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セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第11節】vs川崎フロンターレ~スキを逃さない強さに脱帽。

セレッソ大阪 vs 川崎フロンターレ

8月19日(水) 19:00 K.O. at 等々力陸上競技場

 

①スタメン

サバトの名前がとうとうスタメンから消えました。

代わりは奥埜がボランチに下がって、

代わりにTOPに高木が入ります。

 

②結果

 セレッソ大阪 2 - 5 川崎フロンターレ

 

③雑感

ミッドウィークなので雑感のみ手短に。

 

まず最初にスコア的には大敗ですが、

スコアは余り気にすることはありません。

矛×盾対決において、矛側に先行されると、

盾側はボロボロになることは

実力差に関係なくよくあることです。

そこではなく”一瞬のスキ”を

確実に突く川崎の強さに脱帽です。

 

まず試合開始から完全なるセレッソペース。

徹底したスローペースに持ち込み

川崎の縦に速い攻撃の芽を摘みます。

また、川崎が1ボランチだったので、

セレッソが球の出し入れをするスペースがたっぷり。

川崎の1ボランチの横を坂元がキヨが好き放題使います。

そんなリズムの中で早い時間帯での先制点は

前節の柏戦と同じ。

その後も2回ほど得点するチャンスがあったほどでした。

結果も内容も完璧な試合運びです。

 

ところが一瞬のスキで形成を完全に逆転されます。

陸のハンドで与えたFK。

ジンヒョンがクロスに完全に山を張っていると見るや否や、

壁の上から直接狙ってきます。

山を張っていなければジンヒョンほどのGKなら

楽々止めれていたボールが簡単にゴールイン。

そんなジンヒョンの心のスキを見事に突くゴール。

とは言え、スタートに戻っただけなので、

今まで通り、堅守&スローペースで主導権を

握れば良いとこの時は私も楽観視していました。

 

しかし、川崎はボランチを2枚にしてセレッソ

好き放題やっていたスペースをしれーっと埋めると、

セレッソ側はパスの出しどころが絞られていきます。

そんな戸惑いの中、整理出来ていない状況でPKを献上。

きっと、時間が経過してセレッソが相手の出方に

慣れてくれば、また堅守を築いていたと思います。

故に、セレッソが戸惑っている時間に得点することが

とても重要であり、それを完結できるとこが川崎の強さです。

そもそもロティーナの戦術において、

PKのシーンは丸は足を出す必要はありません。

ただコースを限定するだけで良い。

それがロティーナの守り方です。

それにも関わらず足を出してしまったのは、

やはり川崎のしれーっと行った戦術変更に

戸惑いがあったのではと思います。

まあ、前節のブログで書いた通り、

「丸は疲れている」

この見立ても間違っていなかったですが、

そんな”一瞬のスキ”を突く川崎に脱帽です。

 

つまりセレッソ的には完璧な試合運びの中で

見せた”一瞬のスキ”を見事に突かれた訳です。

丸の疲れのように、これだけの高温の中で、

連戦を行っているので、90分スキなく

戦えるチームなどありえません。

現にセレッソの先取点も川崎のスキからです。

ただ、スキを確実にモノに出来るかどうかが

チームの強さであり、優勝するチームは

その能力が非常に高いです。

まあそもそもどこの偉いさんが言ってたように

フットボールは「ミスがないと永遠にスコアレス」と

言われるスポーツですから。

 

セレッソに目線を戻してみると、

やっぱりデサバトの不在は大きかったです。

あの川崎の戦術変更で戸惑っている時間帯に

個の能力で落ち着きを持たせてくれる選手です。

奥埜は最近FWで出ていたので、少しリスクのあるプレーを

していた点がデサバト不在の影響の大きさを感じました。

そして奥埜が抜けた穴に入った高木は荷が重すぎました。

実況の西岡さんに「高木はボール触れましたか?」と

聞かれるほど全くボールを触れず空回りのラン。

完成領域にあるロティーナの戦術に簡単に入れるほど

甘くはありませんでした。しかも相手は川崎ですから。

 

次は一転して苦手な仙台です。

立ち直れるかな?

ここでしっかりと立ち直ることが大事です。

これだけ強い川崎も落ちる時はあります。

その時にしっかりと喰らいついていけるように。

クロップの言葉

「これが最後のチャンスだと思っているのなら同情するよ

 まだこれからもたくさんのことがあるし、長い年月がある

 要は自分たち次第だし、自分たちが何をするのかなんだ」

そうです!これからどうするのかです。

ここからが本当に強くなる時です!