Power & The Glory~You'll Never Walk Alone.

セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【最終節】vs鹿島アントラーズ~ロティーナ・ラストゲーム。

セレッソ大阪 vs 鹿島アントラーズ

12月19日(土) 14:00K.O. at カシマサッカースタジアム

 

①スタメン

木本の復帰で3バック採用です。

坂元と片山を両ワイドに配して、前は豊川中央で

キヨと高木が左右を固める3-4-3の配置。

サイドに専門のサイドバックを置かない戦術です。

これ、ロティーナの標榜するポジショナル・フットボール

究極形なんだと思います。

サイドハーフやウイングタイプの選手をここに配すると

普通なら守備に不安が生じます。

しかし、ボランチとCBとのポジションが確立しているから

個で守備が劣っても組織でカバーできる。

まだまだ奥深く先が楽しみです。

 

②結果

 セレッソ大阪 1 - 1 鹿島アントラーズ

    83分 松田(セレッソ大阪

    90分 エヴェラウド(鹿島アントラーズ

 

③簡単に試合経過

さすが最終節、面白いゲームを堪能できました。

ピッチ外の雑音を忘れて楽しめるゲームにまずは感謝です。

前半は攻守の切り替えの早いゲームになりました。

セレッソはスタメンの通り、サイドでボールを奪うつもりは

ほとんどなく、クロスはOKな守備。

強固な3バックで跳ね返す気満々です。

15分に唯一、エヴェラウドのシュートでヒヤッとしますが、

後は教科書通りに跳ね返し続けます。

カウンターに行くシーンでは相変わらずキヨの

テクニックが冴えるも赤鹿さんもさすがの守備、

お互いに守備の強度は強く、一瞬も気が抜けない展開が続きます。

 

後半に入り、高木に代えて陸の投入。

よりバランスを考えた形に変えていきます。

このベンチのメッセージは明確で、攻めの赤鹿さん、

守のセレッソと言う構図になります。

ここからの守備は圧巻でした。

得点を取るしかない赤鹿さんの怒涛の攻撃に対して、

ほとんど中央に侵入させない徹底ぶり。

赤鹿さんはクロスを放りこむしかない展開。

水沼さんも絶賛するしかない完璧な守備。

この堅牢な守備。本当に凄かった。これを手放すなんて。。。

 

ある程度、守備で抑えて赤鹿さんが攻め手を失い始めると、

次第にカウンターが効き始めます。

50分 スペースが出来た坂元は勝負できます。

   内へカットインしながらの見事なスルーパス

   豊川のシュートは沖のセーブに。

 

60分 狙い通りの陸からの右クロスに柿谷ヘッド及ばず。

64分 右のスペースへ抜けたキヨへ藤田のパス。

   前に運んだキヨはアーリー気味に柿谷へドンぴしゃパス。

   柿谷はミートできずに枠外へ。

78分 柿谷がカウンターからボールを運び陸へパス

   陸からのワンツーで完璧に抜け出すも沖のセーブ。

   柿谷。。。3つのチャンスで一番決めるべきシュート。

 

82分 ジンヒョンのキックからキヨが上手くボールを奪って柿谷へ

   柿谷のシュートはDFに阻まれるもそのこぼれ球を拾った陸が

   ゴール左隅へ狙いすましたミドルシュート

 

ゴーーーーーーーール!!!!!!!

 

陸の今シーズン初ゴールで欲しかった先制点を奪います。

でも、ここまでの経過を見て何か感じませんか?

そう、すべての決定機に陸が絡んでいること。

後半開始と同時にピッチへ入った陸。

つまり、赤鹿さんの左サイドにチャンスを見出していたのですね。

ティーナの狙い通りの先制点です。

まあさすがにゴールは予想外でしたが(笑)

 

後は堅牢な守備で時間を費やすだけと思っていましたが、

ここからはさすがの赤鹿さん。

勝者のメンタリティを持つ、恐るべきクラブの意地を見ました。

同点に追いつき、なおも怒涛の攻め。

最後にはジンヒョンの2つのファインセーブとポストに救われて、

ギリギリのドローで4位が確定しました。

赤鹿さんの強さ、伝統を肌で感じた5分でした。

でもポストで救われた分、セレッソも成長したのかな?

