6月13日 19:00 K.O. at 県立カシマサッカースタジアム
①スタメン
安定のスタメンです。
いつも同じだと面白くないのであえて、
攻撃の時のフォーメーションです。
デサバトが下りて3バック気味に。逆に藤田が下りるパターンもあり。
丸と陸がタッチからはみ出るような位置で待ち構えます。
ここが最大のポイントだと思います。
サイドでフリーでボールを受けるシーンを何度も作り出していました。
又、藤田とデサバトをあえて縦に並べましたが、意味があるんですよ。
ここがサイドに張った2人へのサイドチェンジのポイント。
現代フットボールにおいてハイライン・ハイプレスを繰り出す
チームが増えて来ています。
縦に並べることで、引くと藤田から、プレスが掛かると
デサバトからサイドチェンジを繰り出します。
これ、面白いなーと思って観てました。
もちろん中央がダメなら、ヨニッチ、木本が比較的、サイドに
張り気味にボールを持ち出して縦のラインを狙います。
前に運べればキヨが面白いパスを出しますし、
宏太は気づけば左にいるし、宏太が左に動けば、
空いたスペースは奥埜が埋めます。
メンデスも南米らしい強さでボールを収め、
タメを作ることが出来ます。
しかし、相手のボールになると4-4-2の堅牢なブロック。
連動した守備で相手の攻撃を抑えます。
奪った瞬間に3-5-2。
このフォーメーションチェンジは観ていて面白いし、
油断すると付いていけなくなるので大変です。
②試合展開
9分 右で詰まってヨニッチ、木本とつないで左へ
丸からキヨが上手い動き出しでDFを剥がしてパスを受ける。
キヨのクロスにニアでメンデスが潰れてフリーの宏太へ。
宏太のシュートはGKのファインセーブに。
10分 CKからヨニッチのヘッドも枠外。
11分 奥埜が今度は抜けて、クロスにメンデスのシュートもGK。
2TOP2人だけでチャンスメイク。奥埜も慣れて来た?
12分 CKから宏太のダイビングヘッドも枠外。
19分 最大の決定機。FKからのボールをメンデスが
上手く回収してサイドの宏太へ。宏太のクロスに
GKがパンチングしたボールを奥埜が収めてメンデスへ
メンデスのシュートはDFがブロック。
弾かれたボールに奥埜のシュートも枠外へ。
36分 ジンヒョンの中盤を無効にするスルーパスに宏太が抜けて、
最後はメンデスのシュートも枠外。
42分 木本からサイドに張る丸へ丸のスルーパスにメンデスが
完全に抜けるもシュートは枠外。。。。。
こんだけ決定機を外すとお約束通りに後半は得点を許して敗戦です。
③雑感
まあ、あれだけ決定機を外していたら王者である赤鹿さんには勝てませんし、
それほど得点出来る個の武器を持たないので、
先制されるとジリ貧になるのも今のセレッソだと仕方ないです。
しかし、この試合も前半は連勝中と同様に”強さ”を見せました。
戦術面はスタメンでほぼ書いたのでもうやりませんが、
守備時は堅牢な4バックと
攻撃時はサイドを最大に生かす3バックの併用はなかなか。
やっとチームの骨格が出来て来たなと思います。
もちろん、今後はこういったゲームをモノに出来る強さは
必要なのですが、今はこの戦術の完成度を上げる方が先です。
そんな一気にチームが強くなることはありません。
1歩づつ進むしかありません。
しっかりとこの戦術を身に付けて行きましょう!
ただ、フロントが頭悪いので、やっと戦術が染みついたタイミングで
解任とかするのがセレッソの悪しき伝統がありますけどね(苦笑)