Power & The Glory~You'll Never Walk Alone.

セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第3節】vs東京ヴェルディ~1人多くなったら苦しかった初勝利!

セレッソ大阪 vs 東京ヴェルディ

3月9日(土)16:00 K.O.   at ヨドコウ桜スタジアム

 

①スタメン

シーズン開始早々、ケガとコンディション不良で

揃わない前線。レオ・セアラはベンチには戻ってます。

 

       上門

  為田       クルークス

    奥埜   香川

       田中

 登里 舩木   西尾  毎熊

     ジンヒョン

 

前節、ケガのL・フェルナンデスに加えて、

カピシャーバもコンディション不良。

前節も投入された為田と昨シーズン苦しんだ

クルークスが代わりを努めます。

 

②試合経過

試合開始早々は東京Vさんのハイプレスに苦しみます。

なかなかの運動量でプレスを掛けてきます。

攻撃もロングボール入れると、そのセカンドボールを

徹底的に回収することで、セレッソが後手を踏む結果に。

前節、赤鹿さんのプレスを回避したセレッソの中盤相手に

運動量で上回って押え込んだヴェルディの出足が素晴らしい。

ただ、あの運動量は90分続けることが出来ない戦術なので、

焦らずに時計を進めることがここは大事です。

 

19分 香川のサイドチェンジに毎熊がボールを持ち上がり

   クルークス経由で再び受けた毎熊のクロスに

   上門のシュートも枠外。

 

クルークスと毎熊の関係は昨シーズンと同じなので、

急な出場とは言え、ある意味、安定。

 

20分 今度は偽SBの登里からスペースに為田が走り、

   クロスに奥埜がシュートするも枠外。

 

相手の疲れが見え始める20分前後から、

上手く両サイドを使った攻撃は出始めます。

カピ&フェルナンデスがいなくなったことで、

シンプルなサイド攻撃でリズムを作ります。

昨シーズン終盤に行き詰った攻撃パターンですが、

東京Vさんには初めてなので、ちょうど良い感じ。

 

40分 ロングボールに奥埜がめちゃくちゃ上手い

   体の使い方からのバックヘッドでクルークスに

   ボールを繋ぐとクルークスがそのままエリア内に

   持ち上がり躍動します。相手DFを翻弄して

   振り切った後の優しいクロスに香川がヘッドで

 

ゴーーーーーール!!!!!!

 

昨シーズンの攻撃パターンでの先制です。

でも、昨シーズンとの大きな違いは駿汰が入ったことで、

香川&奥埜がエリア内に侵入出来るようになったところ。

ここ昨シーズンに足りていなかったとこでした。

 

前半はこのまま0-1で折り返します。

 

後半、始まってからはセレッソが少しボールを持って

追加点を奪いに行きます。1点で勝てるチームではないので。

ところが攻勢を強めたところに落とし穴が。

 

52分 ロングボールに2枚抜け出されて、1回目はジンヒョンが

   前に出て決死のブロックもそのこぼれ球を押し込まれて

   ゴーーー?オフサイド?最後は、VARの結果ゴールです。

 

VARを見ると最終ラインの凸凹がよくわかりますね。

この辺が2人にとって成長せねばならぬ点です。

ライン統率力はCBの最大の仕事ですので。

 

さて追いつかれたセレッソですが、

その後に試合を左右する出来事が。

ジンヒョンのパントキックに稲見がブロックしてしまい、

2枚目の黄紙でなんと退場に。黄紙は厳しい気もしましたが、

1枚もらっている人がやるプレーではないですね。

 

これで守備を固めに入る東京Vさんと

どうやってこじ開けるのかのセレッソ

明確な構図になります。

 

ただこうなると案外、難しいのはセレッソになることが

よくある話であり、攻めあぐねいていると、

むしろ東京Vさんの方に得点のチャンスが多かったです。

ところが、

 

89分 CKから舩木のヘッドはGKのファインセーブ遭うものの

   そのこぼれ球を開いてDFを激しく肩をぶつけてボールを

   奪ったレオ・セアラが中央に向いたところで、

   相手DFに倒されてPK獲得。

   このPKをレオ・セアラが確実に決めて

 

ゴーーーーーール!!!!!!

