Power & The Glory~You'll Never Walk Alone.

セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第11節】vs川崎フロンターレ~スキを逃さない強さに脱帽。

セレッソ大阪 vs 川崎フロンターレ

8月19日(水) 19:00 K.O. at 等々力陸上競技場

 

①スタメン

サバトの名前がとうとうスタメンから消えました。

代わりは奥埜がボランチに下がって、

代わりにTOPに高木が入ります。

 

②結果

 セレッソ大阪 2 - 5 川崎フロンターレ

 

③雑感

ミッドウィークなので雑感のみ手短に。

 

まず最初にスコア的には大敗ですが、

スコアは余り気にすることはありません。

矛×盾対決において、矛側に先行されると、

盾側はボロボロになることは

実力差に関係なくよくあることです。

そこではなく”一瞬のスキ”を

確実に突く川崎の強さに脱帽です。

 

まず試合開始から完全なるセレッソペース。

徹底したスローペースに持ち込み

川崎の縦に速い攻撃の芽を摘みます。

また、川崎が1ボランチだったので、

セレッソが球の出し入れをするスペースがたっぷり。

川崎の1ボランチの横を坂元がキヨが好き放題使います。

そんなリズムの中で早い時間帯での先制点は

前節の柏戦と同じ。

その後も2回ほど得点するチャンスがあったほどでした。

結果も内容も完璧な試合運びです。

 

ところが一瞬のスキで形成を完全に逆転されます。

陸のハンドで与えたFK。

ジンヒョンがクロスに完全に山を張っていると見るや否や、

壁の上から直接狙ってきます。

山を張っていなければジンヒョンほどのGKなら

楽々止めれていたボールが簡単にゴールイン。

そんなジンヒョンの心のスキを見事に突くゴール。

とは言え、スタートに戻っただけなので、

今まで通り、堅守&スローペースで主導権を

握れば良いとこの時は私も楽観視していました。

 

しかし、川崎はボランチを2枚にしてセレッソ

好き放題やっていたスペースをしれーっと埋めると、

セレッソ側はパスの出しどころが絞られていきます。

そんな戸惑いの中、整理出来ていない状況でPKを献上。

きっと、時間が経過してセレッソが相手の出方に

慣れてくれば、また堅守を築いていたと思います。

故に、セレッソが戸惑っている時間に得点することが

とても重要であり、それを完結できるとこが川崎の強さです。

そもそもロティーナの戦術において、

PKのシーンは丸は足を出す必要はありません。

ただコースを限定するだけで良い。

それがロティーナの守り方です。

それにも関わらず足を出してしまったのは、

やはり川崎のしれーっと行った戦術変更に

戸惑いがあったのではと思います。

まあ、前節のブログで書いた通り、

「丸は疲れている」

この見立ても間違っていなかったですが、

そんな”一瞬のスキ”を突く川崎に脱帽です。

 

つまりセレッソ的には完璧な試合運びの中で

見せた”一瞬のスキ”を見事に突かれた訳です。

丸の疲れのように、これだけの高温の中で、

連戦を行っているので、90分スキなく

戦えるチームなどありえません。

現にセレッソの先取点も川崎のスキからです。

ただ、スキを確実にモノに出来るかどうかが

チームの強さであり、優勝するチームは

その能力が非常に高いです。

まあそもそもどこの偉いさんが言ってたように

フットボールは「ミスがないと永遠にスコアレス」と

言われるスポーツですから。

 

セレッソに目線を戻してみると、

やっぱりデサバトの不在は大きかったです。

あの川崎の戦術変更で戸惑っている時間帯に

個の能力で落ち着きを持たせてくれる選手です。

奥埜は最近FWで出ていたので、少しリスクのあるプレーを

していた点がデサバト不在の影響の大きさを感じました。

そして奥埜が抜けた穴に入った高木は荷が重すぎました。

実況の西岡さんに「高木はボール触れましたか?」と

聞かれるほど全くボールを触れず空回りのラン。

完成領域にあるロティーナの戦術に簡単に入れるほど

甘くはありませんでした。しかも相手は川崎ですから。

 

次は一転して苦手な仙台です。

立ち直れるかな?

