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セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第7節】vsサガン鳥栖~試合の終わらせ方。

セレッソ大阪 vs サガン鳥栖

4月2日(金) 19:00K.O. at ヤンマースタジアム長居

 

①スタメン

御存知の通り、坂元と原川が離脱しましたので

代わりは藤田と西川がそれぞれ務めます。

まあ藤田は昨シーズンまでのレギュラーを努めていたので

そこまで心配はありませんが、西川は一つのPointです。

 

②結果

 セレッソ大阪 1 ー 0 サガン鳥栖

  46分 奥埜(セレッソ大阪

 

③試合経過

一言でいうと、

課題は色々あるがここまで無敗&無失点の鳥栖さん相手に

ケガ人が出た中で勝てたことはとても大きいです。

これでようやく残留争いの怖さから少し解放されました。

 

開始3分のFK

西川の蹴ったボールを豊川がニアでフリック、

そのボールを嘉人が押し込むもオフサイド

これはVARするまでもなく余裕のオフサイド

生でも十分すぎるほど確認できました。

 

12分 奥埜、キヨとつないで嘉人のシュートは枠外へ。

   パスを出した後の奥埜のランが素敵です。

   豊川が邪魔でしたが(苦笑)

 

19分 西川が上手いトラップでルーズボールを奪い

   そのままドリブルで持ち込んでシュートもGK正面。

   ただ、あの間合いでシュートを打てる技術が

   この選手がチヤホヤされる一つ抜け出た能力です。

 

ここから鳥栖さんがボールを保持して攻める時間帯が続きます。

しかし、この試合は意外にと言ったら失礼かもしれませんが、

ブロックをしっかり作って、ファイナルサードでは仕事をさせません。

こぼれ球を打たれて際どいものはありましたが、

ボールを持たせている安心感が久しぶりにありました。

さすがにスタートダッシュで怒涛の攻撃を繰り出したのが、

第1クールとしたら、第2クールでは少しバランスを

取り出してきたのかなーと感じました。

また藤田が入ることで前への推進力では原川より劣りますが、

守備ブロックの安定感ならまだまだ負けていません。

藤田&奥埜のダブルボランチも安定感を助長させていました。

良くも悪くもここ4年間の財産を上手く融合させていた感じです。

 

46分 藤田のロングスローから怒涛のシュート3連発も

   ゴールを割ることが出来ません。

   さすがここまで無失点の鳥栖さんです。

 

さて、後半開始早々に試合は動きます。

というか、ハーフタイムに子供に勉強教えていて、

振り向いたら歓喜の輪が出来ていました(ToT)

(勉強を教えていたので消音中です)

気を取り直して、

開始早々の瀬古が蹴ったロングボールを相手DFが

ヘッドでクリア。そのセカンドボールを拾った奥埜が

そのまま運んでのミドルシュート

 

ゴーーーーーール!!!!!

 

後半開始早々、電光石火の得点を奪います。

奥埜はこの距離のシュート得意ですからね。(近いと苦手(笑))

クルピにもっとシュートを打つように言われていたそうですが、

更に進化を遂げると本当に欠かせない選手になりそうです。

今日も13kmを軽く走って、ゴールまで取っちゃって言うことなしです。

 

ただ、この後は前半とは違って、

3度ほどの決定機が鳥栖さんにやって来ますが、

バーに助けられたり、シュートミスにも助けられます。

ここですよね。

追加点を狙いに行くのか?守りに入るのか?

ここのチーム内の意思疎通が出来ておらず、

リードしているのに中盤が間延びしている感じがしました。

 

そしてその後に更に試合展開に影響がある出来事が発生。

 

76分 ファンソッコが2枚目の黄紙で退場になります。

   このプレー自体はしっかりと足を引いているので

   黄紙ではないのですが、それまでにセレッソ側が

   完全にファンソッコの退場を狙って何度もアピールを

   仕掛けていたのでまあ策略に嵌った感じです。

   最初に仕掛けて1枚目の黄紙を誘発したた嘉人なんかが

   逆に策略に嵌るシーンを良く見ているので、

   鳥栖さんの気持ちはわかるが、

   残念ながら嵌った方が負けのスポーツなのです。

 

それで相手側が一人減って楽勝かと思いきや、

ここからがその前に間延びしていた中盤が更に間延びへ。

1人多いから、攻撃のシーンではサイドバックまでもが

攻撃参加してしまい、空いたスペースから何度も

カウンターを受けます。

特に山下にボールが収まり何度も危険なシーンを迎えるも

それ以降の技術がやや低く助けられる結果に。

原川、坂元に加えて高木も離脱しているために、

ベンチに流れを止める交代選手もいません。

山田辺りは、トップチームでは厳しいと言わざるを

得ない感じで好転どころかむしろ狙われる羽目に。

 

いつ同点になってもおかしくない10分くらいを

肝を冷やしながら時間を過ごして最後は薄氷の勝利です。

 

④雑感

まず冒頭に書いた通り、今の鳥栖さんに勝つことは並大抵のことでは

ないと思うので、勝利に関しては実力が伴った価値ある勝利です。

 

その反面、相手が退場者を出していながら、最後は攻撃に転じることで、

逆に幾度となく決定機を与えたことはやはりクルピならではと言えば、

それまでなのですが、長いシーズンを考えると確実に勝ち点3を

取れるような戦術も構築しおいて欲しいところです。

まあベンチが薄くて薄くて仕方なかったので已む得ない部分は

少しはあると思います。短い時間で毎回ピンチに貢献する進藤は

守備固めには怖くて使えませんし、今日の山田もやはり明らかに劣る。

助っ人陣の合流が遅れているので台所事情は厳しいことはわかるが、

やはり、あの状況で陸や丸がエリア内に攻撃参加する必要性については

もう少し考えてもらいたいものです。

でも、それがクルピと言えばクルピなのですが。。。。。

 

 他、坂元の代わりで入った西川ですが、

今日はらしいプレーを見せることは出来た反面、

陸との連携が合わないプレーが多かった点と、

そもそも陸が前半は上がるシーンがとても少なかったのですが、

この選手のウィークポイントである守備への切り替えの遅さを

ケアするためにチームとして陸は上がるのを抑えていたと感じた点が

マイナスポイントかもしれません。

坂元辺りは相手ボールになった時のスプリントは凄いですし、

陸との連携はもう完璧な領域に達しつつありますからね。

正直、西川はトランジッションが明らかに遅いです。

故に、ボールを持った時の良さは出るけど、

相手ボールの時のトランジッションの遅さは相変わらずなので、

攻撃では合格点、守備では不合格点といったところでしょうか?

でも、ここ最近は攻撃面でも停滞していたことを考えると、

攻撃面で良さを出せた点だけでも上積みと考えても良いでしょう。