Power & The Glory~You'll Never Walk Alone.

セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【天皇杯_Semi_Final】vs浦和レッズ~今シーズン終了。

セレッソ大阪 vs 浦和レッズ 

12月12日(日)16:00K.O. at 埼玉スタジアム2002

 

①スタメン

     大久保

 為田  キヨ  坂元

   喜田  奥埜

丸橋 瀬古  西尾 陸

   ジンヒョン

 

②結果

 セレッソ大阪 0 ー 2 浦和レッズ

  29分 宇賀神 (浦和)

  89分 小泉  (浦和)

 

③雑感

これが嘉人引退興行を続けてきたセレッソ

1年掛けてチーム作りを行ってきた浦和さんとの差です。

 

開始早々、浦和さんの連動したハイプレスの前に

まともにパスすらつなげない厳しい状況に追い込まれます。

そして何度もボールロストしてはカウンターを喰らう試合展開に

堪えきれずに失点してしまいます。

そうなると、浦和さんは次はしっかりリトリートして、

カウンターを狙う戦術に移行します。

この辺りは2つの戦術をしっかりと浸透させたチームです。

過去の個の力だけで戦っていた浦和さんの姿ではありません。

まるでリーグ杯決勝を観ているかの展開に、

守りを固められると為すすべがないセレッソ

ではありましたが、この試合はキヨの調子が戻っていたのが救い。

キヨが中盤で1人で気を吐きます。

とは言え、相手もGK西川を始めとする堅守の前に

ゴールを奪えるまでは達しません。

 

後半に入るとその調子が良かったキヨが下がってボールを

受けてボールをサイドに散らすことで、

サイドから攻撃が形になり出します。

ただ、リカルド監督のケアが早かった。

左をすぐに交代してケアすると、次第に攻撃の手段を失うセレッソ

まだ五分だった展開にムツキと寛人を入れて万事休す。

全く意図がわからないまま何も出来なかった選手交代。

この選手交代からはチャンスすら作れずに時間が過ぎると、

終了間際に追加点を決められてジ・エンド。

まあ、完敗ですね。

同点に追いつける際どいプレーもありましたが、

同点になれば浦和さんはまたハイプレスに戻るだけなので、

まあ浦和さんの手のひらの中で試合をしていただけですね。

 

これも仕方ない。嘉人の引退興行で試合をしていたクラブが

優勝出来るほどプロの世界は甘くないですよ。

引退発表した嘉人がずっと先発って。。。。。

もうプレーが厳しいから引退するんですよね?????

来年はいない選手ですよね????????

誰か先発する意味を教えてください。

いや本気で勝つために考えた先発の意味を教えてください。

そう考えるとユンさんの勝負に徹する姿勢があったからこそ、

この生ぬるいセレッソが優勝出来たのだと実感します。

リーグ杯決勝で柿谷を交代させて、柿谷がぶー垂れる事件が

発生しましたが、ユンさんはそれくらい勝負に徹していました。

これまでの活躍に敬意を表してなんて姿勢は全くなし。

目の前の試合を勝つために考えられるすべてを注ぎ込む。

だから、セレッソに初戴冠をもたらしたのです。

それが引退する嘉人さんのために先発でどうぞ。

いやー、得点でもしたら大賑わいだねー。

うん、こんなクラブが優勝出来る訳がない。

これがユンさん就任前までの女子高セレッソですね。

仲良しこよしの女子高セレッソに逆戻りです。

もちろん戦術や選手の能力もありますが、

やっぱり優勝に必要なのは執拗までの勝利への執念です。

アディショナルタイムで奇跡を起こして勝利を掴む。

優勝はそんな積み重ねです。

今日はややこしいのでレッズと言わずにLiverpoolと言いますが、

Liverpoolが奇跡を起こすのは勝利への執念。

その証拠にCLもプレミアも前年に悔しい思いをしています。

だからこそ、気が狂ったように勝ちに拘って掴んだ栄冠です。

そしてJでも赤鹿さんが常勝集団と言われるのは、

そのメンタリティの賜物だと思います。

ティーナの最終戦の鬼気迫る攻撃は敵ながら、

これが赤鹿さんの勝利へのメンタリティかと絶句しました。

まあ普段からLiverpoolを観てるから絶句と言うより、

Liverpoolの空気を感じたという方が正確かな。

とにかく優勝するチームの勝利への拘りは違います。

少なくとも女子高セレッソと真逆の位置にいます。

ユンさんとロティーナと言うプロの監督と

出会ってしまったので、もう女子高は嫌なんです。

もう仲良しこよしの女子高は嫌なんです。

嘉人さん引退するんでしょ?

そんな選手がなんで先発なん?

くらい言って、ぶつかる位じゃないと勝てないんです。

そしたら嘉人だって引退興行で出るんじゃなくて、

実力で出ようと必死になるはずです。

そうやって切磋琢磨し続けるのがプロです。

それが優先先発権みたく出ていた感が隠せません。

 

はー、来季に向かって不安しか出ない状況。

まあLiverpoolで癒されておきます。