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セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第7節】vsサガン鳥栖~奥埜が作るボールの流れ

セレッソ大阪 vs サガン鳥栖

7月26日 19:00 K.O. at 駅前不動産スタジアム

 

①スタメン

3連戦の3戦目。疲労を考慮して変更して来ました。

TOPにはキヨと豊川という初めての顔合わせ。

LWGには柿谷が入ります。

 

②試合結果

 セレッソ大阪 1 - 1 サガン鳥栖

  50分 石井 (鳥栖

  75分 坂元 (大阪)

 

③試合雑感

試合開始からサガン鳥栖のハイプレスが

セレッソのボールポゼッションに襲い掛かる展開。

何度もボールをロストしてカウンターを受ける展開。

何度も何度もCKを耐え忍ぶセレッソ

特にファー狙いのCKのマークが定まらずピンチの連続。

鳥栖の決定的チャンスはジンヒョン&陸の

ファインセーブで凌ぎます。

セレッソのチャンスは柿谷が抜け出た28分くらいですかね。

それくらい圧倒された前半でしたので、

スコアレスドローはラッキー。

 

後半に入り、足を痛めた柿谷に代わり片山が入ります。

サイドバックが高めに位置して攻撃に転じますが、

これが完全に裏目となり、そのサイドの空けたスペースを

見事に狙われて先制を許します。

その後、ますますハイプレスに磨きが掛かる鳥栖

攻撃の手が見つからずといったところに奥埜投入。

(他に鈴木、小池も同時交代してます)

その2分後に坂元の見事な

ゴーーーール!!!!!

で同点に追いつきます。

ただ、奥埜が入ると今までの流れが嘘のように

ボールが回り出します。そう、奥埜の水を流す役割。

レッズにおけるボビーことフィルミーノと同じ役割です。

改めて奥埜のオフザボールの質の高さです。

まず落ちて来てデサバトor藤田の楔を受けて戻す。

このアクションでハイプレスを外して、ラインを上げさせます。

ラインが上がると、次は裏のスペースを探す動き。

特筆すべきは、決して中央だけではない点。

サイドの裏のスペースにも時折、走り出します。

この動きで相手の最終ラインの微妙なズレを作り出します。

そのズレが出来れば、坂元のような選手が輝きだします。

本当はこのズレを使わせればメンデスが超一流なのでですが(^_^;

とにかく奥埜がいるといないでは別のチームになります。

サバト、藤田、そして奥埜で作るトライアングルこそ、

ティーセレッソのポゼッションにおける生命線です。

この後、流れが良くなるものの勝ち越せなかった要因は

やはりデサバトと藤田がお疲れです。

明らかにいつもより走行距離も少なかったです。

そんな疲労困憊の中、終盤に鳥栖は最後のラッシュを仕掛けます。

そして最大のピンチは陸の2度目のファインセーブ?!で

またもや切り抜けてドローで試合終了です。

それにしても陸の2度に渡るファインセーブは

少し面白かったです。だって2回もある?(笑)

 

さて、セレサポ的には嬉しいキヨ&柿谷の競演も

今のセレッソには残念ながらファーストチョイスではないことを

改めて象徴した試合になりました。

今のセレッソはデサバト、藤田、奥埜のトライアングルです。

この3人を中心に脇をどうやって固めるのかが

今のセレッソの戦術であり、最も強い組織です。

その中で、相性の良さと持ち前の能力が合い出しているのが、

間違いなく坂元ですね。確実に成長を遂げています。

TOPがイマイチ奥埜との相性が良くないのが悩みどころです。

都倉も豊川も奥埜をもう少し中心に考えることが出来れば、

もっと自分に還ってくると思うのですが。

その点、先に少し書いちゃいましたが、メンデスほど、

奥埜を上手く利用する選手はいないなと思います。

現状、メンデスが奥埜との相性は最高です。

 

後、最後に少し出た小池が丸とはタイプが違って面白いです。

もう1列前でオプションとしても使えるんじゃないですか?

逆に守備は危なっかしいですが(苦笑)

 

最後にもう一度セレッソのトライアングルの話に戻すと、

藤田、デサバトは今週は結局出ずっぱりです。

ミネイロは危なっかしくて使えない。

はロティーナも同じ考えのようですね。

この3連戦パターンは3人の疲弊との戦いでもあります。

今、ロティーナの頭を最も悩ませているに違いありません。

 

ただし、幸いにもこれから3週間は週1試合になります。

この間に勝ち点をしっかりと稼いでおきたいですね。

対戦相手は正反対の2試合が続きます。

内容は良いのに何故か勝てない湘南と

内容は悪いのに何故か勝ってしまう東京。

不思議な2試合ですが、何とか勝利を勝ち取りたいですね。

その後には苦手の柏とこちらも何故か相性が良い川崎。

川崎戦なんてボコられているような試合ばかりなのに

何故か負け知らずという、かなりミラクルな関係性にあります。

ここからが本当に今シーズンを左右する戦いになりそうなので、

気持ち的にも上げて行きましょう!

でも、コロナの状況からして大丈夫かな?という不安で一杯ですが。