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セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第28節】vsコンサドーレ札幌~これまでの課題とこれからの課題がすべて詰まったゲーム。

セレッソ大阪 vs コンサドーレ札幌

9月2日(金) 19:30 K.O.  at 札幌ドーム

 

①スタメン

陸が累積で出場停止となり、代わりは毎熊。

まあ元からやってたから適任ではあります。

右SHに為田をコンバートして左SHにはパトリッキ。

最近好調の上門と帰ってきたタガートが2TOPです。

CBはヨニッチと鳥海。

 

②結果

  セレッソ大阪 1 ー 2 コンサドーレ札幌

    78分 中原(セレッソ大阪

    86分 キム・ゴンヒ(札幌)

    94分 青木(札幌)

 

③雑感

今日は前節と違って更新する時間はあります。

でも、最後の10分間ですべて飛んでしまうので、

試合経過は割愛させて頂きます。

 

1つ目:これまでの課題。

これは開幕当初からずーーーっと引きずる課題です。

決定力と試合の締め方。

まあ決定力を解決するのは簡単ではなく、

どこのチームも苦しむ課題です。

だからこそ、点取り屋は天文学的な金額で移籍する訳であり、

こればかりは本当に難しい問題です。

だけど、試合の締め方はチームで何とかする課題であり、

解決すべき課題であり、解決できる課題です。

80分近くでリードしてあの戦い方をいつまで続けるのでしょう?

というのが、この試合の一番の感想です。

ここを振り返る前に決定力にも言及しておくと、

正直、前半で2-0くらいにして試合を決めておくべき。

あれだけ圧倒しながらシュートが枠に飛ばない。

バウンドが難しいシーンも多かったと思いますが、

もっと体ごとゴールへ預けるとかしても良いと思います。

ルヴァンの川崎戦みたいにゴールへの貪欲さがあれば、

ゴールを奪えていたのではと思います。

 

さて、もっと重症なのが試合の締め方。

これは春からずーっと言い続けている課題です。

攻めるのか守るのかハッキリしないまま、中盤が間延びして

セレッソの生命線でもある両ボランチのマークが間に合わなくなり、

あっさりとエリア内に侵入を許して失点する。

もちろん、追加点の可能性も高いが、失点のリスクも高い。

80分過ぎてリードしている状況で背負うリスクではありません。

同点ならわかるけど。。。。。

 

今日はそこに史上最悪なブルーノメンデスの登場で

もう逆転は既定路線だったかと思います。

1失点目のシーンを振り返ると、メンデスのボールロストからです。

これ以外にもリードしている状況で何度も訳のわからん

ボールロストを繰り返していました。(パスミス含む)

そして何よりボールロストした後に歩く歩く。

「俺、知ーらね。後はみんなで守ってね。」

あの態度は本当に腹が立ちました。

これは小菊監督の標榜するフットボールでは論外ですよね。

山田&加藤コンビの決定力が致命的なので、

どうしてもメンデスを使わざるをえない弊害だと思いますが、

この選手を使った小菊監督の失敗です。

もうメンデスはセレッソ大阪には不要な選手ですね。

活躍していた頃はもっとボールを追い掛けている選手でした。

もう気持ちここにあらずだと思います。

ブラジル人助っ人の特徴でもあるので、ここは早く見切り必要です。

乾の時と同じく、心がここにない選手はチームの輪を乱します。

 

さてさて、この試合を締めるシーンでの問題は

もちろんメンデスだけではありません。

山中、毎熊の両サイドバックがチャンスと言わんばかりに

攻撃参加している点です。

比較的、リーグ内ではリードしていても守らずに攻撃を続ける

LiverpoolでさえロボとTAAもバランスを重視する時間帯です。

それが負けているチーム並みに高い位置でプレーしています。

これでサイドにスパチョークと金子と言うカードを切った

ミシャの思う壺です。

ミシャの意図は得意のパスワークを捨てて、サイドで個で勝負出来る

選手を配して、中央のゴンヒで仕留めるというものです。

なのに、サイドを締めずにむしろ攻撃参加して、相手のサイドを

活性化させるという始末。ミシャのカードの切り方を見て

そりゃないわーと思っていたら案の定という感じですね。

むしろSHも戻って相手のカットインのコースを消すような

守備をすべき時間帯と相手の戦術ですよね。

それをサイドバックまで戻りながら守備をしているようでは

守り切れるはずがありません。

早く追加点を狙う。守り切る。を明確にすべきです。

当然、負けているチームは攻撃的に来るので、

スペースはいっぱいできていて、狙いたい気持ちはわかります。

そこをコントロールするのがベンチの仕事だと思います。

 

同点のシーン、奥埜がもう限界な体で必死に戻っている姿を見て、

いやいや、この時間とシチュエーションで奥埜にそんな仕事を

させたらあかんやろ?という思いです。

恐らく、守備的に構えていれば、奥埜なら間違いなく

シャビエルを遅らせることに成功していたはずです。

それくらいこの試合でも光りまくっていました。

そんな中盤の要である奥埜が遅らせることが出来ない

シチュエーションに持ち込む必要があるのか?

何かチーム戦術として間違えているのではないでしょうか?

 

2つ目:これからの課題

前から何度か言っていた通り、

2チーム全く変わらず同じ戦力のチームを保持して、

選手交代しても同じ戦力で戦えるセレッソ

夏の連戦時は強いが、秋の涼しい時期になってくると

1チームの完成度が高いチームに上回られますよと

言っていたことが現実になりつつあります。

この2チーム同じ力を持つチーム作りは

夏の体力が奪われる時期には圧倒的な走力によって

相手チームを混乱に陥れ圧倒してきました。

なんせ、90分走り切る必要もなく、全員が限られた時間内を

全力で走ることで、相手より走力、スプリントで上回って

次第に圧倒していく。そして、落ちてきたところで、

選手交代して、90分間、全く同じ戦い方をキープ出来るのが、

小菊監督が作り上げたチームでした。

夏の連戦だと負ける気がしないほどの強さを誇りました。

しかし、秋の涼しい季節、週1試合になると、

1チームの完成度が高いチームの方が有利になって来ます。

これは必然だったとは思うのですが、

そこはこれまでの課題である決定力と試合の締め方が

すこしでも改善されれば、チームとしての完成度は

高いので、十分に乗り切れるだろうと思っていました。

しかし、春からの課題は改善していなかったので、

今日の結果は必然なのかもしれません。

 

そんな中で、キヨが少しづつコンディションが上がっているのは

今の苦しいチーム状況を変えてくれる可能性はありそうです。

やはり、出てくるパスの質が段違いです。

それを受けたメンデス&山田のパスの質の悪さも相まって、

同じカテゴリーの選手に見えないほどです。

徳真の成長とキヨの復帰によるコラボレーションという

楽しみが増えたのも事実なので、このこれまでの課題と

これからの課題と向き合いつつ、新しい力が発揮できるといいですね。

縦へパスを入れれるようになった徳真とそこへ絡むキヨ。

楽しみですよね。後はタガートがケガ無く出場出来れば

それなりに得点は増えると思うのですが。。。。

やっぱり、タガートは1つ抜き出ている印象でしたので。

だけど、スぺ体質なのが計算が立ちにくいところです。