Power & The Glory~You'll Never Walk Alone.

セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第6節】vsヴィッセル神戸~アメフト的な試合にデサバト君臨!

 

セレッソ大阪 vs ヴィッセル神戸

 7月22日 19:30K.O. at ヤンマースタジアム長居

 

①スタメン

CBが瀬古⇒木本以外は不動のスタメンです。

 

②結果

セレッソ大阪 0 - 0 ヴィッセル神戸

 

③試合雑感

フットボールが他の競技と違う点を問われると

・攻守がカオス

・ルールが曖昧

の2点を私は挙げます。

そのうちの「攻守がカオス」を覆すような、

頭にアメリカンを付けたくなるような

攻守がハッキリとした試合になりました。

昨今、クロップとかいう監督が、攻守のカオスを

最大限に利用して、更なるカオスを生み出す戦術が

世界を席巻している時代に、

こんな試合が展開されるとは正直、驚きです。

それより、驚きは神戸相手にポゼッションを互角に戦えた点です。

昨シーズンのイメージだとポゼッションの神戸に対して、

ひたすら耐え忍んでカウンター1発で勝負すると思っていましたが、

意外にもセレッソもポゼッションを取って攻める姿が

神戸と交互に展開されることになろうとは。。。。。

よほどロティーナの戦術が浸透した証拠です。

神戸相手に出来るとは思いもしませんでした。

 

試合開始早々はイニエスタ&サンペールのテクニックと

古橋のスピードにピンチを迎えますが、

そこを耐え忍ぶと、次第に古橋&イニエスタにも慣れて来て、

次第にブロックを作って侵入を防ぎます。

そうなると神戸のお株を奪うかのようなポゼッション。

そんな中から2つほど決定機を迎えるも

GK飯倉がとんでもない反応でファインセーブ。

決めきれません。

それでも後半になると神戸の助っ人達の運動量低下と共に

セレッソがペースを掴み出します。

ただ、時折喰らうカウンターは怖いけどもペースはセレッソ

そんな中、この試合最大の決定機はキヨのホームランで

万事休すです。まあ足に乳酸溜りまくりだと思うので、

仕方ありませんね。

ただ決定機3発を外したので0-0の結果は良しとしなければ。

 

そんなゲームの中盤で圧倒的な存在感で君臨したデサバト

藤田、奥埜との3角形はセレッソの生命線です。

イニエスタ、サンペール、古橋の左の攻撃が

神戸の最も得意とする形だと思いますが、

後半はデサバトを嫌って、囮として左で引き付けて、

右の西で勝負するしかないという状況になりました。

まあ、相手も作戦を変えても攻撃が成立する強さはありましたが、

少なくとも神戸得意の形を封じ込めることが出来ました。

相手も作戦を変えるしかない状況へ追い込んだ立役者です。

1:1の強さ読みの良さを生かしたポジショニング。

とにかくこの試合での存在感は圧倒的でした。

 

さてさて、次は3連戦最後。

レギュラー組で多くの時間を戦った弊害が出るゲームです。

真夏の3連戦は控えの層が薄いセレッソには過酷です。

本当ならミネイロカップ戦等で慣れてから、

夏の疲れが出るころから投入だと思うのですが、

コロナの影響で計算外となっています。

 

すいません。今日はレッズの優勝セレモニーを

何度も再生中なのでこの辺で(笑)

 

【第5節】vsサンフレッチェ広島~3バックにはサイドの攻略を。

セレッソ大阪 vs サンフレッチェ広島

 7月18日 19:00K.O. at エディオンスタジアム広島

 

①スタメン

とうとうメンデスはベンチからも消えましたね。

ケガなのですかね?私は余り情報ないのでごめんなさい。

スタメンには都倉が復帰、CBには瀬古のセレクトです。

ちなみに広島側は龍が初先発です。

紫のユニは違和感ありますね。

 

②結果

 セレッソ大阪 2 - 1 サンフレッチェ広島

   20分 オウンゴールセレッソ大阪

   50分 藤田 (セレッソ大阪

   53分 ドウグラスヴィエイラ(広島)

 

③試合経過

名古屋に完敗の後、ようやく1週間の休養を取って迎える

今日の試合。メンバーの回復具合が気になる立ち上がりです。

スタートからポゼッションを徐々に高めるセレッソ

この”徐々に”が前回との大きな差です。

 

