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セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第16節】 vsベガルタ仙台~要塞攻略!展開違えど対応出来る強さ。

セレッソ大阪 vs ベガルタ仙台 6/25(日)

 18:00 K.O. at ユアテックスタジアム仙台

①スタメン

    健勇 

       山村

 曜        キヨ

   ソウザ  蛍

丸橋 達也 ヨニッチ 陸

   ジンヒョン

ソウザ&キヨがスタメン復帰です。

②試合結果

 セレッソ大阪 4 - 2 ベガルタ仙台

 16分  柿谷(セレッソ大阪

 20分  山村(セレッソ大阪

 36分  石原(ベガルタ仙台

 58分  山下(セレッソ大阪

 61分  西村(ベガルタ仙台

 68分  山口(セレッソ大阪

③試合展開

今日は何を言っても苦手中苦手の要塞ユアテック

とにかく勝った記憶がない。。。。

当ブログでも何度も「要塞」という言葉を使うほど勝てない。

ユン監督によって強くなっている今回こそ攻略なるかに期待が高まる。

試合は最近の展開&今までの仙台戦と違って、

仙台がポゼッションして攻め込む展開。

ちょっと面食らいつつ耐えるセレッソ

でも、今のセレッソは守備からチーム作りをして来たチーム。

苦しい時間帯も無失点で耐える強さ。

しっかり跳ね返し続けるとカウンターが狙えるスキが出来てくる。

9分にはカウンターからキヨが右をダミーに使った個人技からシュートも

わずかに枠外。決まったと思って飛び上がってしまいました。

で、15分カウンター一発!

キヨのロングフィードに曜が完全に抜け出してGKと1:1を決めて

ゴーーーーーール!!!!!

苦しい展開を”8”の一発で一気に流れを変えます。

19分には高い位置でボールを奪って狭い地域のパス回しから

山村が完全にフリーで抜け出して

ゴーーーーーール!!!!!

次はエースが決めます!え?違った?合ってますよね。

35分には仙台に石原に1点返されます。

さすがは要塞ユアテック。そう簡単には勝たせてくれません。

追い付かれたゲーム、ひっくり返されたゲーム。

ここでは何度も味わった地獄。そんなスタジアムです。

41分にアクシデント!キヨがまたもやケガで水沼に。

でも、私はこの交代が良かったと思っています。

アクシデントでありながらこの試合のキーポイント。

なんせ、後半は見違えるほどバランスが良くなりました。

57分 セットプレーの流れから丸のクロスに最後は達也のヘッドで

ゴーーーーーール!!!!!

やっぱりソウザがいるとセットプレーの怖さが違います。

今回は直接ではありませんが、ショートも交えて色々なパターンが使えるのは、

直接のキックが怖いから、ショートを受けに行く選手に人を付けにくいんです。

ソウザがいればCKは相手にとって厄介極まりありません。

しかし!しつこいようですが要塞ユアテック

これで勝てれば、もう少しマシな成績です。

60分 クリスランの見事なパスから西村に決められます。

このパス、マジで凄いですよ。スローで見て「マジか!」って思いました。

体や足の向きからあの角度にパスが出るなんて有り得ないです。

何度見ても理解不能なスルーパスです。

これは本当にワールドクラスのパスですね。

ここまでは要塞ユアテックならいつもの展開です。

しかし、ユンセレッソは本当に強くなりました。本当の強さがあります。

67分 カウンターからこぼれ球を最後は蛍が決めて

ゴーーーーーール!!!!!

ここからも仙台の猛攻を受けますが、全員で耐えに耐えて、

やっとやっとやっと、要塞ユアテックを攻略です!!!!

これを機に普通のスタジアムになってもらいたいものです(笑)

