Power & The Glory~You'll Never Walk Alone.

セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第4節】vs横浜FC~キヨの技術が光るピッチ。

セレッソ大阪 vs 横浜FC

3月13日(土)16:00 K.O. at ニッパツ三ッ沢陸上球技場

 

①スタメン

連戦ですがまずはスタメン固定での連戦です。

新しい戦術を落とし込むためには已む得ません。

 

②結果

  セレッソ大阪 4 ー 1 横浜FC

    25分 豊川(セレッソ大阪

    55分 ジャーメイン(横浜)

    60分 大久保(セレッソ大阪

    87分 加藤(セレッソ大阪

    95分 高木(セレッソ大阪

 

③試合展開

この日は暴風雨に見舞われて試合開始時間が

2時間遅れての開始となりました。

おかげで管理人は生で観ることが出来ずに夜に観戦。

なので、更新も大幅に遅れてしまいました。

万全の準備で14時を迎えてTVを付けると

画面には暴風雨の画像が。。。。こりゃ無理だと

子供の送り迎えにお出かけです。

 

そして2時間遅れで始まったゲームはなかなか酷い

ピッチコンディション。

そこら中に水たまりが出来ていてボールが止まる止まる。

なかなか神経を使う試合です。

そしてボール扱いが難しいコンディションほど、

基本技術がモノを言います。

 

10分 陸、キヨ、奥埜とつないでディフレクションしたボールを

   豊川が狙うもGKのセーブ。(カウント1)

 

ここのシーンこそ昨シーズンとの大きな違い。

これ、右サイドの深い位置での出来事です。

そこにキヨと奥埜が絡んでいること。

ポジションが明確に決まっているロティーナと違って、

攻撃の時には人数を掛けるとこがクルピですね。

 

18分 丸のロングフィードを上手く胸トラップで前を向いて

   右サイドへ陸から狙いすましたクロスはフリーの豊川が

   ヘッドもGKにクリアされます。(カウント2)

 

19分 CKのこぼれ球を奥埜が拾ってクロスを上げると

   相手のクリアが短くなったとこをボレーで坂元が狙うも枠外へ。

 

24分 原川のクロスが相手にディフレクションしてゴール前に

   高く上がったボールに相手GKとDFが衝突して

   豊川がバックヘッドで流し込んでの

 

ゴーーーーール!!!!!!!

 

ボールが止まってなかなか上手く進めない中での先制です。

この後もお互いに攻め合うもボールがどうも上手く運べません。

 

リードしたまま後半戦へ突入します。

後半に入るとやや雨も小康状態へ。

ピッチの水溜まりも少しづつ解消されて、

徐々に縦に速いフットボールになって来ます。

 

53分 右サイドで坂元が粘って豊川へつなぎます。

   豊川の横パスをキヨが狙いすましてミドルを狙うも

   GKに弾かれますが、そのボールを嘉人が拾って

   豊川に優しいパス。小学生でも決まりそうなシーンに

   まさかのシュートミス。。。。。マジか。。。。。

   W杯の柳沢より簡単やぞ。。。。(カウント3)

   その後の嘉人の”アンビリーバブル!”な顔が忘れられません。

 

で、その後の横浜の攻撃で追いつかれます。

いや、あれ外されたら空気がなんか変になりますわ。

ドイツW杯でオーストラリアに逆転負けしたように。

 

まあ、元から2点以上取るか取られるかのフットボールなので、

次の2点目を取るだけではあるのですが。

 

59分 右サイドで坂元&陸コンビで崩します。

   坂元が股を通して陸へパス。陸のクロスに

   さすがの嘉人が上手く前に入ってのヘッドで

 

ゴーーーーーール!!!!!!