ここでしっかりと立ち直ることが大事です。

これだけ強い川崎も落ちる時はあります。

その時にしっかりと喰らいついていけるように。

クロップの言葉

「これが最後のチャンスだと思っているのなら同情するよ

 まだこれからもたくさんのことがあるし、長い年月がある

 要は自分たち次第だし、自分たちが何をするのかなんだ」

そうです!これからどうするのかです。

ここからが本当に強くなる時です!

 

 

 

【第10節】vs柏レイソル~攻撃的チームには理想的な展開に。

セレッソ大阪 vs 柏レイソル

8月15日(土)19:00 K.O. at 柏スタジアム

 

①スタメン

前節と同じメンバーが並びます。

カップ戦でゴールを奪ったメンデスの復調がカギ。

 

②試合結果

 セレッソ大阪 3 - 1 柏レイソル

  5分 ブルーノ・メンデス(C大阪

 55分 オウンゴールC大阪

 87分 西川(C大阪

 88分 オルンガ(柏)

 

③試合経過

さてプレビューでは散々、最強の矛盾決戦と言われた今節。

セレッソ的には攻撃的なチームの方が圧倒的に組みやすいです。

今はどんな矛でも守れる自信があります。

今の課題は圧倒的に得点の取り方です。

だから守りを固められるよりはこっちの方が組み易しです。

そんな観点で始まった試合ですが、意外にも簡単に得点が。。。

 

4分 陸のロングフィードにメンデスがスペースへ走りキープ。

  そのままバイタルを持ち込みマイナスのキヨへパス。

  キヨはメンデスに戻して、コースを狙ったショットは

 

ゴーーーーーーーール!!!!!!!

 

カップ戦でもゴールしたメンデスがやっとやっと帰って来ました。

裏への飛び出し、相手DFが来ても粘って倒れず、

最後は決定力の高さを見せつけるゴール。

奥埜のランで2人くらい引き付けていた点もさすが。

この奥埜を上手く使う相棒が必要な訳です。

都倉ならそのままシュートで終わりでしたから。

 

これで待望の待望の先制が出来たセレッソ

こうなれば自慢の鉄壁の守備陣で守るのみです。

そんな組織的な守備をオルンガが一人で打開を図りますが、

必ずシュートコースを限定して、ジンヒョンの守備範囲に

納める守備陣はさすがの一言。美しすぎます。

逆にセレッソ的にはコースを限定することが出来ている場合は

シュートを打ってくれた方が楽なくらいです。

 

とは言え、コースを限定出来ていないシュートはダメです。

30分のフリーで上げさせたクロスにオルンガが競り勝ち、

仲間のシュートにはジンヒョンが神セーブ!

これは危なかった、DF的にはオルンガのシュートコースを

限定出来ていたつもりが、まさか近距離で繋げられてしまいました。

 

33分  高い位置でメンデスがボールを奪って

   ドリブルで持ち込み奥埜へのパス。

   少しズレてしまったので奥埜は止められるも

   そのこぼれ球を奪った坂元のシュートも枠外。

 

シュート久しぶりだったなー。

でも、このワンチャンスをあと一発沈めれば盤石です。

相手が攻め疲れたところで一発決めよう!

 

1点リードで前半終了。

決定的なピンチはジンヒョンが神セーブで凌ぎましたが、

やはりフットボールはどんなに鉄壁でも事故で1点が

入るスポーツなのでまだまだ油断は出来ないので、

後は相手の攻め疲れを突けるのかが後半のカギです。

 

後半は早々から柏が動いてきます。

大谷out、神谷in。

相手の交代を取り上げたのは

この交代がキーポイントだと思ったからです。

結構、神谷を捕まえることが出来なくなっていて

嫌な空気を感じていたところに、

 

54分 藤田が倒されてゲットしたFK。

   キヨのFKは相手の見事なヘッドで

 

ゴーーーーーーーール!!!!!!!

