10月8日(土)16:00 K.O. at 柏スタジアム
①スタメン
ここに来て非常事態です。
奥埜&徳真の出場が危ぶまれたボランチは徳真はかろうじて出場。
徳真の相棒はキヨが努めます。
キヨもケガ明けで万全ではなく緊急事態の起用です。
ヨニッチ&鳥海コンビは何とか間に合い(鳥海は前半で交代)、
2TOPは最近のトレンドであるタガート&上門です。
②結果
③試合経過と雑感
まあ今日も5バック相手と決勝へ向けて良い練習をさせてもらいます。
とは言え、今日は完全リトリートタイプの5バックなので、
どちらか言うと広島さんが先制した場合の想定に近いです。
引いた5バックの崩しにトライの試合です。
4-4-2で攻めるセレッソですが、今日は上門の柔軟さを
使った攻撃パターンをトライです。
攻撃の時の形は4-3-3みたいになります。
タガート
為田 毎熊
上門
徳真 キヨ
上門がボールをもらいに降りてくるだけでなく
為田と毎熊がTOPに張り付く形で形を変えます。
もちろん、時折、タガートと上門は入れ替わります。
22分なんかはその典型でヨニッチのロングフィードに
左サイドを駆け上がり受けた山中が、
TOPに走る為田とタガートを囮にして
マイナス目でフリーになっている上門にパス。
得意のミドルでゴールを脅かします。
上門が偽TOPとなりフリーに何度もなっていました。
でも上門は本当にこの距離のシュートは得意なんですね。
29分もヨニッチのロングボールにタガートが抜けますが、
中央に入ってくるのは毎熊です。
故に、遅れて入ってきた上門がフリーになって
折り返すも上手く合わず、最後は陸のシュートもブロックされます。
上門的にはいつものTOPなら折り返した場所に
毎熊が入ってくるイメージなんでしょうが、
今日は毎熊の方が前で上門が後ろから入っているので、
そこには誰もおらへんでーという感じです。
そんな感じで、何度か形としては上手いこと行きますが、
最後のマイナスのラストパスがつながりません。
いつもとTOPとSHの位置関係が違うので、
いつもならいてくれる位置に誰もいない感じですね。
それ以外にも徳真⇒上門の楔パスを何度も通していて、
攻撃のリズムも非常に良く、5バック攻略の道筋が時間帯でした。
後、ハイプレスをしてこないチームだとヨニッチも
ロングボールを蹴れるのは強みだと思いました。
ただ、相手がある話なので、相手も修正を掛けてきます。
さすがに徳真⇒上門ラインであれだけ自由にパスを通されると
こりゃたまらんと言わんばかりに、TOPを中盤に降ろさせて
3枚から4枚に増やして、中盤の3枚の自由を奪います。
この修正で決まりまくっていたホットラインを切られたセレッソは
キヨがサイドでSB、SHと三角形を作ってサイド攻略に入りますが、
柏さんのサイドはなかなか強力なので、決定機を作るより
ピンチを招く方が多かった印象です。
特に山中のサイドは苦労しましたね。
と言うか、柏さんは完全に狙っていましたし。
この辺りはさすがネルシーニョといったところです。
柏さんが修正を掛けた30分過ぎからはシュートにも
行けない時間帯が続き、逆にカウンターからピンチの連続です。
後半に入り、少しシンプルに4-4-2の形でやり直します。
48分にはタガートの競ったボールを為田が奪い、
一気に中央へカットイン。ヒールで受けた上門がシュートを
放つもボールにカーブを掛けきれず枠外に。
コース自体はキレイに見えたシーンだったんですけどね。
インフロントに掛けきれませんでした。
60分には徳真⇒上門のホットラインからTOPへ走る毎熊とタガートへ。
毎熊が出したボールを抜け出したタガートが決めるもオフサイド。
それにしてもタガートの決定力は改めて高い選手です。
個人的に枠を外すシーンはほとんど記憶になく、
GKやDFも外すために必ず意味がある打ち方をしています。
陸次樹辺りにはお手本にしてもらいたい選手です。
この後、パトリッキ、陸次樹、北野を入れるも
ゴールを割るまで至らずに色々と試しましたが、
まだ答えは見つからないスコアレスドローです。
ただ、典型的な終盤にカウンター喰らって負けるパターンに
入っていましたので、クリーンシートでドローで終わらせた
守備陣には大きな拍手を送りたいところです。
特に奥埜と言う、気が利くプレイヤーの不在の中での
クリーンシートは価値があります。
攻撃は確かに答えまではつながらなかったですが、
上門の偽TOPは面白かったです。
上門がTOP下で楔を受けたり、オフサイドにはなりましたが、
60分のように前を向ければスルーパスを出せると、
もしかして徳真⇒上門⇒タガートの3人で得点が出来る
可能性があります。これは面白いです。
そして中央でリズムが出来れば、元々チャンスメイクには
長けている両サイドバックが控えるので、非常に幅が広がります。
もちろん、タガート&上門は前半は余り出場していなかった
コンビなのでまだまだ連携は不十分ですが、
逆に伸びしろは大きくあるのも事実です。
今、ラストスパートをする上で、このコンビの習熟が
大きな武器になることを期待して、残り試合を楽しみ
そして決勝戦を楽しみにしたいと思います。
でも、罰ゲームのACLはいらんなー。
私は今でもユンさんの2年目、リーグ優勝を狙えると
信じていた中、このACLでボロボロにされて、
成績が落ち込んだので、リーグ優勝を果たすまでは
ただの罰ゲームだと思っています。
大体、日本でリーグ優勝したことないクラブがアジアって。。。。
まず自国でリーグ優勝が第一目標でしょ。と思います。