2月25日(土)15:00 K.O. at ベスト電器スタジアム
①スタメン
レオ・セアラ 上門
為田 クルークス
原川 奥埜
舩木 西尾 ヨニッチ 毎熊
清水
上門が戻って来ました。と思ったら山中の姿がありません。
②結果
47分 前 (福岡)
59分 上門 (C大阪)
88分 金森(福岡)
③試合展開
今日も前節と同じくスロースタート。
昨シーズンの90分を考えずに走りまくるスタイルは
完全に捨てて、90分を考えたスタイルへ切り替えたのか?
元々、リトリートからルキアンを生かした攻撃が
持ち味の福岡さんにとって、ゆっくりと
バックラインでボールを回すセレッソは全く怖くなく、
徐々にラインを上げてきます。
この徐々に迫りくるラインにどんどんバックラインの
ボール回しもぎこちなくなり始めて、
何度もピンチを迎えます。特に左サイドはガタガタ。
この試合の主役級に目立った西尾さんがバタバタです。
紺野のドリブルにてんてこ舞い。
ただ、決定力の無さに助けられて事なきをえます。
目立った攻撃は
22分 バイタルでボールを受けた上門がDFを上手く
交わしてのシュートもGKに止められます。
ファーストトラップで勝負ありというやつですね。
他はCKから西尾さんが2つほどチャンスを決めきれないシーンと
レオ・セアラのヘッドくらいですかね。
ま、22分の上門以外はまともなチャンスもなく、
一方的にやられる展開でした。
後半にどんな修正が入るかと思っていたら、
そんな出鼻を挫かれます。
原川が戻したボールを西尾が中途半端に中央に返したところを
奪われて、あっさりと先制を許します。
前節もそうでしたが、得点を許すと、ようやく攻撃が
始まるような感じです。
相手に得点を与えないと攻撃したらあかんルールでも
あるんかいな?
52分 奥埜の素晴らしいボール奪取から
レオ・セアラのシュートもGKに止められます。
レオ・セアラ唯一の見せ場でしたね。
53分 左サイドから中央に戻したところに
走り込んだ奥埜の見事なミドルもGK。
このパッとしない試合でも奥埜は輝きまくりです。
ほんまにええ選手やなー。しみじみ。
56分 毎熊らしい強引な突破からスクエアなパスを
中央で受けた上門がファーストタッチで相手を交わして
ゴーーーーール!!!!!
22分に続いて、ファーストタッチで相手を交わす動きは
本当に素晴らしい!!!
上門は今年ブレイクする可能性ありますよ。
前線からのプレスや強烈なキックも持っている上門が
この見事な芸術的ファーストタッチ連発はヤバいです。
この武器を身に付けたらエースになり得ます。
もう一人があれなので。。。。。
この後、香川、徳真、中原を入れて活性化を図るも、
どうもリズムが出ないまま時は過ぎて、
最後は金森に決められてジ・エンド。
④雑感
西尾さんは少し休養が必要では。
最後のシーン、そんなに危険なシーンではありません。
あれを決められるCB。ちょっと厳しいです。
そしてシュートも2本外して、悪い意味で目立ってしまいました。
ジョー・ゴメスと言い西尾と言い、
CBに悩みを抱える管理人です。
最高の相棒であるファン・ダイクとヨニッチの劣化も手伝って、
元々、厳しい2人は余計に悪いところばかりが目立ちます。
さて、全体的な話をすると、
やっぱり「レオ・セアラ」と「昨シーズンのチーム」ですよね。
チームとしてどうするのか?
昨シーズン作り上げたチームは
圧倒的なプレスで相手に圧力をかけ続け、
優位に試合を運ぶのが持ち味でした。
5人メンバー交代を使って、徹底的に90分プレスを
かけ続けるチームを作り上げました。
それが、レオ・セアラという、
中央にどっしりと構えることが出来るストライカーが
入ったことで、全く違うチームへの変貌との狭間にいます。
レオ・セアラ自身のコンディションが
上がらないこともありますが、
そもそも、昨シーズンにそんなフットボールを
やったことがないので、全員が戸惑っている感じですね。
なので、先制されると昨シーズンの動きが自然に戻って、
巻き返しているものの、やはり、90分続けるチームと、
先制されてから動き出すチームでは差がありますよね。
レオ・セアラ頼みとするのかチームとして機能する方を
優先するのか、早くも分岐点に立たされた思いです。
個人的には上門と陸次樹の2TOPで、
まずは昨シーズンの良い時のフットボールを
取り戻すべきだと思いますけどね。
なんせ、上門が今日のプレーを見てめちゃめちゃ期待大なので。
今はどっちもつかずの中途半端な状態ですが、
深みに嵌る前に早めに修正した方が良いと思います。