 

完全に息を吹き返した嘉人のゴールで再び勝ち越します。

さすがのランとさすがの決定力です。

VARでヒヤヒヤしながらで喜びそびれましたが(苦笑)

さて、まずは基本の2点目を達成。

クルピの場合はここから3点目を狙うので、3点目を取れるか

カウンター喰らうかの賭けはまだまだ続きます。

ただ、今日は横浜さんのバタバタ感が否めませんでした。

こちらの方がやや深刻ですね。

 

63分 相手DFの目測誤ったところを上手く体を入れて

   豊川が抜け出してGKと1:1。

   嫌な予感しかしないと思ったら、案の定、GKがSTOP。

   (カウンター4)

 

75分 これもキヨが右サイドに現れると坂元とのワンツーで

   エリア内に侵入して、後は決めてくださいとファーの豊川へパス。

   何故か当てる方が難しい相手DFに命中してゴールならず。

   もうゴールに嫌われている空気感が満載。

   (結果、カウンター5で終了、お役御免)

 

86分 中央で受けたキヨが芸術的なロングスルーパス

   パスを受けた高木が持ち込んで、最後はフリーの加藤へ。

   加藤が難なく押し込んでJ1初の

 

ゴーーーーーール!!!!!!

 

豊川変わってて良かった(笑)

でも、ピッチを転がせばボールが速いことを利用しての

芸術的なスルーパスに酔いしれました。

 

95分 CKのGKが弾き出したボールを受けた高木が

   狙いすましての

 

ゴーーーーーール!!!!!!

 

高木は肩の力が抜けている時は良いプレーできるんです。

いらん力が入るとどうも。。。。な感じなので、

上手くメンタルコントロール出来ると、もう少し良さが出ると

常々思っています。

 

結局、終わってみれば4-1での勝利。

後半に2点目を取ってリードしても攻め続けるクルピらしい勝利です。

 

④雑感

豊川。。。。。今日は良い動きをしていましたが、

決定力があれほどないFWは致命的です。

確実に仕留める嘉人にもうしばらく無双して頂かないとダメですね。

嘉人との相性を考えても加藤が成長してくると立場がヤバいですよ。

ダガートが加わるとどうなるのかまだ見てないので読めませんが。

 

さて、この難しいピッチで躍動したのはキヨと原川ですよね。

キヨは吹っ切れたのかロティーナの基本ポジションを捨てて、

ピッチを縦横無尽に走り回り、時には中央、時には右サイドまで

ピッチを広く使って攻撃を牽引しました。

守備を捨てるというのはキヨにとって勇気がいることだったと

思うのですが、これがクルピの戦術なので、吹っ切れたキヨは

ますます輝くような予感はあります。

そして中央で圧倒的な存在感を示した原川。

多少、体をぶつけられてもビクともしないフィジカル。

そして、そんなデュエルで勝った後の高精度なサイドへのフィード。

横浜さんの中央を完全に無力化してしまいました。

そこに奥埜が横でサポートするから、仮に球がこぼれても奥埜が拾う、

というか一番多いのは体入れてファールもらうパターン。

このボランチのボール保持率・奪取率は半端なかったです。

なんか中央で競ればすべてマイボールになる感じでした。

 

今日は横浜さんの方が深刻だったのでええ感じに連勝となりました。

嘉人の爆発のおかげで変なプレッシャーなく過ごせたおけげで、

キヨや坂元達が少しづつクルピのフットボールへの変化に

対応しつつある感じですね。

そう考えると嘉人サマサマになっているセレッソの開幕です。

 

 

【第3節】vs清水エスパルス~ロティーナとクルピの正反対対戦。

セレッソ大阪 vs 清水エスパルス

3月10日(水)19:00K.O. at ヤンマースタジアム長居

 

①スタメン

前節と同じスタメンです。今度はローテーションせず。

 

②結果

 セレッソ大阪 2 ー 1 清水エスパルス

   5分 中山(清水エスパルス

  22分 西尾(セレッソ大阪

  84分 清武(セレッソ大阪

 

③試合展開

更新が遅れましたJだけでも週に2試合。

今週はオマケにCLもあって鬼の1週間でした。

で、やっぱりCLでの奇跡の波は来ている&ファビーニョはアンカーでお願い。

と少しレッズにも触れつつゲームへ入ります。

 

まず、開始早々、東京戦終盤のデジャビューのように

ユルユルDFを攻め込まれます。

3回の決定機のうち2回はジンヒョンのファインセーブと

相手のシュートミス(あかんやつ)で助かりますが、

そのうち1本を決められてしまいます。

 