今日はいつもより更にピッチを広く使いに行きました。

相手が3バックなので3バックの脇のサイドを

ロングボールで狙い撃ち。しかも左右に出すことで、

次第にプレスを高めていきます。

右は坂元のドリブルと陸のカットイン

左はキヨのカットイン+丸のオーバーラップ

と左右非対称の攻撃でやっぱり狙いは3バックの脇です。

 

8分 丸のロングボールを都倉が受けて反転シュートも

   相手DFのブロック。奥埜が良い入り方してましたね。

 

9分 CKのこぼれ球を都倉がキープしてシュートも

   相手DFがブロック。

 

19分 右サイドで受けた坂元がドリブル。

   クロスを上げるワンフェイクで相手を交わして

   エリア深く侵入に成功し、そこから都倉へクロスが

   相手DFの足に当たって

 

ゴーーーーール!!!!!

 

良い流れから欲しい先制点が生まれます。

 

34分 都倉が倒されて得たFKをキヨが一閃。。。もポスト。

   キヨはよほど感触良かったのでしょう。

   決まったと確信して走りかけていました(笑)

 

それにしても都倉と広島CB陣とのバトルもこの試合の見どころですね。

古き良きイングランドフットボールみたいにバチバチの肉弾戦。

これもフットボール。お互いのやり合いは面白いですね。

どちらもぶつかり合って、勝敗決したらファールアピールして、

懐かしいとこでアキを思い出してしまいました。

 

前半はカウンターを受ける場面もありましたが、

基本的には終始、安定のボールポゼッションで主導権を握りました。

 

後半に入り、広島も選手交代をして攻撃に転じます。

そうなると戦い方を相手に合わせて変化出来るのがセレッソの強さ。

相手が攻撃に転じると次は一転してハイプレスを仕掛けます。

そして、この見事に連動したハイプレスが功を奏します。

 

49分 最終ラインにプレスを掛けて中央へ入ったボールを

   藤田が奪い取ります。そのボールをキヨが運んで、

   最後は藤田へラストパス。

   藤田の股の間を狙いすましたシュートは

 

ゴーーーーール!!!!!

 

何と驚きの移籍後の初ゴールです!!!!おめでとう!!!

ここまでのセレッソでの活躍ぶりを考えたら初ゴールも驚きですが、

今のセレッソ、やはり藤田が命運をすべて握ってます。

このベテランの疲労との戦いがセレッソの戦いでもあります。

今日のここまでの展開の良さは藤田が回復していたから。

今のセレッソの中心地はこの人で疑いの余地はないでしょう。

今週も連戦続きますが、藤田の体力との勝負でもあります。

このゴールで更に調子を維持してもらえればと思います。

なので、

2点のリードで木本投入して休ませてあげたいなーと

思っていたら、すぐ後にヨニッチがやってしまいます。

完全に目測誤りPK献上。

1点差に追いつかれて、結局、休ませられない展開に。

しかもここから比較的、オープンな展開になり、

逆に疲弊していく展開に入って行きます。

 

63分 藤田から左へ展開して丸とキヨのコンビからキヨのクロス。

   坂元のヘッドは本日2度目のポストです。

 

66分の飲水タイムでセレッソは4-4ブロックで守り重視へシフト。

それを見て広島は交代で一気に攻勢を強めます。

その広島の交代を待ってか遅めにセレッソ

キヨoutで片山、都倉outで豊川で守備+カウンター残しです。

この辺の変化は策士同士の対戦ですね。

まあ城福の場合は策士が策に溺れる典型として有名ですが(苦笑)

解説時の話を聞いていても”人間身”を感じないんですよねー。

プレーしているのは人間ですから。

 

83分 絶対絶命のピンチ。ヨニッチがまさかボールを奪われて

   完全にペレイラにおいて行かれます。

   相手のシュートは守護神ジンヒョンが左手1本で神セーブ!

   九死に一生を得た瞬間でした。

 

1試合に2度も致命的なミスを犯したヨニッチ。らしくないです。

どちらも体の踏ん張りが利かないように見えたので疲れているのかな?