 

今の堅守セレッソなら試合を決定付ける貴重な追加点です。

それにしても、大谷がoutになって攻撃を強めた柏。

逆に大谷不在によりスペースが出来たPointに

セレッソはポンポンとボールを放り込んでいて、

遅れた守備になる柏にファールを連発させていました。

そのファールからの得点ということで、

リスクを負って攻めに出た点が裏目になってしまった

ネルシーニョの作戦といったところでしょうか。

とは言え、先に書いたようにセレッソは神谷を

捕まえるのに苦労していたので、ネルシーニョの切ったカードは

諸刃の剣といったところなのかもしれません。

そしてネルシーニョにそんな諸刃の剣を切らせた原因は

言うまでもなくロティーナの築く堅牢な守備に違いありません。

名将同士の心理的なやり取りを垣間見た瞬間でした。

この追加点までの展開はとても興味深かったです。

 

この追加点で更に堅牢な守備を築くセレッソ

更に中央へ高さを加えるべく呉屋を投入する柏。

1手1手が非常に意味がある1手です。

ただちょっと呉屋本人とネルシーニョの意図はズレてたかな?

 

そんな感じで堅牢な守備で確実に時計を進めるセレッソ

 

86分 自陣からドリブルを開始した柿谷。

   ボールを相手陣内まで運び、フリーで抜け出した

   西川へラストパス。西川はループでGKを交わして

 

ゴーーーーーーーール!!!!!!!

 

カウンターでダメ押しの3点目。

いわゆるマスコミが記事を書きやすくて喜びそうな得点で良かったです。

 

この後にジンヒョンのミスでオルンガに得点をプレゼント。

これまたマスコミが記事を書きやすいオルンガの連続得点ですね(笑)

 

ジンヒョンはシーズンに1回くらいこんなミスあるので、

それが出たのが余裕のある試合で良かった。

いや、正確には管理人の応援しているリームのGKはすべて、

年に1回は驚くミスをするので、これは管理人が悪いです(笑)

カリウス、アドリアン、アリソン。。。。みんなやらかしてますし。。。

 

最後はそんなオマケもありましたが、堅守は最高の矛に対して

最後まで崩れることなく守り切っての勝利です!

 

④雑感

やっぱり、メンデスが復調してきたのが大きいです。

メンデスは復調すると簡単には倒れずゴールまで持っていきます。

そこへ衛星のように奥埜が絡むので、最高の組み合わせです。

そしてメンデスが取ったゴールを最後まで守り切る。

開幕戦のようなゲームこそロティーナのベストゲームとも言えます。

2点目は取れれば尚良し程度で基本はウノゼロですね。

そして攻撃的なチームは改めて組み易しですね。

シュートはいっぱい打たれるものの守り切って、

カウンター一発で勝つ。もうロティーナの芸術です。

逆に守備的に入ってハイプレスを仕掛けてくるチームが

最も苦手とする相手ですが。こちらの方は対策考えないと。

ティーナ的には得点を与えないことを基本としているので、

そこまで問題として考えていないかもしれませんが。

 

後、今日はサイドtoサイドのパスが何本かあって、

チャンスを演出していました。

スピードを上げずに攻めるロティーナの戦術において、

このサイドtoサイドのパスはこれからのキーになりそうです。

何といってもトレント&ロボの世界一のサイドtoサイドを

普段から見ている私が言うから間違いない!

そんな中で、丸が少し疲れてきていますね。

この猛暑の中で試合が続くので大変です。

丸にはしっかりと休んでコンディションを維持して

もらいたいところです。

 

次はいよいよ首位川崎です。

しかも9連勝と独走態勢を築いています。

この川崎を止めることが出来るチームは我々セレッソしかいません。

元々、川崎との相性の良さに加え、ロティーナ戦術も川崎のような

攻撃的なチームに最高の相性を示します。

恐らく、試合は次から次へとシュートを浴びて、

ボールも持たれる展開が続くと思いますが、

堅守で守り切って、一刺ししてやりましょう。

今シーズンのJリーグの灯を消さないためにも、

川崎の猛攻を耐えきって見せましょう。

今日の柏戦で自身も深まりました。

さあ!いざ決戦へ!!!!