決められたやつはDFラインでのパスを狙われての失点です。

これは先日の東京戦のジンヒョンが狙われたシーンと同じく、

まだロティーナ時代の後ろでつなぐ戦術と、

クルピの前に速い戦術との狭間で戸惑いがありそうです。

お互いに前だよね前。いや後ろだよね後ろ。

という心の声が聞こえてきそうです。

改めて正反対の戦術に代わる難しさを選手達は体験しています。

そう、これが現場目線(笑)

 

ただ、3度の決定機で1度しか決めきれなかった事実と

ティーナは得点を取ればイケイケになることはなく、

むしろ落ち着いてゲームを進めたいので、

これまた好対照のイケイケに前に進むクルピは

あっという間に形勢を逆転させます。

相変わらず敵になってもわかる美しいDFラインは流石。

ただ、クルピの方が相性が良さそうなカルリーニョス

明らかにポジション守らないですね。。。。まだまだです。

ティーナのフットボールでポジションを空けることは

致命的になる訳であり、セレッソもケガ人出て、

違う選手が入ると苦労しました。

そんな訳で右サイドが明らかにブロックが崩れている清水さん。

中央は堅いのは相変わらずなので右サイドを中心に

攻撃を徐々に組み立て始めるセレッソ

まあ右は坂元&陸コンビなのでセレッソの強みですからね。

 

1stシュートは左基点ですが。

16分 キヨの見事なスルーパスを豊川がバイタルで受けて

   左を駆け上がる丸へ 丸のクロスはゴール前を通過して

   右で坂元が受けます。坂元はそのままDFを剥がして

   シュートも相手DFのブロック。

 

 そして、そんな良い時間帯で先制です。

 

21分 CKをニアで豊川がフリックしたボールを西尾が押し込んで

 

ゴーーーーール!!!!!!!!

 

なんか最近、瀬古より目立つ西尾のゴールで追いつきます。

 いやいや、FW並みの胸トラップからのボレーはビックリです。

 

29分 ジンヒョンのフィードで坂元がドリブルで持ち上がり

   最後は中央で受けた豊川のシュートも枠外。

   この前へのスピードはクルピならでは。

   ロティーナでは見られない攻撃です。

 

変な話、ここまではどちらも想定内なんでしょうね。

想定内なのでブロックを作って再び守り、

カルリーニョスとチアゴサンタナの個の強さで

カウンターを狙う清水と得点でイケイケのセレッソ

そんな構図のまま前半を終えます。

 

ハーフタイムで示される平均ポジションを見てビックリ!

丸が2TOPと同じ高さでプレーしていました。

これぞクルピと言う感じですね。

右で試合を作ることが多かったので、そのスキに

逆サイドで常に高い位置を取っていました。

逆に中央にキレイな四角形が出来るロティーナ。

何とも対照的なのでしょう。

 

そして後半に入っても試合の構図は大きく変わりません。

 

58分 坂元が相手DFを剥がしてドリブルで運んでからの

   逆サイドの相変わらずTOP並みの高さで待つ丸へ

   丸の折り返しにキヨがボレーで狙うも上手くミートせず。

   (結果として良い伏線にはなりました。)

 

でもこのシーンにエリア内に最後は5人入ってます。

これまたクルピにありロティーナにないシーンです。

 

74分 嘉人がルーズボールにいち早く反応して

   狙うも相手DFのブロック。

   相変わらず調子の良さを感じる動き出しです。

 

83分 坂元のアーリークロスにファーでフリーになった

   キヨが再びボレーで今度はミートして

 

ゴーーーーール!!!!!!!!

 

いや、さすがキヨです。あれ、ボレーで決めるのめっちゃムズイです。

 

93分 加藤のシュートは相手選手のハンドでPK獲得。

   しかし、加藤が打ったシュートは権田のセーブに遭い、

   その後、再度ゴールするも今度は加藤のハンドでノーゴール。

 

