①スタメン
スタメンはまたもや変更です。
猫の目のようにコロコロ変わります。
少し小さくしてみました。
②結果
18分 サロモンソン(広島)
③試合展開(大まかに雑感込みで)
さてさて、2戦連続Jリーグでは規格外の助っ人が揃う
チームとの連戦で、リアクションフットボールだけで
まだまだチームの方向性や形が見えていませんでしたが、
今日はある意味、対等にチームの状況を見ることが出来る
対戦相手なので、今後を見極める大事なゲームです。
どちらも同じフォーメーションのためミラーゲームとなりました。
ただ広島とセレッソの大きな違いは、DF時のプレスバック。
広島は縦に距離を走ってDFを仕掛けます。
単純にダイナミックな守備です。
奥埜&デサバトの守備範囲は広いのですが横の領域はカバーしても
縦にプレスを掛けることはほとんどありません。
そんな広島の守備陣に対して何も出来ないセレッソ。
そうこうしているうちに、しょーもないミスから先制を許します。
これでルヴァンも含め3戦連続初歩的なミスから失点です。
そもそもチームのリズムが相当悪い証拠なんでしょうね。
これでここまで白星なしの広島は守備的にシフトし、
ますますセレッソがボールを保持する展開になります。
ここから前半終了まで起きてた人何人いますか?(笑)
まあ、酷かったですね。
バックパスのオンパレード。
ボランチ2人はボールを受けたらすぐに後ろ向いてバックパス。
おいおい、相手DFと距離あるやん!と思っても、
少しの迷いもなく後ろ向く。
特に酷いなと思ったのが前線で誰かが裏へ抜けたランをする。
すると、普通は2つの選択肢が生まれます。
①裏へ抜けた選手へのパス。
②裏へ抜けた選手に引っ張られたDFによって
出来たスペースに他の選手が入りパスを受ける。
ところが、
まず裏へ抜けた選手へは絶対にパスが出ない。
特に酷いのが②です。
最終ラインが引っ張られて、ボランチと最終ラインの
間にキレイなスペースが生まれたにも関わらず、
誰一人、そこへ走るセレッソの選手はいない。
で、ボランチはバックパス。
延々とこの面白くもない展開が30分くらい繰り返されます。
DFと距離があるのに後ろを向くボランチ見て溜息。
スペースが生まれても誰も走らないのを見て溜息。
次第に眠気だけが生まれてきました。眠い眠い。
特に今回の先発の一番の目玉であるソウザは
逆に持ち味を消された感じさえ受けました。
ソウザはどちらか言うと、中央をゴリゴリ行くタイプなので、
サイドに出されることで持ち味が何も発揮出来ませんでしたね。
そのまま後半に入り、
戦術家ロティーナは色々と仕掛けてきます。
ボランチからボールが出ないので、その役目を木本に変えてみたり、
都倉を出して前線にターゲットを作ってみたり、
ミラーゲームを嫌って、4-4-2に変えることで、
相手のDFとの人数バランスを乱して見たり、
最後はパスが出ないボランチを替えて、
キヨをボランチに配してパス出しの役割を与えてみたり。
確かに、戦術家と言われるだけあって引き出しは多く、
しかも、どの仕掛けも的確であり、さすが!の一言です。
見ていてもどれも素晴らしかったです。
しかし、それだけでは勝てません。
そもそもベースとなる形がない限り、1シーズン戦うのはツライです。
カップ戦のここという場面では面白いですがね。
そもそも3試合すべて先発変更。
しかも試合中も形もフォメも変更するという
猫の目のように変わる戦術。
確かにシーズン開幕当初は色々な可能性を探るのも一つの手ですが、
最適解が見つからなければ、最悪なシナリオもある訳で、これは賭けです。
やはり新しい監督が来て、中心メンバーが変わった限り、
2ヶ月くらいは戦術が定まらず苦しい試合が続くとは思います。
だから時間は掛かると思うのですが、
この賭けに際して、最も分が悪いのが柿谷もキヨも
ケガに弱い所です。
そう、この間に中心であるこの2人がケガをすると、
最適解も何もあったもんじゃありません。
各チームが今シーズンの形が固まる5月頃に
まだ猫の目フォメやってる可能性があります。
さすがにこれでは降格まっしぐらです。
こうなるとキヨがケガするのが先か、降格が見えるのが先か?
そんな大胆な賭けになるやもしれません。
試合中の的確な変更を見ていてもロティーナの戦術は
噂通り、ひと味もふた味も違います。
この試合の後半は本当み観ていても感心させられました。
コントロール出来ません。
故に、キヨが5月まで元気かどうか?が
今シーズンを分けるカギになりそうですね。
ユンさんの解任の時からこの展開はわかっていた話。
覚悟を決めて見守りましょう。それとキヨの無傷を祈って!