6月18日(土)19:00 K.O. at エディオンスタジアム広島
①スタメン
山中の離脱で手術の丸も不在。LSBが緊急事態。
そこは西尾をLSB、鳥海をLCBで代用です。
TOPはW杯予選でお疲れ様&おめでとうのタガートに
変わって、危機感が出て来たB・メンデス。
LSHには為田です。
②結果
54分 ブルーノ・メンデス(セレッソ大阪)
78分 野津田 (サンフレッチェ広島)
③雑感
左サイドの緊急事態に対して、よく考えて挑んだスタメンですね。
広島さんの長所である右サイドに守備偏重の西尾を用いることで、
楔をうちに来る策は間違いではなかったけど、
さすがに西尾もサイドバックを出来るスピードが無く苦労してましたね。
とは言え、守に割り切った後半は奥埜をカバーに回して完全に押え込んだ
修正は見事でした。ただ、前半は西尾のボールの持ち出しを
徹底的に狙われリズムを失った感は否めません。
(一度、偶然抜け出してチャンスになり掛けましたが(笑))
リズムを失うまでは徹底的にキヨがボランチに落ちて、その間に奥埜が
一気に裏を狙うという戦術でいくつかチャンスを作り出していたので、
もう少し良いリズムを続けて先制したかったところです。
とは言え、相手がある話なので、そこは割り切りましょう。
しかし、守と割り切った時のセレッソはむしろ「強い」ので、
悲観的ではありません。むしろ、時計の針を回せば回すほど、
セレッソに勝機ありだと我慢の時間帯が続きます。
粘って粘って、原川のセットプレーから一発決めれば勝てます。
原川のあの急激に落ちるボールにセレッソのメンバーが
慣れてきたので、ドンピシャで合う可能性が高まっています。
何とか、前半を0-0で乗り切った後半も同じ展開で、
先述のセットプレーで一発かと思いきや、
小菊監督は修正を加えて得点を取りに来ます。
裏抜けに特化していた奥埜を西尾のカバーに回したと思いきや
今度は広島の長所である藤井の裏のスペースを
奥埜のカバーで余裕が出来た為田が狙います。
これで、1回目のチャンスは毎熊が捉え切れなかったものの、
2回目のチャンスをB・メンデスが決めて
ゴーーーーーール!!!!!!!
うーん、小菊監督してやったりの先制です。
ここまで広島さんを上手く逆手にとったゲーム運びです。
ここからセレッソの課題であるゲームの締め方ですが、
今日は進藤を入れての3バック。
相手のヴィエイラにヨニッチをマークさせたい意図もあり、
今後のゲームの締め方のパターン化にも大事です。
しかし、ポッカリと一瞬、空いたスペースから野津田に
見事なミドルを決められます。
確かに、一瞬空いたのですが、決めた野津田が見事です。
こうなると一気にゲームをひっくり返されての敗戦です。
うーん、カウンターを見せられなかったのが、
相手に畳みかけるきっかけを与えてしまったのかもしれません。
この試合は策が嵌りまくっていたので、最後は
いわゆる「策士、策に溺れる」というやつですね。
策が余りにも嵌っているときに陥る落とし穴にスッポリと落ちました。
ただ、ゲーム自体は非常にハイレベルで見応えはありました。
しかし、左サイド問題はこれからの連戦で悩ましいですね。
特に赤鹿さん、横浜さん、川崎さんの地獄の3連戦。
横浜さんと川崎さんは正直、相性は良くて、一方的に攻められるも
今日の75分までのように、耐えて一発で勝ちが見込める相手です。
しかし、左サイドの歪は確実に突く強さがあるチームだけに、
やっぱり厳しい戦いになるかもしれません。
赤鹿さんは、もうマグレで勝つしかありません(苦笑)