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セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第9節】vsFC東京~奥埜の相棒=ストライカー欠乏症。

セレッソ大阪 vs FC東京

8月9日(日) 19:00K.O. at ヤンマースタジアム長居

 

①スタメン

TOPにメンデスが帰って来ました。

しかし、残念ながらこれがネックに。

CBは木本負傷で瀬古にこれからも頑張ってもらわねば。

 

②結果

セレッソ大阪 0 - 0 FC東京

 

③試合経過

ミッドウィークにルヴァン杯を戦ったセレッソ

1週間空きがあった東京。

とは言え、カップ戦はある程度ローテーション。

と思ったらデサバトカップ戦も出場。

サバトだけずーっと週2試合プレーしていますよね。

サバト、どんだけタフやねん!!!!!!!

 

さてさて、東京戦でもすっかりお馴染みのポゼッション。

東京はハイプレスは仕掛けないので比較的ゆっくりと持てます。

と言うのも東京は低い位置で奪っても前の3人だけで

カウンターを完結できる”強み”があるからなので、

そんな敵の”庭”に入って戦う、正しく一進一退のゲームです。

敵の個重視のカウンターと組織重視のポゼッション。

どちらも完成域に達する息の付けないゲーム展開。

 

東京はハイプレスもなければ、中盤はスペースを空けてくれるので、

結構、得意のボールの出し入れからのサイドチェンジが

有効に繰り出せます。特に永井はポジション空け過ぎ(苦笑)

一人ハイプレスで左に大きなスペースを提供してくれます。

そら周りはD.オリベイラレアンドロですから

連携したハイプレスはちょっと無理ですね。

ティーナなら永井はちょっと使ってもらえないだろうな。

永井が悪いというのではなくポジションとリスクを

最重要視するロティーナならでは絶対にNGなプレーです。

 

10分 藤田の見事なロングフィードにキヨが抜け出します。

   左サイドでタメを作って、相手を剥がしてから狙いすました

   クロスに坂元上手く面で合わせるもGKファインセーブ。

 

22分 奥埜が上手いポストからデサバトへ落として、

   デサバトは右の陸へ展開。陸のクロスは中央で

   クリアされるもののデサバトが再び奪って藤田へ。

   藤田のミドルも枠外。

 

東京はバイタルが非常にルーズなので楔が入りやすく

とてもセレッソにとって心地よいボール回しが出来ます。

しかし、ゴール前では一転、中央は圧倒的な堅さを発揮。

ボールを回せど、ゴール前で弾き返される展開が続きます。

それだけに10分のチャンスのファインセーブは価値あり。

そして逆は時折、オリベイラレアンドロの2人だけで、

ゴールを脅かされます。ほんま怖い怖い。

 

ここ最近とは全く違う色の試合ですね。

うーん、いつもより見応えのあるゲームです。

前半はシュート3本で終了しましたが、あっという間でした。

スコアレスドローで後半です。

 

後半に入り、早々にメンデスOUTで都倉IN。

ハッキリ言ってボールロストで穴となっていたメンデスの交代で

少しホッとした気持ち。後半開始と同時に交代と思ってたので。

 

52分 瀬古のロングフィードに丸が抜け出します。

   丸が仕掛けるも相手DFに引っ掛かり、GKがクリア。

   と思ったらクリアボールがフリーのキヨに

   キヨの狙いすましたシュートはGK正面。

   瀬古の小さなモーションからのロングフィード

   見逃せない素晴らしいテクニックのあるプレーです。

 

58分 久しぶりの藤田のロングスロー。

   この辺もボランチのポジション重視のロティーナに

   してはリスクを負って攻めています。

   それくらいボランチのポジションを動かしたくない監督です。

   そんなロングスローのクリアから丸のミドルに期待が高まるも

   ミートできません。

 

63分 ここのボール回しは東京のバイタルがルーズな点を

   思う存分に使って、楔、サイド、楔、サイドの繰り返しで

   奥埜のシュートまで行きますが、GKの守備範囲。

   この時間帯がこの試合の典型的な時間帯です。

 

75分 デサバトのサイドチェンジが坂元に通り、

   キックフェイントから追い越す陸へパス。

   サイドを完全に抉った陸のクロスはクリアされるも

   フリーの丸へ。丸のミドルもクリアされる。

   なんで右足に。。。左足ならゴールでしたよね。

   右足はメッチャ普通でした(苦笑)

 

91分 片山のロングスローからクリアボールが

   フリーの丸のへ。丸のシュートもクリアされる。

   しかし、なんで右足に。。。左足ならゴールでしたよね。

   右足はメッチャ普通でした(苦笑×2)

 

その後のカウンターでレアンドロにどんぴしゃヘッドを

叩き込まれるもジンヒョンがスーパーセーブで応戦。

最後の10分くらいの攻守の切り替えの早い白熱したゲームは

スコアレスドローのままで試合終了です。

丸へのボールが一つでも左足にこぼれてくれれば(苦笑)

 

④試合雑感

メンデスの調子が上がらない!!!

守備重視でしっかりと組織を作って戦える基礎は完璧です。

今日みたいなバイタルがルーズな相手なら奥埜とキヨが

何度も楔でボールを受けて、最後にサイドチェンジで坂元という

基本的なボールの流れを何度も作ることも出来ます。

ただ、最後の決める人がいない。。。。。

さすがにそろそろメンデスなりストライカーが本調子に

なってもらわないと、こういったゲームが増えてしまいます。

今日のメンデスはボールロストばっかりで完全にブレーキ。

これじゃ、せっかくのボールの流れが台無しです。

ボールをキープできないのでファールアピールばかり。。。

そして代わりに入った都倉ですが、個の強さはあるのですが、

ティーナの作る組織に入り切れない印象です。

一人だけ明らかに連動しない動きです。

どちらか言うと今まで個の強さで勝負してきた選手なので、

ティーナの細かい組織的な動きはしんどいです。

今日は高木俊幸が復帰しましたが、調子はまだまだ。

後半勝負するにも流れを変えれるだけの選手がいません。

こんな時は亜土夢なんですけどね。

今日の80分くらいの流れは絶対に亜土夢の流れ。

亜土夢が恋しくて恋しくて仕方がなかった試合でした。

これだけボールが回ればシュートが上手い選手が一人でもいれば。。。

本来、メンデスがその役割を担っているのですが、

今日の状態を見ている限り、本来のフォームにはほど遠くて。

本気で優勝を狙うならストライカーは必須です。

しかも、ロティーナなので戦術理解度が高く、

奥埜を上手く利用できるストライカーが。

今、セレッソに絶対的なストライカーが君臨すれば、

本当に強いチームになると思うのですが。。。。。