 

1人多いセレッソが苦しんでいたなかでの勝ち越しです。

相手DFはすぐに足を緩めて、実際には倒れるほどでは

ありませんでしたが、エリア内で足に掛かっている限り、

そりゃレオ・セアラは倒れますわな。

そして足が掛かっている限り、PKと言われても仕方ないです。

 

この後は、休み明けの鳥海も投入して守り切ります。

気になったのはそのすぐ後のプレーで、

右サイドをボールを持って東京Vさんの選手が来た時に

セレッソ側は相手選手を3人で囲んでいる状況にも関わらず、

柴山が相手選手を押して倒してFKを与えるシーン。

3:1の状況。

相手はライン際に逃げるドリブルで

危険でも何でもないシーン。

かつ、相手は一人少ない状況なので、

同点にするにはセットプレー頼みの状況。

そこで意味なくファールする柴山。

小菊監督、これは怒るべきです。

勝ったから良かったものの、

あのセットプレーで同点にされたら、

とんでもなく酷いプレーです。

というのも柴山を見ていると、選択にいくつか

自己中な選択があって気にはなっていたので。

このプレーで思わず「有り得ない!」と思いました。

 

その後の攻撃も押えて、今シーズンの初勝利になりました。

 

③雑感

兎にも角にも今シーズンの初勝利良かったです。

やはり勝つまでは不安なのがシーズンの開幕なので。

ただ実際にはケガ人(コンディション不良)続出で

スタメンを組めない状況下なので、苦しい試合となりましたが、

最後は地力の差で勝てたところでしょうか。

 

前線は役者が揃わないとやはりファイナルサードでの

迫力が余りなく、特に相手が10人になってからの方が、

苦しくなるという、産みの苦しみを味わいました。

サイド攻撃しか手段を持たないセレッソにとって、

サイドを睨まれたブロックを作られると手段がないですね。

そのためのブエノの獲得だと思いますが、

今日はまだまだ片鱗を見せることは出来なかった感じです。

またサイド一辺倒にならぬように、ブエノには

中央で違いを作ってもらいたいです。

 

得点は皮肉にも放出候補となりながらも残留した

クルークスの個人技からのクロスになりました。

クロスも良かったですが、クロスの時に4人中が

揃っていた攻撃は非常に良かったと思いました。

クルークスも中に人が揃うと昨シーズンとは違った結果を

残せるかもしれないですね。昨シーズンはクルークスのクロスに

中はレオ・セアラ1枚。何度も見たシーンです。

彼も中盤の薄さに苦しんだ1人かもしれません。

 

ケガ人が次節はどれだけ戻って来るかわかりませんが、

レオと鳥海のセンターラインは復帰してもらいたいところです。

レオは今日は普通にプレーしていたので行けそうかな?

 

さて、今晩は世界最高のゲーム。

クロップラストシーズンの極上の頂上決戦。

いや、明日は有休取って、万全の態勢で挑みます!

楽しみー。

【第2節】vs鹿島アントラーズ~偽SB採用?!Liverpool?

セレッソ大阪 vs 鹿島アントラーズ

3月2日(土) 15:00 K.O.  at カシマサッカースタジアム

 

①スタメン

進藤に続いて鳥海までいない!

コンディション不良とのことですが、長引くようだとピンチです。

ということで、CBは舩木と西尾のアカデミー組。

Liverpoolみたいにチームのピンチに奮起してもらいたいところです。

 

②試合経過

試合開始早々、赤鹿さんの激しい球際に苦労するも、

ここで引くと相手のペースになってしまうので、

ここを踏ん張って前を向けたところは良かった。

特に1アンカー相手の鉄則であるアンカー狙いの赤鹿さんのプランを

嘲笑うような登里の偽SB。

まるでTAAのマネをしたようにアンカーポジションに入って、

駿汰が相手の2枚を引き付けているために、完全にフリーになって

中盤からゲームをコントロールし始めます。

更に右サイドでL・フェルナンデスが基点になれるので、

右サイド中心に試合を徐々に組み立てていきます。

 

16分 カウンターからチャンス。相手のCKからボールを

   奪うとL・フェルナンデスが相手の間を縫うパスを

   レオセアラに届けます。レオセアラがバイタルまで

   持ち込んでパス。中央の香川には少しズレるものの、

   奥のL・フェルナンデスのシュートもGKブロック。

 

23分 L・フェルナンデスのクロスからレオ・セアラが競って

   こぼれたボールをGKも出ていたので、

   カピシャーバが狙うも前でGKに防がれます。

   しかしそのままの流れでまた右へ展開されたボールを

   今度は香川の狙いすましたクロスにカピシャーバが

   もう一度狙うもまたもやGKのクリア。

   カピは早川の顔はもう見たくないでしょうね(笑

 

