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セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第16節】vs横浜Fマリノス~完全に術中に嵌めた大人の勝利。

セレッソ大阪 vs 横浜Fマリノス

9月13日(日)19:00K.O. at 日産スタジアム

 

①スタメン

藤田は休養ですよね?(いつも情報薄ですいません。)

ボランチはデサバト&木本。

LSBは引き続き片山でTOPは都倉&奥埜。

 

②結果 

 セレッソ大阪 2 - 1 横浜Fマリノス

  52分 エリキ (横浜)

  58分 清武  (セレッソ大阪

  86分 高木  (セレッソ大阪

 

③試合展開

前回王者の横浜さんとの対決。

なんか最近セレッソの試合は「矛盾対決」と

名付けられてばかりですが、セレッソだけが

流れに逆行しているのでしょうか?(苦笑)

 

試合展開はとてもわかりやすくて

攻める横浜に守るセレッソ

これまでどんな強烈な攻撃も跳ね返して来たので、

見た目ほどセレッソは劣勢ではありません。

 

2分 FKから木本のドンぴしゃヘッドもGKファインセーブ。

   この後にも出てきますが、横浜さんのセットプレーの守備は

   ユルユルなのでここは絶好のチャンスです。

   キヨの蹴るボールもめっちゃ良いボールなのですが。

 

3分には素晴らしい縦パス2本で攻められてエリキのシュートは

ポストにサントスのヘッドは片山がヘッドでクリア。

最大の危機を切り抜けます。

この後はわかりやすく守備モード発動。

一方的に攻撃を許すも堅い守備からカウンター狙い。

相変わらず堅い守備ですがデサバトが横パスを触れなかった

シーンはヒヤッとしました。ミスさえなければ失点は大丈夫。

雨アラレとシュートを浴びますがジンヒョンを脅かすものはなし。

唯一、エリキのミドルくらいでしょうか?

まあゴラッソが決まったらしゃーないです。

逆にカウンターでは都倉が奥埜が2度ほどチャンスを迎えますが、

都倉は相手DFのカバーに防がれて、奥埜のチャンスは

めっちゃユニフォームを引っ張られてゴールにはならず。

前半をサラッと終わらせたのは後半をたっぷりとやるためです。

 

思いっきり守った前半ですが、後半はギアを変えてきます。

あれだけ相手が前半を飛ばしていたので後半はチャンスありです。

あれだけ飛ばしてきた相手を軽く受け流したから出来る技です。

 

48分 奥埜が相手のクリアボールをしつこく粘って奪いキヨへ

   キヨはそのままミドルも枠を捉えず。(結構、良い伏線に。。。)

 

とギアを攻撃にシフトした所で50分に失点してしまいます。

マルコスがオフサイドやったので一瞬、堅守セレッソ

スキが生まれてしまいましたね。セルフジャッジは危険です。

 

せっかく攻めに転じていたのに出鼻をくじかれましたが、

1点取った横浜が安心からかハイプレスは弱まっている。

前半、あれだけ飛ばしてたから仕方ないのかな?

でも、横浜の狙いは2点取られても3点取って勝つはず。

そしてハイプレスを止めたらセレッソの攻撃は意外に強いのです。

ただ徹底して守っているだけなので攻撃の手がない訳ではない。

そこを間違って痛い目に遭ったチームは数知れずです。

一応、2位を維持していますのでお見知りおきをお願いします。

 

54分 デサバト→奥埜→デサバト→奥埜とダブルワンツーで

   中央突破で奥埜のシュートも枠外。

 

56分 FKに都倉のドンピシャヘッドもGKにまたもや止められる。

   セットプレーは緩いのでチャンスなのですが

   2本ともコースが正直すぎます。

 

58分 坂元が上手くヘッドでフリックしたボールを都倉から陸へ

   陸は見事に間を通して坂元へ。坂元は横のキヨへパス。

   キヨはGKの位置を見て頭を超すミドルを選択

 

ゴーーーーーーール!!!!!!!!

 

ここまで何度もキレイなパスワークでゴールまで迫っていましたが、

ここも同じくキレイなパスワークから最後はキヨの技ありシュート。

その前の陸の2,3人置き去りにしたパスも見事。

ハイプレスを弱めるとセレッソは攻撃の手は持っているのです。

攻めのリズムが出てきたとこを追い付いてイケイケです。

と思ったら、更にイケイケに。

 

64分 キヨの素晴らしいノールックパスに片山が抜け出すと

   相手がたまらず倒してしまいます。審判のジャッジは赤紙

   決定機阻止には変わらないので妥当なジャッジかと。

   まあセレサポからすると奥埜シャツ引っ張り事件や

   相手のゴールはオフサイド見逃しもあったので、

   これで帳尻あった気分ですね。

 

76分 坂元の一気にスペースに走るランに陸がパス。  

   坂元はそのまま内へ切り込みながらマイナスで高木へ。

   高木のシュートは相手DFがブロック。

 

1人減ってスペースが出来ると坂元という最高の武器が

牙を剥きます。ほんで攻め立てて最後は

 

85分 陸からのパスを受けた坂元

   坂元が得意のクロスのワンフェイクからの切り込み。

   切り込んでからのクロスに高木の

 

ゴーーーーーーール!!!!!!!!