④雑感

いつもとは違う厳しい展開に陥りましたが、

それでも耐えてしっかり自分達のゲームに出来る強さ。

しかもユアテックらしい、点を取っても取っても迫ってくる怖さ。

それをも拭い去って、今のセレッソの強さを象徴するゲームになりました。

この勝利は長年のセレッソサポにとっては格別ですね。

それくらい大嫌いなスタジアムでした。

こういった展開になると右のキヨは考え物ですね。

陸が最終ラインに張り付いた状態に陥ってしまいバランスが崩れています。

その証拠に水沼の入った後半は陸がいつものオーバーラップで

比較的、前に出れるようになりました。もちろんハーフタイムで

ユン監督が修正を加えていると思いますが、同じ選手だとここまで変わりません。

これは前にも指摘したのですが、キヨは中央に入りたがる点と

キヨが守備への切り替えが遅い点が災いして、守備の時は

どうしても陸が一人ぼっちになってしまいます。

そうなるとそんな大きなスペースを空けて陸は攻めることが出来ません。

しかも、そこにヨニッチがカバーに入らねばならなくなり、

仙台の中央の出し入れを上手く使うパスワークに翻弄される結果に。

ところが、水沼が入って右サイドのバランスが取れると、

落ち着いて攻撃、守備と出来るようになりました。

キヨは引いて守る相手を崩す時にはトップ下で使いやすいけど、

こういった攻守の激しい展開になった時の右SHは微妙です。

水沼で4-3-3、キヨで4-2-3-1と言う

2つのパターンを上手く使いたいですね。

と言っても、キヨはケガで離脱してしまいましたが。。。。

チームバランスを考えると右サイドは水沼orクニが安心です。

後、蛍がまたもやカンテ並みの運動量を発揮していましたよね。

得点シーンは言うまでもなく。

あの時間帯、あのショートカウンターで、あそこに走れるのは

蛍らしいプレーに違いありません。

それより、「またもやカンテ!」と思ったのは72分のプレーです。

センターサークル付近でスライディングを交わされた蛍。

相手はそのままスルーパス、中央のクリスランは止めるも

右サイドから永戸のシュート。そのブロックはまさかの蛍!!!

セレッソの選手を6人くらいごぼう抜きしています。

もちろん走る方向等あるとは思うのですが、蛍がスライディングした

位置から永戸のシュートまでの間の6人を差し置いて

あそこへブロックに入ったのには驚きとしか言いようがありません。

運動量、走るスピードに最初に走るコースの判断。

どれ一つ欠けても間に合いません。しかもコンマ数秒の世界でです。

私もまさか中央でスライディングしていた蛍と思いませんでした。

ほんまに極上の蛍の真骨頂を見たプレーでした。

こういった展開には蛍の活躍なくして勝利は有り得ませんね。

そして曜もやっと決めましたね。会心のゴールを。

苦しい展開を一閃したのは曜のゴール。

ちょうどチームが落ちて来るこの時期にこの人が目覚めてくれれば

これほど心強いものはありません。

今日みたいにチームを変えるゴールを奪えるキャプテン。

ここから山村のマークが厳しくなってくると思うので、

曜がそこを突いた攻撃を見せてくれることが、後半戦のカギです。

(さすがに相手もいつまでも山村にやりたい放題されないでしょうから)

そんな中、健勇はちょっとイカンですね。

ハイボールの競り合いをしない。これは頂けない(怒)

裏へ抜けるような動きや不用意なファールばかり。

良く当ブログではゴールを御褒美と呼ぶことがありますが、

最後にゴールが決まらなかったのはその正反対です。

それくらい大事な基本の仕事が出来ていませんでした。

今のFWのファーストチョイスは山村です。

そうなると山村のパートナー探しです。

ハイボールの競り合いをサボってると澤上に変えられまっせ。

澤上より健勇の方がゴール前の流れは良くなると思います。

やっぱり澤上は足元に難があるのは明らか。

しかし今日の健勇だと澤上の方がハイボールをマイボールに出来ます。

ユン監督はどちらを欲するのかは明らかだと思います。

澤上にレギュラーを奪われないように、今一度、足元を

見つめ直すべきです。私が横浜戦で見た、ハイボールを確実に

マイボールに出来る強さを自分の武器とすべきです。

あの横浜戦があるから、私はメンタルさえ間違わなければ、

大丈夫だと思っていますが、メンタルが心配な選手ではありますので。

最後に要塞ユアテックを攻略したユン監督ですが、本当にきめ細かい。

終盤にまさかの西本の投入。

本当に全員がモチベーションを落とさず切磋琢磨出来る環境ですね。

しかもミッドウィークのカップ戦ですが、リーグ戦の結果が

思わしくない時には主力組を使いますよね。

負けた柏戦の後やドローの清水戦の後は主力投入です。

きっと課題を実戦で修正しているんですよね。

(お恥ずかしながら観てないので。。。。予想です)

とにかく隅から隅までチームの強化に余念がない。

頭が下がる思いです。

まさかの上位争いのまま6月を終えました。

特に苦手が揃う、6月を十分すぎる成績で乗り越えました。

7月は上位が揃う魔の連戦です。

でも、どんな展開、苦手な相手も撃破して来たユンセレッソ

怖いものはありません!

東京、柏、浦和、最後にダービーです。

おっと、ルヴァン杯プレーオフステージもあります。

厳しい連戦が続きますが、ユンセレッソならきっと面白いゲームを

見せてくれると今からワクワクしかありません。