 

 

【第9節】vsFC東京~奥埜の相棒=ストライカー欠乏症。

セレッソ大阪 vs FC東京

8月9日(日) 19:00K.O. at ヤンマースタジアム長居

 

①スタメン

TOPにメンデスが帰って来ました。

しかし、残念ながらこれがネックに。

CBは木本負傷で瀬古にこれからも頑張ってもらわねば。

 

②結果

セレッソ大阪 0 - 0 FC東京

 

③試合経過

ミッドウィークにルヴァン杯を戦ったセレッソ

1週間空きがあった東京。

とは言え、カップ戦はある程度ローテーション。

と思ったらデサバトカップ戦も出場。

サバトだけずーっと週2試合プレーしていますよね。

サバト、どんだけタフやねん!!!!!!!

 

さてさて、東京戦でもすっかりお馴染みのポゼッション。

東京はハイプレスは仕掛けないので比較的ゆっくりと持てます。

と言うのも東京は低い位置で奪っても前の3人だけで

カウンターを完結できる”強み”があるからなので、

そんな敵の”庭”に入って戦う、正しく一進一退のゲームです。

敵の個重視のカウンターと組織重視のポゼッション。

どちらも完成域に達する息の付けないゲーム展開。

 

東京はハイプレスもなければ、中盤はスペースを空けてくれるので、

結構、得意のボールの出し入れからのサイドチェンジが

有効に繰り出せます。特に永井はポジション空け過ぎ(苦笑)

一人ハイプレスで左に大きなスペースを提供してくれます。

そら周りはD.オリベイラレアンドロですから

連携したハイプレスはちょっと無理ですね。

ティーナなら永井はちょっと使ってもらえないだろうな。

永井が悪いというのではなくポジションとリスクを

最重要視するロティーナならでは絶対にNGなプレーです。

 

10分 藤田の見事なロングフィードにキヨが抜け出します。

   左サイドでタメを作って、相手を剥がしてから狙いすました

   クロスに坂元上手く面で合わせるもGKファインセーブ。

 

22分 奥埜が上手いポストからデサバトへ落として、

   デサバトは右の陸へ展開。陸のクロスは中央で

   クリアされるもののデサバトが再び奪って藤田へ。

   藤田のミドルも枠外。

 

東京はバイタルが非常にルーズなので楔が入りやすく

とてもセレッソにとって心地よいボール回しが出来ます。

しかし、ゴール前では一転、中央は圧倒的な堅さを発揮。

ボールを回せど、ゴール前で弾き返される展開が続きます。

それだけに10分のチャンスのファインセーブは価値あり。

そして逆は時折、オリベイラレアンドロの2人だけで、

ゴールを脅かされます。ほんま怖い怖い。

 

ここ最近とは全く違う色の試合ですね。

うーん、いつもより見応えのあるゲームです。

前半はシュート3本で終了しましたが、あっという間でした。

スコアレスドローで後半です。

 

後半に入り、早々にメンデスOUTで都倉IN。

ハッキリ言ってボールロストで穴となっていたメンデスの交代で

少しホッとした気持ち。後半開始と同時に交代と思ってたので。

 

52分 瀬古のロングフィードに丸が抜け出します。

   丸が仕掛けるも相手DFに引っ掛かり、GKがクリア。

   と思ったらクリアボールがフリーのキヨに

   キヨの狙いすましたシュートはGK正面。

   瀬古の小さなモーションからのロングフィード

   見逃せない素晴らしいテクニックのあるプレーです。

 

58分 久しぶりの藤田のロングスロー。

   この辺もボランチのポジション重視のロティーナに

   してはリスクを負って攻めています。

   それくらいボランチのポジションを動かしたくない監督です。

   そんなロングスローのクリアから丸のミドルに期待が高まるも

   ミートできません。

 

63分 ここのボール回しは東京のバイタルがルーズな点を

   思う存分に使って、楔、サイド、楔、サイドの繰り返しで

   奥埜のシュートまで行きますが、GKの守備範囲。

   この時間帯がこの試合の典型的な時間帯です。

 

