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セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第11節】vsガンバ大阪~アンカーが悩みどころ。

セレッソ大阪 vs ガンバ大阪

5月3日(水) 14:00 K.O. at パナソニックスタジアム吹田

 

①試合展開

スタメンはもうほぼ固まった感じですね。

逆に層が薄い点が悩みどころ。と思ったら、

もっと大きな悩みどころがありましたね。

 

最初はどちらもボールを握りたい流れから、

どちらが先にボールを保持できるのか?の勝負。

 

9分 香川が相手のロングフィードを頭で落として、

  そのまま奥埜が持ち込みます為田のクロスは止められるも

  こぼれ球を毎熊が拾って、奥埜のシュートもGK。

 

そこからも一進一退の攻防が続くも、次第にガンバペースに。

そのネックとなっていたのがアンカーの原川。

ボールロストの連発で攻撃にリズムが出ません。

確実にキープできる香川と上手く体を入れて、

最低でもファールをもらう奥埜と違って、

デュエルでも負けるわ、パスはズレまくりやわで

攻撃のスイッチを入れたくてもスイッチを入れられない。

リスク回避のために次第に重心が下がってしまうので、

ガンバのボール保持は止む得ない状況に。

こうなるとブロックを構えてカウンター狙いに。

まあ、守備からのカウンターの方が勝率が良いので、

失点さえしなければ、まあOKです。

 

と思っていたら、

27分 奥埜が中央でボールをもらうと上手く反転からのサイドチェンジ。

   右をフリーで駆け上がる陸からのアーリー気味のクロスは

   中央でレオ・セアラにどんぴしゃのヘッドで

 

ゴーーーーーール!!!!!!!

 

ガンバペースになり始めた所を一発で仕留めました。

ほんで陸が守備に追われていたので、攻撃は左が多かった点も

急襲みたく幸いした感じがします。

 

今日はこの1点から更に守備を強めて守り切るような動き。

いや、さすがに早いんじゃんない?と思っていましたが、

攻撃に入った時に原川が低い位置でボールロストするので、

確かに怖くて上がれない雰囲気はあったので仕方ない気もします。

 

後半に入ると、更にガンバの攻勢が強まります。

後半開始から陸がOUTで中原IN。毎熊がSBへ下がりますが、

ここを狙うかのようにガンバの攻撃が襲い掛かります。

 

そしたら55分にその左を完全に崩されて同点に追い付かれます。

中原と毎熊の右サイドコンビは守備においては苦しいですね。

陸が早い時間にカードを貰っていたので、気持ちはわかるが、

60分くらいまでは引っ張っても良かった気もします。

 

ここからはセレッソも攻撃に出るしかないので、

もう一度、重心を前に出そうとします。

そのために、レオ・セアラと原川を下げて陸次樹と北野を投入して

4-4-2にフォーメーションを変更します。

うんうん、今日の原川見ていたら妥当な決断です。

ほんで、守においても後半は左サイドでアンカーとサイドの間が

上手く埋めれていなかったので、ボランチ2枚はバランスも改善。

 

と思っていましたが、同点に追いついたホームチームの流れは

押し戻せませんでしたね。一気に流れがガンバに傾きながらも

ダービーの意地と言うのか、今季のガンバさんの苦しみと言うのか、

寸前のところでゴールを割らせません。魂のディフェンスです。

 

すると耐えに耐えた末にカウンター発動です。

89分 ゴール前のクリアを受けた上門が粘って香川に落とす、

   香川は前を走る北野へパスすると、一気に駆け上がります。

   するとサイドで猛ダッシュしていた山中へパスを送ると、

   ピンポイントのクロスが陸次樹の合うと、ヘッドで

 

ゴーーーーーール!!!!!!!

 

しっかりと決めきっての勝ち越し弾です。

走りながらのヘッドで難しかったのが幸い、

難しい方が決まるんです陸次樹は!

 

後は5バックで余裕を持って締めかと思いきや、

際どいシーンもジンヒョンのファインセーブで事なきを得て、

バウンスバックの勝利となりました。

それにしても4/30のスパーズ戦(Liverpool)に続き、

土壇場での決勝点。少し叫び過ぎのGWとなりました。

 

②雑感

レオ・セアラの決定力の高さはやはり頭一つ抜けています。

ガンバペースでチャンスがほとんどない状況から、

一発で決めてしまう決定力は昨シーズンなかった武器です。

後、毎回DFとやりあっていますが、陸次樹が入った時に、

ジンヒョンのロングボールを簡単に相手ボールになるシーンを見ると、

相手DFにとったら、レオ・セアラは厄介な選手なんだなと思います。

 

そんな一発で仕留めざるを得ない状況になった原因は

やはり、アンカーに位置する原川の不調でしょう。

あの位置であれだけボールロストされたら、

信じて前に走ること出来ないですよ。

香川と奥埜の2枚看板が本当に素晴らしい活躍をしているだけに、

中盤は原川一人で崩壊しているようにしか見えなくて。。。

今日に限らず、今シーズンの原川は調子が上がらないままです。

徳真も昨シーズンの疲れからか今シーズンは精彩を

欠いてしまっていたので、どちらを使うのかも悩ましいところですが、

本来、セレッソのストロングポイントである中盤が

今は泣き所になってしまうとは、難しいものです。

とにかく原川でも徳真でも良いので、アンカーの復活が待たれます。

特に香川、奥埜が素晴らしいだけでなく、二人のイメージが

かなり共有出来てきて、コンビネーションがどんどん深まっています。

それだけに、アンカーポジションが嵌れば、

もう少し安定出来るはずなのですが。

もしくはキヨ辺りが戻ってきたら、

キヨ、香川、奥埜の3人で中盤を構成しても面白いかも。

やや守備が不安定になるから無理かな。。。。。

どちらにしてもハーフラインを越えないスペースでの

ボールロストは本当に減らして欲しいところです。

 

東京、柏、ガンバと苦しいゲームながら勝てている点は

勝負強さと言う点では発揮出来ています。

ただし、どの試合も相手さんの苦しみに助かっているところも

あるので、手放しでは喜べませんが、勝ち点3を獲得することは

簡単な事ではないので、チームとしては成長出来ています。

ウィークポイントに何か手を加えてくるのか?

もしくはキヨの復帰を待つのか?

5月からがJリーグの勝負の期間に突入しますので、

何らか次のアクションを期待します。

 

さて、次節はまたまた苦手の赤鹿さんですね。

色々と揉めてからは上り調子の赤鹿さんですが、相手がどうこうより、

前節の広島さんと同じでとにかく相性が悪い相手です。

逆転負け、アディショナルタイムで勝ち点失う等々の

悲劇ばかりの3大相性悪い相手ですが、次こそ乗り越えましょう。

と言いつつ、痛い目にしか遭っていないですですが。。。。