Power & The Glory~You'll Never Walk Alone.

セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【C大阪】フォーメーションの葛藤。

開幕してから4ヶ月のセレッソについて少し整理してみました。

ケンペスを生かす4-4-2

ここ最近、組み合わせは違えど2TOPを採用することが多くなりました。

その理由は誰の目から見ても「ケンペスを生かす」ためだと思います。

このフォーメーションに変えるまでの1TOPでは全く機能していなかったケンペス

2TOPになると初めて機能していると言えるようになって来ました。

特にゴール前で真価を発揮する曜とのコンビは皆さんもお感じの通り、

最近のセレッソのおける大いなる期待が高まっています。

もちろん、まだまだ連携面にはまだ足りない部分もありますが、連携が高まれば

爆発することも期待できる2TOPだと思います。

☆4-2-3-1の住人達

TOPの2人と正反対に4-4-2になってチームとしての機能を失いつつあるのが2列目の人達です。

まずはサイドの2人ですが、キヨもボギョンもトップ下が出来るタイプの選手です。

決して4-4-2のSHタイプの選手ではありません。

どちらも中央に切り込んでシュートやTOPの選手と絡んで崩すことが得意な選手です。

もちろん4-4-2でSHが中央に切り込むプレーをやらないと言いませんが、

少なくとも4-4-2でSHが中央に切り込むと相手にとってサイドには

広大なスペースが生まれてしまいます。

だから、せめてSBがスペシャルな存在でないと攻守のバランスを保てません。

少なくとも守が苦手なセレッソのSBにそれを求めるのは酷すぎます。

4-4-2のSHが合うタイプの選手をセレッソで上げると村田、丸橋でしょう。

このタイプの選手ならSBとボランチはとても守りやすいと思いますよ。

そしてこのタイプの選手に2TOPがマッチするのも難しく、どうしても個の能力での

打開しかチャンスを作り出すことが出来ません。

(それでもチャンスを作り出す個の能力の高さはさすがですが)

そして中央に目を向けるとこの4-4-2の影響を最も受けている選手。

それはタカだと思います。

柏戦は代表に気持ちが行っていて酷かったですが、広島戦はいつものタカに戻ってました。

でも、いい評価を余り聞きません。

4-2-3-1だと効果的だった縦への楔のパス。

4-4-2だと全く効果的ではありません。

それは4-2-3-1だと

ボランチ・2列目の中央・1TOPという縦のラインに対して、

4-4-2だと

ボランチと2TOPのラインしかない訳だから、どうしても距離が開きます。

だから、ボランチのどちらかが上がる、2TOPのどちらかが下がる必要があります。

そうしないと縦のパスを入れても、さーどうしようみたいな状態になってしまう。

でも、タカはどうしても4-2-3-1のボランチの仕事になってしまってるんですよねー。

逆に黒木が新鮮に良く見えましたが、普通に4-4-2の仕事をしただけ。

だから、黒木が良く見えて、タカがどうも物足りないんじゃないかと思います。

まあ、4-2-3-1が染みついている上にSHも4-2-3-1タイプ。

それを一人だけ4-4-2の動きを急にやれと言われても難しいと思います。

私みたいに口で言うのは簡単なことですが(苦笑)

そうなんですセレッソの2列目は4-2-3-1が染みついたメンバーが揃っているんです。

(まあクルピが自分の戦術に合うようにチームを作った訳ですから当たり前です)

☆相反するシステムの葛藤

つまり4-4-2にすると自慢の2列目が死んでしまい

4-2-3-1にするとケンペスがしんでしまう。

今、セレッソが直面している課題はここにあるんじゃないでしょうか?

とにかく画像の悪い広島戦をもう一度見直しましたが、ボギョンが少し

お疲れなくらいで個々の動きはそれほど悪くありませんでした。

キヨ辺りは去就も決まって、本当に調子の良い状態でした。

そしてケンペス、曜のコンビも悪くなかった。

なのに結果は完敗の2文字。

特にサイドの攻防では同じJ1のチームかと思えるくらい差を感じました。

これをSBの個の責任にしてはSBの2人が可哀想すぎます。

セレッソの4-4-2はSBが無防備な状態にさらされてしまいます。

☆答えがある訳ではありませんが。。。

だからと言って私だって最適な答えがある訳ではありません。

ただキヨがもうすぐ抜けますし、ボギョンも時間の問題。五輪もあります。

割り切ってケンペス&曜のコンビのためのチーム作りをしてもいいんじゃないかと思います。

もちろんキヨ、ボギョンが残るなら意見は違います。出て行く仮定です。

最近のフットボールの流行が2TOPじゃないのが少し気になりますが・・・(苦笑)

面白い兆候が見られるナビスコは4-2-3-1の住人がいないことで、

4-4-2に合ったチームになるから面白いんだと思います。

真っ白なキャンバスにソアレスが一から絵を描いているから筋が通って面白いんじゃないでしょうか。

逆にクルピがほとんど完成させた絵にソアレスが何を加えても良くなることはない。

それが今のセレッソの課題だと思います。

故に、五輪期間中にソアレスが自分の絵を完成させてもらうしかありません。

それでダメなら本当に降格の2文字が見えてしまいそう。

でも新しいセレッソに生まれ変わるしか道もない訳ですから、完全にソアレスと心中ですね。

ちなみにこんな4-4-2でどうでしょう。

     ケンペス     曜

 丸橋(タカ)         村田(高橋)

    ボギョン(黒木) 螢(横山)

 高橋(タカ) 康太  茂庭  シャケ(高橋)

          ジンヒョン

・ボギョンがいる間はボギョンをボランチ

 ボギョンと螢なら自然と縦の関係に

・SHはSHが合う選手を起用

・タカが少し難しいけどタカくらいの選手ならどこかで開花出来ると思う。

・吉野も上手いこと使いたいって思ったらケガで2週間お休みです(ToT)