ただ、この時間からかなり押し込むものの、L・フェルナンデスの

負傷交代もあって、ファイナルサードでの迫力を欠きます。

とは言え、心配された守備陣はそもそも守備の機会が少ないという、

100点満点に近い前半でした。

 

しかし、相手はセレッソも指揮したポポビッチが監督。

後半に流れを変えてきます。

鈴木優馬の投入で前線で基点を作ることに成功すると、

後半からは一転して赤鹿さんのペースになります。

サビリッチと入れ替わるポジションを捕まえきれません。

そんな時間帯に決定機を迎えられるも

相手のシュートミスに助けられます。

そんな相手ペースの時間帯でしたがカウンターで対応。

 

56分 登里の長い距離のスルーパスにカウンターは得意な

   為田が一気に裏を取って折り返したボールに

   レオセアラが1トラップした浮き球を叩き込んでの

 

ゴーーーーール!!!!!

 

この時間は守備に追われる時間が多くなっていたので、

登里が本来のSBの位置に戻っていて、

鈴木優馬投入後に中央寄りになっていた赤鹿さんの合間を

上手く突いた格好となりました。

 

60分 西尾のフィードに為田が上手く後ろに流したボールを

   奥埜が上手く追いついて中央へ

   狙いすましたレオセアラのヘッドはわずかに外れます。

   今のセレッソのだとこれが決まらないと苦しくなるやろうなー。

 

さすがに今の守備陣で耐えるのは厳しいと判断した小菊監督は

新キャプテンを投入して逃げ切りを図りますが、

今のセレッソはスコアレスで勝てる守備ではありません。

とは言え、レオセアラもケガで交代してしまったので、

ここを失うと攻撃面もかなり厳しいセレッソです。

 

その後はややオープンな展開になるものの、

どちらも勝ち越し点を奪えずに2試合連続のドローです。

 

③雑感

前半は自分達のペースで試合を動かせたものの、得点は奪えず。

後半は逆に相手ペースになったところをカウンターで仕留める

と言う、まあフットボールにありがちな展開になりました。

本当に強くなるには前半の自分達のペースの時に

試合を決めきる力が必要ですね。

特に、今の守備陣にスコアレスを望むのは酷なので、

自分達のペースの間に複数得点を取り切らないと、

このチームは勝ち点3を奪えないチームです。

そして案の定、相手の攻勢にあうと、防ぎきれるほどの

守備力はないので、1点だとドローが精一杯でしょう。

 

そんな攻撃的なチームを象徴するのが登里の偽SB起用でした。

Liverpoolの影響を受けたか否かわかりませんが、

攻撃において有効な手段となりました。

でも、Liverpoolの場合はファン・ダイクやコナテと言った

化け物のようなCBが2枚いるので、

CBに不安を抱えるセレッソがやり続けれるのかと言うと、

さすがに厳しいような気がしますが。

今日の前半はこの形が相手にチャンスすら与えないほど、

自分達のペースに持ち込むことが出来ていました。

 

しかし、試合終了後のブーイングは審判に対してですかね。

なんか最近、日本のサポータは面倒臭いな。

少し負け出したら選手が謝ったり、

少し判定が微妙ならブーイングしたり、

別にどうでもいいけど面倒臭い人が多いなと思いました。

 

そんな微妙な不満も朝からレッズ(Liverpool)が

吹き飛ばしてくれました。(今日は一度寝て、朝から観戦)

勝ち点2を失って首位陥落かと思われた98分。

ラストプレーと思われる時間帯でのヌニェスのゴール!!!

いやー、また絶叫してしまいました。(家族の皆さん、ごめんなさい)

やっぱりレッズの沼にハマると抜け出せないですね。

本当に麻薬のようなこれぞレッズ!という大興奮なゲームでした。

ちなみに本家本元のレッズはTAAがケガでお休み中なので、

偽SBもお休み中ですので、今はセレッソが本家本元ですね!

 

 

【League_Cup_Final】満身創痍の優勝!逆境こそLiverpool!

いやー朝からヤバいです。

いつもリーグ杯は優勝出来たらいいよね。

くらいの感覚なのですが、

今シーズンはクロップ退任が発表されてのシーズン。

1つ1つの出来事を噛みしめているシーズン。

だから、この優勝はいつものリーグ杯とは価値が

違いますし、試合の勝ち方もレッズらしくExciting!

