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セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第6節】vs川崎フロンターレ~相性?覚醒?まさかの等々力劇場。

セレッソ大阪 vs 川崎フロンターレ

4月2日(土) 14:00 K.O. at 等々力陸上競技場

 

①スタメン

     加藤  山田

 乾           中原

     奥埜  原川

 山中  西尾  ヨニッチ 陸

      ジンヒョン

 

先発は何よりヨニッチの復帰。

やはり、基本は守備が安定しないと成績は上がらない。

1人で状況を変えられる戦力です。

 

②結果

 セレッソ大阪 4 ー 1 川崎フロンターレ

   13分 乾(セレッソ大阪

   28分 乾(セレッソ大阪

   36分 山田(セレッソ大阪

   68分 山田(セレッソ大阪

   86分 マルシーニョ(川崎)

 

③試合経過

現王者との一戦。相手はホーム無敗記録が掛かる一戦です。

まずはポゼッションに入る川崎にセレッソがハイプレスを

掛ける形で試合がスタートします。

いつも言っている通り、横浜さんを始め、ポゼッションして

攻撃してくるチームには小菊さんのハイプレスは合います。

ただ、横浜さんとは結果も相性を伴いますが、川崎さんには

相性の良さも打破する”力”でねじ伏せられている印象です。

さて、そんな感じで9分にハイプレスを突破されると、

マルシーニョに抜けられますが、早速、ジンヒョンの

今日一のファインセーブで凌ぎます。

ジンヒョンの今日一出すの早すぎひん?

これはキツイなーと思っていたら、

 

12分 谷口のボールを加藤が後ろから突いて奪い、

   中原がその加藤、山田とつないでシュートも

   相手DFに当たったボールはポスト直撃。

   しかし、そのポストから跳ね返ったボールを

   乾が押し込んでの

 

ゴーーーーール!!!!!

 

どフリーでパスをもらえずにお怒りだった乾に

ボールが転がってくるというラッキーもあり先制します。

でも、谷口の判断が悪かったところが基点ですね。

セレッソのハイプレスを考えると、あそこでボール保持は厳禁です。

 

27分 自陣からカウンター炸裂。

   奥埜、加藤、山中とつないで、中央で受けた中原から

  スルーパスを受けた乾が上手くGKを見ながらの

 

ゴーーーーール!!!!!

 

人数を掛けてのカウンター完結です。

さてさて、これである程度優位に進められる展開も

相手はいくらでも得点できる川崎さんなので油断は出来ません。

 

35分 原川のクリアボールを加藤がさらにフリック。

   そのボールをクリアに来た谷口の前で山田が触り、

   そのままGKとの1:1を制しての

 

ゴーーーーール!!!!!

 

山田だけに決まるか心配でしたが、ここは無事に決めてくれました。

谷口は代表戦の疲れか、判断が悪いシーンが続きます。

それにしても、川崎さん相手にまさかの3点リード。

とは言え、昨シーズンも嘉人が確変しようが、しっかりと

逆転できる能力はあるチーム。まだ油断禁物です。

 

後半に入ると、川崎が4人替えで逆転を狙ってきます。

最低でも分けてホーム無敗記録を樹立したいところです。

 

58分 今日はフリック役が良いのかロングボールからの

   加藤のフリックに山田が抜け出すも今度は

   しっかりとGKに止められます。

   このままだといつもの山田に逆戻りか?

   と思った

 

67分 相手のパスミスを中原が奪い、左サイドで受けた

   途中出場のパトリッキが原川へスルーパス

   原川の折り返しに山田が反応して

 

ゴーーーーール!!!!!

 

この2点目は一皮剥けるには大きな2点目です。

1点目の後に決定機逸だと、悪いイメージのままですが、

2点目を取ることはFWにとって非常に大事です。

 

さすがに4-0となれば怖い川崎さんの攻撃とは言え、

勝利が見えてきます。

その後にパトリッキが2つの決定機逸などあり、

その代償として1点は返されましたが

まさかまさかの川崎さんに4-1の大勝です。

 

④雑感

なかなか衝撃的な1戦になりました。

川崎さんのメンバーが代表疲れか、イマイチ動きが悪く、

パスミスも多発していたので、上手く相手の弱みを突いて、

好転したような展開になりました。

元々、冒頭にも書きましたが、ポゼッションタイプのチームには

ハイプレスを掛けれる小菊さんは相性は良いと思います。

そこに川崎さんの動きの悪さが嵌ったような試合になりました。

 

その中でもヨニッチの復帰はやはり大きすぎます。

西尾は今シーズン、急にディフェンスリーダーまで任されて

正直、精彩を欠いていましたが、ヨニッチが仕切ってくれて、

自分の役割を全うするだけとなると本来の西尾に戻りました。

そしてヨニッチとのコンビは今までとは安定感が別格です。

又、ヨニッチが復帰することで中央で絶対的な自信が生まれるので、

ティーナの遺産とも言える、サイドは捨てて、

中央をコンパクトにして守るという守備が戻って来ます。

常に中央でコンパクトさを保てていました。

たった一人でチームの守り方をも変えてしまうヨニッチは

やはり、別格の選手です。

 

また、この試合はダブルボランチが素晴らしかったです。

特に奥埜はとにかくL・ダミアンを徹底的にマーク。

いわゆる楔をダミアンに入れさせない守備は圧巻でした。

ここを封じたことでサイドサイドへと川崎の攻撃を

追いやることに成功したと言えます。

するとこの試合の川崎さんは明らかにパスにズレが生じていて

サイドでボールを奪うチャンスも増えて行った印象です。

ケガで出遅れていた奥埜の復活は大きいですね。

 

で、若い2人のFWもハイプレスの試合になると良さが出ます。

まあ彼らの課題はセレッソがボールをポゼッションする時に

何が出来るか?だと思っているので、成長は必要です。

ただ、何度か得点の基点になった、加藤の体の特徴を

生かしたボールを少しフリックさせるプレーは良かったです。

体の長所は使わない手はありませんから。

何故か、過去にも小松、健勇と体の長所を生かさずに、

小柄な選手が得意とするプレーを目指すのが、

セレッソの悪癖と言いますか、日本の悪癖と言いますか、

加藤も同じ傾向があったので、この試合の体の長所を

生かしたプレーはこれからも続けてくれればいいです。

健勇もユンさんが体の長所を生かすプレーを

チームでデザインすることで初めて生きていましたからね。

それを理解できないと今の現状に落ちてしまいます。。。。

山田は途中で述べた通り、2点目は大きいです。

1点で終わっていたら、いつもの平均点前後のプレーです。

この積み上げは平均以上に引き上げる可能性を秘めた1点です。

 

まあ、とは言え、この展開での1失点は実は問題です。

ここをクリーンシートで終われていない意味。

これはここまで勝てる試合を散々ドローで落としている現状です。

リードした時の戦い方はもう少し、何か手を打ちたいところです。

そうすればこれまでのドローのいくつかは勝利になっているはずです。

 

どちらにしても良さと悪さが常に同居するセレッソの今シーズン。

どれだけ悪さを減らすことが出来るのかがポイントですね。

 

後、次は火曜日と日曜日に試合がありますが、

レッズの方も大忙しで、CL_Q_FINALのベンフィカ戦と

シチズンズとの頂上決戦が火曜と日曜にあります。

特にシチズンズとの決戦は2週間前から

もう気分が尋常な状況ではありません。

故に、少しセレッソの試合更新は滞ると思いますが、

ご了承願います。