Power & The Glory~You'll Never Walk Alone.

セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第13節】vsヴィッセル神戸~繰り返す負の歴史。

開幕節から指摘していた

「攻撃偏重」

「個の能力頼み」

結局、3,4月中旬までは対戦相手にも恵まれて

誤魔化せていましたが、対戦相手が上位になり、

各チームの組織力が向上してくる4月後半からは、

太刀打ちできなくなりつつあります。

もう今のセレッソでは残留争いへの道へ

まっしぐらですね。

しかも攻撃偏重の割に攻撃はと言うと、

Lフェルナンデスとレオセアラの個人頼み。

相手もしっかりと対策して挑めばそこまで

簡単には失点しませんしね。

 

ユンさん、ロティーナが教えてくれたこと。

フットボールはまず守れないとダメ。

そう、この2人は基本中の基本を教えてくれました。

だから結果を残せたのです。

ユンさんはチームの規律、ロティーナは戦術の規律を

更に教えてくれました。

しかし、攻撃偏重のクラブの志向とは逆行しており、

フロントからすると「面白くない」「退屈だ」と

2人もセレッソの歴史で最も結果を残した

監督であるにも関わらず、なんとも酷い解任劇。

そしてクルピ再招聘により大失敗。

小菊監督もユンさんやロティーナで学んだ

フットボールを少しづつ進めていたにも関わらず、

フロントは攻撃的な個の能力が高い選手を乱獲。

小菊監督の目指す形とは全く違う選手獲得と

フロント主導による強引なる「攻撃偏重」により崩壊状態。

 

レオセアラ、クルークス、Lフェルナンデス、カピシャーバ、

全くフィットしないが同罪のブエノ。

高額な移籍金or給料で乱獲した攻撃的選手達。

思い出しますね。2014年を。

フォルランを獲得して降格したシーズンを。

今回は一人ではなく人数で勝負していますが、

やっていることは同じです。

 

同じ過ちを犯さぬべく、しっかりと育成を行い、

チームに規律をもたらし、守備のベースを作り、

上位で戦える術を身に付けたと思っていましたが、

30年のメモリアルイヤーという足かせが、

完全に過去のセレッソに逆戻りさせてしまいました。

 

皮肉にもユンさんvs柿谷の時に

柿谷を選んだクラブを猛烈に批判して

愛するセレッソを後にした蛍に

ゴールを決めてもらえたことは、

そんな歴史を思い出すには十分なゴールです。

蛍、ありがとう。今日も素晴らしいプレーでした。

セレッソのフロントに一石を投じてくれたのに昔のままでした。

 

タカもしっかりと復活していて、

何度も高徳への素晴らしいロングフィード

緊急右サイドのコンビを脅かすには十分な武器でした。

 

歯車が狂ったセレッソはここから

残留争いという過酷な戦いが始まると思います。

クラブが目を覚ませねばならぬ時です。