今シーズンも山あり谷ありのシーズンでした。
やっぱりレッズは面白いです。
さて念願の30年ぶりのリーグ制覇。
プレミアリーグになって初めてのリーグ制覇。
もう夢が叶った王者として迎える新シーズンでした。
開幕はいきなり昇格組リーズに苦しめられるも
その後、ガナーズ、ブルーズにアッサリと連勝してしまい、
あれ?2連覇行ける?何やったらCLと2冠も?
くらいイケイケの雰囲気。
しかし、レッズはアンダードッグこそが真の強さ。
安定した強さ、王者と言う言葉は似合いません。
まず、ビラに2-7という歴史的敗戦で、
嫌な空気が流れると、トフィーズとの
マージサイドダービーで事件は起きます。
ファン・ダイクが今シーズン絶望のケガ。
苦しいシーズンの始まりです。
苦しいながらも新戦力ジョッタの台頭もあり、
ギリギリのところで耐えながら戦います。
シチズンズとの大一番もドロー。
CLもレッズに似合わず最終節を残して突破。
そしてスパーズとの首位決戦を終了間際のボビーのゴールで
勝ち抜けてクリスマスには首位に立ちます。
そうプレミアではクリスマスに首位に立ったチームは
すべて優勝しているのです。
このジンクスを破ったクラブは唯一、レッズだけです!
しかも2回も!!!!
今シーズンやらかすと3回目。
まさか、そんなことないやろとこの時は思っていました。
しかし、12月初旬からゴメス、マティプと
CBが徐々に壊滅状態に陥って来ます。
時にはファビーニョとヘンドがCBを努める始末。
これがチームのバランスを少しづつ壊し始めます。
年末には結果として降格したバギーズ、フルアムに
連続ドローと言う、強気を挫き弱気を助ける
レッズの得意技が発揮されたと思うと、
とうとう、セインツに敗戦してしまいます。
悪魔さんには何とかドローで耐えるも、
次にはとうとう要塞アンフィールドでバーンリーに敗戦。
4年ぶり68戦振りの敗戦です。
しかし4年負けていないって恐ろしい記録ですね。
改めてとんでもないスタジアムです。
さて、この敗戦で何かギリギリのところで
堰き止めていた何かが壊れ始めます。
何とアンフィールドで5連敗含む7戦勝利ナシ。
まあアンフィールドと言っても無観客なので、
全くアンフィールどの効果はありません。
あくまでもあの要塞、奇跡は観客が作り出すものです。
何度か当ブログでも書いていますが、
スタジアムが揺れる歌声はほんまに鳥肌物です。
レッズも1月にカバクをレンタルで獲得してCBの補強を図るも、
さすがにレッズの戦術にいきなりフィットするほど甘くもなく、
ますます深みに嵌っていきます。
ファビーニョがアンカーに入ったくらいからカバクも
フィットして来ましたが、最後はやっぱりケガで。。。
CLもライプツィヒには相手のミスに助けられて
突破するも白組にリベンジ出来るほど状態は良くなく、
完敗と言う言葉がピッタリでベスト8で敗退します。
これで狙いはリーグ4位以内のCL権獲得です。
しかし、歯車が狂ったレッズは4月のリーズ、
マグパイズとの2試合連続ドローで6位。
もう自力ではほとんど不可能な状況に追い込まれます。
「もう、ダメか」
しかし、これがレッズが蘇るキーワード。
この「もう、ダメか」と誰もが諦める状況で
奇跡を起こすクラブがレッズなのです。
ここから相手の取りこぼしもあり、
セインツに勝って、可能性が出てくると、
ここでレッズの真骨頂がやって来ます。
ライバルより下位にいるレッズは取りこぼしが許されない状況で
迎えた第36節のバギーズ戦。
時計の針は95分を指すアディショナルタイム。
スコアは1-1。ラストプレー。
絶対絶命の危機でのCK。
ここで何とGKアリソンのヘッドがゴールに突き刺さります。
苦しかったシーズンがすべて吹き飛ぶ劇的ゴール!
久しぶりに真夜中の絶叫です!!!
この勝利で自力での4位が見えたレッズは
安定して勝利を積み重ねて気付けば3位フィニッシュ。
いやー、上位のシチズンズや悪魔さんのサポータより
KOPの方が喜びが大きいシーズンだったのでは?
(どちらもCL、ELのせいで消化不良だったと思うので)
まあ、それがレッズの真骨頂なので。
終わってみればアリソンのゴールが今でも目に焼き付いてます。
いやー、ええもん観た。
これだけでこのシーズンは満足が行くシーズンになりました。
スパーズ戦のボビーのゴールも良い思い出です。
又、来シーズンも色々なドラマが待っているとは思いますが、
一喜一憂して楽しく過ごしたいなと思います。
唯一、VARだけは何とかしてもらいたいものです。