10月1日(土) 14:00K.O. at ヨドコウ桜スタジアム
①スタメン
2TOPはタガートと上門を選択。
他は現状フルメンバーがスタメンです。
②結果
92分 パトリッキ(セレッソ大阪)
③雑感
5バックでハイプレスとリトリートを上手く使い分けるという点では
ある意味、広島さんと同じ形を持つ湘南さんとの戦いは
ルヴァン決勝を戦う上でも、一つの指標になるかと考えていましたが、
結果として対5バックの苦手さを改めて露呈する結果となりました。
湘南さんには申し訳ありませんが、一つ上を行く広島さん相手に
改めて勝てるイメージが沸かず、むしろ苦手意識が強まる結果となりました。
ジンヒョンが戻ると改めて心強いです。
守備に関しては大きなダウンはないですが、攻撃面における
ジンヒョンの存在は絶大で、ハイプレスを交わす術として、
ジンヒョンからのロングボールはセレッソの大きな武器です。
しかし、5バック相手だとこのロングボールが通りにくいです。
2TOPを3人で見られると裏抜けがなかなか上手くいかず、
サイドハーフは下げられているので、スペースへ走り出すには
少し距離がある位置にいるため、武器になりきらない。
そうなると、じっくりボールを保持して攻めるしかないのですが、
5バック相手だと為田、毎熊という武器が封じ込められるので、
どうしても山中と陸のクロス頼み。
高さがないだけにピンポイントで合わせねばならず、
チャンスが非常に少ない前半となりました。
全く攻撃が形にならないセレッソは後半から、
為田、上門に替えてパトリッキ、北野で活性化図ります。
左にパトリッキと言うロングボールのターゲットを置いて、
北野をやや1.5列的に置くことで少しバランスを変えることで、
抑えられていたロングボールを使えるようになります。
それでも崩しきれないまま時計の針が進みますが、
やや終盤になって、30℃を越える気温で両チームとも
戻りが遅れ始めて、ややオープンになり始めたゲームは
セレッソは北野が決定機を外し、湘南さんは町野のシュートを
ジンヒョンのファインセーブなどで凌ぎ、
今日はスコアレスドローの空気感でしたが、
アディショナルタイムに入り、陸次樹の粘りから
PK獲得でパトリッキが決めるも、
最後は陸次樹のオウンゴールで1-1のドローです。
まあヨニッチが右足をつっての交代に、鳥海も足がつって
限界を迎えていた、季節外れの暑さは選手達の疲労を
極限まで痛めつけていたようで、なかなかの消耗戦になりました。
最後の双方の得点はオマケとして、
それより今シーズン苦しめられている5バック攻略に課題が
残るゲームとなりました。
サイドが生かせない対5バックに対しては
中央を崩せるキヨの力が必要なのですが。。。。
ルヴァン決勝に向けては改めて課題が明確になりました。
でも、小菊監督はこれまで出てきた課題を
1つ1つクリアしているから、今の順位にいる訳なので、
残り3weekで答えを見つけて欲しいです。
ただ、パトリッキをライン際でTOPの位置に張らせる
作戦は5バック相手に面白いと思ったので、
決勝のキーマンにパトリッキがなるかもしれませんね。