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セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第17節】vs鹿島アントラーズ~終始赤鹿ペースに耐え切れず。。。

セレッソ大阪 vs 鹿島アントラーズ

9月19日(土)at 18:00K.O. at ヤンマースタジアム長居

 

①スタメン

休養十分のキヨと坂元が戦列復帰。

LSBは片山、ボランチには藤田が戻りデサバトとコンビ。

TOPはメンデスが戻ります。

さりげなくメンバーはベストメンバー。

ただコンディションにはバラつきありでした。

 

②結果

 セレッソ大阪 1 - 2 鹿島アントラーズ

  32分 ファン・アラーノ(鹿島)

  36分 ブルーノ・メンデス(セレッソ大阪

  46分 エヴェラウド(鹿島)

 

③試合経過

中2日で迎える決戦、今度こそは越えたい壁との1戦です。

立ち上がりはいつも様子を見ながら先制パンチを狙う立ち合いです。

 

6分 坂元が受けて前を向くとスペースに走る奥埜へ

   奥埜はマイナスでメンデスへ。

   メンデスのシュートは枠外。

 

先制パンチが成功しなければ次はしっかりと守備です。

相手の攻撃を受ける時間になるのですが、ここの話は後程。

 

32分に先制を許してしまいます。

故に、すぐに攻撃に転じます。

 

35分 陸のパスに奥埜が抜けてワンタッチで前の坂元へ

   坂元はエリアに侵入後に中央で待つメンデスへ

   メンデスのシュートで

 

ゴーーーーール!!!!!!

 

あっという間の同点劇でした。

やっぱり奥埜とメンデスのペアが最高の組み合わせです。

 

このまま前半は1-1で終わります。

 

そして後半早々、ハイプレスを嵌められて勝ち越し点を奪われます。

従って、いきなりプランが狂い攻撃に転じることに。

 

70分 キヨのFKにヨニッチがどんぴしゃヘッドも

   GKのファインセーブ。

71分 その流れのCKからこぼれた所をデサバト

   見事な軌道で狙うもまたもやGKファインセーブ。

91分 丸のクロスに木本がまたもやどんぴしゃヘッドも

   ゴールポストに阻まれて万事休す。

 

まあネットを賑わすレオシルバのハンドや瀬古の蹴り事件等

ありましたが、そこはスルーしときます。

 

④雑感

やはり赤鹿さんは大きな壁でした。

いつもいつもいつも、ここを超えられません。

今年こそはと思っていましたが、またもや跳ね返されました。

正直、赤鹿さんは今までで一番強かったです。

そういった面からも完敗のゲームです。また出直しましょう。

絶対に絶対にこの壁を越えましょう。

 

さて、ゲームと言えば前半を見て面白くなかったですか?

攻守の切り替えの早い、見ていて楽しい好ゲーム。

しかし、

これはセレッソのペースではありません。

明らかに赤鹿さんのペースです。

セレッソのペースは遅-----いペースに持ち込み、

見ている人の眠気を誘うようなスローペース。

攻撃も一方的に受けるなら良し。

ゆっくりボールを握るかゆっくりボールを握らせるか?

どちらでも対応できますが、必ずスローペースです。

いわゆるリスクが多い「早い攻守の切り替え」を

極力生じさせないフットボールなのです。

見ている人が面白いと感じる試合は

セレッソのペースではありません。

つまり、終始赤鹿さんのペースに持ち込まれました。

その証拠にいつもベンチで渋い顔で座っている

ティーナが立ち上がってウロウロウロウロ。

ピッチサイドで指示を出しまくっていました。

ある意味、渋い顔ではありますが、

座っているときはセレッソペースなのですね。

そんなロティーナのイライラを引き起こした

赤鹿さんの試合巧者であり強さ。

脱帽です。

その試合巧者の部分ですが、

徹底されたポジショナルフットボール

徹底的なマンツーマンを仕掛けてきました。

そして仕掛けたマンツーマンでデュエルの強さ。

セレッソは普段、デュエルにならないように、

ポジションで人を交わす、ポジションで守ることを

優先しているので、デュエルの勝率が圧倒的に低い。

完全にそこを狙われていました。

あのセレッソでは随一のフィジカルを誇る瑛ちゃんすら、

負けている姿に、さすが赤鹿さん。。。。

と唸るしかありませんでした。

特にレオ・シルバ、ファン・アラーノ辺りは

セレッソの攻撃に行く瞬間に襲い掛かってきて何度も

ボールを奪われました。

 

いつものハイプレスとの違いはマンツーマンは交わすと

気持ちよく攻撃に転じることが出来るんですよね。

つまりセレッソ側もアクセルをついつい踏んでしまう。

これが自然に試合のテンポをどんどん上げることになり、

結果として赤鹿さんのペースになって行きました。

出来ればハイプレスで手がなくなってジンヒョンの

どこ蹴るねん!となって、相手スローインから

仕切り直す方が遥かに自分達のペースです。

まだセレッソとしてはこの方が慣れていたかもしれません。

ある意味、赤鹿さんは肉を切らせて骨を断つことで、

完全にセレッソのペースを崩しました。

敵ながら恐れ入ります。

というか、なんでいっつもセレッソ戦にピークを

持って来るねん!と文句を言いたくなります。

だって優勝していない時は他所の試合では、

スキがあるんですよね。相性と言えば相性ですが。。。。

横浜さんからするとセレッソに対して、

逆の感想を持っているかもしれませんね(苦笑)

 

そんな内容的には完敗のゲームでも

70分から3つの決定機を迎えた点は大きな成長です。

レオ・シルバのハンドを加えると4つですね。

いつも試合巧者の赤鹿さんはこの時間帯から全員が

やるべきことを理解していて、それが徹底出来るので、

この時間からまともなチャンスすら作れません。

そんな赤鹿さんタイムにチャンスを作れたことは

大いなる成長です。ただ、GKのフィアンセーブで

簡単に壁を越えさせてもらえませんでしたが。。。。。

 

セレッソ側に目を向けるとさすがに奥埜疲れてましたね。

それでも前半のチャンスで確実に絡んでいる点は特筆すべきです。

これからまだ連戦が続くので奥埜をどうやって休ませるのか?

とても悩ましいところです。

 

あと2試合欠場していた藤田のコンディションが明らかにイマイチでした。

情報薄の管理人はいまだに休んでいた理由を知らないままですが、

やはり整っていませんでしたね。

 

完全にペースを崩されてお怒りだったロティーナですが、

さてどうやって修復してきますかね。

ある意味、セレッソ対策を完璧に見せられた訳ですから。

壁に跳ね返されたとは言え、まだ戦いは続きます。

しかも、またミッドウィークに試合もあります。

しかも、東京さん。厳しい戦いだなー。

しかも、最後は超苦手のユアテックかいな。

もう泣きたくなるような過密日程ですが、

もう一度、仕切り直して進みましょう。

幸いにもまだ折り返し点。

まだ、川崎さんも赤鹿さんもリターンマッチがあります。

次こそ、この越えられなかった壁を越えるためにも。

もう一度、立ち上がりましょう!