Power & The Glory~You'll Never Walk Alone.

セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第17節】 vs湘南ベルマーレ~カメレオン戦術で苦手突破。

日曜のナイターはミッドウィーク開催と同じなので

ショートバージョンで。

 

スタメンは瀬古がCBに復帰し、木本がボランチへ。

ミッドウィーク開催の影響もあって少し変わります。

 

開始早々はハイプレスが持ち味の湘南に対して、

ジンヒョンのロングフィードでハイプレスを無効化。

面白いようにロングフィードがつながります。

これで湘南は自慢のハイプレスが掛けられなくなります。

相手のハイプレスが掛からないと見るや否や、

ポゼッション型に切り替えて徹底的に中央を攻略しにかかります。

2回ほど上手く裏を取ったシーンもオンサイドをオフサイド

判定されてしまい得点までつながりません。

得点が出来ずに流れが悪くなると、

相手にボールを持たせて守る時間が続きます。

4-4-2でブロックを作るシーンではそう簡単には破られません。

どんなビッククラブでも90分攻め続けることは不可能。

こういった時間をしっかり守ることも大事な要素。

ミッドウィークの疲労を考えれば、ここで後半の礎を作ることも大事。

 

しっかりとボールを持たれる時間を守ったことで、

後半に入るとリフレッシュになるので、

また走力を使った戦術に変えてきます。

サイドからの徹底したアーリークロス

相手が嵌めに来るとサイドの位置が中途半端なのを狙います。

そして3回目くらいでしたっけ?

陸のクロスがバーを叩き跳ね返ったところを奥埜が沈めます。

狙い通りの得点に(やや形は違ったが)自信がどんどん深まります。

先制すれば安定の4-4-2で守りを固めてカウンター。

特にカウンターの時のメンデスのボールキープ力は非常に有効。

おかげでクリアボールがカウンターとして最後まで攻めきれる。

そしてそんなカウンターの繰り返しから、

キヨがドリブルで持ち込んで技ありのゴールで追加点。

もうこうなれば時間を費やすだけで十分と思いきや、

2回程、決定機が訪れましたね。

そんな感じで試合内容もめちゃめちゃ大人で90分を上手く使いました。

相手の長所を消して短所を突くという柔軟に変化を加えての勝利。

要所でのメンデスのキープ力とジンヒョンのフィード力。

キヨもインタビューで言っていましたが、

セレッソが苦手とする運動量のある湘南にも完勝に近い内容。

しかもミッドウィーク開催等で疲労が多いところですからね。

上手く守備の時間で体を休める辺り大人すぎます。

 

これから夏に掛けてますます楽しみです。

ただ、メンデスしかTOPがいないので

ここがケガすると苦しい台所事情だけが気がかりです。

その時は木本でもFWにしちゃいましょっか?(笑)

 

【Cl_Final】あれこれ③~最後はユルゲン・クロップ。

すでに歓喜から1ヶ月経過するのにまさかの3回目です(笑)

もっと一人づつやりたかったのですが、やっていたら

新シーズンが始まりそうなので諦めました。

 

クロップが就任して明らかにクラブが変わりました。

就任時のコメント

「DoubterからBeliverに変わろう。」

たった一言でレッズサポの気持ちを鷲掴みにしました。

優勝争いをしても翌年に主力を放出して低迷。

クラブ運営に一貫性も何もなく、浮き沈みを繰り返す。

そんなレッズサポ唯一の希望がキャプテン・ジェラード。

ジェラードがいるから、どんなにボロボロになろうと信じて来た。

それがその頼みの綱、ジェラードの退団によって、

レッズサポには下降する成績と共にDoubterが増えて行った。

そんなクラブが真っ暗闇の中に就任したクロップ。

ジェラードなきKOPに再び炎が灯った瞬間でした。

 

そこからを話すと長いので割愛しますが、

KOPに炎が戻ると、Anfieldは次第に要塞化していきました。

どんなに不利な状況でもAnfieldは奇跡を起こし続けました。

 

そしてプレミア最終節。

史上最高の勝ち点97での2位。

時代が違えば優勝出来ていました。

先に書いた通り、優勝争いのシーズン後に主力を放出して

翌シーズンは低迷。

優勝出来る時に出来ないと、またしばらくチャンスがない。。。。。

しかし!それは過去の話。

サポは「We shall not be moved.」を大合唱し、

クロップはこう言いました。

「今回が人生で唯一のチャンスだと考えるのであれば同情する。

 これからもたくさんのことがあるし、長い年月がある。

 要は自分達次第だし、自分達が何をするかんなだ」

レッズは変わった。

いつまでも過去の栄光に捕らわれるクラブはもういません。

ここにいるのは前を向いて更に前進するチームです。

そんなチームとサポを一体化させた監督こそユルゲン・クロップ

KOPの力があれば何でもできる。

クロップもそれをわかっているんでしょうね。

 