セレッソの守の要だけに心配です。

この夏の連戦は選手の体力を奪っているようです。

セレッソは藤田、奥埜outで鈴木、木本INで

高さも加えて、最後の守備に手を尽くします。

試合はこのまま堅守で1点差を守り切り、

嫌な敗戦を振り払う大事な1勝です。

 

④雑感

相手の3バックの弱点に対して、坂元の長所が嵌りまくった試合でした。

SBの後ろを取れば坂元に取っては嬉しいスペースが広がっているので、

自分の特徴で思いっきり勝負できます。

「ちょっと陸がサボり気味やん!」って思って観ていたけど、

そんな陸のサポートなしでも一人でやり切っていましたね。

自分の特徴を生かせるスペースがある時は強いです。

目指すはサラーで!!!

そのためにもカットインのシュートもこれからは見ていきたいです。

 

そして回復した藤田とデサバトの中盤は鉄板です。

相手はハイネルや青山なので、それなりにレベル高いのですが、

この2人が機能した時はかなり中盤で優位に立てます。

サバトもずーっと出ているけど、大丈夫かなー?

今、セレッソはこの2人が生命線だけに

どれだけ疲労をさせずに乗り切るのかが重要です。

ミネイロ良くなるかな?

あの懐の深さを持ってボールを散らせるボランチは機能すると、

逆にとんでもなく大きく化ける可能性もあるので、

なんとか良化して2人とローテーション出来るようになりたいです。

今シーズンの成績を左右するミネイロのアジャストだと思っています。

ただ、現時点では怖くて使えないコンディションです。

どちらにしても今週は中3日ペースです。

しっかりと回復して次節に挑んでもらいたいです。

 

【第4節】vs名古屋グランパス~過密日程の戦い方と選手層。

セレッソ大阪 vs 名古屋グランパス

 7月12日 19:00K.O. at ヤンマースタジアム長居

 

①試合結果

 セレッソ大阪 0 - 2 名古屋グランパス

  38分 オウンゴール(名古屋)

  51分 阿部(名古屋)

 

②試合雑感

このゲームから観客が入りました。

入ったと言っても声出し等の応援が出来ないので、

いつもの雰囲気とは違います。

まあ、感染者数が中断当時より多いのに、

観客OKとは偉い方々の理論はよくわかりませんが。。。。

 

スタメンは都倉⇒メンデス、瀬古⇒木本です。

 

さて、このゲームは

名古屋のハイプレスvsセレッソのポゼッションとなりました。

セレッソは相手によって色々変わるので構図確認は大事です。

 

10分くらいは相手のハイプレスを掻い潜り面白いように

パスがつながりましたが、次第に名古屋のハイプレスが

セレッソのパス回しを上回り出します。

相馬、マテウスのサイドのプレスを逃げて中央に集めたところを

シミッチに狙い撃ちされ始めると次第に名古屋のペースに。

ボールを奪われると一気に相馬、マテウスを走らせる展開に

セレッソ守備陣が付いていけません。

セレッソがブロックを作る前に攻撃を徹底されると、

そんな嫌な時間からセットプレーから失点します。

いつもなら耐えていた時間帯にとうとう失点しました。

全体的に名古屋の速攻に疲弊していた感じは否めません。

 

で、前半終了。

スタッツを見るとセレッソのキーマンの藤田の走行距離が

いつもより明らかに少ない。疲れている。。。。

逆に前節休養十分の相馬とシミッチの運動量がやっぱり凄い。

元気な名古屋と疲労困憊のセレッソ

この差が試合展開にも明白に表れています。

 