ここのシーンは問題ですね。プロとして。

PK獲得時には笑みもこぼれて、加藤君J1初ゴールを祝福の雰囲気。

で、案の定、ゴールならず。

その後、清水の猛攻であわやのシーンがあったことを考えても

あれはダメです。

まずPKはチームで決まっている選手が蹴るべきです。

よほど大量得点差で勝っていない限り。

よく、ハットトリックのために蹴らせて失敗⇒同点という

惨劇を何回も目撃しているので、これは絶対にダメです。

PKを獲得したら決めるまでプロフェッショナルを

崩しては絶対にダメです。

勝利の中でここは苦言を呈してたいです。

そんなヒヤヒヤもありましたが、最後は清水さんの決定力に

助けられての2勝目です。

 

④雑感

本当に好対照な対戦になりました。

フロントのせいで複雑な感情を持つ方も多い対戦ですが、

純粋に攻めのクルピと守りのロティーナ。

共に特徴を存分に発揮した試合としてはとても面白いゲームです。

2人の強力な助っ人で東京さんのように攻めて得点すると、

らしいブロックで守りに入るロティーナ。

絶対に前節見て研究してきとるでー。

逆に失点すると開き直ってサイドバックがTOPと同じ

高さで攻撃を繰り出すクルピ。

同点で迎えた後半には前線のプレスを強めて得点シーンと同じように

高い位置でのボールを奪いに来るロティーナ。

そうなるとキヨ、坂元をボールの受け手にして

個の力で剥がして前に運ぼうとするクルピ。

試合中の変化も特徴が出まくったとても面白いゲームです。

 

どちらにしても清水さんはポジションを外す選手を

どうやって当て嵌めるのかが今後、ロティーナの腕の見せ所です。

決まったポジションに必ず人がいないとあの緻密な戦術は

成立しませんので。

 

そしてセレッソは4試合連続2得点と7失点。

間違いなくクルピらしいゲームが続いていますね。

2失点までは想定内。

それ以上取れば勝てるし、それ以上取られたら負ける。

そんな感じですね。

さて、ここからの3連戦は今シーズンを占う意味でも

意味のあるゲーム、対戦相手だなと思っています。

どちらか言うと守ってカウンターが主のチーム。

要するにクルピがどちらか言うと苦手にしているタイプです。

クルピの縦に速いフットボールは打ち合いにこそ真価を発揮します。

3点奪われても4点奪って勝ってしまう感じです。

逆に1-0ゲームはお嫌いです。

ここからの3連戦はそんなお嫌いなゲームをやってくるチームです。

ここまで良さを悪さが表裏一体で来ている印象です。

良さの方が前に出るためにも大事に戦ってもらいたいところです。

そのためにもキヨの吹っ切れるゴールは良かったですね。

 

 

 

【第2節】vsFC東京~クルピ劇場満開。

セレッソ大阪 vs FC東京

3月6日(土) 14:00K.O.  at 味の素スタジアム

 

①スタメン

心配された奥埜と豊川は無事にスタメンに戻りました。

開幕節と同じスタメンになります。

 

②結果

 セレッソ大阪 2 ー 3 FC東京

   14分 大久保(セレッソ大阪

   54分 田川 (FC東京)

   58分 原川 (セレッソ大阪

   71分 レアンドロ (FC東京)

   93分 森重 (FC東京)

 

③雑感

これぞクルピ劇場と言う感じでしたね。

川崎戦からこれで4度もリードしてからの逆転負け。

ユンさん、ロティーナとリードすれば、ほとんど負けない

チームを4年間見てきただけに久しぶり感満載です。

リードすればどんなに悪くてもドローで収まる

過去4年の姿はここになく。まあ百歩譲って川崎さんは

相手が別格なので仕方なかった感じはするが、このゲームは酷いです。

 

リードしているのに打ち合い上等のオープンな試合に何故なるの?

しかもD・オリベイラレアンドロ、アダウイトンと

個の強さを考えると1:1を作ってはいけないチーム相手に

オープンな試合になると分が悪いのは当たり前。

それでも打ち合い上等で挑む理由は何?

