田って折り返しがイマイチすぎて。。。。

この後は当然、攻める清水とカウンターのセレッソという構図に。

しかし、セレッソの守備は若干バタバタでも1試合に1回は必ずある

ジンヒョンのファインセーブで今日も凌ぐと、

82分 カウンター発動。奥埜のロングフィードに上門が

   抜け出して、しっかりと決めて3点目。勝利を確実にしました。

 

④雑感

鬼門である日本平でまさかの勝利で降格圏は抜け出せました。

試合前は17位でしたからね。

加藤&丸橋に早々に見切りを付けた小菊監督の判断は良かったです。

結果としてこの試合は代わりに出た山中のキックに助けられました。

それ以外は。。。。正直、セレッソも清水さんも。。。。。。

組織的に連動しないセレッソと最後の精度が足りない清水さん。

どちらもどちらの試合はやっぱり個の能力で決まりました。

 

これまで、セットプレー、キヨ&乾の個人技、山中の個人技と

得点シーンはいずれも個の力。

組織としてどうやって崩すのかが全く見えない状況です。

特に明確なストライカーがいないので、攻撃の形が全くない。

加藤は限界を迎え、代わりの山田も70点程度の出来はするが、

とてもJ1で1シーズン戦える姿は全く見えない。

ストライカーがいなくても、ペップやクロップに代表されるように

現代フットボールは組織がしっかりとしていれば、

別に問題はないと思うが、小菊さんがそんな理論を

持ち合わせている訳ではなく。。。。。

時折、見せていた得意の縦ポンもスペースへ走り込む人がいないのか、

つなぎたいから止めたのか、よくわからないままの小菊さん。

さてさて、4月を迎える前にもう少し形を作らないと苦しいです。

今はキヨを中心に崩す形を作ろうとしているみたいですが、

もう少し、キヨのセンスを感じるプレイヤーが必要ですね。

山田と加藤にそのセンスは見えないのがもどかしいところです。

結局、乾と北野君の成長待ちなのかな?

やっぱり、出口がわからないモヤモヤの今シーズン初勝利です。