Power & The Glory~You'll Never Walk Alone.

セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【開幕節】vs FC東京~攻撃偏重は諸刃の剣。

セレッソ大阪 vs FC東京

2月24日(土)15:00 K.O. at ヨドコウ桜スタジアム

 

どんなシーズンでも開幕はワクワクするものですね。

今シーズンはどうなるのか?優勝争い?残留争い?

そんな不安と期待を持ってシーズンの開幕です。

 

①スタメン

       レオ・セアラ

カピシャーバ        L・フェルナンデス

     香川    奥埜

        田中

登里   舩木    鳥海  毎熊

      ジンヒョン    

 

ブエノはベンチからのスタート。

アンカーには期待の田中。

IHには香川、奥埜のベテランコンビ。

両翼は個で勝負出来る助っ人。

CBが進藤のケガで舩木を抜擢します。

 

②もう雑感

シーズンオフの補強を見ても、今日の試合を見ても、

攻撃偏重であり、守備軽視が伺えます。

進藤のケガによって、開幕からCBがいきなり緊急状態。

舩木を抜擢するも、はい、2失点とも不慣れな

CB起用でポジショニングが迷子になっていた舩木が

完全なる穴となっていました。

何故、そこに?くらい意味不明のポジショニングです。

 

1人ケガしただけで、とてもJ1レベルではない状況に

陥る選手層は1シーズン本当に戦えるのか?

CBは鳥海と進藤以外にJ1レベルがいない???

恐ろしいほど薄い選手層。

いやー、これは1シーズン戦うには苦しいですよ。

西尾は昨シーズンはボロボロでしたし、

キャプテンさんはベンチに入れるのかどかすら怪しい。

そして舩木はCBはやはり本業ではない。

この守備陣で1シーズン戦うのか。。。。

昨シーズンのメンバーがベンチに入れないほど、

充実している攻撃の選手に比べて、守備の選手が少なすぎる。

SBも元から攻撃偏重ですからね。

毎熊もエリア内への侵入も厭わない攻撃型。

元々、SHの選手ですからね。

登里も守備より攻撃に良さが出る選手。

それだけにCBがそれなりに要求されるチーム。

それがレギュラー2人しかいない現実。苦しいなー。

 

実際にゲーム自体もほぼ自分達のペースでボールを握り、

徐々に形にもなって行きました。

特に東京さんがハイプレスを仕掛けて来たので、

逆にシンプルにロングボールを蹴ることになりましたが、

レオ・セアラと言う面倒なFWがいるので、

そこから攻撃を展開することに成功しました。

変に後ろから繋ぐ方が嫌な感じがするので、

こちらの方がセレッソは分がいいのは昔からです。

そして、昨シーズンとの大きな違いは、機能不全に陥っていた

右サイドがL・フェルナンデスで活性化したこと。

そして香川が1列前でプレーできたこと。

アンカー専門の駿汰が楔のパスを入れることが出来ること。

この3つのプラスαで攻撃にリズムが出ます。

少しパスにズレが生じてしまうのは、いかにも開幕戦らしく、

これは試合を重ねると徐々に合ってくると思うので、

攻撃はもっと良くなると思います。

ここにブエノもスケールの大きさを見せていたプレーが

加わると攻撃力は格段と上がるように思いました。

しかし、今のDF陣では0封は見込めないので、

とにかく打ち勝ち続けるしかありません。

今日はハイプレスを仕掛ける東京さんでしたが、

リトリート型の相手に対しては滅法弱そう。

そして、攻撃偏重は少しボタンを掛け違うと

残留争いに落ち込む可能性も秘めています。

まだ開幕戦ですが、いきなり不安な立ち上がりです。

とにかく、まずは進藤の復帰が待たれます。

 

あ、ゴールシーンだけは触れておきます。

 

先制の右サイドの崩しは見事でした。

L・フェルナンデスの切り返しから、

毎熊のフェイントからエリア内で抉って、

カピシャーバのヘッドで

ゴーーーーーール!!!!!

 

2点目は新加入選手でのホットライン。

L・フェルナンデスのCKから駿汰がヘッドで

ゴーーーーーール!!!!!

 

駿太は試合中もかなり効いていましたね。

攻撃偏重のチームにおいてアンカーの役割はかなり大きいので、

そこに嵌る選手は非常にありがたい。

ただ、この選手を失うと本当にヤバいかも。

 

うーん、でも考えようによっては

昔懐かしいセレッソに戻ったと言えば戻ったのかな?