 

その答えはクルピだからです。

これで2試合で6失点。守備の崩壊は早いもんです。

ここ4年間東京さんとは1点取るか取られるかの試合しか

していなかった記憶なので一気に変わった感じしますね。

ここで食い止めねば本当に一気に危険領域に達します。

 

その中で嘉人は水を得た魚のように一人で無双状態ですね。

このゲームも1ゴール1アシスト。

守備崩壊のチームの中で1人気を吐いています。

ちょっと嘉人だけは完全に批判を自らの力で鎮火しましたね。

ここだけは恐れ入りました。

しかし、嘉人とタイプが被り、すっかり良さが消えた豊川。

今日は滑って転んでいる姿しか思い出せません。

そもそもFWでシュートゼロは全く仕事出来ていません。

嘉人が活躍するとマークがキツくなってくるので、

早く豊川には生き残る道を見つけてもらいたいものです。

 

ん-、でもやっぱり2度目のリードの後、

サイドバックがあの高い位置を取る意味がわかりません。

4年間、ユンさんとロティーナを見てきているので、

正直、混乱してます。

そして2-2となってからも流れは明らかに東京さん。

西尾の必死の守りがなかったら、もっと早く逆転されていました。

あの状態でイケイケに攻撃に行く?

しかも嘉人交代で入った松田力や高木は全く脅威になれていないので、

完全に勝ち目はなし。藤田を入れて試合を落ち着かせて欲しかった。

それはクルピの選択肢にないことはわかっているのですが。。。。

 

さあ、次節はロティーナ率いる清水エスパルス

いきなり試金石がやって来ます。

どちらの答えが正しいのか?

まず最初の答え合わせです。

 

【第11節】vs川崎フロンターレ~ロティーナの残像

セレッソ大阪 vs 川崎フロンターレ

3月3日(水) at 18:00 K.O. 等々力陸上競技場

 

 ①スタメン

いきなり前節から2人ほどいないのですが。。。。。

 

      嘉人

           キヨ

高木              坂元

    藤田     原川

 

丸橋  瀬古    西尾   陸

      ジンヒョン

 

②結果

 セレッソ大阪 2 ー 3 川崎フロンターレ

   5分 大久保 (セレッソ大阪

   7分 レアンドロ・ダミアン(川崎)

   22分 大久保 (セレッソ大阪

   47分 レアンドロ・ダミアン(川崎)

   62分 三笘(川崎)

 

 

③雑感

今日は風邪を引いてしまい、このご時世だと隔離状態に

なってしまい、更新が遅れてしまいました。

今更ながらなので雑感で感想ダラダラパターンでごめんなさい。

 

今やJでは圧倒的な強さを誇る絶対王者川崎さん。

このチーム勝つのはどこのチームでも容易ではありません。

なので負けても失うものは何もなし的な雰囲気で挑めました。

そん中、古巣対戦の嘉人が大爆発。

あわや!というところまで持ち込んだのですが、

三笘はちょっとJでは規格外すぎる。

さっさと欧州行ってくださいと言いたくなるレベルです。

得点シーンも凄いが、オフサイドでゴールにはならなかったものの、

ボディフェイントだけでDFを交わして決めたシュートは

もうJのレベルちゃいますやん。

他にも前半で2人DFの間を浮かして抜くパスとか、

得点シーンとか柿谷を思い出すほどのトラップとか、

敵ながら見惚れてしまいました。

ACLで潰されないように早く欧州行った方がいいよ。

こういった見惚れるプレーをする選手には

中国や韓国のチームは本気でぶっ壊しに来るので。

うちもキム・ボギョンを壊された苦い思い出があるので心配です。

 

三笘だけでも2人マークが必要だと言うのに

レアンドロ・ダミアンに家長に脇坂に旗手にと

もう手が付けられない。

アンカーではシミッチがバランスを取るし、

交代でも小林悠を始め、全く落ちない選手層。

まあ、恐ろしいチームですね。

 

そんなことはさておきセレッソ側は嘉人が大暴れです。

でも、嘉人を見ているとやっぱり大事なことは戦う姿勢ですね。

途中で水沼さんに強烈なダメ出しされていた西川とか見習うべき。

水沼さんの解説より。

「スタートから出ている坂元がこれだけスプリントしているのに

 途中から出た西川はスプリントしていない。それでは活躍出来ない」

この試合、セレッソを苦しめたのはレアンドロ・ダミアン

前線からのプレスです。どんだけ走るねん!と言いたくなるような

執拗なプレスに苦しめられました。

そして、先述の嘉人も前線から走りまくっていました。

で、西川。ボールを奪われた瞬間に走るのを止めます。

必ず止めます。

普段、クロップ・レッズを毎週見ている私からすると、

あの走るのを止める動作は目立って仕方ないんです。

早く移籍金を置いてバルセロナへ旅立って欲しいくらいです。

今のフットボールの基本はトランジッション。

少なくともこの試合の西川は全く出来ていませんでした。

嘉人を見て少しは勉強してもらいたいものです。

 