75分 デサバトのサイドチェンジが坂元に通り、

   キックフェイントから追い越す陸へパス。

   サイドを完全に抉った陸のクロスはクリアされるも

   フリーの丸へ。丸のミドルもクリアされる。

   なんで右足に。。。左足ならゴールでしたよね。

   右足はメッチャ普通でした(苦笑)

 

91分 片山のロングスローからクリアボールが

   フリーの丸のへ。丸のシュートもクリアされる。

   しかし、なんで右足に。。。左足ならゴールでしたよね。

   右足はメッチャ普通でした(苦笑×2)

 

その後のカウンターでレアンドロにどんぴしゃヘッドを

叩き込まれるもジンヒョンがスーパーセーブで応戦。

最後の10分くらいの攻守の切り替えの早い白熱したゲームは

スコアレスドローのままで試合終了です。

丸へのボールが一つでも左足にこぼれてくれれば(苦笑)

 

④試合雑感

メンデスの調子が上がらない!!!

守備重視でしっかりと組織を作って戦える基礎は完璧です。

今日みたいなバイタルがルーズな相手なら奥埜とキヨが

何度も楔でボールを受けて、最後にサイドチェンジで坂元という

基本的なボールの流れを何度も作ることも出来ます。

ただ、最後の決める人がいない。。。。。

さすがにそろそろメンデスなりストライカーが本調子に

なってもらわないと、こういったゲームが増えてしまいます。

今日のメンデスはボールロストばっかりで完全にブレーキ。

これじゃ、せっかくのボールの流れが台無しです。

ボールをキープできないのでファールアピールばかり。。。

そして代わりに入った都倉ですが、個の強さはあるのですが、

ティーナの作る組織に入り切れない印象です。

一人だけ明らかに連動しない動きです。

どちらか言うと今まで個の強さで勝負してきた選手なので、

ティーナの細かい組織的な動きはしんどいです。

今日は高木俊幸が復帰しましたが、調子はまだまだ。

後半勝負するにも流れを変えれるだけの選手がいません。

こんな時は亜土夢なんですけどね。

今日の80分くらいの流れは絶対に亜土夢の流れ。

亜土夢が恋しくて恋しくて仕方がなかった試合でした。

これだけボールが回ればシュートが上手い選手が一人でもいれば。。。

本来、メンデスがその役割を担っているのですが、

今日の状態を見ている限り、本来のフォームにはほど遠くて。

本気で優勝を狙うならストライカーは必須です。

しかも、ロティーナなので戦術理解度が高く、

奥埜を上手く利用できるストライカーが。

今、セレッソに絶対的なストライカーが君臨すれば、

本当に強いチームになると思うのですが。。。。。

 

 

 

 

【第8節】vs湘南ベルマーレ~リスクとのバランスの狭間に。

セレッソ大阪 vs 湘南ベルマーレ

8月1日(土)19:00K.O. at:BMWスタジアム平塚

 

①スタメン

TOPは鈴木孝司と奥埜の組み合わせ。

CBはヨニッチと瀬古の組み合わせ。

後はいつものメンバーです。

 

②結果

セレッソ大阪 1 - 0 湘南ベルマーレ

  72分 清武 (セレッソ大阪

 

③試合雑感

1週間空いてのゲームなので期待感を持って入りましたが、

いやいや、いつもに増してスローペースのパス回り。

ポゼッションしているものの攻撃の形すら見えません。

もちろん、湘南はプレスからのカウンター虎視眈々の展開。

セレッソのサイドも3バックの裏を狙うのかと思いきや、

むしろ相手SBの攻撃力を警戒。

確か昨シーズンは5枚横一線に一気に押し寄せるカウンターに

タジタジにさせられた記憶があります。

なんか、無駄にボールを回しているだけで

縦パスがほとんど入りません。

そうこうしているうちにセレッソのパス回しに慣れて来た

湘南がセレッソのビルドアップにハイプレスで襲い掛かります。

20分過ぎに2度ほどピンチを迎えるものの相手側のシュートの

精度の悪さに救われます。

 

セレッソのチャンスは29分くらいですかね?