いつも越えられない赤鹿さんの高い壁、

その”頂”が少しだけ見えたラストゲームでした。

 

④雑感

最後に面白いゲームを見せてもらいました。

ティーナが作るゲームに王者の意地を見せる赤鹿さん。

ピッチの雑音を忘れてゲームに没頭できた好ゲームです。

正直、ACLという罰ゲームがあるので負けた方が

来シーズンのためには良いのですが、

試合終了のホイッスルを聞くまで手に汗握りながら、

セレッソを応援していました。

ティーナありがとう。

こんな素晴らしく強いチームを作ってくれて。

で、次は清水さんへ行くらしいですね。

これで、清水さんとセレッソの立場が来シーズン入れ替わったら、

フロントは何と言い訳するのでしょうね。

クラブ史上最悪の汚点になる可能性もあります。

 

ほんで、セレッソはクルピに加えて香川復帰報道まで。

ペコパがブレイクしたから「時を戻そう」ってな感じ?

もう、お笑い集団まっしぐらです。

後、乾にも帰ってきてもらってクルピ時代の再現ですか?

うーん、何となくセレッソというクラブの目指す姿が見えてきました。

目指しているのは「優勝」や「強さ」ではなく「お金稼ぎ」です。

確かフォルラン呼べたくらいやから当時は儲かったんやろうなー。

今のロティーナはそういった派手なお金稼ぎから逸脱しているのでしょう。

それはユンさんも同じ、お金稼ぎには適していないのです。

バブル時代から脱却できないダメ企業みたいですね。

ほとんどの企業がバブルから方向転換を図っているのに、

時代が変わってもバブルと同じ経営をして破綻する企業いますよね。

正しく、その道を一直線です。

モリシよ。なぜ、社長に就任したの?

このクラブをヤンマーのお金儲けとしか考えていないお偉いさん達を

現場目線で正すためじゃないのか?

これじゃ、ただのサポの批判除けに社長になっただけやん。

 

名古屋も同じく攻撃的なチームを目指して、降格して痛い目に遭いました。

その後、堅実な路線に変更して今季は3位に一気に浮上しました。

お隣のガンバさんも同じ。一時期は西野さんの攻撃的フットボール

成功体験があったので、なかなか捨てきれなかった。

そこを長谷川~⇒宮本へと守備をベースにもう一度作り直すことで、

しっかりと復活できた。

東京さんも同じ。攻撃的なフットボール目指して城福招聘したが、

ボロボロになって長谷川で守備から築き上げて今の上位安定した。

よく川崎さんを攻撃的と言いますが、違いますよ。

本当に攻撃的だった風間時代は勝負弱かったんです。

そこを鬼木さんが守備をしっかりと構築したことで、

今の強さを手に入れているのです。

これだけの成功事例がたくさん転がっているのに、

わざわざ火中の栗を拾うセレッソ

いや、クラブが強くなることを望んでいなくて

お金を稼ぐことを望んでいるのだから仕方ありませんね。

 

セレッソのフィロソフィーは「お金儲け」です。

サポータなんか知ったこっちゃありません。

ヤンマーの収益に貢献すること。

それがセレッソと言うクラブの存在意義なのです。

残念ながら。。。。

 

 

【PL_第13節】vsスパーズ~痺れる矛盾&首位対決

Liverpool vs Tottenham

12月16日(水) at Anfield

 

これぞ究極の矛盾対決でした。

ん?いつからレッズは矛になったのだ?

