at ヤンマースタジアム長居 15:00 K.O.
①スタメン
メンバーは同じメンバーでしたが、気づいたら4-4-2でした。
②試合結果
80分 進藤 (札幌)
③試合経過(文章長めで)
多分、最初はいつも3バックで入ったと思うのですが、
気づいたら4-4-2になっていました。
チャナティップがいるから守備の対応が明らかに悪い片山を
SBとすることで1:1となることを防ぎ、
ヨニッチにカバーさせたい意志の表れです。
逆に片山がサイドバックに押し出されたことで、
積極的に攻撃参加を繰り返し、前半の攻撃は右サイド一辺倒になります。
でも、片山のオーバーラップは陸の得意なランニングスペースを奪い、
更にキヨは2トップに入ることで完全に存在を消してしまい、
もう、お手上げ状態になりました。
しかも右サイド一辺倒なので相手のブロックも崩れないし、
ソウザと柿谷の個人技しか見せ場はない状態です。
11分 柿谷がドリブルで運んでそのまま2人のDFにボールを
当てながら突破もGKファインセーブ。
40分 FKでは距離がありながらもソウザの強烈シュートも
またもや立ちはだかるク・ソンユン。
後半に入って早々、またもやソウザのミドルも
またもや立ちはだかるク・ソンユン。
恩返しされてしまいます。
さて、前半は右サイド一辺倒で行き詰った攻撃は
後半はさすがに手を打って左サイドから打開を図ります。
何度か上手いこと行くものの丸の精度が悪すぎ。
丸は最終ラインで今日も凡ミスをやってたので、明らかに状態悪い。
今度はそこに高木を入れて更に打開を試みるものの、
高木はボールロストするか突破するかのギャンブルばかりで、
周りが軸足を前か後ろか迷う始末。
72分 最大のピンチも先輩の意地でジンヒョンが立ちはだかる。
78分 またもやジンヒョンのファインセーブ。
札幌との対戦はいつもながらGKの戦いが熱い。
ほんでそのCKの流れから失点。片山が完全に遅れています。
あのCKで決められるのはダメです。問題あります。
片山は攻撃は良いが守備に難がありすぎです。。。。。
ほんでこの試合最大の見せ場が90分の西川のシュートかな?
前に言った通り、前を向くことがDFにとって最も怖い存在です。
④雑感
この試合は結果以上に非常に悪い敗戦です。
理由は大きく2つあります。
1つ目はここに来て意味のわからない4-4-2にしたこと。
札幌とのミラーゲームを嫌ってかどうかわかりませんが。
2つ目はわざわざ札幌の土俵で戦ったこと。
4-4-2に変えたということは信念を曲げたにも関わらず、
自分達のフットボールではなく札幌さんの得意な
オープンなゲームを一緒にやってしまったこと。
これは次節以降、迷走する可能性があるため、
非常に後味の悪い敗戦です。
むしろ川崎戦のように真っ向勝負した方が良いです。
それで大敗しても次につながります。
今日のゲームは何も収穫を生みません。(唯一は西川君だけです)
まず酷かった4-4-2。
途中にも触れましたが、キヨが空気みたいに存在を失っていました。
そら、TOPの選手ちゃいますもんね。それならばせめて柿谷でしょう。
(恐らく、セレサポのほとんどがそう思ったはず)
そして都倉をTOPに置くのに全く生かしきれない戦術。
都倉はそれなりにボールを収めています。
でも、都倉にボールが入った時の連動の無さ。。。。
今日は確かにキム・ミンテに都倉が苦しんでいましたが、
それ以上に連動の無さの方が問題です。
そして中央に都倉がいても全くハイボールを上げない戦術。
これで都倉とキヨの2枚が空気化してしまいます。
で、サイドが圧倒的かと言えば、先述の通り、
渋滞の右サイドと丸不調の左サイド。
ほんで、結局、『戦術ソウザ』。
セレッソの8本のシュートのうちシュート5本がソウザ。
ソウザがケガでもしたら、もう絶対に得点が取れません。
ほんで、ユンさんの時は期待度MAXのセットプレーも
今じゃ全く期待が出来ない。
むしろキッカーを替えてばっかりですでに迷走気味。
どんどん得点から遠ざかっています。
さてさて、ロティーナはどうしますかね?
7節を迎えて、変えるのか貫くのか?
基本的に得点のニオイがしないのは続いています。
ロティーナの打つ手はいつも意味があるのはさすがですが、
ベースが何も出来ていないのが気掛かりです。
7節で少し変えて来た戦術。
迷走の序章でなければ良いのですが。