守備面ではロティーナの残像を見た気がします。

今日の相手は川崎さんなのでボールをポゼッションされる

展開が嫌でも続きます。

その時の守備は絶対に飛び込まず、中でブロックを作って、

中に入るボールだけを弾き出す。

川崎さんもボールをとにかく回してこちらが飛び込むのを待つ。

そんなにらめっこの時間がかなり多く見られました。

ユンさん、ロティーナと築いた強固なブロックは

そのまま受け継いでいるようです。

この飛び込まないDFはこれから上位との対戦では非常に

強い武器になりそうです。

ただ、逆パターンのポゼッション出来る時のカウンターに

対しては考え方が全く違う監督交代なので、

いわゆる下位チームとの戦いは今後気になるところです。

 

まあ、唯一負けてもよくやったと言われる試合なので、

次に引きずらないと思います。

切り替えて次へ行きましょう。

豊川と奥埜は大丈夫なのか?

相変わらず情報が少なくて申し訳ありません。。。

次は東京戦とはACLのせいで鬼ような日程ですね。

ここも強力な助っ人を要するチームなので、

コンディションが上がっていないことを祈りつつ。。。。。

 

 

 

【開幕節】vs柏レイソル~180°違うフットボールのスタート。

セレッソ大阪 vs 柏レイソル

2月27日 16:00K.O. at ヤンマースタジアム長居

 

①スタメン

さて監督も選手も入れ替わり全くの新たなスタートです。

スタメンは以下の通り。

 

     大久保  豊川

清武            坂元

     原川  奥埜

丸橋            陸

     瀬古  西尾  

      ジンヒョン      

 

基本的に外国人助っ人はコロナの影響もあって、

ほぼ使えない状況でのスタートですね。

一番の驚きは西尾のスタメンです。

 

②試合結果

 セレッソ大阪  2 ー 0 柏レイソル

   42分 大久保(セレッソ大阪

   85分 坂元 (セレッソ大阪

 

③試合経過

さてシーズンオフには色々ありましたが、

試合が始まれば選手達を応援するのみ。

フロントへの不満と選手たちのサポート、

これは全く分けて今シーズンもよろしくお願いします。

 

さて、いきなりバックラインのバタバタぶりに

肝を何度も冷やされます。

ただ、柏さんもオルンガという超絶対的エースを失い、

最後の部分で物足りなさを感じます。

クリスティアーノもまだ体重そうでしたもんね。

(目に疲れ滲み出ている感じしませんでした?)

オルンガがいたら開始早々、決められていたと

思われるシーンが連続するも決定力の無さに助けられます。

しかもセレッソはGKからのボールが全くつなげません。

柏さんの攻撃⇒ジンヒョンが蹴る⇒柏さんが奪う

の繰り返しに厳しい立ち上がり。

最初の10分でも大きな変化ですね。

後ろから無理につなごうとせず、GKがポンポンと

ロングボールを蹴るだけ。

そして極めつけはキヨが呉屋に踏みつけられてしまい。

キヨが苦悶の表情を浮かべます。

ここのシーンで今シーズンのセレッソは終わったのか???