という疑問もありますが、

盾の世界ではNo.1間違いなしのモウリーニョ

矛にならざるを得ないです。

 

試合は80%近いレッズのボールポゼッション。

しかし、スパーズはソン・フンミンを2TOPに配して、

ケインとのカウンター準備は万全。

常に喉元にナイフを突きつけられながら、

モウリーニョの作るロンドンバスを攻略せねばなりません。

この緊張感は溜まらなかったですね。

 

レッズはそんなケイン&ソンという今やプレミア最高峰の

カウンター2人に対してマティプの負傷で

リース・ウイリアムスがプレミア初先発。

若手に頑張ってもらうしかありません。

 

10分にFKからボビーがフリーでヘッドも

ロリスのセーブに阻まれます。

この時、これが劇的なシーンへつながるとは、

1mmも思いませんでしたが。。。。

 

22分には左のロボの裏への抜け出しから、

サラーのシュートもGK正面へ

ここもモウさんは4-4-2に変えて

マネ&ロボの対応にオーリエ&シソコをぶつけてくる対策。

でも、それでも好機を作るロボが凄すぎる。

マネvsオーリエも見どころ十分。

 

25分、ジョーンズの突破からクリアかパスか

よくわかりませんでしたが、そのボールをサラーがシュート。

相手DFにリフレクトしたボールはそのまま

ゴーーーーーーール!!!!!!

 

28分にはエリア内でC.ジョーンズが相手ボールを奪って

そのままシュートもGK。

この試合のC.ジョーズンズはヤバかった。

ケガ人続出で巡ってきたチャンス。

確実に成長して、確実にモノにしています。

この試合、MOM上げても良いくらいの活躍です。

TAAに続いてスカウサーがレギュラー獲得するかもしれません。

C.ジョーンズはいつもプレシーズンマッチ

印象的な姿を見せていただけに、やっと出て来てくれて嬉しいです。

KOPはいつもスティービーの姿を追い続けているだけに、

スカウサーの活躍はめちゃくちゃ嬉しいです。

 

と思ったら、リプレイの間にカウンター浴びて

ソン・フンミンに同点ゴールを決められます。

これぞモウリーニョ

どんだけ攻めていても、1秒でも油断すると

得点を奪えるチーム。それこそモウリーニョです。

 

34分にはTAA得意のスピードグラウンダークロスに

ボビーが南米らしい足裏でボールを扱いながらのシュートも

リベンジに燃えるロリスの攻守に阻まれます。

 

で、後半に入るとさすがのモウリーニョ

やや修正を加えてきます。

ベルフワインがTAAとリース・ウイリアムスの

スペースに侵入を開始。

そこへケインも絡めてのロングボール。

このわずかな修正はレッズを一気に窮地に陥れます。

しかし、ベルフワインが2度の決定機を外してくれて、

事なきを得ます。戸田さんも言っていましたが、

アリソンの寄せ方が秀逸なのでしょう。

でも、これがソン・フンミンだったら決められていた気が

するので、そこが助かった点でした。

 

レッズもヘンドとジニでベルフワインのカバーを行い、

再び、落ち着きを取り戻し、再び攻める展開へ。

モウリーニョも2度の決定機逸で割り切ってドローでも

OKの選手交代を見せてきます。

両指揮官の目まぐるしく変わる戦術修正も見ものです。

 

72分にはC.ジョーンズのワンモーション入れて相手の

タイミングをずらしてからのスルーパスに、こちらもさすがの

マネの体の反転で抜け出してシュートもバーを叩きます。

これは決まったと思いましたが。。。。

 

ドローが濃厚な雰囲気からのCK。

そう10分のフラッシュバックのように

ボビーがヘッドで叩き込んでの

ゴーーーーーーール!!!!!!

 

ようやく勝負を決めました。

さすが要塞Anfield。

恐るべき力を持つスタジアムです。

で、こういうゲームは試合後のクロップのKOPへの

掛け合いで最高潮!

