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セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第16節】vsジュビロ磐田~中盤のカオスと中盤飛ばし。

セレッソ大阪 vs ジュビロ磐田

6月22日 19:00K.O. at ヤンマースタジアム長居

 

①スタメン

いつもと同じ安定のスタメンです。

 

②試合結果

セレッソ大阪 2 - 0 ジュビロ磐田

  20分 ブルーノ・メンデス(C大阪

  51分 水沼(C大阪

 

③試合経過

このフォーメーションになってからは安定の強さ。

ただ、凄いのは相手に合わせて引き出しの多さ。

この辺りはロティーナの特徴なんでしょうね。

悪い時でも選手交代等の戦術変更は適切であったことは

当ブログでも何度か言わせてもらいました。

 

 

今日も試合開始からテンポよいパス回しで攻め込みます。

 

8分 カウンターから奥埜がドリブルで運んでメンデスへ

  絶妙なスルーパス。メンデスのシュートもGKのファインセーブ。

  2TOP2人でチャンスメイク。奥埜のFWが板に付いてきました。

 

9分 藤田のロングスローのこぼれ球を藤田が回収して

  マイナスの宏太へパス。宏太のコントロールショットはGK正面。

 

11分 宏太が上手く右サイドを抜けてクロスに奥埜がドンピシャも

   わずかに枠を捉えず。。。。

   これカウンターをスピードDOWNさせられた万事休すかと思いきや

   すぐに右へ展開して上手く抜けました。

   でも宏太にフェイクを掛けられるきっかけとなった

   陸にランのスペースを与えた磐田さんの守備に問題多しです。

 

この後、ロドリゲスにゴールを脅かされるも

ジンヒョンのセーブもあって切り抜けます。

この間、陸と丸が左右入れ替わって完全にバランス崩しましたね。

時間的にもまだそんな奇策やらなくてもええんじゃない????

 

と思っていたら、

19分 丸のロングパスにメンデスが抜け出してGKと1:1。

   一度はカミンスキーに止められるも再度押し込んでの

 

ゴーーーーーール!!!!!!

 

また調子の良い時間帯に決定機を外し続けると、

嫌な予感がしていたので、安心の先制ゴールです。

 

26分 FKから上手くファーでフリーになった木本の折り返しに

   メンデスのバイシクル気味のゴールもオフサイド

 

前半を1-0で折り返すと磐田はアダイウトンを入れて

攻撃の手を強めてきます。

 

そんな矢先の

50分 藤田のロングスローに相手の頭にフリックしたボールを

   宏太がファーで詰めて

 

ゴーーーーーール!!!!!

 

 この後、磐田の猛攻を受けるもののジンヒョンを中心に

集中した守備で見事にクリーンシートでの勝利です。

 

④雑感

今日も調子の良い時間帯は神戸さんのやりたいお株を奪うような

流れるようなパスワークでゴールに迫る様は

完成度の高さを窺える強さでした。

特に中盤にカオスを生み出しておき、最後はサイドからの展開へと

つなげるボールポゼッションパターンと中盤を飛ばすロングレンジのパス。

この2つを使い分けることで前線からプレスを掛けたい

磐田さんに混乱を生じさせることに成功していました。

中盤のカオスとは前に進むための縦パスではなく、

中央にDFを集めるだけの縦パスによって中盤に混乱をもたらすことです。

明らかに前に運ぶつもりはないのに縦パスをどんどん入れます。

前に進むつもりはないので、縦パスと言ってもすぐに戻すと

目的がハッキリしている分、成功率が非常に高いし、

意志が統一されているのでテンポも速い。

で、真ん中に相手DFが集まった頃には

SBが完全に一発狙える位置に配置。

と非常にリズムよく攻撃が出来ます。

と重いきや、先制のシーンに象徴されるようにメンデスが

一気に裏を狙う動きにロングレンジのパス。

今日は丸からでしたが、ヨニッチやジンヒョンからも良いボールが出ます。

この使い分けで相手に混乱を与えることに成功出来ていたと思います。

 

後、DFでは宏太が不要なプレスでピンチを招くシーン以外は

組織的に崩されることはほとんどなかったと思います。

今回はロドリゲスとアダウイトンの個に多少のピンチを招きましたが、

それは個の問題なので組織的な守備としては十分でした。

その前に個に頼りすぎて組織的な攻撃が出来ていない磐田さんの方が

大きな問題ありそうですがね。中山選手とか空気と化していましたし、

ロドリゲスと何度も仲良く並んで中央で待っている姿を見て、

「おいおい」と敵ながら思ってしまいました。

個でしか攻撃が出来ない印象でした。

そう考えると奥埜ってステキ☆ですね。

メンデスと被ることは絶対にありません。

 

後、驚異的な武器でありながら得点できていなかった

藤田のロングスローも得点につながってひと安心。

CKもかなりの確率でフリーで打てています。

セットプレーからの武器は前節の赤鹿さんとかとやる時には

大きな武器になります。苦しい時はやはりセットプレーです。

そんな意味でも藤田のロングスローと藤田のキック。

これから動きが悪くなる真夏に大事な武器になりそうです。

 

次のルヴァン杯はレギュラー組で行くんですかね?

それとも前回と同じメンバーですかね?

ルヴァンにも出た陸が終盤に足がつってしまっていたので、

なかなかミッドウィークにレギュラーを使いにくそうですが。。。。