セレサポの寿命が縮まる思い。

なんとかピッチに戻るキヨ。ほっと一息。

実はこのプレーが柏さんのターニングポイントです。

ネルシーニョは球際の激しさをモットーにしています。

この試合でもファールギリギリの激しさで、

セレッソにボールを保持させていませんでした。

ただ、激しさとラフプレーは紙一重でもあります。

このワンプレーで、柏さんの激しさが少し緩まったように見えました。

柏さんは激しく行くがフェアプレーをしている証拠でもあります。

しかし、このわずかな緩みがセレッソがボールを保持する

余裕を生み出します。

 

14分 原川のロングフィードに嘉人が左サイドに抜けて

   そのままカットインでのシュートは力が乗らず。

 

20分 サイドの競り合いに勝利したボールを坂元が

   中央まで運んでミドルもこちらも力乗らず。

 

21分 誰かのフィード(ちょうど先のプレーのビデオ中)から

   嘉人が裏抜けで収めて、坂元へ。

   坂元は緩いステップからアーリークロスに豊川のボレーも

   GKのファインセーブに合う。

 

22分 右サイドでFKを得ます。キッカーは坂元。

   ニアで跳ね返されるもそのこぼれ球から陸が

   再度、放り込んで西尾のシュートもGK。

 

23分 またもや中盤の競り合いで競り勝ったボールから

   最後は坂元、キヨ、嘉人とつないで豊川のシュートも

   GKのファインセーブに合います。

 

ここのチャンスの起点は奥埜の競り合い勝ち。

奥埜は本当に良い選手です。

ティーナに付いていかなくてありがとう。

後で触れますが原川との2ボランチ

ここは間違いなくストロングポイントです。

そして先述の呉屋のプレーで柏の激しさが弱まったので、

奥埜、原川のボール奪取率が一気に上昇して押し込みます。

 

26分 左サイドで丸、キヨ、嘉人のトライアングルから

   キヨが上手くすり抜けてクロス。

   陸が潰れたこぼれ球を奥埜が狙うも枠外。

 

27分 そのCKから奥埜ヘッドを丸が当ててポスト。

   その跳ね返りから瀬古が押し込みゴールイン。

   しかしVAR判定で丸のハンドでゴールならず。

 

今シーズンからVAR導入されてたので、

プレミアですでに慣れていた私はハンドだな。と冷静。

昔やったら飛び上がって喜んでました(笑)

Jリーグで初の皆さん、VARどうですか?

流れるスポーツのフットボールでこれやると狂うでしょ。

ゴールという最大の歓喜のシーンでこれやられると。。。。

確かにハンドですが、せめてオンフィールドで判定できるレベル。

そのうち微妙なハンドやミリ単位のオフサイド

接触があればほとんどPKというルールに翻弄されます。

フットボールのルール自体が曖昧なので、VARを導入すれば

完璧なのではなく、議論の矛先が変わるだけに感じています。

 

それより、正直こんだけ押し込んでゴールを取れず、

ゴールもVARで取り消されるおまけまでつくと、

非常に嫌な流れだったのですが、

ここで試合に影響する大きなプレーが出ます。

 

34分 丸のフィードに裏へ抜けた嘉人を上島が倒します。

   審判の判定は赤紙。VARでも覆らず赤紙退場です。

   これさりげなくキヨが大南を引き付けて、

   CBのバランスを崩しているんですよね。

   良く特徴を知る3人のコンビプレーですね。

 

40分 右の坂元で基点を作りつつ、中央に戻してからの

   原川の見事なパスを坂元が再び受けて、

   相手にブロックされるもすぐに陸へパス。

   陸の狙いすましたクロスに嘉人のヘッドで

 

ゴーーーーーール!!!!!!

 

21シーズンの初ゴールが決まります。

マスコミ受けが良いゴールが決まり良かった良かった。

それより坂元が今シーズン、もう一つ進化しそうですね。

カットインのアーリークロスが良くなっています。

かつドリブルもあるので相手は更に読みにくくなりそう。

 

前半は0-0で終了。

 

あー、開幕節ということもあって、前半長くやりすぎた。。。。

ごめんなさい。後半は巻きで。

 

後半に入ると、ネルシーニョも攻め手を見出して

柏が攻撃に転じる場面も増えてきますが、

クリスティアーノの体がどうにも重そうです。

昨シーズン感じた重圧を感じません。

もちろん、オルンガ不在で怖さも激減しているので、

さすがに10人だと受けるセレッソも苦しくありません。

 

そして、さすがに75分過ぎると柏さんの体力も落ちてきて、

後は、トドメを刺せるか否か。

事故で1点入るのがフットボールなので重要です。

 

70分過ぎに入った加藤が何度か良いシーンを迎えるも

まだ慣れていない感じがします。

 

84分 GKからのボールを加藤がヘッドでつなぎ、

   奥埜が拾ってこぼれたボールを加藤がシュートも

   ポストにヒット。それを拾った高木のシュートは

   ブロックに遭うも最後は坂元が狙いすまして

 

ゴーーーーーール!!!!!!