サバトの珍しいオーバーラップからのクロスに

孝司のヘッドも枠外。

そう言えば、ボランチが追い越す動きって、

めっちゃ稀ですよね。

やはり、たまにこういった動きを加えないと。。。

リスクは高くなりますが。

35分にも藤田のパスを中央で受けた坂元が

ドリブルで運んでシュートも枠外。

このスローなパス回しで坂元は唯一の期待となっていました。

 

なんか前節と同じく、後半からペースアップして来ます。

ペースアップというかリスクを負って攻めるというか、

前節はこのリスクがそのままダメージを喰らいましたが。。。

50分には陸が高い位置でボールを奪って、

奥埜が中央の藤田へ優しいパス。

藤田のミドルも枠を捉えず。

67分にも自陣で奪ったボールをあれよあれよと運びます。

最後はサイドの丸へボールが出て、丸の狙いすましたクロスも

奥埜のヘッドは力なくGKキャッチ。

いやー、後半からリスク負って攻撃に出て点が取れないと、

前節のフラッシュバックが頭によぎり出します。

しかし、

71分 ヨニッチの裏へ浮かせたボールに陸が走りこみます。

   陸が走りこむ辺りがリスクを負って攻めている感じ。

   その陸のパスを受けた坂元が奥埜との大きなワンツーで

   抜け出したところを倒されてPK獲得。

   そのPKをキヨが冷静に沈めて

ゴーーーーーール!!!!!!

 

いやー苦しみながらの先制点です。

この時、豊川のランが上手くスペースを作り出してくれました。

得点を取るのは大変だけど、守るのはセレッソ

このまま守り切って3戦ぶりの勝利です。

 

④最後に

リスクをどこまで負って戦うのか難しいですね。

ベースのボールポゼッションであれば、

相手にボールを奪われてもすぐに4-4ラインでの

守備に入る陣形を崩していないので、

多少のカウンターだと簡単には得点を奪われません。

しかし、それだとそう簡単には得点は取れません。

そこで、4-4の陣形を崩してリスクを負えば

得点を奪える可能性は高まるものの、

前節の鳥栖戦みたく、カウンターで失点する確率が増えます。

このバランスが非常に難しいですよね。

ボランチが絶対的なポジションをキープすることが

セレッソの基本中の基本です。

その中で29分のプレーがとにかく印象的で

守備のリスクを考えると御法度なプレーかも?

でも、このプレーを入れないと苦しいですよね。

そんなバリエーションも増やしたいなと思いました。

 

さて、次節は正反対に攻められっぱなしになるだろう川崎戦。

今日の試合で被シュート3本が示すように、堅守セレッソは健在。

得意の堅守で耐えて耐えて一発沈めたいです。

今のセレッソにとってこちらの方が戦いやすいのかもしれません。

加えて相性の良さで上手く連勝と行きたいところです。

そしてリーグを盛り上げるために川崎を止めないと!

あ!間のカップ戦はメンデスとミネイロの試運転で

よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

【第7節】vsサガン鳥栖~奥埜が作るボールの流れ

セレッソ大阪 vs サガン鳥栖

7月26日 19:00 K.O. at 駅前不動産スタジアム

 

①スタメン

3連戦の3戦目。疲労を考慮して変更して来ました。

TOPにはキヨと豊川という初めての顔合わせ。

LWGには柿谷が入ります。

 

②試合結果

 セレッソ大阪 1 - 1 サガン鳥栖

  50分 石井 (鳥栖

  75分 坂元 (大阪)

 

③試合雑感

試合開始からサガン鳥栖のハイプレスが

セレッソのボールポゼッションに襲い掛かる展開。

何度もボールをロストしてカウンターを受ける展開。

何度も何度もCKを耐え忍ぶセレッソ

特にファー狙いのCKのマークが定まらずピンチの連続。

鳥栖の決定的チャンスはジンヒョン&陸の

ファインセーブで凌ぎます。

セレッソのチャンスは柿谷が抜け出た28分くらいですかね。

それくらい圧倒された前半でしたので、

スコアレスドローはラッキー。

 

後半に入り、足を痛めた柿谷に代わり片山が入ります。

サイドバックが高めに位置して攻撃に転じますが、

これが完全に裏目となり、そのサイドの空けたスペースを

見事に狙われて先制を許します。

その後、ますますハイプレスに磨きが掛かる鳥栖

攻撃の手が見つからずといったところに奥埜投入。

(他に鈴木、小池も同時交代してます)

その2分後に坂元の見事な

ゴーーーール!!!!!