そして決勝では自分達のフットボールを捨ててまで

勝ちにこだわったクロップ。

過去のレッズが最も苦手とする戦い方です。

しかし、昨シーズン、決勝を戦って、優勝するために必要な

”力”だと感じたクロップ。

いきなり先制したこともありますが、徹底して戦いました。

正反対にスパーズは完全によそ行きのフットボール

ミスが連発で思うように試合を進めることが出来ませんでした。

これが昨シーズン決勝を戦った差としてハッキリと現れました。

そのためのアリソンですから。

情熱的な言動が目立っていますが、意外に堅実だったりもします。

そう、足りないと感じたことは確実に修正して次のシーズンの準備をする。

だから、日々強くなっているのを感じることが出来ます。

 

今、クロップと共に黄金期を作り上げようとしています。

ライバルには最大の敵、ペップ・シチズンズ。

最高のライバルではありませんか!

また熱いシーズンが始まるのが待ちきれません!

来シーズンのキーマンはナビ・ケイタとチェンボですね。

当然、来シーズンは他のチームも対策して来ると思います。

そんな時は新しい手が必要です。

そこに加わるのは中盤のこの2人かなと思っています。

 さあ!また次のシーズンに向かって進み続けましょう!!!

 

Y.N.W.A

 

 

【第16節】vsジュビロ磐田~中盤のカオスと中盤飛ばし。

セレッソ大阪 vs ジュビロ磐田

6月22日 19:00K.O. at ヤンマースタジアム長居

 

①スタメン

いつもと同じ安定のスタメンです。

 

②試合結果

セレッソ大阪 2 - 0 ジュビロ磐田

  20分 ブルーノ・メンデス(C大阪

  51分 水沼(C大阪

 

③試合経過

このフォーメーションになってからは安定の強さ。

ただ、凄いのは相手に合わせて引き出しの多さ。

この辺りはロティーナの特徴なんでしょうね。

悪い時でも選手交代等の戦術変更は適切であったことは

当ブログでも何度か言わせてもらいました。

 

 

今日も試合開始からテンポよいパス回しで攻め込みます。

 

8分 カウンターから奥埜がドリブルで運んでメンデスへ

  絶妙なスルーパス。メンデスのシュートもGKのファインセーブ。

  2TOP2人でチャンスメイク。奥埜のFWが板に付いてきました。

 

9分 藤田のロングスローのこぼれ球を藤田が回収して

  マイナスの宏太へパス。宏太のコントロールショットはGK正面。

 

11分 宏太が上手く右サイドを抜けてクロスに奥埜がドンピシャも

   わずかに枠を捉えず。。。。

   これカウンターをスピードDOWNさせられた万事休すかと思いきや

   すぐに右へ展開して上手く抜けました。

   でも宏太にフェイクを掛けられるきっかけとなった

   陸にランのスペースを与えた磐田さんの守備に問題多しです。

 

この後、ロドリゲスにゴールを脅かされるも

ジンヒョンのセーブもあって切り抜けます。

この間、陸と丸が左右入れ替わって完全にバランス崩しましたね。

時間的にもまだそんな奇策やらなくてもええんじゃない????

 

と思っていたら、

19分 丸のロングパスにメンデスが抜け出してGKと1:1。

   一度はカミンスキーに止められるも再度押し込んでの

 

ゴーーーーーール!!!!!!

 

また調子の良い時間帯に決定機を外し続けると、

嫌な予感がしていたので、安心の先制ゴールです。

 

26分 FKから上手くファーでフリーになった木本の折り返しに

   メンデスのバイシクル気味のゴールもオフサイド

 

前半を1-0で折り返すと磐田はアダイウトンを入れて

攻撃の手を強めてきます。

 

そんな矢先の

50分 藤田のロングスローに相手の頭にフリックしたボールを

   宏太がファーで詰めて

 

ゴーーーーーール!!!!!

 

 この後、磐田の猛攻を受けるもののジンヒョンを中心に

集中した守備で見事にクリーンシートでの勝利です。

 

④雑感

今日も調子の良い時間帯は神戸さんのやりたいお株を奪うような

流れるようなパスワークでゴールに迫る様は

完成度の高さを窺える強さでした。

特に中盤にカオスを生み出しておき、最後はサイドからの展開へと

つなげるボールポゼッションパターンと中盤を飛ばすロングレンジのパス。

この2つを使い分けることで前線からプレスを掛けたい

磐田さんに混乱を生じさせることに成功していました。

中盤のカオスとは前に進むための縦パスではなく、

中央にDFを集めるだけの縦パスによって中盤に混乱をもたらすことです。

明らかに前に運ぶつもりはないのに縦パスをどんどん入れます。

前に進むつもりはないので、縦パスと言ってもすぐに戻すと

目的がハッキリしている分、成功率が非常に高いし、

意志が統一されているのでテンポも速い。

で、真ん中に相手DFが集まった頃には

SBが完全に一発狙える位置に配置。

と非常にリズムよく攻撃が出来ます。

と重いきや、先制のシーンに象徴されるようにメンデスが

一気に裏を狙う動きにロングレンジのパス。

今日は丸からでしたが、ヨニッチやジンヒョンからも良いボールが出ます。

この使い分けで相手に混乱を与えることに成功出来ていたと思います。

 