で、後半開始から相変わらず重め残りのメンデスをあきらめ豊川へ、

その5分後には藤田、奥埜に代わって、ミネイロ、都倉。

ハイプレスを掻い潜れないのでターゲットマンを。

疲労困憊の藤田に代えて前節酷い出来のミネイロ投入です。

先制されてからの試合は初めてだったので、ある意味後半の

戦いが楽しみでした。

が、そんな楽しみも早々に砕け散りました。

その要因は、やっぱり前節の私の見立ては間違っておらず、

試合に入れていないミネイロのミスからです。

ミネイロのその位置でそのトラップミスするー?っていうミスから

ボールを奪われて阿部に決められて勝負ありです。

またボール奪われてからの、チンタラぶりが酷かった。。。。

問題はこのフィットしてない選手を使わざるをえないベンチ事情です。

梅雨の時期のこの連戦は非常に過酷です。

しかも水分補給も十分ではなく、3~5月の休養で

コンディションつくり自体が大変な状態でのスタートです。

そんな状況でロティーナの求める戦術は体力の消耗が激しく、

さすがに3試合連続で同じコンディションは無理です。

そこへ前節、休養たっぷりの選手でハイプレスを仕掛けられて

完全に推進力を失ってしまいました。

ボランチは言い続けているように替えの利かない選手2名。

ここが非常に苦しいところです。控えとの差が激しいです。

とりあえず、次節は1週間空くので、

もう一度リセット出来ると思いますが、

夏の連戦はまだまだ続きます。

過密日程の中での奥埜、デサバト、藤田の三角形。

ここのコンディションキープと代わりの台頭が重要です。

さて、ロティーナはどんな知恵を授けてくれますかね。

ティーナ曰く「日々成長しないと勝てないリーグ」ですからね。

 

まあ、この試合はセレッソの弱点を徹底的について来た

マッシモ采配に一杯食わされた感じもしています。

名古屋も風間さんの亡霊から抜け出せそうな雰囲気ですね。

粘り強い守備も久しぶりに見せられて恐れ入りました。

 

【第3節】vs清水エスパルス~完勝で開幕3連勝!

セレッソ大阪 vs 清水エスパルス

7月8日 18:00K.O. at ヤンマースタジアム長居

 

①試合結果

 セレッソ大阪 2 - 0 清水エスパルス

  71分 奥埜 (セレッソ大阪

  85分 片山 (セレッソ大阪

 

②雑感

今日は平日で、かつ早朝にはレッズの試合もあるので、

思いっきり短縮バージョンです。

 

スタメンは前節からキヨ⇒柿谷の変更のみ。

比較的落ち着いて入り、相手を見極めてから

ボールの奪いどころを前に定めて徐々にハイプレス。

すると面白いように前目でボールを奪い出してからは

面白いように速攻を仕掛ける展開。

都倉辺りが決めていてくれるともう少し楽でしたが、

押しながらも得点が取れないイヤな展開のまま前半終了。

 

後半には都倉に代えてメンデス投入。

するとメンデスの危険なボールロスト連発で

リズムを失いかけるもそこは堅守セレッソ

やっぱりここを耐えるから強いんです。

前半、試合を支配しながらも決定機を何度も逃し、

嫌な流れでミスから相手の攻撃を受ける展開。

何度も失点するシーンを見て来た展開にも関わらず、

ここを無失点で切り抜ける強さですよね。

 

この嫌な展開を抜け出すと再びゲームを支配。

その流れから丸がボールを奪った流れで

中央をドリブルでスルスル。

最後はキヨばりに裏に抜け出した奥埜へスルーパス

奥埜が上手くシュートで

ゴー----ル!!!!!

その前にも裏取ってましたね。

正直、清水さんの最終ラインはギザギザに

なりやすかったので、狙いどころではありましたね。

それにしても奥埜、なんかモリシの影が。。。。

奥埜、ヤバいです。FWとして覚醒しつつある。

 

これで堅守セレッソは落ち着いて試合を進めることが出来る。

85分にはキヨが2人に挟まれながらターンで相手を交わして

前を向いてドリブルからのスルーパス

豊川には届かないもののGKが弾いたボールを片山がキープ。

片山がGK、DFを交わしての

ゴー----ル!!!!!

 

ダメ押しの2点目でほぼ勝負は決しました。

見事な開幕3連勝です。

 

今日は熟成された組織のセレッソと組織づくり真っ最中の

エスパルスの差がはっきりと出ましたね。

うちも去年の今頃(3節ごろ)は同じ苦しみだったので、

気持ちはわかります。

美しいラインを築くセレッソとギザギザラインの清水さんでは

やはり時間の差を感じました。

 

ティーナは相手によってハッキリと使い分けますね。

今日みたいにハイプレスで勝てると思えば

ハイプレスから主導権を奪ってゲームをコントロール

ガンバ戦のように相手の圧力が強い時は

ブロックを作ってリトリートに徹する。

昨シーズンもそうでしたが、更にハッキリと色分けが

出来ているような気がします。

この戦術はピッチ上の意思が一致しないと機能しないので、

徹底的に色分けして意思統一しているのでしょうね。

しかも今日は相手の様子見つつ出方を決めている辺り、

かなりの成熟度を見せているような気がします。

 

