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セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第22節】vsサガン鳥栖~クルピフットボールの完成?!

セレッソ大阪 vs サガン鳥栖

7月24日(土) 19:00K.O. at 駅前不動産スタジアム

 

前節も飛ばしてしまい申し訳ありません。

ワクチン接種の副反応やらで不調でした。

皆さんワクチン接種後の翌日は休むくらいがいいですよ。

 

さて、前節に続きクルピのフォットボール満開ですね。

しかも東京さん、鳥栖さんといった組織的に成熟したチームの

時計をも狂わすクルピフットボール。ある意味、本物です。

 

スタートに戻ると2TOPには嘉人とムツキが入ります。

いつも対戦相手に対してわかりやすい指示があるクルピですが、

今節はGKへのハイプレス。

相手GKのバタバタ感見ていたら、その狙いは明らかでした。

そのためのムツキですね。

で、ハイプレス敢行に何故、嘉人????

人がいないのはわかるけど、違うでしょ。

走れない選手とハイプレス。ここは意味不明なままです。

 

で、試合開始早々2失点。

時間は違えど、前節と全く同じ展開。

カウンター仕掛ければ何点でも取れそう。

ただ、クルピのフットボールにおいて完全に相手の

時計を狂わせる罠(狙った訳ではないが)です。

 

面喰いながらの立ち上がりとなりましたが、

GKの足元が怪しいので、ハイプレスはかなり有効。

でその後は得点機を何度か迎えます。

 

そして、坂元のハイプレスでディフレクションしたボールが

エリア内のムツキの前に。

ムツキのシュートはこれまたディフレクションしてゴール。

シュートの精度が悪いムツキですがディフレクションはラッキー。

そして、この時間帯はハイプレスが効きまくりの時間帯です。

何となく打ち合いの様相に持ち込みクルピ得意の展開になっていました。

しかし、この後に飲水タイムが入ると、鳥栖がサイドの守備を修正、

セレッソも攻め疲れ等々で一旦、ゲームが落ち着いてしまいます。

落ち着いたゲームは逆に苦手なセレッソ

ほんまにゲームが落ち着くとシュートすら打てませんから。

そして後半終了間際に相手の見事なミドルが突き刺さります。

前半は1-3で終了。

鳥栖にとっては良い時間帯での追加点で楽になりました。

 

そして、後半になって当然、セレッソはギアを上げて攻めます。

すると、ここから鳥栖のカウンターショーが始まります。

しかし、ジンヒョンのファインセーブ、VAR、ポスト、ビックリなパスミス

連発して楽々取れそうな追加点を奪えません。

でも、ここで皆さんも気づいていましたよね。

1-3で勝っているチームがアホみたいなオープンな試合をしていることを。

これ絶対にやっちゃいけないんですけど、

スペースがら空きでノーガード状態の相手と組み合うと

本能で攻めちゃうんですよね。

普通に組めば鳥栖の守備力なら楽勝だと思うのですが。

クルピの矢吹丈ばりのノーガード戦法と言うのか、

思わずパンチ打ち込んでしまいますよね。

あの鳥栖ほどの洗練されたチームでも、このアホみたいな

オープンなゲームに足を踏み入れてしまうのは驚きです。

 

これで徐々にクルピの領域に足を踏み込んだ鳥栖さん。

67分にセレッソに2点目が入ります。

キヨが上手い角度からのクロスにGKが弾き

キャッチしようとするもこぼれて坂元がつないで

ムツキが2点目のゴール。

このシュートは良かったので、ある意味、

ゴールを取ることで自信につながれば良いのですが。

VARが介入するもGKはキャッチし損ねて、

明らかに自分の足に当たってボールがこぼれ出ているので、

手に足が入っているとは言え、印象は悪いでしょうね。

まあその前にエドゥアルドのゴールもVARで取り消されているので、

鳥栖側からすると判定に不満は膨らむでしょう。

でも、VARってケチが付き始めると悪い好方向に何故か転がる道具です。

エドゥアルドのハンドも攻撃側のハンドは意図に関係なくなので、

間違いなくハンドです。

故に、正しい判断ですが、面白いかどうかは別だとVARの度に思ってます。

 

これで完全にクルピゲームに深く足を踏み入れた鳥栖さん。

最後は坂元に粘られて、前に突破されたところでPK。

そのPKを坂元が自ら決めて同点に追いついてしまいます。

この85分のプレーに鳥栖さんの混乱ぶりが象徴されています。

まず足元が怪しいGKへここでもプレスを掛けます。

GKの蹴ったボールはセレッソがボール奪取を待ち構える中央へ。

そのボールを右サイドへ展開すると何故か無理に前に行こうとした

結果、奪われて高木の坂元へのパスへとつながる訳ですが、

その右サイドで受けた時に前を向く必要は何故ある?です。

時間帯、得点を考えれば、迷わず後ろ向いてGKです。

しかし、交わせばカウンターチャンス。

GKが狙われてバタバタ。

この2つが無理して前を狙う結果に。

その結果、そのボールを奪われて同点になりました。

このシーンを見るとセレッソのフィールドで

戦ってしまっていたのかもしれません。

 

さてさて2試合連続の打ち合いでのドロー。

社長さんはワクワクして満足ですかね。

クルピらしく肉を切らせて骨を断つといえば聞こえは良いが、

こんなフットボールではタレントが集まらないと上位進出は

無理です。前半はロティーナの遺産で守備も安定して、

勝利もありましたが、ここに来て遺産も使い果たし、

完全にクルピフットボールが完成の域に達してきました。

ちなみにロティーナ清水と順位は1差。

正直、選手層で言うと差があるにも関わらず、

クラブの能力の差で順位的に争う位置に来ています。

だってロティーナだと2年連続5位以内の戦力のセレッソ

選手を次々に抜かれて残留争いしていた清水。

これはクラブの能力の差が明確に出ています。

もし清水が奥埜を獲得できる財力があれば、

間違いなく順位は入れ替わっていると断言できます。

 

ノーガードで打ち合うことで得点が多く入るは事実です。

でもこれを攻撃的と呼ぶには余りにも浅はかです。

そして未来がないことだけは間違いありません。

もしくはチェルシーマンチェスターCのように

オイルマネーでタレントを揃え続けるのかのどちらかですね。