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セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【開幕節】 vsヴィッセル神戸 ~何となく予想通りの展開と結果。

いよいよ始まりましたね新シーズン。

ピッチ外はゴタゴタでもピッチはピッチ。

さて、今シーズンも行きましょう!

 

①スタメン

開幕節のスタメンはこんな感じ。

本当は3-4-3の3バックだと思いますが、

この試合は5バックがピタリと嵌った感じですね。

終始5バックだったため、3バックの欠点が出ることはないので、

本当に3バックが良いのかは今後、見極めが必要ですね。

試合的には5-4-1。で2列のラインで守る感じ。

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②結果

 セレッソ大阪 1 - 0 ヴィッセル神戸

  77分 山下(C大阪

 

③試合展開

日本版ギャラクシー軍団ことヴィッセル神戸

しかも蛍の移籍と言う面白い因縁もあって、

開幕ゲームとしてはフライデーナイトにも関わらず満員御礼。

注目度も含めて煌びやかな開幕戦を迎えました。

 

試合開始から構図はハッキリとしていました。

ボールをポゼッションして崩そうとする神戸と

徹底的な守備戦術でカウンター狙いのセレッソ

大方の予想通りの展開です。

開幕前に言ったと思いますが、

この時期はまだまだ戦術浸透度が低い段階。

しかも神戸が目指す戦術はかなりの熟成を要する戦術。

もう少し時間が掛かると思っていましたが案の定でしたね。

神戸は5月くらいになると、かなり面白そうですが、

イニエスタ、ビジャ、ポドルスキーがそこまで

揃い踏みするのか?が今シーズンを左右しそうですね。

 

さてさて、そんな感じで神戸が何度かセレッソゴールに

迫りますが、うんうん、ビジャもポドルスキー

まだ体にキレがないですよねー。

おかげで無理な突破や無理なシュートは逆に助かります。

体がキレてくるとめっちゃ脅威ではありますが。

 

逆にセレッソはわかりやすくボールを奪ったら、

前の3人だけでやり切る感じ。

あれだけ引いたら必然ですね。

 

5分 柿谷のシュート。ビジャから急にシュートシーン。

23分 奥埜の素晴らしいDFから達也、舩木とつないで、

   最後は宏太が頭で前に出したボールをそのままシュートも枠外。

 

なんかセレッソ陣内で睨み合いの展開。

時折、イニエスタの秀逸なパスはあれど、

その後の連携がないから何とか持ちこたえる。

そもそも神戸には高さがないから足元しかないもんなー。

よほど美しく連携しないと得点するのは大変だ。

 

ほんで後半も同じような展開ですが、

何となく神戸に手詰まり感が見えてきました。

この時点でセレッソの勝利か悪くてもドローは取れそうな感じ。

そんな雰囲気の中、63分に宏太OUTで都倉IN。

いやー札幌時代、都倉は本当に嫌な選手でしたが、

そんな嫌な選手が味方になるなんて心強いです。

高さがなかったこのゲームに初めて『高さ』が加わります。

そうそう、神戸だけでなくセレッソも高さがなかったんですよね。

Galaxy相手に同じテリトリーで戦っちゃいけません。

違うテリトリーに持ち込めば良いんです。

 

70分 柿谷が中央で相手DFを剥がすドリブルで突破。

   そのままフリーの都倉へパス。都倉のシュートは

   ほんまにわずかにポストを外れる。

 

ここ柿谷のドリブルも良かったですが、

その前のマイボールにしたシーンを覚えていますか?

ボランチの間で都倉が戻ってボールを奪っているんです。

その1連の流れから生まれたチャンス。

で、フィニッシュが都倉な訳ですから、私が大好きなプレーです。

この都倉で飯は3杯行ける!(笑)

ボビーほどの器用さはありませんが、今、FWに必要とされるプレー。

健勇⇒都倉だけでも価値が高い?

いやいやそんな野暮な話はやめとこ。しー。

 

 この辺りからややオープンな展開でセレッソもピンチを迎えますが、

総じてこういった試合は攻撃を続けていたチームより、

守っていたチームにゴールは生まれるもの。

これって万国共通です。

 

74分 ジンヒョンの素早いスローイングから舩木がフワッと

   DFを交わすパスを柿谷。スペースを得て生き生きしてた

   柿谷が次はゴール前のソウザへピンポイントパス。

   ソウザのシュートはまたもやわずかに枠外。

 

完全に勝ちパターンなのに決まらない。今日は勝運がないのか?

 

75分 それでも押せ押せの展開のセレッソ

   次はソウザ、柿谷、都倉、ソウザとつないで最後はソウザも

   相手DFに当たりゴールが決まらない。

 

その流れのCK。

 

76分 木本が手前で触り、そのボールを達也が押し込んで

ゴーーーーーール!!!!!!

 

流れから行くと一発目で決まる流れの割に苦労しましたが、

何とか先制に成功します。

このまま逃げ切って開幕勝利です!!!!

 

 

④雑感

正直、途中からこれは勝てるなーと思って観ていました。

ある意味、完全にセレッソのゲームだったと思います。

いや、正確に言うと神戸が理想を突き詰めている真っ最中で、

完成するまでは、相手は美味しい対戦相手かもしれません。

ただ、完成した時にはとんでもないチームになりますが(苦笑)

 

で、試合後の記事やコメント見てると

主力放出も不安なし!とかロティーナ采配的中!とか

なんか大絶賛のコメントが並んでしましたが、

フットボールってそんな単純じゃないですよね。

この試合は先に書いたように道半ばの神戸が勝手に自滅しただけです。

セレッソとしては逆に特筆するものはありません。

(細かい点は後ほどに)

単純に守り固めて、相手が攻めあぐねたとこを一刺し。

(しつこいようですが、一刺しまで4発は反省点ですよ)

守りのベースはユンさんが残してくれた遺産ですから、

ティーナもそれほど手を加えなくても良かったはず。

つまり、戦術が浸透していない神戸と正反対で

すでに戦術が浸透している守備陣。一日の長というやつです。

むしろ攻撃面でどうやるのかが難しさだと思います。

これは正直、まだロティーナの手腕は何も見ていません。

神戸が自滅したとこのカウンターですから、

監督の戦術とはそれほど関係ありません。

都倉投入が名采配?うん、素人でも思いつく采配です。はい。

故に、ロティーナ的にはアクションを起こす必要はなく、

神戸に対してリアクションをしていれば

勝てるゲームだったと思います。

(それが途中から勝てそうと感じてた空気だと思います)

だから、まだ何も見えていません。

これからだと思います。

幸いにも次も神戸とも引けを取らない巨大戦力の名古屋戦。

またもやリアクションで十分ですね。

ユンさんが残した守備陣はかなり強固です。

ティーナの手腕はどの試合からかな?

 

でも、やっぱり都倉はいいですよねー。

背は高いが高さを感じにくかった健勇より

明らかに高さと強さはあります。

もちろん健勇ほどの器用さは持ち合わせませんが、

その分ハートはセレッソらしくない熱いものがあります。

セレッソに違ったオプションを加えてくれそうですね。

 

柿谷はスペースが出来てからさすがのプレー。

元々、技術の高さは言うまでもない選手。

この選手はコンスタントにこれくらいのプレーを

続けることが彼に課された命題です。

1シーズン、コンスタントに働くことが出来ること、

たまに輝く選手にならないことが彼の命題です。

 

後、さりげなくソウザがボールを持つと必ず寄せて来る蛍。

さすが知り尽くしたDFです。

長居の見事なブーイングもgood!

良かったんじゃないですか?

それもフットボールの醍醐味。

そしてブーイングこそ敬意です。