 

いやー、奥埜の終盤のFW起用はクルピもやるのか。

奥埜のユーティリティと器用さとクレバーさ。

新聞は嘉人一色でしょうが、管理人的には奥埜一色です(笑)

この選手は本当にチームの屋台骨です。

レッズで言う、ジニそのものです。

 

ということで、開幕戦を勝利で飾りました。

 

④雑感

良くも悪くもクルピのゲームでした。

選手達は180°方向性が違うフットボール

たった3ヶ月で実践できることに驚きです。

本当に選手達は凄いなと思いました。

最初の前に進めないシーンや裏を取られまくるシーンは

クルピの悪い時のフットボールです。

逆に攻撃時には陸と丸が絡みまくっていたように、

サイドバックの厚みを加えれるところが良い時のクルピ。

どちらも垣間見たので、今後どちらが強く出るのかです。

正直、柏さんがオルンガ移籍とクリスティアーノ重しで

昨シーズンの2枚看板の脅威がなく組み易しだったので、

まだまだ参考にならない感じです。

呉屋もキヨへのプレーの後、積極性が陰りましたね。

踏まれた時は「何すんねん!」と思いましたが、

根はかなり良い人なのでしょうね。

 

セレッソ側では奥埜&原川のボランチコンビは

間違いなくセレッソのストロングポイントです。

中盤でのボール奪取率の高さに原川のセンスとキックの精度も加わり、

この試合で主導権を奪うことに成功していました。

ティーナならボールを落ち着かせることが出来る藤田が

第一優先だと思うのですが、クルピだと縦へ早い攻撃が

出来る原川が向いていそうかなという感想です。

奥埜はキーポイントの基点に必ず絡んでいる点は

もうさすがの領域です。クロップ・レッズの中盤にいても

違和感がないくらいの感じです。持ち上げ過ぎ?(笑)

 

嘉人は昔のような動きはもう望めないものの

スペースを見つける嗅覚は年齢に関係なくといったとこです。

赤紙を上手くもらった狡猾さも持ち味と言えば持ち味です。

もうちょい相手をイライラさせるプレーがある方が嘉人らしいですが。

ちょっと優等生気味なのが年齢?と思わされます。

相棒の豊川はもう少し決定力があると手の付けられないFWに

なると思うのですが、ムラがありますよね。

ティーナの時もハイプレスの対抗策として活躍しかけるのですが、

ややスぺ体質と決定力のせいで、どうしても一皮むけなかった。

今シーズンは一皮剥けて欲しいです。

裏への動き出しは間違いなく一流だと思いますので。

 

陸&丸は間違いなくクルピの方が合ってるんでしょうね。

ただ今日は良い方が出たから良かったですが、ここは表裏一体です。

この裏を狙われ出すとヨニッチのような1:1で止めるCBが必要です。

ダンクレーがどれほど活躍してくれるのかカギです。

 

さて、まずは勝利でスタートしたシーズンですが、

改めてこれからどちらに転ぶのかまだまだ心配が続きます。

守備の崩壊と攻撃の爆発。

まあ、クルピを選んだ時点でこれは当たり前ですが、

この試合を見て改めてこの表裏一体を実感しました。

後者へ行くためにはここ5試合が大事です。

守備の崩壊はあっという間なので、

5試合で確実に得点して結果を出し続ける必要があります。

ただ良い点はコロナ禍で今日の柏さんのように助っ人陣の

コンディションがとても悪いことですね。

金曜の横浜さんでも感じていましたし、うちも出場すら出来ていません。

チームの中軸を助っ人さんが担っているクラブは厳しい開幕です。

逆にセレッソは助っ人さんの依存度が低い点は有利な点だと

思っているので、前半で上手く軌道に乗せたいものです。

コロナ禍のシーズン。昨シーズンに続き難しいシーズンになりそうです。

 

遅れましたが、今シーズンもよろしくお願いします。