前節は蛇に睨まれた蛙状態の坂元でしたが、

今回は持ち味を出し始めることが出来ましたね。

と言いつつ、片山がロティーナ2年目でフィット感は

出て来ているので宏太の抜けた穴は意外に競争もあって

今後が楽しみです。この2人は伸びしろが見込めるだけに。

 

キヨの代わりに入った柿谷ですが、組織での働きが

スムーズに出来るように変化を遂げて来ていますね。

今までは個が強すぎてチームが柿谷に戦術を合わせないと

活躍出来ないという短所が今日は組織として必要な動きを

しっかりと出来ていました。組織で働く能力が向上すれば

まだまだ成長できると思うので、もう一つ階段を昇って

もらいたいものです。

 

前線の4枚はローテーションしながらのゲームが続いており、

ここに関してはハードスケジュールを何とか乗り切れそうです。

やっぱり不安は藤田、デサバト、奥埜の三角形ですね。

ここが欠けると苦しいです。

今日、木本を休ませたのは次節ボランチに使うのかな?

ミネイロは久しぶりに見る全く試合に入れていなかった選手なので、

とてもではないが代わりは務まりそうにありません。

木本を交えたローテーションになるのかなー?

FWは都倉、メンデス、豊川と人数はいるけど、

奥埜が抜けた時のダメージがわかりません。

メンデスのコンディションが上がればなんとかなるかなー?

とにかく奥埜のチームでの重要性が高すぎて、

欠けた時の怖さに怯える管理人であります。

 

【第2節】vsガンバ大阪~再開初戦は戸惑いながらも確実な勝利!

 

セレッソ大阪 vs ガンバ大阪

7月4日 18:00K.O. at パナソニックスタジアム吹田

 

①スタメン

中断期間のおかげで藤田が戻れたのは良かったです。

ただしメンデスはコンディションが上がらかったかな?

 

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②試合結果

 セレッソ大阪 2 - 1 ガンバ大阪

   47分 奥埜 (セレッソ大阪

   63分 丸橋 (セレッソ大阪

   68分 アデミウソン (ガンバ大阪

 

③試合展開

Jリーグも再開しました。

とは言え、昨今の事情を鑑みるといつ中断になっても

おかしくない状態なのが気がかりです。

初戦は大阪ダービーですが、

やっぱり無観客ではダービー感ゼロですね。

私は全く同じ環境でマージサイドダービーを

経験しているので予想通りでした。

 

そんな違和感の中、始まった試合は

やはり皆さん試合勘との戦いです。

なかなかシーズン中には見られないパスミス続発です。

そんなパスミスを拾われてピンチ続出の立ち上がりです。

 

27分にはキヨが容易なボールロストから宇佐美に脅かされます。

セレッソ側は感触を掴むためのミドル数発が精一杯。

ただ、この苦しさを堅守で耐えると30分くらいから

次第にリズムを取り戻し始めます。

ここを耐えることが出来るから強いんですよね。

 

31分 見事なカウンターからキヨ⇒丸橋⇒キヨで

   キヨがタックルをジャンプ一番交わして

   奥埜へスルーパスで奥埜が倒されるも

   正当なショルダーチャージで笛鳴らず。

 

43分 都倉が粘って奥埜へ

   奥埜のシュートもDFに当たって力なくGKへ

 

46分 キヨのパスに左をフリーで駆け上がった丸が

   ダイレクトに折り返し、奥埜がボレーで

 

ゴーーーーール!!!!!!

 

中断明けの初ゴールです。

ここはゴールまでの過程が美しかったです。

中央の押し上げから攻撃開始。

何度かダイレクトパスをつないだ後、

キヨが、右サイドの陸へサイドチェンジ。

右から中央へ入り、藤田が楔のパスを入れて、

それを受け取った流れで左へ展開。

このパス回しで完全に左で丸橋がフリーに。

そうなるとキヨの絶妙なパスが通って、

フリーで狙いすました折り返しに奥埜がドンピシャ。

恐らく12,3本のパスがすべて効率的につながり、

ガンバの守備陣の周りをオフザボールの選手が

駆け回り、完全にガンバの守備陣を無効化した攻撃でした。

46分ジャストからゴールまで御堪能下さい。

これだけでビール何杯も行ける攻撃です。

 

前半の良い時間帯に先制してハーフタイムを迎えます。

 

後半に入るとガンバさんがパトリック投入。

これがなかなか堅守セレッソを悩ませます。

中央で圧倒的な強さを見せるパトリック。

1点を守るのは苦しいなと思っていた矢先、

 

60分 右サイドで上手く片山が裏を取って折り返し、

   キヨが受けてシュートのはずが上手く足元に収まらず、

   バックに控えていた丸へバックパス。

   すると勢いよく構えた丸がそのままシュートで

 

ゴーーーーール!!!!!!