後、DFでは宏太が不要なプレスでピンチを招くシーン以外は

組織的に崩されることはほとんどなかったと思います。

今回はロドリゲスとアダウイトンの個に多少のピンチを招きましたが、

それは個の問題なので組織的な守備としては十分でした。

その前に個に頼りすぎて組織的な攻撃が出来ていない磐田さんの方が

大きな問題ありそうですがね。中山選手とか空気と化していましたし、

ロドリゲスと何度も仲良く並んで中央で待っている姿を見て、

「おいおい」と敵ながら思ってしまいました。

個でしか攻撃が出来ない印象でした。

そう考えると奥埜ってステキ☆ですね。

メンデスと被ることは絶対にありません。

 

後、驚異的な武器でありながら得点できていなかった

藤田のロングスローも得点につながってひと安心。

CKもかなりの確率でフリーで打てています。

セットプレーからの武器は前節の赤鹿さんとかとやる時には

大きな武器になります。苦しい時はやはりセットプレーです。

そんな意味でも藤田のロングスローと藤田のキック。

これから動きが悪くなる真夏に大事な武器になりそうです。

 

次のルヴァン杯はレギュラー組で行くんですかね?

それとも前回と同じメンバーですかね?

ルヴァンにも出た陸が終盤に足がつってしまっていたので、

なかなかミッドウィークにレギュラーを使いにくそうですが。。。。

 

【第15節】vs鹿島アントラーズ~守の4と攻の3。

セレッソ大阪 vs 鹿島アントラーズ

6月13日 19:00 K.O. at 県立カシマサッカースタジアム

 

①スタメン

安定のスタメンです。

いつも同じだと面白くないのであえて、

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攻撃の時のフォーメーションです。

サバトが下りて3バック気味に。逆に藤田が下りるパターンもあり。

丸と陸がタッチからはみ出るような位置で待ち構えます。

ここが最大のポイントだと思います。

サイドでフリーでボールを受けるシーンを何度も作り出していました。

又、藤田とデサバトをあえて縦に並べましたが、意味があるんですよ。

ここがサイドに張った2人へのサイドチェンジのポイント。

現代フットボールにおいてハイライン・ハイプレスを繰り出す

チームが増えて来ています。

縦に並べることで、引くと藤田から、プレスが掛かると

サバトからサイドチェンジを繰り出します。

これ、面白いなーと思って観てました。

もちろん中央がダメなら、ヨニッチ、木本が比較的、サイドに

張り気味にボールを持ち出して縦のラインを狙います。

前に運べればキヨが面白いパスを出しますし、

宏太は気づけば左にいるし、宏太が左に動けば、

空いたスペースは奥埜が埋めます。

メンデスも南米らしい強さでボールを収め、

タメを作ることが出来ます。

しかし、相手のボールになると4-4-2の堅牢なブロック。

連動した守備で相手の攻撃を抑えます。

奪った瞬間に3-5-2。

このフォーメーションチェンジは観ていて面白いし、

油断すると付いていけなくなるので大変です。

 

②試合展開

 9分 右で詰まってヨニッチ、木本とつないで左へ

   丸からキヨが上手い動き出しでDFを剥がしてパスを受ける。

   キヨのクロスにニアでメンデスが潰れてフリーの宏太へ。

    宏太のシュートはGKのファインセーブに。

 

10分 CKからヨニッチのヘッドも枠外。

 

11分 奥埜が今度は抜けて、クロスにメンデスのシュートもGK。

   2TOP2人だけでチャンスメイク。奥埜も慣れて来た?