おかげで、朝から大声でひんしゅく&会社は

遅刻(一応、フレックスです)した管理人でした。

 

だけど、こんなビッグゲームの後でいつもあっさりと負けるのも

レッズなので、首位に立ったことは忘れましょう。

ランチタイムキックオフのイーグルス戦。

もう、嫌な予感しかありません。

ドローで御の字くらいに思ってます(苦笑)

 

Y.N.W.A.

 

 

 

 

 

 

【第33節】vsサガン鳥栖~途中出場の2人にぶち壊されたホーム最終戦。

セレッソ大阪 vs サガン鳥栖

12月16日(水) 19:00K.O. at ヤンマースタジアム長居

 

①スタメン

メンデス離脱でシンプルな4-4-2に戻ります。

代わりの豊川は1TOPタイプではないので仕方ありません。

2TOPの相棒に坂元を起用します。

RSBに片山が入り、LSBに丸橋が入ります。

後は前節からのお馴染みメンバー。

 

②結果

 セレッソ大阪 1 - 2 サガン鳥栖

  22分 樋口 (サガン鳥栖

  44分 豊川 (セレッソ大阪

  91分 チアゴ・アウベス(サガン鳥栖

 

③試合雑感

今日は最初に怒りからぶつけてもよろしいでしょうか?

というのも小池の酷いプレー、特に戦う意思がないプレーに

激怒している管理人です。

 

あの失点シーン。

小池の簡単なパスミスを奪われてのカウンターが基点です。

しかし、守に関してリスク管理しているロティーナの戦術では

定石通りにボランチの藤田が相手のスピードを奪います。

そのおかげで追いつけたパスミスの小池。

味方のおかげで追いつけたにも関わらず、信じられない軽い守備で

後ろからカバーした鳥栖の選手に交わされる始末。

その後は、ご存じの通りの決勝弾。

普通、パスミスした選手は必死で取り返そうとするシーンです。

味方のおかげで追い付けたのであれば、ファール覚悟でも止めるシーン。

あの軽い守備はプロとしてあり得ないプレーです。

小池の愚行はこれだけで終わりません。

決勝弾が決まったシーン。

瀬古を始め、ホーム最終戦で絶対に勝つんだという

強い意志で戦ってきたセレッソ戦士は膝から崩れ落ちて、

悔しさを露わにします。

その中で涼しい顔で歩いている小池。。。。

いや、お前のミスが基点やねんから、

せめて走ってボールを拾いに行けやボケッ!

小池劇場はこれで終わりません。

残り2分でも必死に攻めるセレッソ戦士。

ホーム最終戦、ロティーナの花道を飾るために必死です。

と思ったほぼラストプレー。

またもや、同じ位置で簡単にボールロストで試合終了。

ほんまコイツだけは二度と神聖なる長居のピッチに立つな!

戦う気持ちがないやつはプロとしてプレーする資格なし。

さっさと引退してアマチュアでお山の大将くらいがお似合いです。

 

と、怒りを吐き出したところで試合に戻ります。

この試合は入り方を間違えた感じですね。

ミッドウィーク開催によくあるパターン。

両チームの入りのテンションに差が表れるパターンです。

 

それで完全なる鳥栖ペースで試合が進む中、

樋口選手の見事なFKが決まり、先制されてしまいます。

流れが悪い中での不要なファールがきっかけでした。

 

しかし、30分過ぎにようやくセレッソが目を覚まします。

これまでの動きとは別人のように見事な連携で攻め込みます。

左右揺さぶりながら、右の坂元、陸、左のキヨの個人技を

中心に鳥栖の守備陣を揺さぶります。

右は奥埜が攻撃でもさりげなく絡んでくれるのが良いですね。

エリア内にも侵入するので惜しいシーンもありました。

 

41分 瀬古のロングフィードを坂元が上手く納めます。

   そのボールをキヨに渡すとキヨは一気にドリブルで運び

   エリア内で侵入。するとマイナスで待つ豊川へ絶妙なパス。

   豊川の狙いすましたシュートはゴール左隅への

 

ゴーーーーーール!!!!!!