 

いやー、たまげた!英雄ジェラードを彷彿させる

超弾丸ミドルが決まりました!!!!

これは凄かったですねー。

満を持した時の丸のシュートは改めて凄いです。

 

この後、ガンバさんは徹底的にパトリック狙いの攻撃に

苦しめられたセレッソ守備陣ですが、

幸いにもせっかくパトリックは強いが周りが全く連動しない

ガンバさんの攻撃にも助けられ、PKで1点は返されるも、

最後は1点差を守り切っての開幕2連勝です!!!

あんだけパトリックが強いのに周りに誰もいない攻撃って

どうなの?と敵ながらに不思議に思っていました。

 

④雑感

最初は動きも悪く連携も悪く、どうなることやらと

心配しながらの大阪ダービーでしたが、

本来の組織が機能しだすと、少ないチャンスを確実にモノにして、

パトリックに脅かされた反撃も相手の連携不足にも助けられ、

何とか勝ち切りました。

こういった難しい環境なので、勝ち切ることが一番大事なので、

この開幕2連勝は本当に良いスタートダッシュになったと思います。

全体的に見ると、やっぱり藤田が戻った中盤は大きかったです。

これからハードスケジュールなので、藤田・デサバトコンビが

どれだけコンディションを保てるのかが今シーズンのカギですね。

 

右サイドは完全に藤春に制圧されてしまいましたね。

藤春に坂元は完全に無力化されてしまいました。

その上、明らかに守備的にもバランスを崩していたので、

後半早々、片山への変更は納得です。

私は後半の頭からでも良かったと思っていました。

この悔しさをバネに成長を期待したいですね。

これがJ1のスピードと強さです。

 

B・メンデスは明らかに重め残りですね。

なるほど、スタメンではない訳です。

でも、これからのハードスケジュールを考えると、

都倉に前半を頑張ってもらって徐々にコンディションを

上げてもらった方が”シーズン”を考えると悪くはないです。

ほんで都倉がいると明確なターゲットという点で

新たな攻撃パターンを有すると共に

奥埜がこういった選手が隣にいる方が生きますね。

こういった典型的なターゲットマンがいると、

奥埜のいやらしさが発揮されていました。

それにしても奥埜がいるおかげで、

パートナーは誰でもそれなりに成立しますね。

都倉の復帰で奥埜の存在感がますます大きくなりますね。

 

 キヨは前半、パスミス、ボールロストが多くてどうなることかと

思っていたら、1点目の基点、2点目のアシストと

試合の中で帳尻を合わせて来る点はさすがの一言です。

キヨの場合は出れば結果は確実に残すので、

とにかくどれだけ無事で試合に出れるのかです。

彼にとってハードスケジュールは敵ですね。

基本戦術は堅守で守って、守って、

キヨのキラーパスで一刺しが基本線ですからね。

 

後、MOM候補の丸橋ですが、アシストもゴールも

この人がフリーになった時の破壊力は凄いです。

ティーナになって守備に軸足を置いて、

攻撃参加のタイミングがとても難しい中ですが、

参加した時には必ずゴールへ迫る攻撃力はさすがです。

キヨとのコンビは熟練の領域に達しているので、

今後もここが攻撃の突破口になると確信できました。

右が機能するまでは左の負担が大きいと思いますが、

ベテランとなった丸にまだまだ期待したいところです。

 

さあ、これで開幕2連勝。

開幕ダッシュとしては上出来だと思います。

とにかくハードスケジュールに突入して行くので、

コンディションを上げながら堅守で勝ち点を稼いでもらいましょう。

セレッソもリーグ優勝目指してスタートです!!!!!

 

追伸

最近、ブログの途中保存が上手く出来ずに、

更新中に保存のために公開することがあります。

故に、更新途中で目撃した場合にはご注意願います。