攻撃が嵌り続けると一気に優勝争いに名乗り出るが、

ひとつボタンを掛け違えると降格する。

ハイリスクハイリターンのセレッソが。

ユンさんやロティーナの『強い』フットボールから

『エンターテイメント型』のフットボールに戻った。

そう割り切って行きましょう!

派手なフットボールで行きましょう!

残留だけはしてね。

【セレッソ大阪】育成型?!どこの部分???

復活ついでにセレッソ大阪も更新しておきます。

結構、間が空いたので何から書こうか迷いましたが、

やはり、私の感じる『違和感』にフォーカスしてみました。

 

シーズンオフには新戦力が多く加入しました。

期待の大型MFヴィトール・ブエノ、

札幌からはルーカス・フェルナンデス、田中駿

川崎からは登里享平、浦和からは平野祐一

と計算の立ちそうな選手達が入る一方で、

徳真と松田陸は揃ってガンバ大阪へ。

昔はセレッソで活躍した途端に強奪されるイメージでしたが、

セレッソで居場所を失った選手がガンバへ行くのは

「時代」だなと感じます。

そして、

藤尾は町田へ完全移籍。中島は仙台へレンタル移籍。。。

他にも若手はどんどん育成型レンタル。

他にも気になるIN/OUTはあるのですが、

ここがとても気になっています。

ティーナを解任した時にセレッソが掲げた

スローガンは『育成型』。

どこが?

前を助っ人で固めて、

中央をベテラン、奥埜、香川、清武で固めて。

喜田のポジションには田中竣汰、平野祐一を補強。

かろうじて山田が帰って来て、

北野と二人で育成候補ではありますが、

前線の助っ人陣を見ると、簡単ではないですね。

もちろん競争あっての成長ではありますが、

昨シーズン、もうフィットが見込めない

クルークスが出続けていた小菊監督の元だと、

期待出来ると思う方が不思議です。

正直、終盤の試合は何も手にするものが無かった時点で、

若手にもっと機会を与えても良いかと思っていましたが、

いつもと変わらぬスタメンにクラブとして

「育成型」を掲げているのにどうかな?と思っていました。

 

小菊監督もスタートからだと3年目。

もう言い訳が効かない年数に入っています。

とは言え、少し同情する点もあるなと思っています。

戦術はそれなりに高いものがあると思っています。

だけど、戦術だけでは嵌る時は良いが、

嵌らないと勝てなくなるのも特徴でもあり、

他にその代表格では城城監督とかが思い浮かびます。

私はラファ・ベニテスと言う、もっと典型的な戦術監督が

真っ先に浮かぶのですが(苦笑)

そして何故か夏くらいまではフルにメンバーも変えて

フォメも変えて、脳みそフル回転に工夫しているのに、

何故か夏を過ぎて優勝争いから脱落すると、

急に無策になる謎もあります。ここはマジで謎です。

モチベーションを失うと、燃えない性格なのか???

最近、クロップの「燃料が切れた」コメントを聞いたので、

プッツリと緊張の糸が切れると、監督業と言うのは

もう一度、火を付けるのは大変なのかもしれないですね。

少し話が逸れましたが、言いたかったのは、

毎年、コンセプトが違う選手を集めて、

ゼロから何とかしろ的な補強に見えて仕方ない。

それを監督(現場)に押し付けた所で、

結果は見えているような気がしています。

 