 

良い流れからの得点、坂元のキープ力、キヨの個人技、

そして豊川のシュート。すべて詰まった集大成のゴールです。

 

この良い流れのまま同点で後半に入ります。

しかし、いきなり豊川がアクシデントでOUT。

少し嫌な空気が漂います。

しかし、前半の30分過ぎから息を吹き返したセレッソ

怒涛の攻撃を見せます。

特にキヨは今日もキレキレ。

鳥栖のDF4人をぶち抜くスルーパスには鳥肌立ちました。

随所にスーパープレーを盛り込みます。

ティーナへの思いが強い選手だけに、

ティーナ・ホーム最終戦への思いも強いのだろうなー。

ティーナへの思いが強いだけにセレッソを出ていかないか心配です。

蛍のトラウマがフラッシュバックします。

確か、ユンさんの最後のホーム戦で蛍が鬼気迫るプレーをしていたので、

同じことにならないのか、今日のキヨを見ながら感じていました。

それくらい今日のキヨは鬼気迫るプレーをしていました。

今シーズンのキヨは1年間大きなケガ無くやれて、

しかもロティーナの攻撃のキーマンとしてプレーすることで

往年の姿を取り戻せたと思っています。

キヨがロティーナへの感謝を持っていても不思議ではありません。

まあ、フロントはそれくらい選手に対して酷い仕打ちを

していることに気づかねばなりません。せめて蛍の時に。。。。

 

さて試合に戻りますが、代わりに入った柿谷も

久しぶりにキヨとの面白い連携を見せます。

53分には横へ走りながらパスを出したキヨに

絶妙な返しでキヨの惜しいシュートを演出。

そして、88分、

高木がサイドで上手く反転してDFを交わして前進、

藤田にパスを出してそのままサイドを駆け上がります。

パスを受けていた藤田はその高木へパス。

高木のクロスを柿谷の代名詞でもある芸術トラップから

アウトで浮き球で鈴木にパス。

鈴木は押し込むだけでゴーーーー、、、なぜ決まらない。

あれ決めれないとFW無理。押し込むだけやん。

決して技術がある訳ではないんやから、

この押し込むだけのゴールを決めれないと、

これ以上J1では無理だと思います。

ほんで、こういった決定機を決めれないとしっぺ返しを

食らう訳であり、その原因がまさかの味方とは思わなかった

冒頭の事件になります。

 

④雑感

冒頭に怒りを吐き出したのでもうそんなに言うことはありません。

でも、ロティーナの挨拶を聞いて、改めてフロントへの怒りが沸きます。

ティーナ、来シーズンも一緒に戦う気持ちだったと思うと心が痛いです。

獲得の噂のあるFWがもし1年活躍すれば、優勝も狙えた。。。

今のセレッソに足りないのは個で決める力。

それにも関わらず鈴木を補強しているフロント。

ティーナとフロント。誰が見てもロティーナを支持するでしょう。

そんな夢を改めて見てしまうロティーナの挨拶でした。

 

 

 

【第32節】vs柏レイソル~崩しきれず痛いドロー。

セレッソ大阪 vs 柏レイソル

12月12日(土) 14:00K.O. at ヤンマースタジアム長居

 

①試合雑感

この後のニュースで試合について書く気持ちが削がれてしまい。。。

今のところ、試合は軽く書いておきます。

 

スタメンは前節と同じで、いわゆる変則フォーメーションも健在です。

守備面では相変わらず完璧な出来でした。

 

