京都戦~岡山戦。
非常に意味のある2試合なりました。
早々の失点でハートの弱さを露呈した京都戦。
岡山戦でも早々に失点しました。
今シーズンの「セレッソ」としての最大の正念場。
京都戦と同じく負けるのか?
答えは「今シーズン初の逆転勝ち」。
今シーズン初めてセレッソがチームになった瞬間だと思います。
そして迎えた自動昇格圏を懸けた6Pointゲーム。
シーズンとしてもチームとしても「天王山」です。
①スタメン
田代 玉田
関口 パブロ
蛍 橋本
丸橋 染谷 達也 シャケ
丹野
ジンヒョンが鎖骨骨折で3ヶ月の離脱。
最高の守護神を失ったが皆でカバーしていきましょう。
②試合経過
試合早々はホームのジュビロが圧力を掛けて来ます。
といってもさすが6pointゲーム。
「リスク」は冒さず、慎重に入る両チーム。
どちらもこのゲームの重さを感じる緊張感のある立ち上がり。
しかし、意外に先制点はセレッソ。
ここ2戦と全く正反対の立ち上がりになります。
7分 橋本が競ったボールをパブロが受けてスルーパス。
田代がインへのフェークから外へ出してシュート!
ゴーーーーーール!!!!!
田代&玉田のコンビがようやく決定力を発揮しつつあります。
こんな試合はとても大事な先取点。
なんせ、緊張感のある立ち上がりから地に足を付けて戦えます。
8分 その田代と玉田が右で上手くつないで蛍が一気に左へ。
フリーで受けたパブロがDFを交わしてシュートもポスト。
ここからは焦りがあるのはジュビロ。
更に圧力を強めるが、逆にセレッソはカウンターのチャンス。
10分 またカウンターで蛍が潰れたこぼれ球をパブロがクロス
気味に狙うも相手DFがゴール前でクリア。
12分 玉田が粘って時間を作って右のシャケへ。
シャケのクロスに関口がニアで合わせるも枠外。
シュート数やポゼッションはジュビロでしたが、
それでも個で何とかする助っ人2名は怖いですけどね。
そこは体を張ることで確率を少しでも減らすことに集中。
後半はジュビロがシンプルにハイボールでジェイを使って来ます。
中盤は蛍&橋本コンビのカットに会ってカウンターを
喰らって重心がなかなか前に掛けられませんでしたからね。
このハイボールからのボールを松浦が拾って散らす。
またクロスでジェイ。の繰り返し。
とにかく最終ラインの前の松浦が捕まりません。
松浦に縦横無尽に散らされてさすがに苦しい時間が続く。
同じ守備的でも後半はジュビロのゲーム。
とうとうCBの壁を破られ始めて決定的なシュートが来ます。
そこに立ちはだかったのがジンヒョンの負傷で
巡って来たチャンスの丹野。素晴らしい集中力でした。
ジンヒョンほどの派手さはないが基本に忠実な守備。
逆に安定感を感じました。
80分過ぎからはジュビロも攻め疲れ。
交代を我慢していたセレッソは満を持して交代3枠を使う。
しっかりと1点を守り切っての勝利です。
心臓に悪かったけど、これぞフットボールの醍醐味。
終わった時は一喜一憂しすぎで若干疲れ気味の管理人です。
③雑感
今日は文字通り全員で体を張って守り切った。
本当に全員でハードワークをした結果です。
中でも染谷にはMOM上げてもいいんじゃないですか?
それにしても染谷は体が丈夫ですね。
どんだけ痛められても不死身のように立ち上がる。
そんな染谷がジェイに対してもシュートに対しても
体を張る姿は見ていて拍手を送りたい気持ちで一杯です。
1mmでも気持ちにスキがあったらジェイに2点くらい決められてました。
タカがいないとどうしても前とのつなぎに距離がありすぎて
攻撃は大変ですね。途中からベンチの指示だと思うのですが、
蛍が出来るだけ前に出るように心掛けていましたが、
中央に蛍がいなくなるとアダウイトンが
そのスペースを狙うからヒヤヒヤ。
でも、ちゃんと関口がカバーしてくれるんですよね。
一度、右の前線から左SBまで守備に戻った関口を見て、
「マジか!」って思いました。
ただ走りすぎてたまに足が付いてかない時があって、
ヒヤッとなるのは、ヒヤヒヤしながらも微笑ましい(笑)
この試合をチーム一丸で勝てたのは本当に大きいです。
6pointゲームという意味でもチームとしてまとまったという
ことにおいても本当に大事な勝利です。
と言うのに、ブラジル人助っ人2人獲得ですか。。。。。。
ピッチとフロントの温度差はこのクラブにとって悪の温床。
悪いクセは治りそうにありません。
助っ人が当たれば優勝争い、外れたら降格争い。
セレッソと言うクラブの宿命かもしれませんね。
そんなクラブ経営していて面白いのかな?セレッソのフロントは。
しょせんヤンマーの天下り先ということで成長しませんね。
J2を戦うのはこの一体感だと思うんですけどね。
それが今まで多くの奇跡を生んでます。
まあ会社の役員をやった人がそんなこと理解できる訳ないですね。