 

12分 CKから宏太のダイビングヘッドも枠外。

 

19分 最大の決定機。FKからのボールをメンデスが

   上手く回収してサイドの宏太へ。宏太のクロスに

   GKがパンチングしたボールを奥埜が収めてメンデスへ

   メンデスのシュートはDFがブロック。

   弾かれたボールに奥埜のシュートも枠外へ。

 

36分 ジンヒョンの中盤を無効にするスルーパスに宏太が抜けて、

   最後はメンデスのシュートも枠外。

 

42分 木本からサイドに張る丸へ丸のスルーパスにメンデスが

   完全に抜けるもシュートは枠外。。。。。

 

こんだけ決定機を外すとお約束通りに後半は得点を許して敗戦です。

 

③雑感

まあ、あれだけ決定機を外していたら王者である赤鹿さんには勝てませんし、

それほど得点出来る個の武器を持たないので、

先制されるとジリ貧になるのも今のセレッソだと仕方ないです。

しかし、この試合も前半は連勝中と同様に”強さ”を見せました。

戦術面はスタメンでほぼ書いたのでもうやりませんが、

守備時は堅牢な4バックと

攻撃時はサイドを最大に生かす3バックの併用はなかなか。

やっとチームの骨格が出来て来たなと思います。

もちろん、今後はこういったゲームをモノに出来る強さは

必要なのですが、今はこの戦術の完成度を上げる方が先です。

そんな一気にチームが強くなることはありません。

1歩づつ進むしかありません。

しっかりとこの戦術を身に付けて行きましょう!

ただ、フロントが頭悪いので、やっと戦術が染みついたタイミングで

解任とかするのがセレッソの悪しき伝統がありますけどね(苦笑)

 

 

【Cl_Final】あれこれ②~世界一熱いキャプテン!

前回①と銘打ったのに忙しすぎて全く書けませんでした。

さすがに①と打って1回で終わる訳には行かないので、

意地の2回目です。

幸いにも代表ウィークで試合もないので助かりました。

第2回は我らがキャプテン・ヘンダーソンです。

 

headlines.yahoo.co.jp

と言いつつこの記事にほとんど集約されています。

ヘンドには号泣させられました。

ヘンドほどレッズの主将に相応しい主将はいないのではないでしょうか?

当ブログで何度も書いている通り、逆境になればなるほど

異常な強さを発揮するのがレッズ。

ヘンドのFootball人生そのものが逆境で奇跡を起こして来た人生。

レッズとこれほどオーバーラップするキャプテンは他にいないでしょう。

しかもジェラードと言うスーパーな主将を引き継いだ訳で、

とんでもない重責を背負った訳ですが、今では誰もが認める主将。

ジョーダン・ヘンダーソンはレッズにおける最高の主将です。

 

ヘンドがブラックキャッツから移籍して来たときの第一印象は

これは厳しいなと思いました。

そもそもジェラードの高速パスをトラップ出来ない。

ジェラードのパスを何度もボヨヨーンとトラップして

相手に奪われる様子を見て厳しいなーと。

そしてたまに良いパスを出しても立ち止まっている様も加わり、

ちょっとレッズで生きていくのは無理かなと思いました。

現にブレンダンに戦力外通告までされました。

しかしそこから這い上がり、SASで優勝に迫った時は

優勝を逃した原因としてジェラードのスリップが有名ですが、

実はヘンドの出場停止が裏で大きな糸を引いていたと思います。

ちょっと熱すぎて余計な黄紙をもらうとこが玉に傷なのですが(苦笑)

 

そんな活躍からキャプテンを引き継ぐも今度は踵痛に悩まされます。

ケガが多い。

そんな苦労がヘンドを襲います。

しかも監督にクロップが就任してから中盤の運動量は激しく求められ、

同じように走れる選手も集まり、レギュラーすら危ぶまれる状況に。

それでもヘンドは不屈の精神で気づいたらNo.8のポジションで躍動。

No.6からのコンバートにも全く動じず不動のレギュラーに。

多分、万全ではないと思うんですよ。

踵は絶対に痛いと思うんですよ。

それでも誰より走るヘンド。

そして誰より声を出すヘンド。

そんなキャプテンだからチームは1つにまとまるんです。

クロップのマネージメントは確かに多くの賞賛が集まりますが、

ピッチでヘンドがいたから更に強固になったことも付け加えてもらいたいです。

 

と、ピッチでのヘンドはずーーーっと見て来たので、

よく知っていたのですが、父親の病気の話は初めて知りました。

この話を聞いたら、ほとんどのレッズサポは号泣でしょう。

この父親にしてこの息子あり。

レッズの最高のキャプテンです。

正直、監督にはジェラードよりヘンドの方が向いていそうです。

ヘンド、きっと良い指導者になるんだろうなー。

出来れば、”8”はヘンドが付けてもらいたかったなー。

もちろんケイタもプレーとしてはこれからレッズを引っ張って

くれると信じていますが、ジェラードの”キャプテンシー”を

引き継ぐことが出来るのはヘンドしかいません。

そんな”キャプテンシー”を含めて、ヘンドが”8”を纏って欲しい。

なんせヘンドの人生そのものがレッズの歴史の生き写しといっても

過言ではないくらいレッズが似合う男ですから。

 

誰より熱いキャプテン・ヘンド。

無理せずにこれからもレッズを率いて下さい!

ただ熱すぎるがゆえの黄紙は注意してね(苦笑)