観ていて面白かったのは右サイド。

相変わらずファジーな位置にいる陸に対して、

ネルシーニョは江坂をワイドに張らせます。

つまり陸の裏の位置へ常に江坂を配置する感じ。

木本と陸の連携のスキマを徹底的に攻めてきます。

ここは上手いことやられてなと思っていましたが、

こんな時の奥埜のカバーは秀逸です。

江坂に上手く起点を作られても、奥埜が最低限、

コースや選択肢を絞る守備を見せることで

決定機までは持ち込ませません。

右サイドは木本、陸だけでなく奥埜がいることが

守備の強度をかなり高めているのだと再認識出来ました。

ティーナvsネルシーニョの戦いが見られた面白い右サイドでした。

そんな中、試合の入りはパスやトラップでミスが散見されて、

オルンガにゴールを脅かされますが、ヨニッチを始めとする

最終ラインは健在で事なきを得て前半を終了。

 

後半に入ると、パスの精度も元通りになり、前半より攻撃の形が

出来るようになりました。

何度もゴール前を脅かしました。

特にキヨはキレキレで何度もチャンスを作り出しますか、

何故か、今日はフィニッシュの精度が。。。。

前節で出し過ぎましたかね(笑)

後、何気に木本の負傷は痛かったですね。

後退で入った丸は全く試合に入れず、キヨとの連携ミス多発。

 いやいや、今日は山下達也を褒めてあげても良いのでは?

MOM級の活躍でセレッソの前に立ちはだかります。

なんとも手痛い恩返しを喰らいましたわ。

敵ながら”参った”と言わされるほどの活躍でした。

 

結果、得点を奪えずスコアレスドローです。

2位を目指すには手痛いドローですが、前を向いて戦いましょう。

今シーズン最後は赤鹿さん。

セレッソが越えられない高い壁です。

何かここに運命的なものを感じているので、

ここを越えた時、結果も付いてくるのではないでしょうか?

 

②ニュース記事

news.yahoo.co.jp

 

 

この記事読んで、応援する力が抜けていきました。

前に書いた通り、セレッソにとっての成功体験はクルピ。

今回のロティーナ退任の理由はそれだけ。

そこから1歩たりとも進化出来ないクラブです。

もう情けないの一言です。

ティーナより給料が高い監督を選んで優勝争いから残留争いへ。 

 もう他サポからお笑い扱いですね。

モリシは何のための社長?

ヒゲカジさんは過去の栄光にすがりたいだけ?

もう、この記事を見た瞬間にわずかながらクラブを

信じたいという気持ちが崩れ落ちていきました。

ユンさんやロティーナ退任について意見はたくさんあると思います。

フットボールは主観的スポーツが私の持論なので、

色々な意見や見方があるのは否定しません。

だけど、これだけは断言できます。

後任がクルピだけは絶対に間違いであり、あり得ない。

これはユンさん、ロティーナが積み上げた4年間を

すべてぶっ壊すことを意味しています。

それに対応する選手は生身の人間です。

ゲームの世界のコンピューターではありません。

生身の人間にこれは酷い仕打ちだからです。

そしてそもそも年々進化するフットボール界において、

過去の栄光はやはり過去のものになってしまいます。

クルピがいた時代はDAZNマネーのない時代。

あの時とは全く違った世界が広がっています。

そこにコロナ禍まで加わって、過去の栄光は通用しません。

何故、セレッソのフロントだけは時が止まっているのだろう????

ティーナにはなんとか天皇杯を獲ってもらいたいです。

来シーズンの運命が見えてきているだけに。。。。

 

J2に落ちてからでは厳しいですよ。

今、J2は非常に厳しい世界です。

降格したクラブが下手したらJ3への残留争いに

巻き込まれるほどの群雄割拠です。

北九州のようにその逆も起こっています。

DAZNマネーはJリーグに大きな影響を与えています。

J2でも戦力が整いつつあるのです。

まあ、J2に落ちてからじっくり小菊さんと心中する

気持ちが最初からあるなら腹もくくりますが、

ユンさん、ロティーナの解任劇を観て、

そんな堪え性がこのクラブに存在すると思えません。

ん?何故か大熊だけは堪えていましたね(笑)

ユースを見ても過去の栄光時代のような選手が見当たりませんが、

本気でクルピを呼べばまた育成が良くなると思っているのでしょうか?