J2オールスターズで90分プレスを掛けまくる1年目。

助っ人3人衆+香川達ベテランに頼る2年目。

もう全く違うチームやん。

そして今年は助っ人が足りないなら、

もっと加えてやれ的な補強で、

もう前線は外国籍の助っ人軍団で攻めたら、

何とかなるやろ?と言うようなチーム編成。

ここにチーム戦術を落とし込むのって、

素人目に見ても大変そう。。。。。

どうしても、すぐに現場(監督)の責任にされる傾向にあるが、

これで指揮を取らされる監督の方が可哀想です。

ほら、イングランドでも赤い悪魔やロンドンの青いクラブが

それなりに名将を集めても、クラブの方針に右往左往されると、

やっぱり成績は下降線を辿ってしまう訳でして、

やはり、監督だけでは決まらないのです。

監督は現場の長なので目立ってはしまうだけです。

レッズはやはり、クラブ、監督、スタッフ、選手、サポーター、

すべてが同じ方向を向いたことで、最高の9年間を

過ごすことが出来た訳であり、やはり、一つでも欠けると、

クラブと言うのはなかなか成功しないものです。

私はそれで言うと、セレッソは「フロント」が

この中では一番幼稚だと思う訳です。

それはユンさん、ロティーナの解任劇を見ても明らかであり、

一貫性やスローガンと全く異なる補強を繰り返すことで、

現場は混乱状態。それを一手に受ける小菊監督と言った

構図が見えるので、どうもスッキリしません。

特に、レオ・セアラ、カピシャーバ、クルークス、

ブエノ、L・フェルナンデスの構成は

小菊監督に全く合わない構成だと思っており、

1年目に見た構成が最も力を発揮できる構成だと思っています。

要するに監督の持つ個性と正反対の補強を続けるフロント。

しかも、聞こえの良い「育成型」という、

どちらか言うと小菊監督に合っているような言葉を使いながら、

正反対の人事異動も非常に不快感を感じています。

結局、ユンさんもロティーナも小菊監督も

幼稚なフロントの犠牲者なんですよね。

 

とは言え、前半は小菊監督の脳みそフル回転で

最適解を探す仕事が昨シーズンも面白かったので、

楽しませてもらいますが、その先は見えている気はします。

やはり、毎シーズンにゼロから作り上げるチームは

1年間トータルでみると、必ず足りないところが出て来ます。

早くセレッソのフロントにも有能な人材が生まれることを

夢見ながら、今シーズンも応援していきます。

 

 

【Liverpool】ユルゲン・クロップ退任。

しばらくお休みをしてしまい申し訳ありません。

諸事情により、年末までお休みを頂いておりましたが、

年明けから復帰するタイミングも逸してしまい、

ずるずると1ヶ月が過ぎてしまいました。

そんな中、衝撃的なニュースが飛び込んできて

更新せざるをえなくなりました。

それがタイトルの「ユルゲン・クロップ」退任です。

 

暗黒時代を知る我々KOP達にとって、

ユルゲン・クロップの存在は余りにも偉大過ぎて、

このニュースを聞いて、昨日、一日、何も手に付かず、

ようやく今日になってPCの前に座っています。

 

クロップが来るまでのレッズは、エンタメ性は抜群で

数多くの奇跡や面白いゲームを演じたり、

トーレススアレスと言った稀代の点取り屋を輩出するものの、

いつも勝負弱くて優勝にはほど遠いチーム。

そこにクラブ愛が1mmもないオーナーによる、

クラブ経営も相まって、いつしか暗黒時代を迎えます。

そう、クラブの英雄ジェラードを要しながらです。

そんな、レッズにクロップがやって来たのは9年前。

KOPには「どうせ誰が来たって同じさ」という雰囲気の中、

クロップが就任会見で放った言葉が

「我々はdoubterからbelieverに変わらねばならない。今からね。」

(思い出すだけで涙が出てくる。。。。。)

暗黒時代を知るKOPなら、この言葉に根こそぎ持って行かれました。

この言葉は本当にその時に当事者しかわからない意味のある言葉。

そしてKOPがbelieverになった時、

Anfieldはどんな奇跡をも起こす力がある。

そして実際にAnfieldはこの時から無敵の要塞と化していきます。

 

就任したシーズンはELを戦っていましたが、

早速、古巣ドルトムント戦では奇跡的な逆転勝利をサラッとやってのけ、

優勝は逃したものの、強烈なインパクトを残します。

その後、コウチーニョの移籍問題で、

KOPにまたdoubterの虫が騒ぎ出し時にも、

「Liverpool F.C.の心や魂を移籍させることは出来やしない」

(思い出すだけで涙が出て来る×2。。。。。)

そう我々はLiverpol F.C.のbeliver。何も心配することはないと、

たった一言でKOPの不安を拭い去ってしまいます。

 

すると次第にクロップの戦術に合う選手を的確に補強を続け

いつしか優勝争いが出来るチームが完成していきます。

そしてまたもや優勝を逃すものの2017-2018シーズンには

CL準優勝まで辿り着きます。着実に強くなっている。

そんな実感させるシーズンになりました。

しかし、目標は達成出来ていない。

そんなクロップのチームは更に完成度を増していきます。

 