リーグ杯でこれだけ興奮した記憶がありません。

 

もう試合前からケガ人だらけで、誰がケガしていたのかさえ

思い出すのも大変。出場可能な選手を探した方が早いくらい。

何とか先発を揃えたと思ったら、いきなり憎きカイセドに

グラッフェンが踏みつけられて負傷交代。

なんと最近、売り出し中のブラッドリーをRSHに上げて、

RSBにはゴメスを交代で投入。エリオットをIHに入れる

泣きっ面に蜂状態。

途中交代にはアカデミー出身の選手が並ぶ。

見慣れたツィミカス見て少しホッコリする状況(笑)

○○億円出して獲得したエンクンクやムドリクが

交代で出てくるブルーズとは雲泥の差。

しかし!

不利になればなるほど異常な力が発揮するのがレッズ。

アンダードッグこそレッズのガソリン。

本ブログで何度もお伝えしている通りです。

会場はウエンブリーなので、サポータは半々のはずですが、

圧倒的な声量でウエンブリーを凌駕するKOPの面々。

Allez Allez Allezの大合唱はAnfieldにいるかのような雰囲気。

もう、こうなった時のレッズは理屈では説明が付きません。

理屈ではなく神しか説明がつかない奇跡がいくつも起こります。

ほんで延長終了間際の118分。

オフサイドでゴールを取り消されたファン・ダイクが

これで文句ないやろと言わんばかりのヘッドを突き刺します!

もう走ることも厳しい選手達が多い中、守り切って、

リーグ杯最多の10度目の優勝を飾りました!

いやー、本当に最高です!

 

ほんで、おまけに日本では大谷、大谷、大谷ですが、

レッズに所属する遠藤も同じくらいの価値があるにも

関わらず、その活躍はほとんど報道されません。

まあ、変に日本で騒がれて、日本で情報が溢れかえるのも

KOPとしては困るので、今の方が良いのですが、

余りの差には驚きです。

日本では歴史のある野球と違って、フットボールは歴史が浅い。

そんなスポーツの世界で、世界的に代表するLiverpoolという

クラブでレギュラーとして、いや、この試合ではTOP3の活躍で

イングランドのタイトルを獲得した。

これ、ほんまにドえらいことです。

(この試合はダイク・ケレハー・ENDOですね!)

それなのにニュースは大谷さんがいつ出場するのかの話題ばかり。

いくらフットボールより野球がメジャーな国とは言え、

さすがにそりゃないわと思いました。

そんな日本より、母国イングランドでは遠藤と言う日本人は

大絶賛の嵐ですよ!

 

夜になって朝の感動も束の間。

グラッフェンもケガしたし、遠藤も足を痛めたようやし、

元から満身創痍でしたが、いよいよスタメンを

組めるのかどうかのレベルになって来ました。

もう、FAカップのセインツ戦はアカデミーで挑みましょう。

来たる3/9のシチズンズとの頂上決戦へ向けて、

少しでも体制を整えてもらいたいです。

ペップvsクロップの

今、最高にExcitingで最高に面白い最高のゲームが

いよいよ、見納め。(また復活するかもしれませんが)

出来れば、どちらもベスメンで見たかったですが、

こればかりは仕方ないですね。

でも、少しでもお互いにメンバーが揃って、

世界最高のゲームを楽しみたいです。

そこにレッズの勝利が付くと最高に嬉しいですが。

 

You'll Never Walk Alone.

 

【開幕節】vs FC東京~攻撃偏重は諸刃の剣。

セレッソ大阪 vs FC東京

2月24日(土)15:00 K.O. at ヨドコウ桜スタジアム

 

どんなシーズンでも開幕はワクワクするものですね。

今シーズンはどうなるのか?優勝争い?残留争い?

そんな不安と期待を持ってシーズンの開幕です。

 

①スタメン

       レオ・セアラ

カピシャーバ        L・フェルナンデス

     香川    奥埜

        田中

登里   舩木    鳥海  毎熊

      ジンヒョン    

 

ブエノはベンチからのスタート。

アンカーには期待の田中。

IHには香川、奥埜のベテランコンビ。

両翼は個で勝負出来る助っ人。

CBが進藤のケガで舩木を抜擢します。

 

②もう雑感

シーズンオフの補強を見ても、今日の試合を見ても、

攻撃偏重であり、守備軽視が伺えます。

進藤のケガによって、開幕からCBがいきなり緊急状態。

舩木を抜擢するも、はい、2失点とも不慣れな

CB起用でポジショニングが迷子になっていた舩木が

完全なる穴となっていました。

何故、そこに?くらい意味不明のポジショニングです。

 

1人ケガしただけで、とてもJ1レベルではない状況に

陥る選手層は1シーズン本当に戦えるのか?