いや、そこじゃないやろ?と思うのですが、

西川君が燻っている姿を見ると、この選手をまた海外へ送り出して

注目を浴びたいのでしょうね。何が目的なのだこのクラブは?

 

育てながら勝つ。

攻撃的で観ていて楽しい。

そんな理想が簡単に手に入るならば、みんな目指しますよ。

川崎さんは昨日今日で今の地位を築いた訳ではありません。

10年近く掛けて今のチームがあるのです。

要はセレッソにその覚悟があるのか?

後、問うとしたらここだけです。

J2に降格しても信念を貫けるのか?

数年かけてでも作り上げることが出来るのか?

その覚悟があるかだけです。

今までのクラブの歴史にそんなフィロソフィーを

感じたことが一度もないダメなクラブですが。。。。

赤鹿さんやガンバさん、川崎さんや横浜さん。

これらのクラブは変化はあれど信念がいつもあります。

だから、変化の時に一時的に落ちてもすぐにいつもの位置に戻ります。

セレッソは変化の度にすべて崩してゼロから積み上げ。

そして、結実が近づいたところでまたすべて崩しての繰り返し。

いつまでたってもクラブとしては成長できないクラブですね。

そもそもその役目は過去の栄光であるクルピではない。

 

クルピ復帰。それはクラブとして後退することを意味します。

【第31節】vsコンサドーレ札幌~不惑のサイドバック。

セレッソ大阪 vs コンサドーレ札幌

12月5日 14:00 K.O.  at 札幌ドーム

 

①スタメン~試合経過を一気に

 

スタメンの説明難しいですよね。

なんせ、複雑に変形を遂げるフォーメーション。

しかも、前節とは違うフォーメーション。

ティーナよ。

ここに来て未知の可能性を見せてお別れなんて

どんだけサポ泣かせやねん。。。。

とりあえず、守の基本形の5バックから。

右から陸、木本、ヨニッチ、瀬古、片山。

あくまでも受ける時の形です。

2列目には守りの基本形かつ前半Onlyで、

右から坂元、奥埜、藤田、キヨ。

TOPはここに来て復活のメンデスです。

スタートから5-4-1で受けて立ちます。

ジェイ、A.ロペスの個の強さに対して、

5バックで徹底的にスペースを殺して、

抜かれてもカバーできる組織で

まずは札幌の長所を消しに掛かります。

 

ある程度、札幌の攻撃を受けた後は、

20分くらいからセレッソも攻勢に出ます。

攻撃の形は

木本、ヨニッチ、瀬古の3バックは変わらず、

ボランチに藤田、奥埜をのこしつつ、

SBは????

なんとSHの位置まで上がってます。

キヨと坂元は絞った位置に配して、

サイドの高い位置に陸と片山。

3-2-4-1みたいな陣形を取ります。

この切り替えが徐々に札幌さんに

ボディブローのように効いてきたところで、

39分 坂元が競ったこぼれ球を陸がすぐに拾って、

   そのまま駆け上がりクロス。

   メンデスがヘッドで合わせて

 

ゴーーーーーール!!!!!!!!

 

完璧にロティーナしてやったりですよね。

高い位置で藤田がボールを奪ってからのカウンターですが、

楔のパスに坂元が競った時、そのすぐ横に「陸」がいたこと。

ほんで、もう一つ驚きはエリアの中にゴールを決めたメンデスは

もちろん、残りは坂元と片山です。片山ですよ。キヨじゃなく。

片山が完全に一人DFを引き連れてメンデスが入るスペースを作ってます。

つまり高い位置からのショートカウンターで陸と片山が絡んでいるのです。

高い位置からのカウンターでサイドバックが2人もエリア内にいる。

つまり攻撃時にはかなり高い位置にいたことがわかります。

攻撃の形である3-2-4-1が完全に嵌った形です。

 

