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セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第23節】vs横浜Fマリノス~解放された両翼と裏へ抜ける攻撃。

セレッソ大阪 vs 横浜Fマリノス

10月17日 15:00 K.O. at ヤンマースタジアム長居

 

①スタメン

ボランチに木本、CBに瀬古が入ります。

中2日の割には小変更で挑みます。

 

②結果

 セレッソ大阪 4 - 1 横浜Fマリノス

  10分 奥埜(セレッソ大阪

  67分 奥埜(セレッソ大阪

  71分 豊川(セレッソ大阪

  80分 豊川(セレッソ大阪

  91分 水沼(横浜)

 

③試合経過

何故か相性が良い横浜さん。

ホームでは8年以上負けていないのは驚きです。

ん?でもウチは3年ほど留守していますね(苦笑)

 

そんな相性の良さそのままに試合に入ります。

Away対戦ではしっかり守備のブロックを作って

横浜さんの攻撃を一方的に受ける形でしたが、

ここ最近の閉塞感から、セレッソは変えようとしています。

今回は意外にも相手の早いテンポのゲームに合わせています。

ここ、「重要な違い」です。

今まではこの早いテンポを嫌ってスローテンポに

持ち込むのがセレッソの基本中の基本。

しかし、今日はまともに相手の土俵に入り込んでいます。

 

で、先制は早い時間帯に。

 

9分 キヨのさすがのボールキープからサイドチェンジ

   受けた瑛ちゃんが前を向いた状態で坂元へパス。

   坂元の切り返しからのクロスに奥埜がヘッドで

 

ゴーーーーーール!!!!!!

 

最近は徹底的にマークされて、ボールを持つと必ずDFが2人来て、

完全に対策されてしまい沈黙していた坂元ですが、

まさかのDF一人!!!!横浜さん、そらあかんやろ?

確か、前回対戦でも坂元にチンチンにやられたのに

まさかの対策なし?????

前節もティーラトン一人でやられてましたよね?

まるでVTRみたいなシーンに驚きでした。

まあ、相手を研究して対策するチームと

自分たちの強みを前面に押し出すチームと

両チームあるとは思いますが、そこは対策しとけよ!と

敵ながらに突っ込みたくなる先制点です。

 

これでとても楽になりましたね。

前節の勝利による精神的余裕はこういったプレーに

不思議と続くものです。正のスパイラルですね。

 

11分 ジンヒョンのフリーキックから丸にこぼれて

   シュートも枠外

 

必ずしもつながず、スペースへのランにロングボール1本。

このプレーは前節から取り組んでいるプレーです。

やっぱり明らかに変化を求めています。

 

12分 丸のFKが直接ゴールを襲いますがGKに弾かれ

   そのボールを奥埜のシュートもDFに弾かれます。

   丸のFKの前のプレーが坂元のロングパスにメンデス。

   坂元を経由して奥埜がサイドから仕掛けたとこで

   ファールをもらう訳ですが、最初に坂元がボールを受けた時に

   後ろを向かずに前への選択出来ています。

 

22分 キヨのサイドチェンジからまたもや坂元が飛び出します。

   坂元が今度はアーリー気味にクロス。

   弾き返されたところをキヨのミドルもDFに弾き返される。

   キヨも同じくフリータイムが一杯。前を向いてプレーしたら

   これくらいの精度のボールをいくらでも供給できます。

   横浜さん、本当にノー対策????

   この20分までもキヨが気持ちよくプレーしていて

   魅了するプレーの連発でした。

   キヨが分断されていたこれまでのゲームと大違い。

   キヨがこれだけ前を向いてプレーしてれば、

   いくらでもチャンスを創出出来ます。

 

25分過ぎから、セレッソの攻め疲れと横浜さんのギアアップにより、

横浜さんへ主導権が移って、セレッソが受ける形へ。

まあ、ここまでセレッソが主導権を握っていましたので。

ここはしっかりと耐える時間です。

 

そんな横浜さんの猛攻の中、ジンヒョンが狙われて

ヒヤッとするものの、基本的に堅守は不調時も揺らいでいないので、

無事に無失点で前半を1-0で終えることが出来ました。

 

後半に入り、横浜さんの攻撃とセレッソのカウンターという

スピードのある展開のままセレッソがチャンスを迎えます。

 

63分 瑛ちゃんの守備から坂元が受けてスペースへ走る

   奥埜へパス。奥埜はパス&ゴーで走る坂元へ返すと

   坂元はシュートもDFに弾かれ、そのボールを後ろから

   木本のシュートも再びDFに弾かれる。

   でも、この厚みもgood!です。

 

65分に木本、メンデスoutで藤田、豊川INです。

 

65分 瑛ちゃんのロングフィードにキヨが抜け出し、

   冷静にヘッドで折り返すも中央の豊川に合わず

   ファーの奥埜が拾います。

   すると奥埜がクロスに見せ掛けてニアをブチ抜いての

 

ゴーーーーーール!!!!!!

 

ここも素早く前に蹴っている点がに注目です。

前節からの取り組みが横浜さんのハイラインにバッチリと

相性が合った訳ですが、新たな攻撃を構築しつつある過程が

結果につながっていることはとても良いスパイラルです。

 

まあキヨが明らかにオフサイドっぽいけど、

散々、判定に苦しんだシーズンなので、遠慮せずにもらっときましょう。

と思ったら、この審判団は例のダメダメ審判団やん!