そして、2018-2019シーズンにはあの伝説となる

Semi-finalの2nd-leg。

1st-legを0-3でカンプノウで落として迎えたAnfield。

しかもボビーとサラーをケガで欠く状況。

しかもレッズは週末にリーグ優勝争いの真っ最中で、

アディショナルタイムでゴールを奪う激戦の後。

相手はリーグ優勝が決定していて週末は余裕のローテ。

この圧倒的な不利な状況で迎えたAnfield。

もう試合開始前の雰囲気からヤバかったです。

この圧倒的な不利な状況で異常とまで思える、

熱量を醸しだすAnfield。誰一人ともあきらめていません。

この狂気じみた雰囲気に早い時間の先制点で

もうバルセロナの選手達が完全に飲み込まれ始めます。

そして、後半早々にジニの怒りのヘッドが決まると、

恐らく、まだ負けているのに勝利を確信しました。

だって、あのAnfieldの雰囲気は今思い出しても

鳥肌が立つほどの異様な雰囲気でしたので。

そしてその空気のまま見事な逆転勝利を奪うと、

勝利後に監督、選手、スタッフと一緒に歌った

「You'll Never Walk Alone」

マジでヤバかった。私はTVの前ですが(笑)

TVの前であろうと、もう一生の思い出です。

そしてこの雰囲気のまま、前年度のリベンジを果たすも、

念願のプレミアリーグの初制覇は勝ち点1の差で

シチズンズの後塵を拝すという悔しい結果に。

そこでもこんな言葉を残します。

「今回が人生で唯一のチャンスだと君らが考えるのなら、

 ちょっと同情するね。これからもたくさんのことがあるし、

 長い年月がある。要は自分達次第だし、自分達が何をするかなんだ」

この勝ち点1を超えるのは自分達次第なんだと、

魔法を掛けられたレッズは次のシーズンで驚異的な

ハイペースで勝ち点を積み上げていきます。

しかも、どんだけ終了間際に決勝点をあげたことか。

クロップの盟友ともなったペップに

「彼らはまるで毎試合、決勝戦を戦っているようだ」と

言わしめた、どんでもない熱量で勝ち続けます。

途中で「コロナ」という見えない敵に

30年ぶりの優勝を阻まれそうになったものの、

無事にシーズン終了まで再開されたおかげで、

史上最速と言うオマケ付きで

悲願だったリーグ優勝を勝ち取ります。

もう諦めかけていたプレミアリーグ優勝が

クロップによってもたらされた瞬間です。

 

その後も浮き沈みしながら、

シーズン4冠を目指したシーズンでは

FAカップ、リーグ杯の2冠と

CL準優勝、リーグは勝ち点1差の2位と

素晴らしい成績を残します。

そして、昨シーズンの不調時にはドルト時代と同じく

7年のジンクスと言われて、クロップ政権の終わりを

叫ぶメディアも多くありましたが、

KOPで誰一人、クロップの退任を疑う者はいません。

何故ならKOPにはもうdoubterは誰も存在しません。

KOP全員がbeliverなのですから。

 

そして全盛期を支えた

ボビー、マネ、ヘンド、ファビーニョ、ジニ、ミルナー達が

去って多くの新しい選手が入ってきて、

クロップ2.0とも言われた新章が始まった今シーズン。

7年限界説を見事なまでに吹き飛ばして、

またTOP争いに戻ってきた新生レッズ。

そんな矢先に。。。。。。。。

 

クロップのクラブ愛に満ちた発表のタイミングです。

次の世代にバトンタッチするために、復活させておきたい。

そして、その準備に時間を十分に取れるようにしたい。

本当は昨シーズンで決めていたと思うのですが、

昨日、発表したのにはそんなクラブへの愛を感じざるを得ません。

そう、もう燃料が昨シーズンできれてしまっていたのに、

数ヶ月間を手押しで走ってくれた。そんな気がします。

 

いくつもの感動といくつもの勇気をもらった

ユルゲン・クロップはレッズの伝説です。

でも、まだ「ありがとう」は言いません。

「ありがとう」はレッズの最終戦

まだ、戦いは続くので最後の最後まで

一緒にユルゲン・クロップ

戦い続けたいと思います。

だって、最後まであきらめずに走り続けるのが

ユルゲン・クロップのレッズなので。

あかん、書いてたらまた涙が。。。。

 

You'll Never Walk Alone.

