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セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第6節】vs横浜Fマリノス~初めの第一歩5-4-1

セレッソ大阪 vs 横浜Fマリノス

4月1日(土)16:00 K.O.  at ヨドコウ桜スタジアム

 

①スタメン

古巣対戦のレオ・セアラを戻してきました。

       レオ・セアラ

為田                毎熊

    香川      奥埜

        徳真

山中                陸

    鳥海     ヨニッチ

      ジンヒョン

 

少し表現を変えてみました。4-3-3。

ただ守備のシーンになると元々の4-4-2に近く、

攻撃になると4-3-3に見えるような形ですかね。

これも為田、毎熊の”ラン”が成せる業か。

 

②結果

  セレッソ大阪 2 ー 1 横浜Fマリノス

    16分 レオ・セアラ(セレッソ大阪

    35分 レオ・セアラ(セレッソ大阪

    83分 オウンゴール(横浜)

 

③試合経過

何故か怖いくらい好相性のホーム横浜戦。

時折、神懸ったような試合も含めて11年間負けていません。

 

立ち上がりは予想に反してセレッソがボールをキープ。

しかし、徳真のパスミスからカウンターを受けると、

そこから横浜さんがボールをキープして、

セレッソが守ると言う、大方の予想通りの展開に移行。

まあ、この形での戦績は悪くないので、

いつものように外へ外へ追い出す守備で守り続ければ、

カウンターで仕留めることが出来るはず。

しかも最大の味方は”超好相性”。

 

と、思っていると、早い時間に先制します。

14分 陸のスルーパスを受けたレオ・セアラが右サイドでFKをゲット。

   そのFKから打点の高いレオ・セアラのヘッドも

   GKが片手で弾き出します。

 

15分 そのCKから今度も打点の高いレオ・セアラのヘッドが

   相手DFに当たってそのまま

 

ゴーーーーーーール!!!!!!

 

なんかゴールの入り方まで怖いくらいの好相性。

これでますます攻撃的な横浜さんを受けるセレッソの構図。

でもシュートを打てども枠を捉えない辺り、

ヨドコウでは横浜さんには負けないという魔力すら感じます。

そしていくつかのピンチを切り抜けた所で、

 

34分 レオ・セアラが中央で脅威の粘りを見せて

   斜めに走る奥埜へパス。その奥埜がそのまま走り込む

   中央のレオ・セアラへ折り返すとヘッドで

 

ゴーーーーーーール!!!!!!

 

前節のブログで古巣相手なのでレオ・セアラの活躍を

期待しましたがここまでの活躍は想像を超えました。

 

前半は2-0で好相性全開に折り返します。

中央は3枚で締めつつ厄介なサイドは

毎熊、為田のサンドする守備で安定します。

ただ相手はチャンピオンの横浜さんなので、

個の力で交わされてピンチを迎えるシーンもありましたが、

中央も必ず競っていたので、危険なシーンはあるものの、

相手の強度を考えると十分な守備でした。

 

さーて、後は試合の締め方。

セレッソの昨シーズンから抱える最大の課題へ挑みます。

 

まずは

49分 左で為田がタメにタメてオーバーラップする

   山中へ出すと、山中のクロスにレオ・セアラも枠外。

   レオ・セアラが目覚めてきました。

 

ここからは防戦一方の展開ですが、セレッソの課題は

守り切ること。割り切って課題克服が命題です。

 

さて、締めの第一弾の交代は

為田、徳真outで喜田、カピシャーバin。

その前にレオセアラ⇒陸次樹はありましたが、

これは明らかにお疲れレオセアラの交代なので、

戦術的には何も変化なしだったので。

 

しかし、その4分後に喜田のオウンゴール

1点差に詰められます。

ここまではいつもと同じ展開。嫌な空気。

 

そこで小菊監督が打った1手は。

5-4-1の5バック。

進藤の投入により5バックで1点を守り切るという

明確なメッセージをピッチに送ります。

 

そして、この後、それほど大きなピンチはなく

今日は1点の逃げ切りに成功です。

 

④雑感

勝負は好相性に助けられた感じもしますが、

やっぱり最大のハイライトは5バックでしょう。

大きなPointとして、

カピシャーバとクルークスがいることで、

カウンターの脅威を残しつつ守り切る。

毎熊も4バックの右だとクルークスとの相性が最悪でしたが、

5バックだと役割がわかりやすくて、

開幕3試合の違和感を感じませんでした。

今シーズンの試合の締めの形として構築して行きたいですね。

試合終盤の失点を減らすことが出来れば、

また違う景色が見えてくるかもしてません。

 

そして古巣の力を借りてレオ・セアラ復活も大きいですね。

これは日本人にない「強さ」ですね。

個の力で得点できてしまう助っ人の能力です。

そして、その復活を助けているのが「香川真司」でしょう。

色々なチームで色々な対応を経験した彼の成せる技です。

偽2TOPという役割でレオ・セアラを生かす役割を

果たしてくれることで、レオ・セアラの強さが

生かせるようになって来ました。

純粋な2TOPだと、これまたバランスが悪かったので。

そして香川がパス出しに下がった時に

不意に2TOPの位置に現れる奥埜の存在も重要です。

この変則中盤とレオ・セアラの絡み。

今後の攻撃の中核となる形ですね。

 

心配は途中交代した徳真ですね。

今日は致命的なパスミスを3つくらいやっていました。

78分の交代が徳真だった時、小菊監督も嫌な空気を

感じていたのか、もしくは元からコンディションが

悪かったのか、何かあったのかもしれません。

普通、守備に主を置く場面で徳真を変えませんからね。

 

今節は超絶な好相性の対戦でしたので、

この結果を鵜吞みにしてはいけませんが、

やっと、試合の締め方へトライしてくれたことについては、

非常に前進できたと思いますので今後に期待です。

後、新戦力の使い方も少しづつ見えてきましたね。

前にも書きましたが、5月までは我慢の時間。

こうやって、最適解を見つける作業をやりましょう。

ユンさんもロティーナも5月から快進撃を見せてくれました。

とにかく5月までにチームの基礎をしっかりと作りましょう。

ん?小菊監督は3年目?

それが強化担当である大熊とヒゲカジの違いだと思いますよ。

 

おまけですが、

試合前のインタビューで試合の締め方について、

小菊監督は追加点を取りに行くみたいなコメントしていて、

当然、コメント欄から総ツッコミを受けていました。

しかし、蓋を開けてみると、5バックという形を見せてきました。

欧州ではよくマスコミを使った騙し打ちはありますが、

Jリーグで日本人監督がまさかの騙し打ちに驚きです。