CBは鳥海と進藤以外にJ1レベルがいない???

恐ろしいほど薄い選手層。

いやー、これは1シーズン戦うには苦しいですよ。

西尾は昨シーズンはボロボロでしたし、

キャプテンさんはベンチに入れるのかどかすら怪しい。

そして舩木はCBはやはり本業ではない。

この守備陣で1シーズン戦うのか。。。。

昨シーズンのメンバーがベンチに入れないほど、

充実している攻撃の選手に比べて、守備の選手が少なすぎる。

SBも元から攻撃偏重ですからね。

毎熊もエリア内への侵入も厭わない攻撃型。

元々、SHの選手ですからね。

登里も守備より攻撃に良さが出る選手。

それだけにCBがそれなりに要求されるチーム。

それがレギュラー2人しかいない現実。苦しいなー。

 

実際にゲーム自体もほぼ自分達のペースでボールを握り、

徐々に形にもなって行きました。

特に東京さんがハイプレスを仕掛けて来たので、

逆にシンプルにロングボールを蹴ることになりましたが、

レオ・セアラと言う面倒なFWがいるので、

そこから攻撃を展開することに成功しました。

変に後ろから繋ぐ方が嫌な感じがするので、

こちらの方がセレッソは分がいいのは昔からです。

そして、昨シーズンとの大きな違いは、機能不全に陥っていた

右サイドがL・フェルナンデスで活性化したこと。

そして香川が1列前でプレーできたこと。

アンカー専門の駿汰が楔のパスを入れることが出来ること。

この3つのプラスαで攻撃にリズムが出ます。

少しパスにズレが生じてしまうのは、いかにも開幕戦らしく、

これは試合を重ねると徐々に合ってくると思うので、

攻撃はもっと良くなると思います。

ここにブエノもスケールの大きさを見せていたプレーが

加わると攻撃力は格段と上がるように思いました。

しかし、今のDF陣では0封は見込めないので、

とにかく打ち勝ち続けるしかありません。

今日はハイプレスを仕掛ける東京さんでしたが、

リトリート型の相手に対しては滅法弱そう。

そして、攻撃偏重は少しボタンを掛け違うと

残留争いに落ち込む可能性も秘めています。

まだ開幕戦ですが、いきなり不安な立ち上がりです。

とにかく、まずは進藤の復帰が待たれます。

 

あ、ゴールシーンだけは触れておきます。

 

先制の右サイドの崩しは見事でした。

L・フェルナンデスの切り返しから、

毎熊のフェイントからエリア内で抉って、

カピシャーバのヘッドで

ゴーーーーーール!!!!!

 

2点目は新加入選手でのホットライン。

L・フェルナンデスのCKから駿汰がヘッドで

ゴーーーーーール!!!!!

 

駿太は試合中もかなり効いていましたね。

攻撃偏重のチームにおいてアンカーの役割はかなり大きいので、

そこに嵌る選手は非常にありがたい。

ただ、この選手を失うと本当にヤバいかも。

 

うーん、でも考えようによっては

昔懐かしいセレッソに戻ったと言えば戻ったのかな?

攻撃が嵌り続けると一気に優勝争いに名乗り出るが、

ひとつボタンを掛け違えると降格する。

ハイリスクハイリターンのセレッソが。

ユンさんやロティーナの『強い』フットボールから

『エンターテイメント型』のフットボールに戻った。

そう割り切って行きましょう!

派手なフットボールで行きましょう!

残留だけはしてね。

【セレッソ大阪】育成型?!どこの部分???

復活ついでにセレッソ大阪も更新しておきます。

結構、間が空いたので何から書こうか迷いましたが、

やはり、私の感じる『違和感』にフォーカスしてみました。

 

シーズンオフには新戦力が多く加入しました。

期待の大型MFヴィトール・ブエノ、

札幌からはルーカス・フェルナンデス、田中駿

川崎からは登里享平、浦和からは平野祐一

と計算の立ちそうな選手達が入る一方で、

徳真と松田陸は揃ってガンバ大阪へ。

昔はセレッソで活躍した途端に強奪されるイメージでしたが、

セレッソで居場所を失った選手がガンバへ行くのは

「時代」だなと感じます。

そして、

藤尾は町田へ完全移籍。中島は仙台へレンタル移籍。。。

他にも若手はどんどん育成型レンタル。

他にも気になるIN/OUTはあるのですが、

ここがとても気になっています。

ティーナを解任した時にセレッソが掲げた

スローガンは『育成型』。

どこが?