 

【第31節】vsガンバ大阪~遅すぎた新戦力。

セレッソ大阪 vs ガンバ大阪

10月28日(土)14:00 K.O.  at ヨドコウ桜スタジアム

 

今節は大阪ダービーです。

とは言え、先週述べたように、勘違いした輩が騒いで、

ダービーを理由に迷惑行為をする意味のないダービーなので、

しばらくはダービーと言う言葉は差し控えます。

そもそもピッチで熱い戦いが繰り広げられるのであればわかるが、

ピッチはどちらか言うと静かなもんで、

場外乱闘(話題)ばかりのダービーはどうかと思います。

 

さて先発は4141ですが、奥埜の位置には柴山が入ります。

ようやく前節に片鱗を見せた選手の抜擢です。

このフォメが思いの外、フィットしています。

開始早々から中盤での優位性を保つと、

 

7分 いきなりカピシャーバが中央でボールを運びながら、

   ガンバの中盤の守備を無効化するとレオへスルーパス

   相手DFに当たるもレオ・セアラに繋がり冷静に

 

ゴーーーーーーーール!!!!!

 

前節、大迫のファインセーブによる決定機逸の鬱憤を晴らします。

カピシャーバに体をぶつけて潰しに行ったものの弾かれた時点で

勝負ありです。あの体にぶつかっても勝てないですよね(^^

 

この後も時折、カウンターは喰らうも全体的に

中盤でのトランジションが相手より圧倒的に早く、

完全にセレッソのゲームとなります。

 

14分 クルークスからボールを右サイドで受けた柴山が

   前に行くと見せ掛けてのカットインからのシュートも

   東口に防がれます。ボールにスピードがもう少しあれば

   決まっていたシュートですね。

   あれ決まっていたらサラーっぽかったです。

 

37分 クルークスの魔法の左足クロスにカピのヘッドも枠外。

 

前半は1-0。相手のシュートは終盤の宇佐美のミドルだけ。

正直、前半は圧倒的にセレッソペースのゲームとなりました。

ただ、そんな圧倒的な前半でもリードは1点と言うのが

まだまだ分からない展開です。

 

後半になってガンバさんは当然、2枚替えで打開してきます。

これで中盤の劣勢を調整してきたことによって、

次第に宇佐美、倉田のWGが間合いを作ることが出来るようになり、

ガンバさんのペースになりますが、、、、、、

この日のガンバさんはリズムが良くなったところで、

しょーもないパスミスでリズムを勝手に崩します。

何回、サイドへのボールが意図が合わずにタッチを割ったかな?

さすがにこれでは攻撃のリズムが一向に上がりません。

そんなガンバさんを尻目に小菊監督の詰将棋が始まります。

 

まずは今日のMOM並みの活躍の柴山に代えて奥埜で

中盤で捕まえられていなかったダワンと塚本を見張ると、

次には進藤投入で5バックへ移行。

これで1点を守り切る体制を作ります。

今日は更に万全を期すべく、

香川に代えて徳真を入れて1点を守るメッセージを明確に。

それでも押し込まれ過ぎるとキツくなるので、

カウンター要因に新井も前に置いて、

次々にガンバさんを追い込んでいきます。

現に83分にレオ・セアラの惜しいシュートもあったので、

この新井を置いたことは明らかにガンバさんを

苦しめていたことがわかります。

 

これでほぼ勝利を手中に収めながらも

ジェバリのシュートにはヒヤッとしたものの、

ほぼほぼ盤石の勝利となりました。

 

ポイントを上げると以下の3つですかね。

・柴山の覚醒によりセレッソの中盤が活性化した。

・小菊監督の得意な詰将棋モードに入った。

・ガンバさんが恐るべきパスミス連発で勝手に自滅してくれた。

 

それにしても柴山の活躍は嬉しいものの、

後1ヶ月、早く出て来てくれていればと悔しい思いもあります。

ここ最近、セレッソの攻撃はサイド一辺倒になっていて、

夏頃はカピの個人技、クルークス&毎熊の崩しが

非常に有効的に決まり、勝利を積み重ねていましたが、

次第に相手チームの研究が進み、カピには必ず2人マーク。

クルークスはクロスを封じつつ、毎熊を徹底的にマークされると、

完全に攻め手を失った残暑の秋。

 

やっと、中央をこじ開けることが出来る存在である柴山の

登場はセレッソの攻撃に新たなオプションとなりました。

中央へのカットインって、しばらく、なかったですもんね。

中央で勝負出来る選手が加わると、サイドがもう一度、

活性化するので非常にバランスが良くなります。

そして、柴山の効果はそれだけでなくオフザボールでも、

あちこちに顔を出してボールを引き出していました。

私が何度も上門に下りてボールを引き出しに来いと言ってたこと、

柴山が全部やってくれていた印象です。前半終了時に走行距離No.1。

奥埜不在も気にならなかったのは柴山のおかげです。

それだけに、返す返すも活躍の時期が遅れたことが悔やまれます。

 

