5月14日(日)13:30 K.O. at サンガスタジアム
①スタメン
4-3-3の形である程度の安定してきたものの、
アンカーポジション選手の不調とケガ人や出場停止も相まって
開幕当初の4-4-2へ戻してきました。
ただ、そこもあるけど京都さんへの対策としても
有効な手段を携えての4-4-2です。
加藤 レオセアラ
為田 クルークス
香川 奥埜
山中 毎熊
鳥海 進藤
ジンヒョン
②結果
26分 オウンゴール
③試合展開と雑感
京都さんとはカップ戦で2回やって2回負けています。
ただ、おかげさまで京都さんの戦術は
小菊監督にはINPUTされているので、
今日は試合開始から対策を携えて挑めました。
京都さんのハイプレスを無効化するロングボール。
マイボールはつながずにロングボールで勝負します。
そこに今日は4-4-2なので、
いつもならレオ・セアラしかいないターゲットが
陸次樹も加わって2つあります。
いやいや、中央に2人が集まれば、
クルークスが右ワイドでロングボールを待ちます。
結果として3つのターゲットに京都のハイプレスを完全無効化。
時折、慣れていないフォーメーションなのか、
滑るピッチの影響なのか、最後のパスがやや長くて
チャンスを逸したり、カウンターを受けたりすることはありましたが、
それ以外は終始、セレッソのペースで進めることが出来ました。
で、気づけばノーシュートでまさかの
ゴーーーーーール!!!!!!!
流れが良い時間で最後の精度が先述の通り、ややズレてしまい、
シュートまで行けていなかったので、まさかの得点でした。
ただし、スローインからの陸次樹のランと
さりげなく、中央に走り込む奥埜のやらしさが生んだ
練習でやっているんだろうなと実感できるゴールでした。
守備面はと言うと、4-4-2だと、
いつもの中央とサイドでのサンドイッチが難しいので、
しっかりと中央でブロックを作って弾き返す形が多かったです。
この時にヨニッチ不在はめちゃくちゃ不安でしたが、
今日は攻撃面での負担が減って、守備に集中できた進藤が
ヨニッチの代わりをしっかりと努めます。
後半は手応えを感じて、よりブロックからのカウンターの形に
切り替えていきます。京都さんもハイプレスを無理に仕掛けず
セレッソボールだとある程度、ロングボールに対応できるように
修正を掛けて来たこともあって、京都さんの猛攻は受けますが、
中央に人数を掛けている分、転がったボールは何とか
セレッソがクリアできる範囲で事なきを得ます。
そして、繋ぐ意識をそれほど高く持っていないので、
とにかくセーフティにクリアに徹底することで、
守備面で完全に崩されることはなかったように思います。
なので、本当はカウンターから2,3度あったチャンスを決めれば、
最高だったのだと思いますが、やっぱり守り切れるようになることが
今、セレッソに求められていることだと思うので、
しっかりと守り切れるかどうかを見極めたいです。
そして最後は西尾の投入で5ー4ー1として試合を締めます。
そしてそのまま試合を締めることに成功して1-0での勝利です。
横浜さんや川崎さんのようにボールを保持してくるチームには
高い位置でボールを奪って、両WBが走る4-3-3。
逆にハイプレスでボールを奪いに来るチームには
ロングボールでプレスを交わす4-4-2。
(ただ、ジンヒョンありきの戦術なので清水になると使えない)
大きく分けて2つのパターンの形が出来たような感じです。
どちらにしても、地味ながら勝負強く勝ち点3を奪える
チームになって来ています。
ちょっと、苦手な広島さんと赤鹿さんには相変わらず歯が立たず、
相手の土俵に乗った札幌さんには作戦的に失敗でしたが、
それ以外は、試合的には苦しい時間帯も結構あるものの
確実に勝利を奪えている勝負強さはかなり大きいなと感じています。
攻撃パターンが多彩でもなく、毎試合1点取るのが必死ですが、
しっかりと守り切って、ワンチャンスを仕留めて勝ち切る。
長いシーズンにおいて重要なことです。
そして昨シーズンからの勝ち切れない課題を
克服している点も特筆してあげてください。
次も苦しいながらも勝ち切る勝負強さをよろしく!