後半に入ると、坂元がややTOPへ位置します。

陸がSH気味に上がり、木本がRSBへ。

”やや”と”気味”と敢えて書いてある点が味噌です。

守の時にはやはり陸は最終ラインまで下りて5バックになるので。

この陸をやや高い位置にした理由は福森封じでしょうね。

美しい軌道を描くパスを出せる福森。

ここを高い位置で潰すために陸をぶつけています。

前半、ロティーナは気になっていたのでしょうね。

結構、低い位置からでも福森はパスが出ますからね。

 

そんな感じでやや右サイドに修正を掛けると

追加点は左サイドから。

53分 またもや偽サイドバックとでも言いましょうか、

   片山がシレーっとキヨの位置でボールを持ち上がり、

   メンデス経由で藤田へのバックパス。

   その瞬間にその片山を追い越して一気にキヨがスペースへ。

   藤田は狙いすましたパスをキヨに送ると。

   キヨの見事な右トラップからの左ボレーで

 

ゴーーーーーール!!!!!!!!

 

キヨの思わず見とれてしまうような技のゴールで追加点です。

このゴールは一見の価値があるゴールですよ。

思わずサディオ・マネを思い出すようなゴールでした。

そして、このゴールの演出もサイドバックである片山が

メンデス、キヨを追い越して来るので相手が混乱していました。

その混乱に乗じてゴールを決めるキヨもさすがですが、

ティーナの繰り出す、攻守で目まぐるしく変わる陣形に

完全に札幌さんの守備陣の足が止まった瞬間でした。

 

この後、さすがのジェイに高いヘッドを決められてしまいますが、

今日のセレッソはまだまだ止まりません。

というか、ロティーナ止まらずと言った方が正解か?!

75分にキヨ、坂元OUTで丸橋、豊川IN

もちろん、リードしているので5バック気味に戻して、

守備に重みを置きつつ、豊川の裏抜け狙い。

 

79分 木本のロングフィードに豊川が抜け出して、

   中央のメンデスへパス。

   メンデスは足に当てるだけでOKで

 

ゴーーーーーール!!!!!!!!

 

もうロティーナ祭りかと言うくらい、ロティーナの繰り出す手が

嵌りまくりの3点目です。

 

後は最近始めた完全5バックで石橋を叩いて

リードを守り切り完勝での3連勝!

 

②雑感

とにかく攻守で目まぐるしく変わる陣形に驚き。

TVで観ていても陸と片山を追い掛けるのが大変だった。

それはピッチにいる札幌さんも同じ感覚を持つ訳であり、

この偽サイドバックみたいな不惑サイドバック

上手く相手のスキを突いて勝利を収めました。

しかも、ここに来てメンデスの復調も大きいです。

この人が1年間仕事をしていてくれれば。。。。

たらればはダメですが、これだけが悔いが残ります。

 

さてさて、クラブ史上の最高順位と最高勝ち点が迫ってきています。

フロントさんはどんな言い訳をするのでしょうか?

サポが納得する言い訳は唯一、

「コロナ禍でロティーナに払うお金がありません。ごめんなさい。」

しかないような気がしますが。

サポもそう言ってくれた方がスッキリとします。

そこを強くなる話や攻撃の話をするから、みんな反発するのです。

今、ロティーナ以上の監督を連れてくることは出来ますか?

恐らく、簡単な任務ではありません。

もちろん当たり外れがある世界なので、先は全くわかりません。

ただ、確率的にはかなり低い仕事になります。

 

ティーナ退任発表によって、

チームが一つになって、今、更なる強さを見せています。

残り試合、この難しいフットボールを観ながら、

もう少し勉強してみたいですね。

でも、選手たちはこの難しい戦術がすぐに出来るって

凄いの一言です。

これがポジショナルフットボールの究極の姿なのでしょうか?

私もこの発展形は想像していなかったので驚きです。

残り試合の楽しみが増えました。

改めてフットボールの難しさと面白さを

教えてもらった気がします。ありがとう!