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セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【ACL 予選最終節】 vs山東魯能~祝☆決勝T進出!!!

セレッソ大阪 vs 山東魯能 5/10(火) 19:00 K.O.

  at 長居スタジアム

今日の試合は内容より結果。とにかく結果が欲しい試合でしたが、

見事に勝利を収めました!内容も面白かったですね。

何より決勝トーナメント進出おめでとう!!!

さて、引き分け以上が求められるこの試合でクルピはスタメンを変えて来ました。

基本的にスタメンを変えないスタンスのクルピがまさかここで変えて来るとは驚きです。

ずーっとセレッソを見ている私で驚きなのだから、相手チームもさぞかし驚いたことでしょう。

         ピンパォン  小松

  清武    ボギョン   中後   乾

  丸橋   上本    茂庭    高橋

           ジンヒョン

フォーメーションも変えて4-4-2です。

どちらか言うと4-4-1-1とも言える布陣です。

しかも選手への指示は明確だったんでしょうね。

小松の役割は明確に一つ「裏への飛び出し」。

苦手のポスト、ターゲット、ボールを収める、タメはやらなくていいから、とにかく裏を狙う。

これに徹底していたのだと思います。

そして相手が研究不足であれば、あの体格でまさかポスト、ターゲットが苦手で

裏への飛び出しが得意だとは絶対に思わないので、十分に欺ける作戦だと思います。

そして苦手な仕事を免除されて得意な仕事に専念出来る小松は生き生きします。

そして裏へ飛び出さないピンパォンはいつものプレーをしていると、

小松が裏へ飛び出す→最終ラインが下がる→止まっているピンパォン

最終ラインとボランチのラインの間に取り残される。

なんていう美味しい構図が何度も訪れていました。

CBが周りにいない状態だとピンパォンの得意な足技は生きてきます。

そしてもう一つ私も騙された感があるのが、

アレマ→仙台→山東と言った過密スケジュールで仙台戦では少し疲れて見えた、

乾&清武が完全に蘇っていました。

欧州ではCL前のリーグ戦でテンションダウンしているチームが良くありますが、

まるでそんな感じを受けました。ってか、私の好きなレッズがその代表チームなんです(笑)

そして、清武と乾が元気なのでピンパォンを追い越したりするから余計に幅が広がります。

あと気付いたのがマルティネスがいない時の連帯感。

前もマルティネスがいない時にいい連携のゲームを見た覚えがあります。

これはマルティネスが悪いのではなく、マルティネスがいるとみんな球出しを

マルティネスに任せてしまうためだと思われます。

球出しを任せてみんなで前に行ってしまうものだから、マルティネスが球の出し所を失ってしまう。

ところが、マルティネスがいないとそんなに正確で長いボールが出てこないので、

皆でボールを引き出そうと動く。これが逆効果でいいのかもしれません。

またまた、レッズの話で申し訳ありませんが、ジェラードが今期絶望になってからの

レッズは非常に球が回るようになりました。

よっぽど今までジェラードにおんぶに抱っこだったと痛感しました。

ずば抜けた選手がいるとやっぱり頼ってしまうんですよね。

最後に雨のピッチは良かったですね。

少し得意のパス回しで「弱いパス」に苦しめられていたセレッソですが、

雨でパススピードが必然的に上がりリズムが生まれていました。

これからキンチョウスタジアムカンプノウ並に水を大量にまきましょう(笑)

さて、試合の方に入ります。

最初数分は主導権争いの時間が続きますが、

2分のボギョンがスペースへ走る小松へロングフィード

これがセレッソの今日の一番の作戦でありフォーメーションを変えた狙い。

そしてこの時のCBの対応を見ても、この作戦に対する準備は不十分。

すぐ後にも丸橋がすぐに小松にロングフィード

これはブロックされましたが、とっても明確で効果的。

少なくともCBの2人のラインは崩れていましたから。

3分には今度は小松が走らず、止まっているとこにピンパォン、清武、乾が追い越す。

セレッソの作戦はこの2つの併用です。

これで、今日のセレッソの作戦は明確かつ大正解。

主導権も奪い、相手DF陣の混乱からパスワークも良くなって来ます。

あとはいい時間帯に決定機を外し続けてカウンターとならないように、

早目の先取点を待つ展開です。

冒頭のex.8分のボギョンが小松へパスを出した時。

       中央でCBとボランチの間でフリーになっているピンパォン

そうやって、形を作れば元から中央でのパスワークは元から定評のある選手達です。

9分の清武のシュートも中央から。

そこからはセレッソの猛攻のスタートです。

でも決まらない嫌な空気が流れてきていましたが、

38分 丸橋のミドルシュートをGKが弾き、詰めていたピンパォンが押し込んで

ゴーーーーール!!!!!!

今日の展開ならかなり勝負を決める一発です。(相手が2点必要になったことも含め)

相変わらず丸橋のミドルは強烈です。GKの前で落ちてましたよね!

TOPの仕事から解放されたピンパォンもここは仕事をします。

試合展開から後半は休むとかと思いきや、

これまでのうっぷんを晴らすように攻め続けます。

そして後半開始早々、カウンターが炸裂します。

乾がドリブルで持ち込んで、右のピンパォンへ ピンパォンはファーの小松へクロス。

小松が落したボールを清武が胸トラップから左で交わして右ボレーで

ゴーーーーール!!!!

私は思わず「ランプス!」って叫んでしまいましたが、

ランパードみたいなゴラッソーなゴールでした。

ちょっと格好良すぎじゃないの?(笑)

まあ、これでほとんど勝負ありです。

にも関わらず、やっぱりうっぷんを晴らすかのように攻め続けます。

73分には前掛りになる相手をよそにカウンターを乾が押し込んで

ゴーーーーール!!!!!

これでThe ENDの試合です。

が、その後にヒドイ事が。試合を捨てた山東の選手がボギョンにヒドイタックル!

何故か2枚目の黄紙で退場。一発赤紙で3試合は出場停止やろ?

ってなくらい、相手を傷つけるだけのヒドイタックル。

でも、悲劇はその後に。茂庭が暴言で黄紙。累積で次節出場停止です(ToT)

82分に倉田が追加で

ゴーーーーール!!!

まあ、この辺は敵はほとんど戦意喪失でしたので。

なんか、みんなで龍に点を取らせようとしていたのには嬉しかった。

でも、最後まで取れなくて残念。

さてさて、今日は冒頭のいい条件がすべて揃った訳ですが、

もちろん、次も同じか?と言われるとそうではありません。

良い条件がいくつか変わって来ます。

ただ、次節以降浦和、川崎と続くので引いて守られるということはありません。

敵もガンガン攻めて来る相手なので、その方がセレッソにとってはいいのかと思います。

引いて守られる相手は、攻撃が成熟してかたじゃないとセレッソみたいなチームは苦手ですね。

ちょうどプレミアでガナーズがそんなチームを苦手なように。。。。

とにかく、今日は

祝☆決勝トーナメント進出です!!!