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セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第10節】vs松本山雅FC~都倉を生かすなら。

セレッソ大阪 vs 松本山雅FC

at サンプロアルウィン 14:00 K.O.

 

①スタメン

 変えてきましたねー。

腹を括れとは言いましたが、思い切ったスタメンに驚きです。

しかも4-4-2に瀬古、藤田の初スタメンまで。

後は戦術をどうするのかが気になるところ。

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 ②試合結果

 セレッソ大阪 2 - 0 松本山雅FC

  21分 ブルーノ・メンデス (C大阪

  83分 奥埜 (C大阪

 

③試合雑感

やっと、しょーもないポゼッショナルフットボールを捨てて、

現実的な戦い方に戻したなと言う感じです。

ロングボールを都倉に当ててから攻撃が始まる。

とてもシンプルですがとても現実的。

そして都倉が最も生きる戦術です。

そもそもTOPに都倉を使って、パスで崩すって。。。。

戦術と人選が合っていなさすぎでしたから(苦笑)

そしてその都倉の周りに必ず走る選手である宏太もポイント。

都倉の落としたボールへ反応されることはDFにとってめっちゃ嫌な存在です。

都倉がボールを落としても全く走りこまない選手とはエライ違いです。

そして、さりげなくブルーノ・メンデスを並べたことも良い方に作用しました。

単純にターゲットが2人いるので都倉だけマークすると、

ブルーノ・メンデスを狙われるので、常に2人見ないと

いけない状況を作り出していました。

そして最後に反町さんの全く逆を突いた点も大きなポイント。

反町さんは前節までのセレッソのポゼッショナルを見て、

たらたらボール回しをするところを龍や前田といった、

ハイプレス出来るFWをぶつけることで、ボールを奪い

速攻を仕掛ける戦術を取って来たのに、

セレッソはその頭を通り越すボールをポンポン蹴ってきたため、

完全に松本のハイプレスが空回り状態に。

松本の虚を突いた感じになりました。

私が反町さんやったら絶対に「そりゃないわー」って

言いたくなりますね(笑)

そんないくつものポイントが重なって試合自体を制圧することが出来、

早い時間での先制点も加わって、楽に勝ち切ることが出来ました。

 

今回は松本の虚を突いた形になったため、上手く行った面もあるので、

次節以降、上手く行くのかと言われるとそれほど甘いものではありません。

ただ、都倉を生かすなら、この戦術であることは間違いありません。

絶対にポゼッショナルフットボールではありません。

ほんでもって、ポゼッションで勝てるって、

欧州みたいにビッククラブと下位のクラブの力量差がある場合や、

よほど信念を持って、長い時間を掛けて熟成させる必要があります。

それをこの戦力差が非常に小さいJリーグで、

しかも正反対の戦術を取っていたクラブがいきなり方向転換して

上手いことを行くと思う人の方が珍しい。

ん?玉田元社長はそう思ったんでしょうね。ん?三木谷もそうか。

しょせん、フットボールに関してはニワカの経営者といったとこですね。

フットボールの歴史をもう少し勉強してもらいたいものです。

 

さてさて、現実的なフットボールに戻したロティーナですが、

次節以降が大事です。

松本さんの裏をかいた今節と違って、次は相手も今回のフットボール

対策を施して来ます。今回の戦術は都倉の強さ頼みであるため、

実は都倉さえ封じれば、攻撃の手を失うことになります。

ただ、その中でロングボールを使うことで中盤を飛ばすため、

キヨに自由度が加わったり、

藤田の速いボール回しは少し新鮮やったり、

ブルーノがらしさを少しづつ発揮したりと

次の矢はそれなりに垣間見ることが出来ました。

相手の対策が先か?次なる矢が生まれるのが先か?

今後が非常に大切になって来ます。

先発も含め、軌道修正したロティーナの手腕が試される時です。

間違っても元に戻さぬように、ポゼッションは捨ててくださいまし。