で同点に追いつきます。

ただ、奥埜が入ると今までの流れが嘘のように

ボールが回り出します。そう、奥埜の水を流す役割。

レッズにおけるボビーことフィルミーノと同じ役割です。

改めて奥埜のオフザボールの質の高さです。

まず落ちて来てデサバトor藤田の楔を受けて戻す。

このアクションでハイプレスを外して、ラインを上げさせます。

ラインが上がると、次は裏のスペースを探す動き。

特筆すべきは、決して中央だけではない点。

サイドの裏のスペースにも時折、走り出します。

この動きで相手の最終ラインの微妙なズレを作り出します。

そのズレが出来れば、坂元のような選手が輝きだします。

本当はこのズレを使わせればメンデスが超一流なのでですが(^_^;

とにかく奥埜がいるといないでは別のチームになります。

サバト、藤田、そして奥埜で作るトライアングルこそ、

ティーセレッソのポゼッションにおける生命線です。

この後、流れが良くなるものの勝ち越せなかった要因は

やはりデサバトと藤田がお疲れです。

明らかにいつもより走行距離も少なかったです。

そんな疲労困憊の中、終盤に鳥栖は最後のラッシュを仕掛けます。

そして最大のピンチは陸の2度目のファインセーブ?!で

またもや切り抜けてドローで試合終了です。

それにしても陸の2度に渡るファインセーブは

少し面白かったです。だって2回もある?(笑)

 

さて、セレサポ的には嬉しいキヨ&柿谷の競演も

今のセレッソには残念ながらファーストチョイスではないことを

改めて象徴した試合になりました。

今のセレッソはデサバト、藤田、奥埜のトライアングルです。

この3人を中心に脇をどうやって固めるのかが

今のセレッソの戦術であり、最も強い組織です。

その中で、相性の良さと持ち前の能力が合い出しているのが、

間違いなく坂元ですね。確実に成長を遂げています。

TOPがイマイチ奥埜との相性が良くないのが悩みどころです。

都倉も豊川も奥埜をもう少し中心に考えることが出来れば、

もっと自分に還ってくると思うのですが。

その点、先に少し書いちゃいましたが、メンデスほど、

奥埜を上手く利用する選手はいないなと思います。

現状、メンデスが奥埜との相性は最高です。

 

後、最後に少し出た小池が丸とはタイプが違って面白いです。

もう1列前でオプションとしても使えるんじゃないですか?

逆に守備は危なっかしいですが(苦笑)

 

最後にもう一度セレッソのトライアングルの話に戻すと、

藤田、デサバトは今週は結局出ずっぱりです。

ミネイロは危なっかしくて使えない。

はロティーナも同じ考えのようですね。

この3連戦パターンは3人の疲弊との戦いでもあります。

今、ロティーナの頭を最も悩ませているに違いありません。

 

ただし、幸いにもこれから3週間は週1試合になります。

この間に勝ち点をしっかりと稼いでおきたいですね。

対戦相手は正反対の2試合が続きます。

内容は良いのに何故か勝てない湘南と

内容は悪いのに何故か勝ってしまう東京。

不思議な2試合ですが、何とか勝利を勝ち取りたいですね。

その後には苦手の柏とこちらも何故か相性が良い川崎。

川崎戦なんてボコられているような試合ばかりなのに

何故か負け知らずという、かなりミラクルな関係性にあります。

ここからが本当に今シーズンを左右する戦いになりそうなので、

気持ち的にも上げて行きましょう!

でも、コロナの状況からして大丈夫かな?という不安で一杯ですが。