Power & The Glory~You'll Never Walk Alone.

セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第29節】vs浦和レッズ~上げた最終ライン。

セレッソ大阪 vs 浦和レッズ

9月18日(土)19:00K.O.   at 埼玉スタジアム2002

 

①スタメン

週2日のゲームが続きます。選手層の薄いセレッソにとって、

ローテーションは苦しい台所事情。

でも、メンバー固定で選手が壊れるクルピより良しとしましょう。

 

      加藤  西川

  乾          山田

      奥埜  藤田

 丸橋         松田陸

      瀬古  西尾 

      ジンヒョン

 

②試合結果

 

 浦和レッズ 2 ー 0 セレッソ大阪

  10分 江坂(浦和レッズ

  59分 汰木(浦和レッズ

 

③雑感

まだまだ試合経過をやるほどの内容ではありませんね。

まずスタメンから厳しい台所事情が伺えます。

今日はメンバー的に見て行きましょうか。

まず西川君。ボールロスト時に足を止める悪癖は治らず。

相変わらず、足を止めるのをやめないと

現代フットボールでは通用しないだろうなー。

後で書きますが、小菊監督は最終ラインを上げようとしています。

その中でもっとハイプレスでボール追い回さないと。

相手の小泉選手との差が歴然。

最終ラインにとってめっちゃ厄介な小泉選手。

相手最終ラインにとって何の脅威にもならない西川君。

現代フットボールではこの差は大きな差になります。

90年代のフットボールなら西川君のやり方でも

通用したのかもしれませんが、今は通用しません。

そろそろ考え方を改めないと。

 

その相棒のムツキですが、西川君と違って、

ハイプレスはサボらずにしっかりとこなすし、

サイドの裏への動きもかなり意識して動いていました。

しかし、せっかくボールが収まったのに、

その後の球離れの悪さにイライラ。

何回、「出せ!出せ!」と叫んだことか。。。。。

とにかくボールをキープしたがりますよね。

J2ならそれで交わしてチャンスを作り出したのかも

しれませんが、J1では甘くありません。

抜けそう!と思ったらファールで潰されます。

浦和さんは球際が激しかったので、

何度もボールの持ちすぎから潰されてチャンス逸が目立ちました。

 

次は坂元の代わりに入った寛人。

本人が一番悔しかったのでは?

これで悔しくなかったらプロとしては厳しい。

とにかく前半は完全に”空気”。

ピッチにいたのかいなかったのかわかりませんでした。

実際に3レーンの割合でも驚愕の20%前半。

右サイドが完全に死んでいたことがわかります。

特に2TOPでも西川君と組む時間が多かったですが、

(途中に何度か入れ替わっていましたが)

まあ、この2人の空気化が試合を難しくしていました。

 

ということで、左を中心に攻めるものの

乾が相変わらずのコンディションです。

正直、何も出来ない感じが拭えません。

本当ならキヨを使いながらの後半のジョーカー的な

役割くらいで良かったのでしょうが、キヨの負傷で

コンディション悪いままフル回転ですね。

とは言え、キャプテンバンド巻いたりしているのを見て、

やや????が拭えないまま冷ややかな目で見ています。

プレーで何も貢献していない選手が巻けるもんなんですね。

なんて価値の低いゲームキャプテンなのかと。

 

さて、前の4人をサラッと切ったところで、

小菊監督は中盤でゲームを組み立てる気はほとんどなく、

縦ポンは変わらないのですが、最終ラインの位置を

明らかに上げてきました。

中盤に詰め込んで裏狙いの縦ポンへと切り替えたいのでしょうが、

これによって肝心の守備がガタガタになってしまいました。

特に中央で構えて守らせたら、とんでもない才能を見せていた西尾が

最終ラインを上げることで、完全にパニック状態。

何度も最終ラインがガタガタになっていたり、

裏へ抜け出す選手を掴み切れていませんでした。

明らかにこの最終ラインは西尾にとって多大な試練を与えます。

 

うーん、攻撃はまだ構築しなくてもええんちゃうのかな。

9月。他のチームは札幌さん、浦和さん見てもわかる通り、

戦術が浸透している時期です。

ティーナのフットボールを完全にボロボロにされて

戦術らしきものが存在しない今のセレッソにおいて、

今から攻撃の形を作ることはかなり難しいです。

しかし、守備面には過去の遺産があります。

まずは守備面を立て直してカウンターやセットプレーで

得点して逃げ切る。そんな戦術で仕方ないと思います。

もう一度、原点に立ち返って、10人で中央固めて

守り切るくらいのフットボールでいいですよ。

退屈で面白くないかもしれませんが、

これがフロントにめちゃくちゃにされた現場が出来る、

最低限の修復作業だと思っています。

守備が安定すれば上積みが出来るのです。

ユンさん、ロティーナがそうだったように。

いや、マンチェスター・シティチェルシーですら、

守備が安定してこそです。

我がLiverpool(今日はややこしいのでレッズが使えない)も

ファン・ダイク&アリソンの2名が欠けると一気に

安定力を欠いて苦しむのは明らかです。

森島と梶野は理解できないと思いますが・・・・。

 

話は少し逸れましたが、今、最終ラインを上げる必要はありません。

元通りの最終ラインで行きましょうよ小菊監督。