またもや見逃しかいな。誤審もフットボールの一つが

私の持論ですが、この審判団は一度外した方が良いのでは。

毎試合、誤審をしているようではちょっとレベルが。。。。

やっぱり山本主審だと選手が審判に詰め寄るシーンが多いんですよね。

かといって私のVAR嫌いは今日で更に強まったのでいりません。

マージサイドダービーでの決勝ゴールで、

飛び上がって絶叫したのに(眠りについた家族を起こしてまで)、

マネの腕が数mm出ていたからオフサイドでゴールは取り消し。

もう、フットボールの楽しみが幻滅ですわ。

数mmのオフサイドいる?しかも手やで。

ハンドも手に当てた方が勝ちみたいなルールになってるし。

そんなんフットボールとちゃうやん。

VARがあってもなくても揉めるんやから、ナシでいいです。

最大の喜びであるゴールシーンが奪われるのであれば。

セレッソの2回見逃されたハンドもその時は怒りますが、

まあ、シーズン通して五分だと思っているので、

それほど成績に影響はないと思っています。

おっと、昨夜の怒りが込み上げて話が逸れてしまった(苦笑)

 

攻めるしかない横浜さん。

後は守りながらカウンターでOKです。

と思っていたら、

 

69分 奪うとすぐに瑛ちゃんがロングボールを蹴ります。

   するとそれを受けた豊川がキヨの十八番を奪うループで

 

ゴーーーーーール!!!!!!

 

いやー、シーズンベストゴール候補にも上がる見事なゴールです。

前節のプレッシングモンスターと化して試合の流れを変えた豊川。

フットボールの神様は見ているんですよね。

シーズン初ゴール(リーグ)がこんなビューティホーなゴールとは。

あ!またもやロティーナの笑顔も。交代選手が活躍すると

監督冥利に尽きるのでしょうか?

 

もうこうなると横浜さんのバックラインはガタガタです。

セレッソの新しい取り組みである裏を狙う練習台と化します。

 

78分 右に入っていた奥埜が裏へ走る豊川へパス。

   豊川は相手を振り切ってGKと1:1を制しての

 

ゴーーーーーール!!!!!!

 

一気に2ゴールを奪っちゃいました。

この後も西川に絶好機があったりと、

意気消沈した横浜さん相手に何度もチャンスを創出。

そんなチームが苦しい時にゴールを返す宏太はさすがです。

チームが苦しい時に何度もハッパを掛け続けてくれた、

在籍時の姿を少し思い出しました。

やっぱり彼には感謝しかありません。

 

④雑感

最近の鬱憤を晴らす気持ちよい勝利になりました。

それだけに夜中のマージサイドダービーが。。。。

おっと、まだ引きずっていて話が逸れ掛けました。

 

ハイラインを敷いて攻撃的に来る横浜さん相手に

前節から意識している裏へのスペースへ早く走る攻撃が

上手く嵌った感じがします。

又、パスの供給源であるキヨへのマークが薄く、

あれだけ自由にしたら、キヨの能力からしたら、

効果的な攻撃がいくらでも繰り出せます。

そして、DFが一人しか来ないと水を得た魚のように

生き返った坂元と二人で以前の攻撃を思い出したようでした。

 

これだけの大勝なので良かった選手はいっぱいいますが、

敢えて、その輪に加われていない選手が一人。

ブルーノ・メンデスです。

昨シーズンと違って、何か歯車が合いません。

この試合でも歯車が合わないシーンが散見されました。

南米助っ人の宿命とも申しますか、メンタルの変化が

プレーに影響する選手が多いんですよね。

昨シーズンのメンデスを知っているので、

ここ最近の姿は昨シーズンの姿とは明らかに違います。

 

そんなメンデスとは対称に中央のボール奪取率が

とんでもないと思われるデサバト

どんだけボール奪うねん!というほどのボール奪取率。

攻撃力ではJ屈指の横浜さんの攻撃をことごとく潰します。

足を滑らせてのピンチは御愛嬌(笑)

この試合はMOM級の活躍です。

 

それと2ゴールの奥埜ですが、ゴールより

1stディフェンダーとしての役割がこの試合は凄いです。

奪ってからの攻撃が速い横浜さんのスピードを必ず、

1度落とします。こういった前に速い相手に奥埜の

1stディフェンダーでの貢献は半端ないです。

さりげなくボランチの顔になるんですよね。

かと思えば右に左に顔を出す攻撃時の動き。

さすがロティーフットボールの申し子といったとこです。

ちなみに、ハーフタイムのHot Zoneで奥埜をやっていたのですが、

めっちゃ守備に戻っていて、貢献具合が良くわかります。

奥埜とデサバトの2ラインで守備を遅らせるから、

最終ラインはボールを弾き返すことに集中できるのですね。

ここのラインはロティーナの中核です。

 

さあ、やっと1週間休めます。

裏へ抜ける新たな攻撃が更なる進化を遂げて欲しいですね。

今の裏へ抜ける攻撃なら豊川が嵌る可能性ありですね。

今、一番メンタル的にも良い状態の豊川。

奥埜と二人でプレッシングモンスターからの裏への抜け出し。

意外に新しい形を作るかもしれません。

湘南で苦しみながらも勝利を収めたことで少し前向きになれました。

ゆっくりつなぐ攻撃しかなく、ハイプレスを仕掛けられると

打つ手なしから、一つ進歩した。

そんな意味からもこのゲームは大事なゲームになったと思います。