前を助っ人で固めて、

中央をベテラン、奥埜、香川、清武で固めて。

喜田のポジションには田中竣汰、平野祐一を補強。

かろうじて山田が帰って来て、

北野と二人で育成候補ではありますが、

前線の助っ人陣を見ると、簡単ではないですね。

もちろん競争あっての成長ではありますが、

昨シーズン、もうフィットが見込めない

クルークスが出続けていた小菊監督の元だと、

期待出来ると思う方が不思議です。

正直、終盤の試合は何も手にするものが無かった時点で、

若手にもっと機会を与えても良いかと思っていましたが、

いつもと変わらぬスタメンにクラブとして

「育成型」を掲げているのにどうかな?と思っていました。

 

小菊監督もスタートからだと3年目。

もう言い訳が効かない年数に入っています。

とは言え、少し同情する点もあるなと思っています。

戦術はそれなりに高いものがあると思っています。

だけど、戦術だけでは嵌る時は良いが、

嵌らないと勝てなくなるのも特徴でもあり、

他にその代表格では城城監督とかが思い浮かびます。

私はラファ・ベニテスと言う、もっと典型的な戦術監督が

真っ先に浮かぶのですが(苦笑)

そして何故か夏くらいまではフルにメンバーも変えて

フォメも変えて、脳みそフル回転に工夫しているのに、

何故か夏を過ぎて優勝争いから脱落すると、

急に無策になる謎もあります。ここはマジで謎です。

モチベーションを失うと、燃えない性格なのか???

最近、クロップの「燃料が切れた」コメントを聞いたので、

プッツリと緊張の糸が切れると、監督業と言うのは

もう一度、火を付けるのは大変なのかもしれないですね。

少し話が逸れましたが、言いたかったのは、

毎年、コンセプトが違う選手を集めて、

ゼロから何とかしろ的な補強に見えて仕方ない。

それを監督(現場)に押し付けた所で、

結果は見えているような気がしています。

 

J2オールスターズで90分プレスを掛けまくる1年目。

助っ人3人衆+香川達ベテランに頼る2年目。

もう全く違うチームやん。

そして今年は助っ人が足りないなら、

もっと加えてやれ的な補強で、

もう前線は外国籍の助っ人軍団で攻めたら、

何とかなるやろ?と言うようなチーム編成。

ここにチーム戦術を落とし込むのって、

素人目に見ても大変そう。。。。。

どうしても、すぐに現場(監督)の責任にされる傾向にあるが、

これで指揮を取らされる監督の方が可哀想です。

ほら、イングランドでも赤い悪魔やロンドンの青いクラブが

それなりに名将を集めても、クラブの方針に右往左往されると、

やっぱり成績は下降線を辿ってしまう訳でして、

やはり、監督だけでは決まらないのです。

監督は現場の長なので目立ってはしまうだけです。

レッズはやはり、クラブ、監督、スタッフ、選手、サポーター、

すべてが同じ方向を向いたことで、最高の9年間を

過ごすことが出来た訳であり、やはり、一つでも欠けると、

クラブと言うのはなかなか成功しないものです。

私はそれで言うと、セレッソは「フロント」が

この中では一番幼稚だと思う訳です。

それはユンさん、ロティーナの解任劇を見ても明らかであり、

一貫性やスローガンと全く異なる補強を繰り返すことで、

現場は混乱状態。それを一手に受ける小菊監督と言った

構図が見えるので、どうもスッキリしません。

特に、レオ・セアラ、カピシャーバ、クルークス、

ブエノ、L・フェルナンデスの構成は

小菊監督に全く合わない構成だと思っており、

1年目に見た構成が最も力を発揮できる構成だと思っています。

要するに監督の持つ個性と正反対の補強を続けるフロント。

しかも、聞こえの良い「育成型」という、

どちらか言うと小菊監督に合っているような言葉を使いながら、

正反対の人事異動も非常に不快感を感じています。

結局、ユンさんもロティーナも小菊監督も

幼稚なフロントの犠牲者なんですよね。

 

とは言え、前半は小菊監督の脳みそフル回転で

最適解を探す仕事が昨シーズンも面白かったので、

楽しませてもらいますが、その先は見えている気はします。

やはり、毎シーズンにゼロから作り上げるチームは

1年間トータルでみると、必ず足りないところが出て来ます。

早くセレッソのフロントにも有能な人材が生まれることを

夢見ながら、今シーズンも応援していきます。