8月24日(土)19:00 K.O. at YAMAHAスタジアム
①スタメン
デサバトが戻り、瀬古がCBに入ります。
後で触れますが、デサバトは大いなる問題を生じさせる結果に。
②試合結果
18分 丸橋 (C大阪)
45分 水沼 (C大阪)
③試合展開
開始早々は磐田のハイプレスに苦しみながらも
次第にボールをキープして回せる状況に。
前節は守備的+カウンター。
今節はボールポゼッション。
全く正反対のゲーム。非常に興味深いです。
7分 丸が相手にパスを奪われるも、再度奪い返しそのまま
ドリブルでエリアに侵入。最後のパスも相手DFにブロックされるも
そのこぼれ球にキヨのシュート、カミンスキーに弾かれるも
押し込み。。。。。ハンドでした。
17分 いい位置で獲得したFKに丸の左足一閃
ゴーーーーーール!!!!!
良い時間帯に先制することが出来ました。
これでボールポゼッションは更に余裕を持ったボール回しに。
44分 カウンターからキヨの見事なパスに抜け出した宏太。
ゴール前でも落ち着いてDF、GKを交わして
ゴーーーーーール!!!!!
最近苦しんでいた追加点も前半終了間際という
絶好の時間帯にGet!
2点リードしたので、セレッソは完全に守備モード。
カウンターでもSBが全く上がらない。
この徹底は鳥栖戦の反省からですね。
カウンターはFWとSHだけでやります。
真夏の電池切れ対策も兼ねているのかと。
この辺も常に前進している証拠です。
59分 左サイドを駆け上がったメンデスへ、
メンデスのボールを受けたキヨが見事なサイドチェンジ。
そのボールを宏太が丁寧にどフリーのデサバトへ。
狙いすましたシュートは枠を捉えず。
91分 B・メンデスのシュートはポストに嫌われ、
跳ね返りを奥埜のミドルはカミンスキーのファインセーブ。
おまけの追加点は奪えませんでしたが安定の勝利でした。
④雑感
前節と全く正反対のゲームを連勝出来たことは本当に強い。
なかなか簡単なことじゃありませんよこれ。
強い。思わずそう言える価値のある勝利です。
なかなかこれだけ正反対のゲームを制することは出来るものではありません。
今節は後半の守備に着目。
先述の通り、後半はSBは上がらずに守備に専念します。
その守備の仕方が明確です。
相手のサイドをスクエアに中央へ追い込む。
そして無理矢理ミドルを打たせる。
これ鳥栖戦と横浜の前半も同じですよね。
ミドルはいくら打たせてもジンヒョンなら確実セーブ。
あえて打たせているくらいの感覚です。
その代わり、裏へ抜ける動きやカットインだけはSHと
協力して絶対に通させない守備。
その代わりに中央に道を空けて、「どうぞ、どうぞ中央へ」と
言わんばかりのDF。中央に来たら成功。
後はミドルなり打たせてジ・エンド。
見事です。
相手のSBがミドルを打っている=セレッソの守備が機能している。
と言っても差し支えないと思います。
そして、アダウイトンや鳥栖戦のクエンカみたいに個で打開を
図る選手がいる場合には2人徹底マークを付けて封じに入ります。
その時に空くスペースは奥埜がさりげなくスペース埋め。
この辺りも徹底されています。
とにかくサイドは前に進ませないことを形を変えて徹底しています。
で、とにかく中央へ追い込む。クロスもOKですね。
ヨニッチと瀬古のコンビは鉄壁。高さでは負けません。
サイドを前に進ませない守備。これが出来ている時の
セレッソはいくらシュートを打たれても失点しないでしょう。
逆に決まったポイントからシュートを打たせている
というか追い込んでいる守備。素晴らしいです。
逆に横浜戦の後半みたく、サイドの選手が深く入ってくる時は
悪い状態ですね。この時は失点の確率が大きく上昇します。
後、恐らく今日の試合は前半で勝利を確定させて余裕がある
展開だったにも関わらず、意外に苦しんだ要因が、
最初に書いたデサバト。どんだけ不用意なボールロストすんねん!!!
さすがに3回連続の不用意なボールロストは思わず怒ってしまいました。
あり得ないミスパスや相手に詰められて簡単にボールロスト。
ここで完全にリズムを崩しかけたのは大きな反省点。
私が怒った後くらいに、交代してくれたのは
ロティーナもわかってくれていて良かったです。
あれで気付かない監督は不信感が募るところでした。
あと、真夏の戦い方というか良い意味での”抜き方”を
実践できたゲームだったので、
これは今後の一つの参考になるかもしれません。
観る方は若干、後半は退屈でしたが(苦笑)
でも、ガナーズ戦後のクロップの名言ではありませんが、
「我々はディズニーランドである必要はない。
常に人々を楽しませる必要なんてないんだ」
そうです。省エネで後半を終わらせることも大事な要素です。