Power & The Glory~You'll Never Walk Alone.

セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【リーグ杯Final】vs名古屋グランパス~今の位置の再確認と次への課題。

セレッソ大阪 vs 名古屋グランパス

10月30日(土)13:00K.O. at 埼玉スタジアム2002

 

①スタメン

   山田   加藤

乾          坂元

   奥埜   原川

丸橋         陸

   瀬古   西尾

    ジンヒョン

 

なるほど、ここに照準を絞ってきたここ最近のメンバー。

恐らく、今考えられるベストメンバーなのかと。

 

②結果

  セレッソ大阪 0 ー 2 名古屋グランパス

   47分 前田(名古屋グランパス

   79分 稲垣(名古屋グランパス

 

③試合推移

ティーナ解任から波乱続きの今シーズン。

正直、楽しくないままシーズン後半を迎えつつありますが、

兎にも角にも決勝戦。楽しみましょう。

 

まず試合の入りは名古屋が圧力を高めてきます。

慎重に入りたい決勝戦の虚を突いてきた感じです。

いくつか際どいシーンを迎えつつも、

相手が上手く捉え切れない感じで守り切ります。

 

不意打ちが上手く行かないとみるや、次第に自分達の

得意な鉄壁を築き始める名古屋とボールを保持する

セレッソという予定通りの試合展開に入ります。

名古屋のベンチを見ても60分まで0-0でOK、

最後の30分で試合を決める気満々ですね。

 

さて中央は稲垣&木本が非常に面倒なので、

サイドから崩しにかかるしかありません。

もちろん、サイドも簡単には上げさせてくれません。

セレッソの攻撃の生命線は早めのサイドからの長いボール。

特に陸からのボールは抜群で、いくつか良いボールが入るが、

名古屋のCBの寄せが速い速い。

これじゃ厳しいかと思っていたら、

次第にセレッソも相手の寄せの速さを見越して、

相手のクリアするボールを乾、坂元、原川、奥埜が狙うように。

と思えば、稲垣、木本がそのフォローをカバーに入る名古屋。

目まぐるしい戦況の変化に小菊監督も頭使ってるなーという感じ。

マッシモはこの辺りは余裕の戦術修正ですね。

0-0の中にも中央は凝縮された攻防を繰り返すも

やはり、名古屋の完成度の方がそりゃ1枚上。

次第にセレッソの攻撃の手は尽きていきます。

横浜さんみたいに攻撃に来てよーと言いたくなりますね。

 

後半に入ると、セレッソが先に動きます。

名古屋の中央を崩す一手にキヨを山田に代えて投入します。

しかし、後半開始早々のCKからまさかの失点を喫します。

何だろう、観ている方もやや力が抜けていたというか

魔の時間みたいにポッカリと穴が開いた感覚がありました。

 

名古屋相手に先制を許すと、更にこじ開けるのが難しい。

まだ時間はタップリあるものの、しっかり自陣で構える名古屋。

普通は守るにはまだ早い時間帯ですが、名古屋は2年間、

じっくりと作り上げてきた自信がありますからね。

これでセレッソはどうやって堅守名古屋を崩すかに焦点が絞られます。

しかし、交代で入った切り札であるキヨが完全に試合に入れていない。

ボールロストのオンパレードでリズムが崩れます。

キヨの不調で左サイドが死んでしまったので、

今日、絶好調の陸に賭けるような展開に。

相手も吉田という粘り強さならJ屈指の左SBがいるので、

絶好調の陸と言えども簡単ではありません。

とは言いつつ、嘉人がもう少しで触れそうだった絶妙なクロスや

ポストに嫌われるミドルで応戦するもわずかに足りず。

陸は負けた中でMOM級の働きでした。

 

すると防戦一方なので、前線で球を持てるFWシュヴィルツォクを

入れていたマッシモの選手交代がドンピシャとなります。

シュヴィルツォクに抜けられてシュートを打たれるも

ジンヒョンがファインセーブと思ったら、

ここまで走ってきていたことに驚きの稲垣に決められて万事休す。

最後まで1枚上のマッシモ戦術に完敗の決勝戦となりました。

シュヴィルツォクがあの時間帯で入ってきた時点で

嫌な空気あったんですよね。マッシモさすがです。

 

④雑感

決勝一発勝負は実力だけでは決まらない何かがあるかと

期待したのですが、実力通りの結果となってしまいました。

 

横浜さんのような攻撃的なチームにはドハマりするセレッソですが、

名古屋さんのような守備的なチームに対しては策がないセレッソです。

小菊さん的には前半を観る限り手を変え品を変えとやっていましたが、

正直、まだまだ得点は遠い感じでした。実戦勉強中ですね。

相手の修正能力の方が常に1枚上を行っていて、

改めて、これがセレッソの現在地だと実感させられました。

小菊さんの特徴は横浜さんとの試合でドハマりした「プレス」にあります。

プレスから縦に1本通すまでの流れは繰り返しやってる感じは受けています。

今日も相手のクリアへのプレスはチームとして一貫性がありました。

でも、相手がボールをつながない安全なクリアに徹すると、

プレスの掛けどころを失い、ボールを保持して攻めさせられるという、

何とも苦しい展開になりました。

自分達から仕掛ける時のフットボール

これが次への大きな課題です。

今日はキヨがケガ明けの試合勘の無さが致命的となってしまいましたが、

恐らくその攻撃の1手はキヨが握っているのは間違いありません。

キヨが復調した時に小菊さんが守備を崩す攻撃の1手を

構築できるのかが、後、残されたシーズンでやることです。

 

と、現場はみんな頑張っています。

しかし、だからと言って森島、梶野OUTは言い続けます。

この2人がいるっクラブに未来はない。

今は監督や選手が問題ではない。森島、梶野が問題である。

準優勝について現場の皆さんは本当にお疲れ様です。

しかし、フロントはこれで無罪ではない。

早くクラブから出ていくことを切に願います。