 

再びの坂元劇場です。

ゴールを決めた高木も坂元を讃えるしかないといった感じですね。

高木も今シーズン初ゴールなのだから喜んでもいいのに。

ちょっと可愛かったです(笑)

 

でも、その気持ちもわかる坂元のわかっていても止められない切り返し。

そもそも横浜は坂元を1:1で良しとしているのが間違いです。

あのボケーっとその1:1を眺めてた横浜の人は前田でしたっけ?

敵ながら行かんでええの?って思ってたら案の定。

ちゃんと坂元の特徴を理解しているならばフォローは必須です。

ティーナなら絶対に使ってもらえませんね。 

リスク管理できない選手は使ってもらえません。

 

この後も時間をしっかりと使い切って5連勝。

何度も言いますが、川崎さんが異常であって、

普段のシーズンなら優勝ペースです。

 

④雑感

相変わらずハイプレスに対しては厳しい試合内容になりますが、

今回は前半、後半で割り切って戦えたので、ある意味術中に嵌めて

戦いきっての5連勝だと思います。

ただフットボールにはハプニングやミスがあると予定が変わるので

その辺のリスクマネジメントはとても難しいスポーツですが。

前半は守備中心とはいえ、もう少しカウンターチャンスあると

思っていました。横浜さんがかなりのハイラインだったので。

しかし、起点であるキヨが徹底的に狙われていたので、

2,3本くらいのチャンスに留まりました。

まあ、あれだけ狙われて潰されても、数少ないチャンスを作る

キヨの凄さも相変わらず凄いのですが。

ただ後半、攻撃に転じた後のキヨは圧巻でした。

敵を退場に追い込んだパスを始めとして、

いくつもの舌を巻くパスの連発。

ケガに悩まされていた桜の司令塔がようやく完全復活です。

 

あと、前半のヒヤッと事件のようにデサバトがまだまだ

コンディションを上げている途中ですね。

やっぱりケガをするとコンディションを戻すのは大変だと実感です。

ケガでフットボール人生が狂う人は山ほどいる訳ですから。

何度かデサバトなら安心して見ていられるシーンでも

ボールを奪われてピンチになっていました。

休む前は無双状態になっていましたから違和感を感じています。

そう考えるとケガ続きのキヨが時計の針を戻すためには

2年近く掛ったのも納得行きますね。

今のキヨは手が付けられないほどの絶好のコンディションです。

そう考えると途中で触れた高木のゴールはもっと祝ってあげたいです。

やっぱり腰は体の基本ですから、トップフォームに戻すのは

本当に大変なことです。確かに復帰後は気持ちが空回りして

なかなかボールに絡めなくて本人も悔しい思いをしていると思いますが、

ティーナは結構、信頼しているので、ゆっくりと時計の針を

戻していきましょう。今日はその1歩になればと思います。

メンデス不在の苦しいFW陣ですから是非とも助けになって下さい。 

 

試合に戻るとキヨとデサバトがボールを奪われるシーンが

多かったにも関わらず前半を無失点で切り抜けられたのは、

「守る」と決めた割り切りのおかげでしょうね。

守ると決めた時の堅さはJリーグ屈指なので。

ピンチのようでピンチじゃないんですよね。

これがロティーナのフットボールと言ってしまえば簡単ですが。

中のブロックが出来ているときはクロスを入れられたら思わず

「ありがとう」とTVの前でよく言ってます。

それくらい、クロスを上げさせて真ん中で弾き返す。

この繰り返し。

恐らく守備に関してはJでも最高の守備を誇ります。 

 

前節と違ったのは後半はしっかりと自分たちのペースに

ギアを変えて戦えたところですね。

ちょっとオフサイドの見逃しで穴が開いてしまったので

失点はしてしまいましたが、フットボールにはミスや

ハプニングが付きもののスポーツなので、

そこに影響されずプレーできたことは良かったです。

まあ逆に横浜さんが影響されすぎというのもありますが。。。

後半は入りからゲームをある程度コントロール出来ていました。

ある程度中盤でデサバトやキヨがボールを捌ける時間が

少しでも出来ればゲームのコントロールは可能です。

故に前節より苦しんだ感はなく、むしろセレッソの術中の中で

横浜さんを完全に嵌めこんだなーっと。

そこには相性の良さもあったのかもしれませんね。

ユンさんから守備中心へシフトしたセレッソ

攻撃的な横浜さんとは相性がめちゃくちゃ良いので。

本当は川崎さんも同じなのですが、今シーズンの川崎さんは

その更に先へ突き抜けていますからね。

 

さあ、中2日で神戸戦がやって来ます。

奥埜、90分使ってしまったなー。出場できるかなー?

ひょっとして前半は休ませて耐えるフットボール

後半から奥埜投入で勝負を掛けるのもありかな?

キヨはもう少し休ませたかったなー。

ここは意外性を買って藤尾先発なんでどうでしょうか?

少なくともプレスは掛けてくれそうです。

やや組織的ではなく自由プレスですが。。。。(苦笑)

そしてそろそろ海外移籍の噂ではなく、

チームへの貢献をしてもらいたい西川君。

そんなコンディション調整がとてもとても難しい、

次節の戦いになりそうです。

セレッソのとしての総力が求められる試合になりそうです。

でも、中2日連続って。あり得ないっす。

ケガしないことの方が優先かもしれませんね。