おまけ

あ、TVではセレッソのフォメを433と言っていましたが、

私の中での433におけるTOPはマネ、ボビー、サラーなので

サイドに張るWGは433ではなく4141のサイドです。

433なら前の3枚はFWの役割を果たします。

そこはレッズサポータである私にとってこだわりなので、

あのシステムを絶対に433とは呼びません。

 

【第30節】vsサンフレッチェ広島~変則4141。

セレッソ大阪 vs サンフレッチェ広島

10月21日(土)16:00 K.O.

 

前節、私が4-3-3へ戻せばと言いましたが、

小菊さん読んでくれたのかな?(笑)

4ー3-3と言うより、変則4-1-4-1で来ました。

 

     レオ・セアラ

 

カピ  上門  奥埜  クルークス

 

      香川

 

舩木  鳥海  ヨニッチ 毎熊

     

     ジンヒョン

 

が基本ですが、奥埜が上下することが可能なので、

時折、2TOPになったり2ボランチになったりと、

奥埜がいると本当に幅が広がります。本当に素晴らしい選手です。

 

そして試合自体は今シーズンはもうどちらも掛かるものがなく

純粋に自分達フットボールに徹してくれていたので、

ある意味、中立で見ると面白い試合だったと思います。

でも、掛かるものがない寂しさは秋風を感じつつ。。。。

そして陸次樹が広島さんにいますが、この玉突き移籍が

両チームに与えた影響も大きかった同士の対戦でもあります。

 

広島さんは持ち味のハイプレスで嵌めに来ますが、

今日はジンヒョンがいる意味を痛感させられます。

広島さんの狙いはセレッソの生命線である香川。

ここを潰せば、セレッソを機能不全に陥れることが可能で、

かつ、カウンターの基点になるので、そりゃ狙います。

しかし、今日は相手がプレスに来るとボールをもう一つ下げて、

ジンヒョンから中盤を飛ばすボールが供給されます。

これまた長いボールが中々ピンポイントに供給されるので、

広島さんのハイプレスが行き場を失った状況になります。

 

そんな19分にはジンヒョンの正確なキックから、

毎熊経由でTOPに顔を出す奥埜経由でクルークスの

クロスにカピシャーバがドンピシャもGKファインセーブ。

ここからGKのファインセーブ合戦の始まりでもありました。

でもGKのファインセーブの試合は締まりますね。

 

セレッソはこのチャンスを逸すると、主導権を握りつつ、

広島さんの堅い守りに次第に攻め手を失いつつあると

陸次樹のジンヒョンへのチャージであわやのシーンを

作られると最後の5分は広島さんの攻撃が活性化。

44分のピンチはジンヒョンが負けじとファインセーブ。

 

後半早々、上門が右サイドを抜けてのクロスに

奥埜がシュートも惜しくも枠外。

消え気味の上門がようやく効いた瞬間でしたが。。。。。

 

52分にはレオ・セアラが完全に抜け出してGKと1:1も

これまた、左足1本で止められてしまいます。

なんともファインセーブ合戦は続きます。

64分には陸次樹のシュートをジンヒョンがしっかりと止めます。

71分にはエゼキエウのミドルをジンヒョンがファインセーブ。

52分のような決定機を外すと、痛い目を見るものですが、

それを止めるのはファインセーブのお返ししかありません。

79分の柴山の中央へカットインのドリブルからのシュートも

GKの右手1本で防がれます。初めて柴山の良さを見ました。

ただ、今日は両GKの技の魅せ合いのゲームでした。

 

ということで、どちらも決定機はあれど、

GKのファインセーブ連発で締まったゲームになりました。

単純に試合を楽しむには面白いゲームだったような気がします。

 

次節は大阪ダービーでしたっけ。

最近、大阪ダービーって悪い印象しかなく大嫌い。

別にダービーと言ってもマスコミ辺りが持ち上げただけの

特に大きな意味もないダービーにも関わらず、

大阪ダービーと言う言葉を使ってロクなことをしない人が多すぎて。

あんなクダラナイ人達を助長するなら、ダービーなんて言う

言葉は使わないでもらいたいくらいです。

こんなクダラナイ出来事ばかりのダービーは

私はダービーとも何とも思いません。