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セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第22節】vsサガン鳥栖~誤審、決定力不足あれど自分達の形を忘れてはダメ。

セレッソ大阪 vs サガン鳥栖

8月11日 18:00 at ヤンマスタジアム長居

 

①スタメン

 

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②試合結果

 セレッソ大阪 1 - 2 サガン鳥栖

   19分 奥埜(セレッソ大阪

   88分 林 (サガン鳥栖

   95分 豊田(サガン鳥栖

 

③試合展開

試合開始からデサバトの判断が悪くゆっくりしている所を

徹底的に金森にプレスバックで狙われます。

ある程度、研究され始めているみたいですね。

何度か高い位置でボールロストで冷や汗をかくも、

相手のスピードに助けられる展開。

特にトーレスの遅さは格別で何とか追いつく感じです。

それにしてもトーレスはすっかり遅くなったなー。

トーレスの全盛期のキレとスピードは誰よりもよく知っている管理人。

ジェラ様の高速パスを受けて一瞬で相手DFを交わすプレーを

死ぬほど何度も見とれてたことは感慨深い。

ヴィディッチを退場に追いやったシーンなんて飯3杯は行けます(笑)

そんなこんなで立ち上がりは鳥栖のプレッシャーに苦しむも

次第にリズムを取り戻し、特にサイドを有効的に使え始めます。

 

10分 ドリブルで持ち上がったキヨが相手DFの前でクルッと

   1回転して横の宏太へパス。宏太は迷わずシュートもGK真正面。

 

18分 CKからトーレスにクリアされるも浮き球を奥埜がダイレクトボレー。

 

ゴーーーーール!!!!!!

 

FWではないので、どうしてもチャンスは力んでしまう奥埜ですが、

こういったシーンは力が抜けて見事な一撃。

思わぬ一撃で楽に先制することが出来ました。

 

22分 キヨの見事なサイドチェンジから陸が抜け出して

   奥埜、宏太とのパス交換でペナルティエリアに侵入、

   最後はB・メンデスも相手DFがクリア。

   そのこぼれ球にキヨも足を滑らしてヒットせず。

   更にその浮き球を宏太が狙うも緩いボールでGK楽々キャッチ。

 

38分 藤田のロングボールを奥埜が上手く回収して宏太へ。

   宏太がアーリー気味にピンポイントクロスを奥埜へ。

   こっちの方が簡単ですが奥埜は捉えられず枠外へ。

   FWじゃないですからね(苦笑)

 

前半は狙い通りの1-0で後半へ入ります。

後半は開始早々、追加点を狙いに行きます。

 

46分 陸のクロスに奥埜もわずかに間に合わず。

48分 キヨの見事なフィードにB・メンデスが抜け出すも

   わずかにDFに当たりゴールならず。

49分 そのCKからこぼれ球を拾って中央でキヨが胸で

   ワントラップでフリーの宏太へシュートは枠を捉えませんでしたが

   キヨのワールドクラスのプレー。

 55分 デサバトの見事な楔を奥埜が受けて左の丸へ

   丸のクロスは弾かれるもその浮き球を前半のゴールシーン再現みたく

   奥埜がボレーで狙うもGKのファインセーブ。

56分 そのCKからヨニッチがドンピシャで捉えるも

   GKがワンハンドでクリア。

 

イケイケで攻撃するも遠い追加点。

すると問題となるシーンが。

 

60分 B・メンデスが中央付近から独力で突破

   エリア内に侵入したところで、

   相手DFに蹴られて倒されるも笛は鳴らず。

   こっちは微妙なシーンですが、

   その後に宏太が倒された方が完璧にPKです。

   後ろからGKがモロに倒してますから。

   逆にB・メンデスのアピールし過ぎで損した感じ。

   みんな、そっちに注目してましたもんね。

 

80分 奥埜のクロスにDFのクリアボールがフリーの

   B・メンデスの目の前に!

   しかしシュートはまたもやGKのファインセーブ。

 

で、リズムを完全に崩壊する例のシーンが。

 

85分 中央で柿谷が溜めてのスルーパスにB・メンデスが抜け出すも

   GKが手でB・メンデスを倒してPK。

   と思いきやまたもや笛鳴らず。騒然とするピッチ。

    リプレイ見ましたがあり得ない方向に足が動いてます。

   ダイブなら後ろに足が行きますが、B・メンデスの足は横に。

   何らかの力が働かないと動きえない方向でした。

   つまりGK赤紙でのPKのシーン。がお咎めなし。

 

これで完全に冷静さを失ってバラバラとなってしまったセレッソ

この後に逆転弾を喰らって非常に悔いの残る敗戦となりました。

 

 

④雑感

せっかく簡単に先制することに成功したのにGKの

ファインセーブ連発と誤審でリズムを崩しての逆転負けです。

 

誤審は付きものやし、決定力不足は今に始まった話じゃありません。

それでもこの順位にセレッソを押し上げたもの。

それは間違いなく”堅守”です。

ユンさんの堅守をベースにロティーナのキレイな4-4のラインで

中央を固める美しいと称されるほどの守備ライン。

先制すれば中位以下なら確実に守り切れる堅守。

にも関わらず誤審で冷静さを失い、鳥栖と同じ土俵に

わざわざノコノコと出て行き逆転を喰らった点は大いなる反省点です。

何故、リードしているのに中盤を飛ばしたオープンなゲームに

付き合う必要があったのか非常に疑問の残る采配になりました。

真夏のゲームで交代枠を2つ残している辺り、

冷静さを欠いていたのは間違いありません。

ましてや使った1枚の交代枠も奥埜⇒柿谷です。

何故、ここで得点を取りに行く???

攻撃に行くと戻れなくなっていたキヨや宏太も交代、

もしくは攻撃を自重する等々の采配が出来たはずです。

もちろん追加点が取れれば最高です。

でも、今のセレッソはまず堅守です。

堅守の上での攻撃です。

堅守を捨てて攻撃に偏重すればこうなるのは当たり前です。

だって決定力がないんだもん。

その堅守を忘れた要因は誤審であったのは間違いありませんが、

それではズルズル下がってしまう可能性があります。

今一度、初心に戻って堅守セレッソを思い出してもらいたいです。

まず何が何でも堅守です。

 今の攻撃陣では得点は取れればラッキーくらいの感覚が必要です。

そこを間違えると今日のように手痛いしっぺ返しを喰らいます。

兎にも角にも堅守。今一度、初心に帰るための高い授業代です。